第27回【スピード感を意識した演習を!】
10月に入ったので、そろそろ過去問演習を始めた人もいれば、過去問演習前のラストスパート中の人もいるはず。
どちらの場合も本格的な過去問演習に向け、「スピード感」を意識して勉強をすべき時期です。
今回は「スピード感」をテーマに解説します。
解ける人ほど時間が足りない
この公式LINEを読んでいるあなたなら、これまでに何度か模試を受けたはず。
今までは解けなくて暇だった模試も、解ける問題が増えれば逆に試験時間が足りなくなるのは「あるある」です。
成長している証拠なので、その感覚が出てきたら解くスピードを上げたい所ですね。
どれくらい速くなるの?
スピード感を掴むために、基準を知っておくのが大事。
例として、偏差値の高い受験生が「共通テスト」をどんなスピードで解くのか、共有しますね。
例えば、東大に余裕を持って合格する受験生だと、(国語以外の)全科目とも試験時間の半分~2/3くらいの時間で最後まで解き切ります。
共通テストの英語Rは80分のテストですが40分~50分で、試験時間が60分の数学2Bなら30分~40分で解く人も大勢います。
国語だけは例外で、速い人でも60分以上かかることが多いですが、それでも見直しの時間は十分ありますよね。
こういった受験生は、もちろん雑に解いているわけではなく、このスピードで解いても9割以上の得点を取ります。
自分の「周りの常識」のせいで「共通テストは時間が足りないもの」とか「速い人でも時間ギリギリ」と思いこまないようにしたいですね。
その思い込みがあるうちはスピードは上がりませんし、東大生が特別というわけではありません。
私立専願の受験生も学力が高くなると、受験で使う科目は同じくらいのスピード感で解ける人は大勢います。
全員が上述のスピードが必要なわけではないですが、速く解けるに越したことはありません。
スピードの違いは?
速く解ける人と、そうでない人の1番の違いは「悩む時間」。
例えば英語だと、単語や英文の構造でいちいち悩まない状態なら、試験時間中に1回も止まることなく最後まで読み進められますよね。
「速く走るイメージ」よりは「1回も止まらず歩き続けるイメージ」です。
英語に限らず他の科目でも同じイメージを持ち、悩む回数・時間を減らしたいですね。
【悩む回数・時間を減らすには?】
大事なことは3つ。
- 復習の丁寧さ
- 問題演習の量
- 時間を計って速く解こうとすること
復習は丁寧に進めていますか?
復習については次回配信で詳しく解説しますね。
問題演習の量は言わずもがな。
本番で悩む回数を減らすには、事前に似た問題で悩んで解決しておくしかありません。
さらに時間を計りながら解く訓練も問題集の段階からくり返しましょう。
のんびり演習するよりは「速く解こうとする」ことで悩む時間を減らすことができます。
「時間が足りない」と悩んでいる人は多いですが、速く解こうと練習している人は意外に少ないものです。
まとめ
今回は「スピード感」について解説しました!
次回は「丁寧な復習」をテーマに解説します!お楽しみに!