こんばんは!
学習塾STRUX塾長で、ストマガを監修している、橋本拓磨です。
さて、ここ最近はずっと休校措置中の過ごし方……なんて話をしていましたが、気がつけばもう新学期目前。いつの間にか春休み期間になっていますね。
休校期間も長くなり、終日勉強する日が続けば続くほど「飽きてきた……」「疲れてきた……」という人も出てきているのではないでしょうか。でも普段勉強している図書館や学校、公民館は空いていないし、そもそも外出もあまりしたくないし……なかなか家で集中できず困っている!という人もいるのではないでしょうか。
そんな中、家にいながら自習室を使えるシステムが話題になっています。
それが、「オンライン自習室」という制度。
今回はその「オンライン自習室」について、取り組みの事例と、実際に学習塾STRUXでやっている状況についてお伝えしたいと思います。
そもそもオンライン自習室とは?
オンライン自習室は、「Zoomなどのビデオ通話ツールに参加し、自分の勉強している様子を映す」システム。やっている場所によって細かく違いますが、自習室のように多くの人が参加して皆勉強をしている環境になっています。
オンライン自習室という制度自体は以前からいろいろな人が実施していたのですが、外出自粛や休校などの措置を受けてさらに注目されるようになっています。
学習塾STRUXでも昨年の夏頃から実施していたのですが、多くの人数がより効率的に使えるように制度を整えて、今年の3月からまた改めて運用しています。
オンライン自習室で本当に勉強に集中できるの?
たしかに、家で勉強するということ自体は変わらないので、勉強がほんとうにはかどるのか?というのは疑問に思うかもしれません。
ここではオンライン自習室のSTRUXでの活用事例を踏まえながら、「オンライン自習室で勉強ができるポイント」をまとめていきます。
オンライン自習室のポイント1:連帯感で「勉強しなきゃ」という雰囲気が生まれる
ひとつは純粋に、いろいろな人が同時に参加しているので「勉強しなきゃ」という雰囲気になるということです。
家で勉強をしているとどうしても、「ちょっと疲れたから休憩しよう」「ちょっと寝よう」とつい気が緩んでしまったり、スマホや漫画に手を伸ばしてしまったりするということが起こります。
しかし、オンライン自習室上では多くの人が画面越しに勉強しているわけですから、お互いに「見られている」意識があるわけです。
「見られている」と思いながら勉強することで、「やっぱりきちんと勉強しなきゃ」「あと少しだけ頑張ろう」という気持ちになります。
学習塾STRUXのオンライン自習室では僕がずっとこんな感じで見ていて、かつ僕自身も手元を映しているので……
ちなみに、うちのオンライン自習室のようす。まだ人は少ないですが、10時ー22時でフルで入ってくれている人も。僕も手元を写して、相互監視しています。
もっとたくさん参加してもらいたいですね! pic.twitter.com/FJhXC9YpR7
— 橋本塾長@STRUX塾長・高校生向け (@struxhashi) March 13, 2020
「橋本に見られている……」という感覚のまま勉強をすすめることができます(いやですね〜)。
学習塾STRUXのオンライン自習室ではそれだけでなく、入室時にチャットで「どの参考書をやるか」「何時から何時まで使って、何分に1回休憩するか」といったところを宣言してもらうので、その時間通りにきちんと勉強できているかを見ることができます。休憩が多かったりそれ以外の時間で退出したりしていると、「あれ、きちんと勉強できてるのかな?」というふうになるので、周期的に休憩ができているかを見る上でもすごく役に立っています。
あとは副次的な効果として、純粋に自分の様子が見られるわけですから、普段着とか散らかった部屋だと参加しづらいため、きちんと勉強の環境を整えた状態での勉強にもつながりますね。
オンライン自習室のポイント2:勉強のやり方や様子を見てもらえる
これはけっこううちの塾ならではなところもありますが、生徒さんには手元を映して勉強してもらっているので、勉強するときにどういう癖があるのか、どういう解き方をしているのかを見抜くことができます。
たとえば「単語を覚えるときに付箋をたくさん貼るタイプなんだな……」とか、「ただ眺めているだけだけどきちんと覚えられているかな」とか。場合によっては「もう30分くらいずっとこのページだからちょっと時間かかってるな、それか集中できていないのかな」といったこともわかるため、これを授業のタイミングでフィードバックすることで、「ほんとうに見られている」という意識とともにより具体的な勉強法の改善が可能になります。普段の授業などだとどうしても毎日の自習での勉強の癖はつかみづらいので、ここで勉強のやり方を見てもらうことも大事な役割です。
オンライン自習室のポイント3:スマホを触れない
スマホを使って手元を映すので、当然スマホは触ることができません。
もちろん目の前にスマホがあるのでなんとなく気になってしまう……というのは人によってはあるかも知れませんが、カメラ部分だけだしてちょっと隠しておいたり、通知を完全に切っておいたりすれば使いやすくなります。なにより途中でスマホを触ったり画面を触ったりしていると全部バレるわけですから、その点では勉強だけに集中できるようになっています。
ただけっこうスマホで手元を映すというのは至難の業なので、そういうスマホスタンドを開発したいですね。
オンライン自習室を活用する上でのポイント
学習塾STRUXでも生徒さんに活用してもらっているほか、調べれば色々なサービスが出てくる「オンライン自習室」。せっかくだし使ってみたい……という人は、どういうことに気をつけて使えばいいのでしょうか。学習効率を最大限高めるためのやり方をお伝えします。
やることを決めて、できれば宣言する
一番は、きちんとやる勉強を決めてから取り組むこと。せっかく画面の前で勉強をしていても、やることが決まっていないと結局どれからやるか考える時間が増えてしまい、集中できる時間が短くなってしまいます。
かならずはじめに勉強する内容を決めておいてから、その勉強を進めていくようにするのが一番です。一番良いのはページ数ややる時間まで決めておくことですが、そこまで具体的にしなくても、何をやるか、どの順番でやるかだけでも決めておくと良いでしょう。
そして、それをできればどこかで宣言することをおすすめします。STRUXの自習室のようにチャット上で宣言できなければ、TwitterなどのSNSで宣言するのも有りだと思います。保護者さんの力を借りて宣言するというのもアリです。第三者に宣言することによって、やらなければいけない、という意識が芽生えるのでおすすめです。
使う時間・休憩する時間をあらかじめ決めておく
せっかくオンライン自習室に参加しても、自分の都合や気分で適当に休憩をとっていてはあまり意味がありません。勉強時間や質を確保するには、あらかじめ何時間やるか、どのくらい休憩するかを決めておくことが必須です。
休憩は「50分につき10分」が最低限(もっと短くてもよい)入れるべきラインです。長時間勉強のコツについては別の記事でも話しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
今回は、「オンライン自習室」について細かくお伝えしました!学習塾STRUXでも生徒さんにはオンライン自習室をほぼ毎日開放して勉強を頑張ってもらっています。ぜひみなさんも、自分が集中できる方法で残り期間を乗り切ってくださいね!
さて、学習塾STRUXはいつでもオンラインでの無料体験&授業も実施しています。1週間勉強を管理してもらって、勉強できるか……というところを体験してもらうために、今回紹介したオンライン自習室についても体験できないか調整中なので、お楽しみに。あと土曜夜にはYouTubeライブを実施しているので、急に時間が出来て勉強で困ったことが……という場合はいろいろ聞いてくださいね!
それでは!
ライター:橋本拓磨
東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。
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