学習塾STRUX編集部連載

休校期間で課題がたくさん!課題で合格できる科目&出来ない科目と向き合い方

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こんばんは!

学習塾STRUX塾長で、ストマガを監修している、橋本拓磨です。

 

GW直前になってきましたね!あんまりそんな雰囲気はないですが……

全国に緊急事態宣言が広がった影響で、休校になる学校も更に増えて、かつ学校によっては課題が追加された人もいると思います。そんな中で勉強を進めていくのもなかなか疲れてきた……という人が多いのではないでしょうか。

今回はこんな疑問が生徒さんから多く寄せられていたので、それについてお答えしていくことにします。

 

学校の課題だけで合格できますか?あと学校の課題が多くて他の勉強が出来ないので、両立の仕方を知りたいです。

 

課題が追加で出されたところだと本当に大変ですよね……。そうでなくても、普段から課題が多いようなところだと結構大変……ということもあるのではないでしょうか。

今回は、こういった「学校の課題」や「学校の授業」との付き合い方について簡単に触れていければと思います!

 

そもそも「学校の課題」、どこまでガチでやるべきか?

いちばん気になるのが、この休校期間で出されている課題をどこまで「ガチで」やるべきかどうか?ということ。

「いやいや、学校の課題はまじめにやらなきゃ!」という人は、それで全然問題ないです。今回読んでほしいのは、課題やらなきゃいけない気もするけど、でも受験勉強もしたいから、なるべく手を抜きたいな……なんて思っている人。

「課題や学校のテストをガチでやるべきかどうか?」のラインを簡単にお伝えしていきましょう。

 

課題・学校のテストを「ガチではやらなくていい」人

基本的には、「推薦を利用しない」人であればそこまで本気を出してすべての課題に取り組む必要はありません。

学校の課題は、学校の授業の進捗を確認するものであり、学校の先生側の都合が大きく反映されていますから、結構面倒に感じてしまうものも多いはずです。

さらに、基本的に課題はそれぞれの科目の先生が、それぞれの科目の習得に必要な「量」の課題を出しています(≠質・内容)。そのため、全体で見るとものすごく多くなってしまう、ということが往々にして起こるのです。

 

マルオ困った顔
だからあんなに課題が多いのか……

 

とはいえ、これはあくまで「ガチではやらなくていい」という基準。全くやらなくていいかというのは先生との関係性だったり課題の性質、また自分の性格というものにも関わってきます。

僕の場合はどうしても罪悪感が残ってしまい、課題を「まったくやらない」という判断が出来なかったため、なるべく時間をかけないようにしつつ課題を出すという方向にシフトしていました。

この方法については一番最後にお伝えします。

 

このように罪悪感であまりサボれない……という人は無理にサボらず効率よく課題をやるべきですし、そうでない人でも最低限は課題をやるべきです。というのも、入試改革で今年から多くの大学で「調査書」の提出が求められるようになっているからです。大学によっては合否判定には使わないというところもありますが、東京都立大学や筑波大学のように配点の1%〜5%程度を占めている場合もあるので、手を抜きすぎると痛い目を見ることにもなりかねません。

後述のように「役に立つ」課題もありますから、上手い対処の仕方を心得ていくようにしましょう。

 

ちなみにこれは学校のテストにも同じことが言えます。学校のテストは課題よりも如実に内申点に現れますから、課題以上に重要度が高くなる人・そうでない人の差が出ると思ってください。

 

課題・学校のテストをガチでやるべき人

反対に、ガチで課題に取り組むべき人、というところですが、課題に関していれば「ガチで」取り組むべきという人はあまりいないのが正直なところ。ぶっちゃけ出せばOK、という課題もありますし、そういう課題をガチでやってもあまり意味がない、というようなものもあります。文章を写す課題だったりなにか調べるレポート系の課題だったり、あまり入試に直結しない課題は、きちんと提出できる程度に整えれば十分内申をとれるからです。

むしろ指定校などの推薦が重要な人は、課題よりも定期テストにしっかり精を出すべきなので、課題に関してはある程度手を抜いて、むしろその分を定期テスト等の普段の勉強に回すほうが得策でしょう。

 

課題・学校の授業やテストだけで大学受験は合格できるのか?

