第26回【忘れてもOK!完璧を目指すな!】
このLINEでは10月末までにはキリの良い所まで進めて欲しいとお伝えしてきました。
その目標に向けて頑張っているなら、今ごろ各参考書の2周目や、各科目の2冊目に取り組んでいるはず。
1周目に勉強していたのに「忘れた」ものがあることをネガティブに捉えていませんか?
今回は2周目や、2冊目以降の勉強のアドバイスです!
忘れるのは当たり前!ポジティブに成長を感じるべき!
1周目にしっかり身につけたつもりなのに、2周目に忘れていてショックを受けた経験はありませんか?
「わたしは記憶力が低い」
とネガティブになる人もいますが、「忘れる」というのは誰にでも起こりうること。
自分を低く見積もる必要は全くありません。
東大や国公立医学部に現役で受かる受験生だって、2周目ではまだ全然覚えていないのも普通ですし、
単語帳のような暗記物は3周しても4周しても覚えていないものが大量に残っているものです。
1周目は「知らなかった」問題も、2周目には「忘れた」問題になっていることも多いはず。
「知らない」から「忘れた」に成長していますよね。
その成長を意識しながら進めれば、メンタルが安定した状態で受験勉強を進めることができます。
参考書&問題集で完璧は目指すな!
過去問に入るまでに全科目全参考書を「完璧に解ける状態」「完璧に覚えた状態」にする必要はありません。
志望校の合格最低点を思い出してみましょう。
大学受験の合格最低点は、低い大学なら全得点の50%程度、高い大学でも80%を超えることはほとんどありません。
なので、基本的なことを完璧に習得しておく必要があったとしても、応用問題や発展的な知識の全てを完璧に理解して暗記しておく必要はありません。
2周目を終えた段階で70~80%、3周目を終えた段階で80~95%程度理解できているようなら、次の参考書に進むか、過去問に進むかで十分ということを覚えておいてください。
過去問演習をしながら知識の穴を埋める
過去問演習の目的は「問題形式に慣れること」「時間配分に慣れること」「知識の穴を埋めること」の3つです。
特に「知識の穴を埋める」のは全ての受験生が、受験本番ギリギリまで進める作業です。
まだまだ受験までは時間がありますし、参考書では覚えにくいと思って完璧にできなかった部分も、過去問演習をしながらの方が覚えやすいことがあります。
過去問演習の方が制限時間的にもプレッシャーがありますし、点数が具体的に出る意味でもプレッシャーがあるからですね。
逆に参考書だと過去問では出題のないような細かい内容まで書かれてあることもあるので、
完璧を目指しすぎず、そして忘れていることもネガティブに捉えることなく淡々とやるべきことを進めていきましょう。
まとめ
今回は「参考書の2周目以降を進めるときのアドバイス」をしました!
次回は受験勉強に必要な「スピード感」について解説します!お楽しみに!