世界史勉強法


【共通テスト世界史】1点でも多く取るための解き方・暗記のコツ!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、共通テストの問題変更が予定されています。2024年度共通テスト終了後記事も順次更新しますが、しばらくは古い情報も含まれますのでご注意ください。詳しい変更点はこちらの記事をご確認ください。

みなさん、共通テスト世界史の対策は順調ですか?この記事を読めば「共通テスト世界史で1点でも多く取りたい!」「解き方のコツはないの?」「単語暗記が苦手….」といった悩みが解決します。

*この記事は、過去の共通テスト、第1・2回試行調査、市販の予想問題集の内容を元に作成されています。

共通テスト世界史の解き方のコツ1:史資料と問題文を分析しよう

共通テスト世界史はセンター試験と違って、歴史の資料が問題に多めに盛り込まれています。

共通テスト世界史とセンター世界史の詳しい違いを知りたい方はこちら!

実は共通テスト世界史には、資料と問題文を分析すれば、世界史の知識がなくても正解にたどり着ける問題が多くあります。例えば試行調査では、以下の問題が出されました。

資料読み取り問題

この問題は「三権分立」という世界史の知識を知っている人には簡単です。しかし、最悪知識がなくても、答えを推測できます。

まず、空欄ウ付近の文章を読むと「ローマ国制についての理解が受け継がれていき、その影響がアメリカ合衆国憲法などに空欄ウとして表れている」ということが書かれています。

ローマ国制の影響がアメリカ合衆国憲法などに空欄ウとして表れているのか!でもローマ国制ってなんだ?
マルオ君、ローマ国制についても資料にヒントが書かれているぞ!

資料の第1段落を読むと、ローマ国制について書かれているのが分かります。

特に2行目から5行目にローマ国制についての要約が書かれており、その内容は「コンスル、元老院、民衆という3者が互いに協調や牽制をしあって勢力を均衡していた」というもの。

ここで選択肢を見ると、選択肢①②③は資料の内容とあまり関係なさそうですが、選択肢③には「立法・司法・行政という3つのものを異なる3機関が持ち、権力の均衡を図った」という内容が書かれています。

資料の内容となんか似ているな!つまり正解は③だな!

このように共通テスト世界史では、世界史の知識がなくても答えを推測できる問題が出題されます。分からない問題があったときは、資料と問題文にヒントが隠されていないかを考えましょう。

共通テスト世界史の解き方のコツ2:消去法を使う

知っている単語やそれっぽい内容が書かれた選択肢を見ると、その選択肢を選びたくなります。

しかし、その選択肢を選ぶ前に、必ず残りの選択肢は本当に正解じゃないのかを確認しましょう。

例えば以下の問題を解くときを考えてみます。
消去法問題

この問題は、テミストクレスが活躍した時期、すなわち「ペルシア戦争の時期のアテネ」について述べた選択肢を選ぶものです。

ペルシア戦争といえば「軍船の漕ぎ手として下層市民が活躍した」ことが有名なので、パッと見は④が正解そうですが、本当に残りの選択肢は誤りなのかを必ず確認しましょう。

まず選択肢①は南北戦争の時のアメリカの話、③はヒッタイトの話なので明らかに誤りです。

そして②はアテネの話ですが、これはソロンが活躍したころですのでペルシア戦争以前の話ですね。やはり答えは④のようです。

答え:④

このように、それっぽい選択肢があっても「他の選択肢が本当に正しくないのか」を確認することで、ひっかけ問題に騙されません。

「正解以外の選択肢が不正解であることを確認する」という作業は、試験本番だけでなく普段の勉強でも大事です。

ある問題で正解をひとつに絞りきれなかった時は、「該当問題の知識が不足していた」ということ。

共通テストでは、以前出題された問題が文章や選択肢を変化させて出題される可能性が高いです。1度出された問題は次は必ず正解できるように必ず復習しましょう。

例えば先ほどの問題で、②の選択肢が「なぜ不適切なのか」を説明できない場合は、アテネについての知識不足であるといえます。必ず教科書などでもう1度アテネについての知識を確認し直しましょう。

世界史知識の暗記のコツ

最後に、世界史知識の暗記のコツをご紹介します。そもそも暗記には以下の3種類があります。

  • 単語暗記(「ベルサイユ条約」といった単語を覚えること)
  • 単語の内容暗記(「ヒッタイトははじめて鉄器を使用した」のように単語の内容を覚えること)
  • 年代暗記(「ベルサイユ条約は1919年」といった出来事が起きた年代を覚えること)

共通テストで必要になのは「単語の内容暗記」です。「単語暗記」「年代暗記」は共通テストではそれほど使わないので、ここでは「単語の内容暗記」のやり方を紹介します。

単語の内容を覚える際は、単語の内容だけでなく単語の背景や影響まで覚えましょう!

例えば、アテネの「ペルシア戦争」でいえば、「ペルシアと戦った理由」「戦いの結果に起こった事柄」まで覚えます。

単語の内容は単独で覚えるよりも、別の言葉がら関連付けた方が記憶に残りやすいです。

例えば「friendly」という単語の意味を覚えるときは、「friendly」は「friend」の派生語であることを知っていた方が覚えやすいですよね。

まとめ

今回のポイントはこの3つだ!
  • 史資料と問題文を分析する
  • 消去法を使う
  • 暗記の時は単語の背景や影響まで覚える

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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