日本史勉強法

【共通テスト日本史】センター試験と問題傾向が違う!センター過去問は使える?

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センター日本史と共通テスト日本史で問題がどう変わるのか理解していますか?「資料を使った問題が多くなることは知っているけど、他の違いは知らないなあ……」という方も多いでしょう。

この記事ではそんな共通テスト日本史がセンター日本史からどう変わるのかと、センターの過去問が使えるのかを徹底解説いたします。

*この記事は第1回、第2回試行調査と市販の予想問題集の内容を元に作成されています。

センターと試験時間は変わらない

まず試験時間に関してですが、これはセンター試験と変わらず60分です。またセンター日本史は試験時間に対して問題量が少なく、基本的には解答時間が余るようになっており、共通テストになってもその点は変わりません。

試験時間はたっぷりあるので、落ち着いて1問1問ていねいに解くようにしましょう。

センターも共通テストも出題範囲は同じ

続いて出題範囲についてですが、こちらも共通テスト日本史とセンター日本史で違いはありません。具体的には以下のような出題範囲になっています。

大問 内容 配点 1 テーマ史(時代は問わない) 16 2 古代(平安まで) 16 3 中世(鎌倉〜室町) 16 4 近世(江戸) 16 5 近代(明治〜戦前) 12 6 近現代(明治〜戦後) 24

近現代の配点が多めではありますが、基本的には古代から現代までの歴史についてバランス良く出題されます。

センターと共通テストでは問題傾向が大きく変わる

共通テスト日本史とセンター日本史では問題傾向が大きく変わります。具体的な変更内容は主に以下の2点です。

  • 「知識力」重視から「読解力・思考力」重視の試験へ
  • 表・グラフ・図・資料を使った問題が大幅増加

まずセンター試験は「知識力」重視の問題でしたが、共通テスト日本史からは基本的な知識に加えて「読解力・思考力」が必要な問題に変更になります。その影響で図や表が提示され、それらの資料から解答に必要な情報を読み取り考察する問題が大幅に増えます。

以下で読解力・思考力が問われている問題例を見てみましょう。

読解力が必要な問題

共通テストでは日本史の知識が無くても図や表などの資料(史料)を読み取る能力さえあれば解ける問題が出ます。例えば試行調査では以下のような問題が出されました。

資料読み取り問題
この問題の答えは②ですが、お分かりの通り碑文の文章を読み取ることさえできれば、日本史の知識がなくても問題が解けます。日本史の問題というよりはむしろ国語の問題です。

思考力を重視している問題①:情報を組み合わせる問題

続いて受験生の思考力を問うている問題をご紹介します。例えば以下のような問題です。

資料読み取り問題答え:③

この問題の③にある上げ米の制とは、「大名から石高1万石につき100石の米を江戸幕府に上納させ、代わりに参勤交代の江戸滞在期間を半減させる」という政策。

学校では、「上げ米の制によって参勤交代による江戸滞在期間が半減して藩の出費が減り、大名が喜んだ」と習うと思います。そのため上げ米の制についての知識がある人には、3番は歴史的事実として正しい選択肢に見えます。

しかし今回の問題では「大名は江戸好き」という資料があります。この資料と「上げ米の制で江戸滞在期間が半減した」という知識を使うと、大好きな江戸に住める期間が減った大名は、「喜ぶのではなく悲しんだはずだ」という考察をすることができますね。よって③は仮説としては間違った選択肢となってしまうのです。

このように習った歴史だけを考えると一見正しそうなものでも、文脈や資料(史料)中の情報と組み合わせると正しくない、というようなことが起こるので注意しましょう。

思考力を重視している問題②:評価と根拠問題

評価と根拠問題

答え:③

「評価と根拠問題」はセンター試験にはなかったタイプの問題です。

共通テスト日本史では、学習指導要領で「歴史事象の評価を多様に解釈することをふまえ、学習すること」が求められていることを受け、「評価と根拠の組み合わせ」を選ばせる問題が出題されます。

このタイプの問題に必要なのは、「片務的最恵国待遇」といった基本的な日本史の知識と、論理的な評価と根拠の組み合わせを見つける思考力です。

知識力を重視している問題は大幅に減少

センター試験では知識力を重視している問題が多かったと最初に述べましたが、共通テストでは知識力「だけ」が必要な問題は大幅に減ります。知識力「だけ」が必要な問題とは以下のような問題です。

知識力問題
答え:②

センター試験ではこのように受験生が間違いやすい似たような単語をキチンと区別できているかを問う問題が非常に多かったです。共通テストからはこのタイプの問題はほとんど出ませんので、特別に対策をする必要はありません。

センター過去問も共通テスト対策に使える

センター過去問が共通テスト対策に使えるのか気になっている人もいると思いますが、センター過去問も共通テスト対策に使えます。その理由は、センター過去問は共通テストでよく出る「資料読み取り問題」の対策には向いていませんが、自分に抜けている知識を確認するのにはもってこいだから。

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もちろん予想問題集の方が、センター過去問よりも共通テスト対策により特化しているので、まずは予想問題集を解いて時間があったらセンター過去問にも取り組むという順番がオススメです。

センター過去問は基本的にはどの出版社のものを使っても構いませんが、必ず解説が充実しているかはチェックしましょう。問題を解いたあとは「分からなかった問題」と「自信が無かった問題」の解説をよく読み、教科書と資料集でその問題の関連箇所をチェックするのを忘れないこと!

共通テスト日本史問題集(執筆中)

まとめ

共通テスト日本史とセンター日本史の違いをわかっていただけましたでしょうか?

共通テストからは単純な知識問題が大幅に減少し、代わりに思考力・読解力が必要な問題が大幅に増加します。対策としては1問1答の単語帳を利用して知識を詰め込むのではなく、資料集を眺めたり、出来事の背景・影響などを意識することで読解力・思考力を鍛える勉強をするようにしましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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