日本の最難関私立大学の一つ、早稲田大学。その中でも人気の社会科学部についての入試概要を紹介していきます。
早稲田大学社会科学部に合格できる!
学習塾STRUX独自の年間計画
ストマガを監修する学習塾STRUXでは、志望校に向けた年間計画を作成しています。
ある程度基本が身についている状態からスタートすると、早稲田大学社会科学部合格に向けた高3の1年間での勉強計画はこのようになります。
*スマホの場合は画面をピンチで拡大、PCの場合は画像をクリックで拡大表示できます。
▼社会受験の場合

▼数学受験の場合

早稲田大学社会科学部の入試では社会受験と数学受験のどちらかを選択可能で、社会を選んだ場合と数学を選んだ場合で勉強時間・内容が大きく変わってきます。
「数学を使うか・使わないか」によって全体の方針は大きく変わるので、数学を利用しない場合は、はじめから「英語」「国語」を最優先に仕上げるように高2など早い時期から勉強を始めておきます。
数学を使う場合、使う可能性がある場合は、まずは高1・高2から学校の授業に合わせてきちんと数学の演習を行い、高2のうちには基本的な問題は完璧にすべきです。
文系・理系それぞれの計画を示していますが、どちらの場合も原則として
・高3のゴールデンウィーク前にはすべての科目について習っていない範囲がない状態
・高3の9月には併願校の過去問演習
が最低ラインになります。
計画は1年間になっていますが、高1・高2の学校で習った内容は完璧になっていないとスタートラインにすら立てない、ということが起こります。 遅くとも高2から受験勉強を進めて、高2の秋以降は復習や苦手分野をなくしていくようにしましょう。
早稲田大学社会科学部合格に必要な勉強時間
早稲田大学社会科学部の必要勉強時間
学習塾STRUXで算出している「参考書リスト」では、早稲田大学社会科学部合格に必要な勉強時間は次のようになっています。
勉強時間の目安*学校の授業を活用し、高校基本から勉強する場合 | |
---|---|
文系:2135時間 | |
理系:2452時間 |
▼英語の勉強時間

▼国語の勉強時間

▼世界史の勉強時間

▼日本史の勉強時間

▼数学の勉強時間

▼総勉強時間(社会選択)

▼総勉強時間(数学選択)

