現代文の参考書使い方


【入試現代文へのアクセス】段階を踏んでレベルアップ!使い方&勉強法をご紹介!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

入試現代文の王道である「入試現代文へのアクセス」。河合塾が出版しているシリーズものの参考書です。

シリーズ構成は『基本編・発展編・完成編』。名の知られた参考書ですが、実際のところ「どのレベルが自分にあっているのか?」「全編こなさなきゃいけないの?」などの疑問を持っている人も多いと思います。

この記事では、「入試現代文へのアクセス」の使い方・「入試現代文へのアクセス」を使った勉強法をお伝えします。ぜひ、この記事であつかう基本の使い方を実践してみてください。

四ノ宮さん!現代文ってどうやって勉強すればいいんですか?!
突然どうしたのよ、マルオ君。
なにをやっても成績が上がる気がしないんです!社会のような暗記科目じゃないし、数学のように公式があるわけじゃないから勉強しにくいんです。
あらあら、受験生あるあるね。たしかに現代文は勉強方法を確立しにくい教科よね。
そうなんです。日本人だから感覚で解けると思ってたのに……。
ああらあら、その考え方も受験生あるあるね!現代文は感覚ではなくて論理的に解くもの。そこを間違えてはだめよ。
そうなんですか⁉…論理的に解くって言ってもどうすればいいか……。
論理的読解力を身につけるためにまず大事なことは、参考書選び!自分にあった現代文の参考書を使いましょう。

入試現代文へのアクセスシリーズの特徴とレベル紹介!

入試現代文へのアクセスシリーズの特徴をチェック!

まずは、概要を教えるわね。「入試現代文へのアクセス」の主な特徴として以下の3つがあるわ。
シリーズ3部作!
一貫した現代文ノウハウ<読解へのアクセス>!
丁寧な解説!
マルオ困った顔
マルオ:へぇ~なんか聞こえはいいけど……。もっと詳しく教えてください!
シリーズ3部作
3冊のシリーズもので、基本編→発展編→完成編という並び。自分のレベルにあったものからスタートして、段階を踏んでレベルアップできます。なので、『現代文読解に不安のある人』にとっても、『難易度の高い問題に挑んでブラッシュアップしたい人』にとってもおすすめの参考書です。それぞれのレベルの目安については後述しているので参考にしてみてください。
一貫した現代文ノウハウ<読解へのアクセス><正解へのアクセス>
<読解へのアクセス><正解へのアクセス>とは、読解・解答回答の際に心掛けるポイントのことです。本文中の言い換えや対比、設問の目の通し方など、現代文読解の際にキーとなる事項がまとめられています。数学でいう公式のようなものですね。
マルオ驚いた顔
マルオ:へぇー!公式だって?そんなものが現代文にあるなんてありがたい!
丁寧な解説!
「アクセス」の解答解説では、重要なポイントを簡潔に、しかし丁寧に正解・不正解の理由が述べられています。また、<読解へのアクセス><正解へのアクセス>を引用しながら解説してくれているので、問題ごとにどのように解けばよいのかが分かりやすくなっています。

また、「アクセス」には、解答の解説だけではなく、問題文についての解説もつけられています。本文の段落構成や本文中に出てきた重要語などがしっかりまとめられています。それらの解説を読み込むことで、本文の理解が深まるとともに、語彙力強化にもなります。

マルオ喜んだ顔
重要語がまとめられているのか。
そうよ。現代文は読んで終わりになりがちだけれど、重要語を吸収することでこれからの読解力にもつながるわね。

入試現代文へのアクセスシリーズの基本情報

ここではそれぞれの値段や習得にかかる時間をお伝えするわ!

入試現代文へのアクセス基本編の基本情報

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  • 料金
  • ¥1,007
  • 収録問題数
  • 16問
  • ページ数
  • 190
  • 習得にかかる時間
  • 16時間
  • レベル
  • 現代文の偏差値50前後から定期テストまで対応可能
  • 持ち運びやすさ
  • ★★★★★(手のサイズにフィット。薄め)
  • おすすめ度
  • ★★★★★(現代文読解の王道はこれ!)
難易度は易~標準。読解力が平均レベル(模試で偏差値50前後)からスタートして、定期テストレベルの試験対策もできる!テーマごとに例題が用意されているから学びやすい!読解の基本・重要語が習得できるわよ!

入試現代文へのアクセス発展編の基本情報

Amazonで詳細を見る

  • 料金
  • ¥1,007
  • 収録問題数
  • 16問
  • ページ数
  • 176ページ
  • 習得にかかる時間
  • 24時間
  • レベル
  • 定期テストからセンター試験・中堅私大レベルまで対応可能
  • 持ち運びやすさ
  • ★★★★★(手のサイズにフィット。薄め)
  • おすすめ度
  • ★★★★★(入試現代文の王道!)
難易度は標準~やや難。センターレベルからスタートして、中堅私大までレベルアップできるわよ!

入試現代文へのアクセス完成編の基本情報

Amazonで詳細を見る

  • 料金
  • ¥1,007
  • 収録問題数
  • 16問
  • ページ数
  • 187ページ
  • 習得にかかる時間
  • 24時間
  • レベル
  • センター試験から早慶レベルまで対応可能
  • 持ち運びやすさ
  • ★★★★★(手のサイズにフィット。薄め)
  • おすすめ度
  • ★★★★★(入試現代文の王道!)
難易度は、やや難~難。センターレベルからスタートして、早慶に対応できるまでレベルアップできるわよ!