さて、ここからが本題です。休校期間に課題がたくさん出ているからと言って、「じゃあ課題だけやってればいいか?」と言われると、答えはNOだと断言できます。

マルオ困った顔
まあ、そうだよね……

 

これはどんな学校であっても同じことです。理由はいくつかありますが……

  • そもそも志望校がみんな違うから、課題だけやっても志望校の対策にはならない
  • 課題やテストは入試を見据えているというより、普段の授業の定着度チェックだから問題の質・求められていることが違う

あたりが主に挙げられることでしょう。

もちろんすべてが「合格につながる」わけではないですし、「これだけやっていれば合格できる」はまず有りえません。高校1年生であってもこれは同じで、学校の授業以外でもできる勉強があればやっておくに越したことはないのです。とはいえ、学校の授業や課題の中には「むしろ積極的に活用してほしい」ものもあります。合格に寄与する授業・課題をお伝えしていくことにしましょう。

 

課題や学校の授業をフル活用したほうがいい科目

「課題だけでは合格できない」というのは事実ですが、「課題をやっておいたほうが合格につながる」「授業でしっかり理解すべき」というものはいくつもあります。

代表的なものが「数学」「物理」「化学」などの理数系科目。これらの科目は自学自習だけで身につけようとするとものすごく時間がかかってしまいます。数学1A2Bだけでも1300時間以上、数3まで含めると1800〜2000時間程度かかってもおかしくないです。インプット部分だけでも学校で済ませておけば、この内700時間以上を省くことができます。

もちろん、学校の授業が高3の夏前までに終わらないという場合も多いため、多少は予習が必要になることはあります。とはいえ、数学1A2Bを高2までに学校の授業+課題で完璧にしていた人と、高3になって慌てて復習し始めた人とでは、合格可能性は天地の差になるのは間違い有りません。

理系の人が学校の授業でしっかり身につけるべき、というのは言わずもがななのですが、文系の人も社会科目や共通テストでしか使わない科目ほど、学校の授業・課題に真面目に取り組むことをおすすめします。全く同じ理由ですが、やはり自分で進めるには時間がかかったり、優先度が下がってしまったりするためです。ぜひとも、学校の授業や課題をフル活用して覚えていくようにしましょう。

 

課題や学校の授業以外で基本的に進めたほうがいい科目

逆に、英語・国語はなかなか学校の授業や課題を活用しづらいです。数学などのように「分野ごとに解く」ことが可能な科目と異なり、英語や国語は「単語・文法→解釈→読解」という順番を踏まないと点が取れるようになりません。ところが学校の授業はどうしてもコマが限られているうえ、教科書を使いながら進めていくことが多いため、「文法」「解釈」「読解」を同時並行で進めるようにカリキュラムが組まれている場合が多いのです。

そうなると、文法が全て固まっていないまま解釈をやったり、読解をやったりとしているうちに、どんな文法をやっていたかが怪しくなってしまい、文法事項同士の関係性を体系立てて理解できないことになってしまいます。例えば古文の助動詞のどれが未然形接続で、どれが連用形接続でとか、英語の句と節の書き換えとか。古文の助動詞などは特に、文章で出てくるたびに扱うしかないので、それをどのくらい覚えないといけないのかもよくわからないという状態になってしまいます。

 

「文法」は名前の通り、文章を読む上でのルールですから、なるべく一番初めにまとめて取り組むほうが効率が良いのです。

そして往々にして、学校の課題ベースでやるとこれらの科目は「文章を写す」「とりあえず読む」というような課題になってしまいがちです。文法が完全に身についていない状態で読解の練習をしてももったいないですから、あまり役に立つ課題とはいえないです。

 

塾生にもよく話していますが、英語や国語はまず自分で文法を一通りインプットすべきです。スタディサプリの映像授業や文法の参考書(Evergreenのような分厚いものではなく、読み物としての薄いもの)を使って、きちんと文法を体系的に入れ直すことで、長文読解や英文解釈につながる知識になります。

 

こんな課題は「ガチでやるべき」&「やるべきでない」!

ここまでは「課題」「学校の授業」をごちゃまぜにしながら話していきましたが、最後に、休校期間で一番悩む「課題」について話しておきましょう。たくさん課題が出されて「せっかく時間があるのに、全部やると自分の勉強ができない……」なんて悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

ガチでやるべき課題とそうでない課題に分けて、今回はまとめて終わりにします!

 

「ガチで取り組んでほしい」課題

数学・物理・化学の問題集(理系/共通テストで数学使う人)

数学や理科の問題集の範囲が指定されていて、かつその中に共通テスト・入試で使う科目がある場合は、ぜひしっかり時間をかけてやりましょう。基本的にはやった範囲を復習して取り組む問題集になるので、きちんと解けばこれまでやった範囲の復習にもなりますし、どうせ入試までに完璧にしないといけない科目なわけですから、ガッツリ取り組んでむしろわからないところを潰しておくくらいのつもりで取り組みましょう。

赤神決め顔
理系科目はいかに学校を利用できるかが重要だ!

