第37回【マーク系過去問演習の注意点】
共通テスト、私立の過去問を進めている読者の方も多いはず。
私立の過去問もマーク形式の問題になっていることが多いので、マーク系の過去問演習をする際の注意点について、解説します!
本番形式にできるだけ近づける
本番形式にできるだけ近づけて演習するのは常識。
共通テストやセンターの過去問を扱うときは、時間を計ってマークもしましょう。
本番会場で使う時計で時間を計り、必ずマークシートは印刷して解いてください。
※共通テストのマークシートは無料で手に入れられます。
マーク時間を加味しても解けないとならないですし、本番にマークミスしないように練習する必要があります。
問題用紙も印刷するのがおすすめ。
赤本などで解く時と余白の使い方が変わります。
さらに問題用紙にも解答を写して自己採点できるようにしたいですね。
入試本番では自己採点の点数を信用して出願する大学を決めるしかないので、マークミスをしたり、自己採点できない状態だったりすると、大ダメージを受ける可能性があります。
そしてそのダメージに気付かないまま受験を終えることも。
私立大過去問などマークシートを準備できない場合には、マーク時間を考慮して制限時間を5分程度短くして演習しましょう。
それで間に合わなければ、本番も間に合わないかもしれません。
大学HPにマークシートを置いていることもあるので、一応確認しておくといいですね。
迷った問題には印をつけておく
マーク形式の問題だと分からなくても正解することがありますが、演習の段階では「迷った問題」には印をつけておくのが重要です。
人間は自分に甘いもの。
本当は2択で迷っていたとしても、実力で正解したと思ってしまうことがあります。
全く迷ってすらいない「分からなかった問題」に対しても
「2択で迷っていて、逆側を選んでしまったから惜しかった」
と思い込んでしまうことはよくあるんです。
こういった甘さは成長の邪魔になるだけなので、甘くならないためにも、どれとどれで迷ったのか、確実に残す癖をつけましょう。
消してしまった選択肢が正解だった場合には、注意深く復習する気にもなるはずです。
過去問の解説が十分だと思わないこと
復習をするときには、赤本・黒本・青本の解説が完璧だとは思わないようにしてください。
赤本も1冊何万ページの超大作にはできないので、必要最低限しか解説はありません。
足りない分は自分で補足するのが当たり前。
どのような科目でも
- 資料集
- 教科書
- 参考書(網羅系、講義系)
- 辞書
- 文法書
などで確認する癖は必須です。
もちろん全てを確認するのは難しいので、優先順位と制限時間を決めて復習してくださいね。
優先度が高いのは「正答率の低い単元」、制限時間は「試験時間の2倍まで」を基準にするのがおすすめです。
間違えた問題とその答えを1対1で覚えるよりも、周辺知識も確認しつつ勉強する方が成長するので、1回の過去問演習から多くのことを学べる受験生になってくださいね。
まとめ
今回は「マーク系過去問演習の注意点」について解説しました!
次回は「勉強したつもりにならないように注意」というテーマで解説します!お楽しみに!