共通テスト世界史の問題には4つのパターンがあることをご存知ですか?共通テスト世界史の問題傾向をしっかりと理解し、その傾向に合わせた勉強をして本番で高得点を狙いましょう。




*この記事は第1回、第2回試行調査と市販の予想問題集の内容を元に作成されています。
共通テスト世界史の設問構成と出題範囲
共通テスト世界史はセンター世界史と同じく、大問数は4であったり6であったりと毎年変わります。配点はほとんどが1問3点です。各大問では「戦争」「文化の繁栄」といったひとつのテーマに沿った全時代にまたがる問題が出題。
ちなみに第2回試行調査ではこのような設問構成でした。
出題範囲に関しては、特定の時代や地域が聞かれやすいといったことはないため、どの地域・時代もバランスよく勉強する必要があります。

共通テスト世界史では全部で35個程度の問題が出されますが、その問題は大きく分けて次の4つに分類することができます。
- 正誤問題
- 穴埋め問題
- 史資料問題
- 時代並び替え問題
正誤問題は2種類ある
共通テスト世界史の問題の大部分を占めるのがこの「正誤問題」ですが、2つのパターンに分けることができます。
パターン1:「正しい(適当な)ものを選べ」「誤っているものを選べ」
このようにある出来事や用語に対して、正しい(適当な)選択肢を選ばせる問題が1つ目のパターンです。基本的な世界史の知識しか問われず、共通テスト世界史の中で最も簡単な問題のひとつといえます。



パターン2:正誤組合せ問題
正誤問題のもうひとつのパターンが「正誤組合せ問題」です。例えばこんな問題が出ます。
こちらも基本的な世界史の知識があれば解けますが、bの選択肢でいうと「法顕」「中国からインド」「仏国記」のうち一箇所でも間違いがあれば、その選択肢は「誤」になるので難易度は若干高めです。
問題を解くときに「ある単語と他の単語の内容が混ざってしまって間違える」ということが良く起こるので気をつけましょう。
穴埋め問題
「穴埋め問題」は文章中にある空欄に当てはまる内容を答えさせる問題です。例えばこんな問題が出ます。
このタイプの問題も基本的な世界史の知識があれば解くことができます。共通テスト世界史ではあまりない6択問題などが出されることが特徴です。


史資料問題は共通テストから増加
センターと共通テストの違いのひとつが「史資料を使った問題の増加」です。
センター世界史と共通テスト世界史の詳しい違いはこの記事をチェック!
史資料とは「地図・写真・グラフ」などのことで、たとえばこんな問題が出たりします。
こちらはセンター世界史でも良く出ていた「地図上の場所と地名・国名の組み合わせを選ばせる」問題です。このタイプの問題を苦手とする人は多いですが、その理由は普段の勉強では、ついつい地名だけを覚えて場所を覚えていないということが起こりがちだから。
共通テストではこの地図問題が出る可能性が非常に高いので、日頃から地名(国名)と場所を一緒に暗記しておきましょう。
資料問題には他にもこんな問題があります。
共通テストではこういったグラフや表から情報を読み取ることを要求する問題も良く出ます。そんなに複雑なグラフは出ないので、じっくりと資料を見れば解答に必要な情報を読み取れるはずです。
時代並び替え問題は苦手な人が多い
地図問題と同じく苦手な人が多いのが、この「時代並び替え問題」で全体のうちの1、2問をこれが占めます。この問題は歴史の流れを覚えていれば解けるのですが、単語だけを暗記するような勉強をしていると解くことができません。
対策としては「出来事どうしの繋がりを意識しながら勉強する」ことが挙げられます。
共通テスト世界史の対策
共通テスト世界史の問題パターンが分かったら、次は共通テスト世界史の対策方法について解説します。
先ほど問題パターンを4つ紹介しましたが、結局どの問題も基本的な知識世界史の知識が身についていれば解くことが出来ます。


ですので、基本的には教科書で太字に書かれている単語を覚えていくのが1番良い対策になります。その際に大事なのが「基本的な知識の内容と出来事の原因や影響」、また「出来事同士の繋がり」といったことに重点を置いて勉強すること。
出来事の原因や結果を常に意識することで、その出来事が実は他の出来事と繋がっていたということが分かり、出来事どうしがドンドン結びついていきます。こうやって勉強していくと、出来事が他の出来事と関連づけられているので記憶に残りやすくなり、また時代並び替え問題も解けるようになります。

まとめ


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