 

古文の品詞分解

品詞分解?と思うかもしれませんが、よくある課題に「教科書の予習」と題して教科書の文章をノートに写し、品詞分解と単語調べ、現代語訳までさせるというものがあります(英語にも似たようなものがありますね)。英語については簡単すぎる構文などもあり古文より時間がかかるのであまり推奨はしませんが、古文に関しては品詞分解はぜひやってほしいです。というのも品詞分解は問題集でもなかなか答え合わせができないですし、なかなか量をこなして取り組む機会がないからです。

品詞分解しつつ、「この助動詞は前が未然形だからこの意味だ」とか「この敬語は誰から誰への敬意だ」といったことを意識していくことをおすすめします。そうしてこれもわからないところは覚え直すようにしていきましょう。

赤神普通の顔
本文を写すのは時間がかかるからあまり本気ではやらなくてもよい。指定がなければ教科書をコピーしてやるのがおすすめだ!

 

習った文法範囲の問題集

英語であっても「Vintage」などですでに習っている範囲が復習として出ている場合はぜひやりましょう。単語帳も同様ですね。

 

理科・社会・数学の予習

これは余裕があれば&課題で出されていれば、かつ高校3年生限定ですが、数学・理科・社会はこの休校期間で進みが遅くなることが懸念されます。進みが遅くなり夏前までに終わらない範囲が増えると、入試勉強にも影響してきます。学校によっては予習しておいて、というふうに丸投げされている場合もあるようですが、そうした場合はスタディサプリやTry-ITなどの映像授業と学校のワークを併用しながら少しでも予習を進めておくようにしましょう。

特に2次試験で使う科目に関しては、夏前までに全範囲一通りやったことがある状態にしておくのがマストです。積極的に予習をしておくべきでしょう。

 

「ガチで取り組んではいけない」課題

本文写し

まあこれは拙著「現役東大生が伝えたいやってはいけない勉強法」でもガッツリと書いていたことです。本文を写してこい!という課題ほど無駄なものはないので、教科書をコピーして貼るのが許されていればそれで、なかなかそうも行かなければテレビを見ながらやるなどして気分転換に使うようにしましょう(僕はほとんどコピーしていたんですが、どうしても写さないといけない、というものは日曜日の夜にテレビみながらやっていました)。

習っていない・完全に忘れている範囲の問題集

問題集を解くのなら意味があるんじゃない?と思いがちですが、解けない問題集を解いても意味はないですから、試験で使うのであればさきに復習や確認をしてから問題集を解くようにし、そうでなければ(最悪答えを写すような感じで)軽く解く程度にしておくのがいいでしょう。

 

リサーチ系・レポート系の課題

レポートなどはついつい興味を持ってどんどん調べてしまう……という人もいると思いますが、時間をかけすぎるのはやめましょう。もちろん趣味の一環として時間を割くぶんにはいいのですが、これで勉強時間が減っては本末転倒です。レポート系のものは「出せばOK」なものがおおいので、なおさら本腰を入れすぎず、効率よく進める意識を持ちましょう。

 

「ノートまとめ」の課題

ノートまとめは復習になるじゃん!と思う人もいるでしょうが、これも時間がかかる割に定着しないものの一つです。同じノートを使って復習するなら同じ時間問題をときまくるほうが圧倒的に効率的です。復習は映像授業などを使いつつ、まとめるとしても教科書などに書き込むだけで大丈夫です。まとめたノートを出せ!と言われたときもそうした気づきを中心に、色分けなどなるべくこだわらず出すようにしましょう。

 

人によって違うから、要注意。

ここまでけっこう「こんなこと言っていいの?」なんてところまで入れましたから、学校の先生には怒られそうですね。ここで伝えたかったのは、「課題はすべてが無駄、というわけではない」ということ、そして「学校によってぜんぜん違うから、自分でやるべき勉強はきちんと進めるべき」ということです。課題だけでは合格できませんが、課題が合格につながることもあります。やるべきこと・やるべきでないことをきちんと見極めて、今後の休校期間も効率よく活用しましょう。

 


 

さて、今回は「休校期間の課題の活用法」についてお伝えしました。「この課題はやるべきですか?」とか愚痴とかあればツイッターで教えて下さいね!

 

さて、学習塾STRUXはいつでもオンラインでの無料体験&授業も実施しています。無料体験で課題についても、それ以外にやるべき参考書についても解説しているので、ぜひお気軽にご相談ください!

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それでは!

 

ライター:橋本拓磨

東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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