第36回【共通テスト&滑り止め校を甘く見ないように!】
「共通テストは1月から勉強する予定」
「滑り止めは共通テストが終わってから勉強する予定」
と考えていませんか?
共通テストや滑り止め校を甘く見た結果、全滅してしまって浪人する人は毎年います。
そこで共通テストや滑り止め校も含めて、「いつから過去問を始めるのか」を解説しますね!
偏差値の高い高校&志望校ほど注意を
「共通テスト・滑り止め校は、5回もやれば十分!」「1か月あれば間に合う!」と甘く見てしまいがちなのは
- 偏差値の高い高校の生徒さん
- 志望校の偏差値が高い生徒さん
です。
ふだん受けているテストや模試よりは易しいかもしれませんが、実際に解いてみると意外と解けないことも多いものです。
偏差値が高い高校、具体的には60後半から70オーバーの高校の中には伝統的?に
「共通テストは1か月頑張ればどうにでもなる」
という雰囲気が漂っていることも多いですが、周りの雰囲気に流されないようにしてくださいね!
得意な科目に限れば1か月で足りる場合もありますが、苦手な科目はそれでは全然足りない場合もあります。
また偏差値の高い大学、旧帝大や東工大、一橋大、国立医学部などを目指している人は比較的、滑り止めの私立の過去問を甘く見がちです。
東大に受かる人でも早慶に落ちることはありますし、早慶やMARCHに落ちてしまったことで、不安を抱えた状態で国公立受験しなければならない人も毎年必ずいます。
滑り止めの過去問から学ぶこともあるので、過去問演習はサボらずにしましょう。
12月に入ったら共通テスト対策は始める&信頼するのは点数のみ
どれだけ勉強が得意な人でも共通テスト対策は12月になったら、全員が始めるべきです。
こちらも参考に!
東大や京大に受かるレベルの人でも12月には始めないと間に合わないことがあります。
過去問を淡々とこなしていき、3~5年分くらい連続で必要な得点を超えられることが確認できるまでは、サボらず続けましょう。
周りの空気に流されず、自分の過去問の点数だけを信頼して、演習量が足りているかどうかを判断するようにしてください。
10年分くらい解いて徹底的に復習をすれば、得意科目は必要な得点を取れる人が多いですが、全科目トータルの点数では満足いかない場合もよくあります。
今すぐにでも過去問演習を始めて、余裕を持つのは得点を見てからにしましょう。
もちろん滑り止めの私立大の過去問も演習が必要になることは忘れないように。
浪人生もライバル!
学校の友達が受験のライバルになるのはイメージしやすいですが、見たこともない全国の浪人生も受験で勝たなければならないライバルです。
すでに共通テスト系の模試で、満点近く取れるような浪人生ですら、20年分くらいセンターや共通テストの過去問、各予備校の模試問題集を解いています。
先を走っている浪人生が大勢いるという感覚を忘れないようにしましょう。
追いつくまでは止まらずに演習する必要があります。
まとめ
今回は「共通テストと滑り止め校を甘く見ないように」注意喚起しました!
次回は「マーク形式の過去問演習の注意点」について解説します!お楽しみに!