第44回【ラスト1か月の勉強法】
私立の受験が本格化してきましたね。
今回は国立、私立に分けてそれぞれの入試で注意すべきことを解説します。
国公立、私立受験共通で重要なこと
国公立私立に共通して大事なことが、「試験を受ける（過去問を解く）度に、自分の試験ルールを改善すること」です。
例えば、次のようなルールの改善をくり返しましょう。
- 試験終了何分前から見直しをするのか
- 各大問を解く順番はどうするか
- 昼休みなど試験以外の過ごし方はどうするか
他にも過去問演習や入試本番を経験して、気になった部分は自分の中でルールを決めて、それを毎回実行してみてください。
「いつも通り」を意図的に作り出せるようになると、落ち着いて試験に臨めます。
私立受験メインの人向け
次に私立受験メインの人向けのアドバイスが以下の3つ。
- 体調管理をしっかり
- 行き帰りも気を抜かない
- 周りに影響を受けない
1番大切なのは体調管理。
試験が続くと疲れで体調を崩しやすくなるので、早寝早起き、手洗い・うがい、マスク、バランスの良い食事、十分な睡眠など、基本的なことを徹底してください。
2つ目は試験会場までの行き帰りについて。
知らない土地に行く人は、事前に試験会場に行って道を確認しましょう。
それだけでも試験当日の不安事項を1つ無くせます。
当日は雪や事故などで交通機関が止まることも考慮して、余裕のあるスケジュールを組みましょう。
有名大学の場合は、予備校の応援団が会場周りにいるかもしれません。
1人で試験会場に向かうと、心細い気持ちになるかもしれませんが、そういうのも「あるもの」と思って、圧倒されないように。
そして試験後、早く家・ホテルに帰ることも大事です。
試験後は多くの受験生で混み合うので、公共交通機関が混む前にパッと出てすぐに帰ることを心がけましょう。
3つ目は周りの影響を受けないこと。
友達同士で「さっきのテストの難易度」「できた・できなかった」といった内容を話している受験生もいるかもしれませんが、できるだけそういった話を聞かないようにしたいですね。
また自分自身も友人とそんな話をして変な影響を受けないようにしてください。
国公立受験メインの人向け
次に国公立受験がメインの人向けのアドバイスが以下の2つ。
- 過去問の点数に一喜一憂しない
- 過去問対策は丁寧に
1つ目は過去問の点数について。
過去問は伸びることもあれば、下がることもあります。
本番で合格点を出すことが1番大切なので、一喜一憂せずに「弱点分析」とその「穴埋め」をコツコツと継続しましょう。
2つ目は過去問の取り組み方。
過去問の点数を見て不安になると、「できるだけ多く解く」という方針で進めたくなりますが、1年1年丁寧に解いて「丁寧に復習すること」を心がけましょう。
解いた量も大事ですが、復習で身につけた知識量が得点を底上げします。
過去問の点数が下がった年度も、身に付いた知識があれば、それでOK。
成長を実感しつつ進めるのが大事です。
ちなみにこの時期は参考書よりも優先度が圧倒的に高いのが過去問。
参考書をやる場合にも、「頭から順にやる」よりも「過去問でできなかった所を潰す」やり方がおすすめです。
まとめ
今回は「ラスト1か月の勉強法」について解説しました！
次回は「記述、面接、小論文の注意点」について解説します！お楽しみに！