こんな人におすすめ!チェックリスト

  • 問題を解いて読解の基本を練習したい!
  • 段階を踏んでレベルアップしたい!
  • 定番の参考書で勉強したい!
  • 現代文重要単語もおさえながら勉強したい!
  • センター試験・私大入試対策をしたい!
  • 記号問題・抜き出し問題・記述問題をバランスよく練習したい!
マルオ困った顔
でもでも、自分はどれから始めたらいいのかいまいちわからないです……。
そうね、下のチェックリストを見ながら、自分に合うものを選んでほしいわね。

レベル別おすすめチェックリスト

現代文読解の基本・コツを身につけたければ、基本編を何週もやることね。基本が身についてきたと思ったら、次の段階に進むのがいいわ。
マルオ喜んだ顔
なるほど!
問題形式についてだけど、全問に『選択問題・抜き出し問題・記述問題』が用意されているわ。記述のボリュームは、15~80字と様々ね。これは3シリーズに共通してるわ。

こんな人にはおすすめできない!チェックリスト

ただ、以下のような人にはあまりおすすめできないわ。他の参考書に取り組んでみましょう。
注意してほしいのは、『「入試現代文へのアクセス」は解説量が比較的少ない』ということと、『あくまで私大向けであって記述メインの国立対応にはあまり向かない』ということよ。

他にもおすすめの現代文の参考書を知りたいという人はこちらの記事もチェック!

戦略02 入試現代文へのアクセスの使い方・勉強法!

じゃあここからは、「入試現代文へのアクセス」の使い方について説明するわね。スタート地点のレベルとゴール地点のレベルによって使い方が違うから、そのような点も含めて解説していくわね!
マルオ喜んだ顔
お願いします!
基本的なステップはこの通り!

基本的なカリキュラムのステップ

1周目

Step1.
制限時間を気にせず、納得のいく解答ができるまで問題に取り組む
Step2.
答え合わせを行い解説を読む
Step3.
解説を読む中で、解説と自分の考えを比較する
Step4.
解説を閉じて、すべての問題で正解の選択肢になる理由を自分で自分に説明する

2周目

Step1.
時間を計りながら解く(20~35分)
Step2.
答え合わせを行い解説を読む
Step3.
解説を読む中で、解説と自分の考えを比較する
Step4.
正解できなかった問題や不安のある問題を重点的に見直す

Step1とstep2には、最低でも一日は間隔をあけましょう。1周目では納得するまで解説を丁寧に読み込み、2周目ではその解説を再現するような考え方で問題に取り組みましょう。

また、自分のレベルに合ったものからスタートし、最終的には目標レベルをこなしましょう。センターレベル・中堅私大レベルの試験対策をしたいのなら発展編まで、それ以上のレベルの試験対策をしたいのなら完成編までこなしましょう。

大原則は2つよ!
解くプロセスを大切にする!
正しく答えを導けるようになるまで取り組む!

この2つを守ることで、「アクセス」を最大限活用できます。『問題を解くとき』と『解説を読むとき』に、<読解へのアクセス><正解へのアクセス>を意識すると、読解のプロセスのポイントを一つずつ掴みやすくなります。

「読解へのアクセスのあの方法にあった解き方をしよう!」などのようにしっかり意識して取り組みましょう。また、同じ問題を間隔をあけて数回ずつ取り組みましょう。

マルオ困った顔
2、3回目以降は答えを覚えてしまうから、解いても意味がないんじゃないですかね~?

数回繰り返す目的は、読解のプロセスを身に沁みつけるため。答えを覚えてしまっていても、丁寧に思考のプロセスをたどることが大事です。

現代文の詳しい勉強法を知りたい!という人はこちらの記事もチェック!

 

戦略03 こんな使い方は要注意!使い方のコツ

ここからは、「入試現代文へのアクセス」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていくわ!

入試現代文へのアクセス 使用上の注意

戦略02であげた2つの原則を、もう一度思い出しましょう。

解くプロセスを大切にする!
正しく解答を導けるようになるまで取り組む!

これ以外にも、「入試現代文へのアクセス」だからこそ気をつけてほしいことがあります。

無理に次の段階に進もうとしない
受験勉強のためにアクセスを使う人のなかには、基本編からスタートして発展編・完成編をこなすという人もいるでしょう。注意してほしいのは、基本編が終わったからと言ってすぐに発展編にいかないということです。

読解のポイントやコツがある程度身についたと思ったら発展編に移りましょう。これは、発展編から始めるときも同じです。
「文章の内容が9割くらいは理解できた、また設問も8〜9割正答できた、という状態になったら、次に進んでいいわ!
自分のレベルに合ったものからスタートする
自分のレベルにあったものを購入して取り組みましょう。詳しくは以下の例に示すので見てみてください。
Aくんの例
自分の場合、基本編からスタートしました。1周した時点で、発展編に移ろうとしたのですが、あまり基本が身につけられていないと感じて2周してから発展編に移りました。
Bくんの例
現代文に特別な苦手意識をもっていたわけでもないので、発展編からスタートしました。しかし、思ったよりも難しく感じたので、発展編に取り組むのは一旦やめ、基本編から始めなおしました。そのあとに発展編に戻ったら、しっかりした演習ができました。

まとめ

この記事で押さえてほしいことはこれよ!
「入試現代文へのアクセス」は私大向けの参考書!
<読解へのアクセス><正解へのアクセス>を参考に、プロセスを大切にしながら勉強する!
自分のレベルに合ったものからスタート、ゴールとするレベルのものまで解く!
最後にもう一度、「入試現代文へのアクセス」を使ってほしい人のチェックリストをのせておくわね。
  • 問題を解いて読解の基本を練習したい!
  • 段階を踏んでレベルアップしたい!
  • 定番の参考書で勉強したい!
  • 現代文重要単語もおさえながら勉強したい!
  • センター試験・私大入試対策をしたい!
  • 記号問題・抜き出し問題・記述問題をバランスよく練習したい!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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