それぞれの参考書に3周取り組んだ場合の目安時間で、実際は基礎の定着度合いや理解のスピードによって前後します。
1年間でこれらの参考書をやり切るとすると、1日あたり文系であれば5.8時間、理系であれば6.7時間の勉強が平均して必要です。3年生だけの勉強では間に合わないことがわかりますね。部活などをしているのであれば、高1から少しずつ勉強を進めておくのが賢明です。
早稲田大学社会科学部合格のための勉強法
ここからは早稲田大学社会科学部入試の具体的な攻略法をみていきます。各科目の簡単なポイントを紹介しているほか、基礎レベルからどの参考書をやればよいのか?過去問の傾向は?などの詳しい内容はリンク先にもあるので、必要な科目に絞りながら活用していってください。
早稲田大学社会科学部・英語の対策
早稲田大学社会科学部の英語は例年通りであれば大問5つ構成で、第1問が文法(正誤問題)、第2問が長文(空所補充)、第3問が長文(読解)、第4問が長文(読解)、第5問が長文(読解)となっています。
制限時間は非常に限られているため、それぞれの長文にかけられる時間は18分〜20分と短いです。さらに文法問題を10分程度で解くことになりますが、英語の正誤問題(誤った英語表現を含んだ部分を選ぶ問題)なので、消去法が使えないぶん正確な英語の文法・構文の理解が求められます。
先述の通り英語の点数が合否を大きく左右しますから、なるべく早く単語・文法を固めるのはもちろん、「英文解釈」の勉強も欠かさずやるようにすべきです。高校2年生までに基本的事項をおさえ、高3からは長文や複雑な英文を速く正確に読む練習を積み重ねていきましょう。
早稲田大学社会科学部 英語の対策
早稲田大学社会科学部・国語
社会科学部に特徴的なのが国語の出題形式です。ここ数年は大問2つの構成で、「現代文」と「現代文・古文・漢文の融合文」が出されています。
「現代文・古文・漢文の融合文」というのは、文字通り3つのジャンルをすべてまとめて出題するもので、「古文・漢文を例示しながらその評論をすすめる」という形式のものが多くなっています。設問内容も傍線部の指示内容・読解の問題から漢文の訓読、古文の解釈、助動詞の問題、そして古文の文学史と様々出されるため、古文・漢文の単語・文法やその周辺の文学史まできちんと対策していきましょう。
早稲田大学社会科学部 国語の対策
早稲田大学社会科学部・数学
早稲田大学社会科学部の数学は、基本的な設問が3つ。レベルとしては「青チャート」のコンパス4くらいです。しっかり演習を積み重ねてあれば少なくとも1つ〜2つは完答を狙える問題かつすべて記述問題ですから、途中式まで必ず書いてなるべく点を稼げるとよいです。そのために高2までには1A/2Bの全範囲基本的な問題は完璧にしておき、高3夏から演習できるようにしましょう。
私大の数学特有ですが本番は時間が足りないため、確実に解ける問題を見極めて解き始めることがポイントになります。最低1完答・2問途中式まで、もしくは2完答を達成したいところです。
早稲田大学社会科学部 数学の対策
早稲田大学社会科学部・日本史・世界史の対策
社会科学部入試は歴史(日本史・世界史)のみで、いずれも史料問題等も含めて4つの大問が出題されます。細かい知識も問われるため、これらを押さえるには「一問一答」と呼ばれる問題集で細かい単語を覚えていくことが重要です。
ただ、基本的に勉強するうえで重要なのはあくまでも教科書に書かれている歴史の流れをいかに正確に理解しているかです。こうした流れをおさえながらその中で細かい事項について覚えていくと、しっかりと理解しながら進められるため効率が良いでしょう。早稲田大学の入試では正誤問題など、正確な知識が問われるため、早い段階で基本事項をおさえ、抜け漏れのないよう本番まで詰めていくことが大切です。
早稲田大学社会科学部 日本史の対策
早稲田大学社会科学部 世界史の対策
早稲田大学の受験相談事例集
早稲田大学社会科学部の試験・出願・配点情報
早稲田大学の試験は言わずとしれた難問揃い。今回は社会科学部の「一般選抜」について解説していきます。
早稲田大学社会科学部の入試・出願について
一般入試 | |
---|---|
期日 | 2月22日 |
共通テスト | 不要 |
科目 | 独自試験:英語・国語・選択科目(世界史B・日本史B・数学1A2B) |
2020年度までは選択科目で「政治・経済」も選択可能でしたが、2021年度入試から廃止されているため注意しましょう。定員などは大きく変更されていないため、科目が減ったこと以外は例年と変わらず受験可能です。それ以外の変更点では、Web出願時に「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験を記入することになっていますが、これは合否に大きくかかわるものではないのであまり気にせずとも良いでしょう。
早稲田大学社会科学部の配点・科目
早稲田大学社会科学部の配点と目標点についてですが、他学部同様に基本的には得点調整が実施されるため、それを踏まえて計算していくことになります。学部によっては「全科目の得点調整」もしくは「選択科目間での得点調整」ですが社会科学部では後者の「選択科目間での得点調整」が実施されます。ですが、従来と配点は変わっていません。
配点・科目 | |
---|---|
外国語 | 50点 |
国語 | 40点 |
選択科目「世界史B」「日本史B」「数学1A2B」のいずれか | 40点 |
「地歴・公民型」「数学型」で分かれている商学部などとは異なるため、選択科目において得点調整がなされることになります。また、国語や選択科目に比べて英語の配点が少し高いので注意が必要です。
早稲田大学社会科学部の目標点数
合格最低ライン目安 |
---|
95/130点 |
目標点の例(社会選択) |
---|
英語:45/50点 |
国語:30/40点 |
社会:30/40点 |
合計:95点 |
目標点の例(数学選択) |
---|
英語:45/50点 |
国語:30/40点 |
数学:25/40点 |
合計:90点 |
過去2年の合格最低点は65%〜70%(選択科目の得点調整後)となっています。それ以前の年もおおむねこの振れ幅の中で推移しているため、得点調整のことも考えると全体で73〜75%程度の得点率を意識しておくとよいでしょう。科目毎の「受験者」平均点でいうと、英語が平均40%程度であるのに対し、国語は60〜75%、選択科目は社会で50〜60%・数学で25〜50%となっています。英語の平均点に比べ国語・社会の平均点が高いため、英語で点を取れるかどうかが差に繋がり、合否に大きく関わってきます。
社会(選択科目)に得点調整が働くため、基本的には調整されて素点よりも点が下がることになります。これを加味して考えても、基本的に合格最低点+5〜10点は狙っておくべきです。もう少し社会・国語が得意であればそこで多く得点をすべきですが、それよりも点数に余裕をもたせたければ英語で8割を狙うほうが点数の安定にはつながります。
数学で受験する場合ですが、他の学部と異なり社会科学部の数学はそこまで難易度が高くない3問で構成されているため、「1問完答・2問部分回答」で40点中25〜28点程度は狙いたいところです。
併願校・志望校変更 |
---|
共通テスト利用:東大など国立大学 |
おすすめの併願校:早稲田大学商学部・教育学部・人間科学部、明治大学 |
早稲田大学社会科学部はオーソドックスな入試形式で英作文もないため、併願しやすい入試スタイルになっています。
基本的には英語入試が「文法問題+長文問題」のシンプルな組み合わせで例年出題されている大学・学部を狙うべきです。ですので早稲田大学内であれば人間科学部、教育学部あたりがおすすめです。商学部も長文のみなので、多少レベルは上がりますが併願先としてはよいでしょう。レベルを下げた併願校としてもマーチレベルの大学であれば比較的どこでも受験しやすいです。
同系統の学部は比較的人気が高い傾向にあるので、ある程度下のレベルまで見据えておきたいところです。明治大学だと情報コミュニケーション学部や国際日本学部、法政大学人間環境学部、社会学部などがあげられます。日大や駒大、それより難易度の上がる成蹊大学などまで視野に入れておけると安心です。いずれの大学も最近は社会学系の学部を充実させていますから、自分の行きたい学部をきちんと選ぶようにしましょう。
早稲田大学の入試では、共通テスト利用入試も受験可能です。ただし早稲田大学の共通テスト入試は5教科7科目の受験が想定されているため、基本的には国立志望の人が狙うことになります。枠が少なく数学1Aや理科基礎も必須科目となるため、私大専願の人が共通テスト入試を利用するのは得策ではありません。
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