- 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。
この記事では、慶應義塾大学総合政策学部・小論文の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。
慶應義塾大学総合政策学部・小論文の出題傾向
慶應義塾大学総合政策学部の小論文は、2021年度は社会的諸問題について課題を捉えるための手法を本文から読み取り、実際にその手法を用いて図解を交えながら与えられたケースに対する改善策を800字程度で論述するというものです。また2020年度は、世界における民主主義の現状を述べた資料や図表を読み取り、与えられた問いに対して論述する問題でした。設問は4問あり、文字数は200字以内と400字以内が2問ずつでした。
出題形式や指定字数が頻繁に変更されるため、対策してこなかったような目新しい問題が出題されることもあり得ます。資料の読み取りや要約、意見論述といったすべての技術が必要となります。
慶應義塾大学総合政策学部・小論文の時間配分
慶應義塾大学総合政策学部・小論文の試験時間は120分です。小論文は構成を作らずに書き始めると、修正に余計な時間がかかって内容が不十分なまま試験を終えてしまう可能性があります。また、慶應義塾大学総合政策学部の場合は読み取る資料も長いため、論述に十分な時間を割いて合格点を取るためには読解にかける時間も最適化しなければなりません。
こうした戦略は入試本番でいきなり実践できるものではありませんので、模試や過去問で十分に演習を行い、試験の要領をつかんでおきましょう。特に慶應義塾大学総合政策学部の小論文は年度ごとに問題形式が大きく変わるため、試験が始まったらまずはどのような問題形式になっているかを確認しておくことが大切です。
学習塾STRUXではこれらの勉強計画を
□ 受験生の今の成績に合わせて
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オーダーメイドで作成して、計画の実行・改善まで毎日の勉強を管理します。
慶應義塾大学総合政策学部の小論文で必要な学力レベル
慶應義塾大学総合政策学部の小論文は長めの文章を読解して要約および意見論述を行う問題です。本文の趣旨から逸脱せず、具体例を示しながら論理的な文章を組み立てる練習が必要です。
レーダーチャート
ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、慶應義塾大学総合政策学部の小論文に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。
慶應義塾大学総合政策学部・小論文のレーダーチャートはこのようになります。
慶應義塾大学総合政策学部・小論文のレーダーチャートはこのようになりました。
総合政策学部という学部の特性上、社会問題に関する資料を読み取って論述や改善策を提示する出題傾向は今後も続くと予想されます。
直近の出題テーマ
慶應義塾大学法学部・テーマ文は民主主義・貿易・国際経済・同性婚・待機児童など社会問題に関する幅広い出題が見られます。国内・海外を問わず現代を取り巻く諸問題に目を向け、要点を簡潔に説明する習慣を身につけると同時に自分の意見を構築する練習も早い時期から実践しておくとよいでしょう。
慶應義塾大学総合政策学部の小論文が解けるようになるためのレベル別勉強法
ここからは、慶應義塾大学総合政策学部の小論文で合格点をとるための勉強方法をご紹介します。これから小論文の勉強を始める人は最初から順番に進めてください。あるいは基礎が仕上がっており、慶應義塾大学総合政策学部に特化していきたい人は途中から読み進めてもOKです。
小論文の基本を最短で習得するカリキュラム
小論文の学習では、まず文章執筆に関する基本的な作法を身につける必要があります。どのような文章なら点を取れるのか、また避けるべき表現や構成の注意点といった小論文の基本をここで習得しましょう。
- インプットスタディサプリ小論文入門
- インプットスタディサプリ小論文
- インプット大学受験小論文ルールブック
- インプット落とされない小論文
まずは「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、小論文の試験ではどのような内容が求められており、また採点基準としてどのようなポイントをマスターしておけばよいかといった入試小論文の概要を押さえましょう。
次に進むポイント
- 原稿用紙の使い方や文法上の注意点を理解した
- 小論文の書き方・文章構成の型に基づいて文章を書けるようになった
慶應義塾大学総合政策学部に向けてレベルUP
慶應義塾大学の小論文で合格点を取るためには、当然ながら文章の書き方を理解しただけでは不十分で、自分で文章を書く際に正しく実践できてこそ意味があります。ここからはより発展的な問題を解くことで、慶應義塾大学総合政策学部の小論文に太刀打ちするための武器を磨いていきましょう。
- 練習世界一わかりやすい慶應の小論文
- インプットちくま評論選
- インプット小論文これだけ!慶應・早稲田編
基本的な参考書を終えたら、慶應義塾大学の過去問や形式の似た他大学の問題で仕上げていきます。個別試験の問題傾向は大学によって大きく異なるため、実際に解いて解答のコツを掴みましょう。
- 過去問赤本(5〜10年分)
小論文は英語や数学などほかの科目に比べて市販されている教材のバリエーションが少ないものの、慶應義塾大学は専用の参考書が出版されているため活用必須です。入試で問われやすいテーマを多数収録した問題集で小論文の演習を行い、得点力を高めておくとよいでしょう。
直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。特殊な出題形式なので、学校や塾の先生に添削もお願いするのがおすすめです。秋以降は必ず総仕上げとして過去問を使っていきましょう。