- 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。
この記事では、関西学院大学地理の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。
関西学院大学・地理の出題傾向
関西学院大学の地理は例年5題構成であり、形式は選択問題がメインとなっています。内容は系統地理、地誌がバランスよく出題されています。
関西学院大学地理の各問題の特徴
大問構成はこのようになっています。
- 第1問 選択肢問題
- 第2問 選択肢問題
- 第3問 選択肢問題
- 第4問 選択肢問題
- 第5問 選択肢問題
各大問には小問が10題あります。ほとんどが選択問題ですが、「誤りを含むものがどれか」という問い方が多いのが特徴です。
関西学院大学地理の時間配分の例
関西学院大学の地理は60分。例年の傾向から論述問題がないため、解く順番はそれほど意識せず試験が始まり次第最初の大問からどんどん解いていく方針でもよいでしょう。得意不得意がハッキリしている場合は、得意な問題からでも構いません。大問数が多く、1つの大問に充てられる時間が限られているため、分からない問題がある場合は飛ばして先に進む力が要求されます。こうした戦略は日頃の学習できちんと練習せずに本番でいきなり実行できるものではないので、模試や過去問を使って試験の要領をつかむ練習をしておきましょう。
時間配分の例
00:00 | 第1問 選択肢問題(12分) |
00:12 | 第2問 選択肢問題(12分) |
00:24 | 第3問 選択肢問題(12分) |
00:36 | 第4問 選択肢問題(12分) |
00:48 | 第5問 選択肢問題(12分) |
大問1つに当てられる時間は12分。各大問それぞれ10個の小問があるため、一問あたり約1分で解かなければなりません。時間不足に気をつけて素早く解いていきましょう。
学習塾STRUXではこれらの勉強計画を
□ 受験生の今の成績に合わせて
□ 受験までの日数に合わせて
□ 受験生それぞれの得意・苦手に合わせて
オーダーメイドで作成して、計画の実行・改善まで毎日の勉強を管理します。
関西学院大地理で必要な学力レベル
図や表が各大問でよく見られるため、普段勉強する際も資料集を用いて内容理解を深めていきましょう。
レーダーチャート
ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、関学の地理に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。
関西学院大学のレーダーチャートはこのようになります。
関西学院大学の地理のレーダーチャートはこのようになりました。毎年系統地理と地誌がバランスよく出題されています。また、過去問で時間配分の練習もしておきましょう。
系統地理
系統地理はレベル5。教科書レベルのインプットを確実に行っておきましょう。図や表の説明文なども理解できているとなお良いです。
地誌
地誌はレベル5。こちらも教科書レベルを確実に理解しておきましょう。地図帳とともに理解するのは必須です。
選択肢問題
選択肢問題はレベル4。一般的な選択肢問題がメインの形式になっています。誤りを含むものはどれか」という問われ方が多いので、この形式に慣れる必要があります。普段から不正解の選択肢がなぜ不正解なのかを意識して演習をするのが大事です。
論述問題
例年、論述問題の出題はありません。
関西学院大学地理が解けるようになるためのレベル別勉強法
ここからは、関学の地理で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから関学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。
地理の基本、歴史の流れ=通史をなるべく早く身につけるカリキュラム
地理が「苦手!」という場合は、まずその苦手を払拭するため、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。
チェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。
- 系統地理スタディサプリ高1・高2・高3地理
- 地誌スタディサプリ高1・高2・高3地理<地誌編>
- 系統地理村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編
- 地誌編村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編
まずは「スタディサプリ」などを活用し、地理の全体像をつかみましょう。
本格的な勉強は高校2年生の後半から始めれば問題ありませんが、それまでにスキマ時間などで読んで地理に親しんでおきたいところです。
学校の授業進度も適宜確認するのがポイント。受験学年の夏休み前までには浅くでも構わないので一通り学習し終えた状態にすべきです。
なお、いきなり一問一答で演習すると単語の丸暗記になってしまい、体系的な理解にはつながりません。映像授業などの付属の問題は必ず解き、学校で配られているのであれば穴埋め形式の問題集も解いておくようにしましょう。
次に進むポイント
- 地理の「系統地理」「地誌」の内容を理解できた
- 細かい単語は覚えていなくても、地理で起こる事象の関係性を理解できた
- 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた
関学大入試の問題を解けるようになるためにレベルを上げていこう
関学大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解だけでなく理解したことを問題を解く際に実践できることが大前提です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。
演習量を増やすため、共通テストやセンター試験の問題も活用するとよいでしょう。
- 選択肢問題駿台短期攻略共通テスト地理B
- 選択肢問題センター試験過去問
次に進むポイント
- センター試験の過去問を解いて、解説が全て理解できる
- 論述問題の基本的な考え方・目の付け方がわかる
関西学院大入試で合格点を取るための地理の総仕上げ
ここまでの学習で標準的な問題は身についたので、あとは関学入試に向けて絞り込んでいくだけ。ここまで身につけてきた典型問題は確かに重要ですが、それだけでは合格点に達するのは困難です。基本的知識を頭の中で整理しなおし、うまく組み合わせて問題を解く力をつけるために入試レベルの問題演習をこなしていきましょう。
基本的な参考書を終えたら、関西学院大学の過去問や形式の似た他大学の問題で仕上げていきます。特に特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識していきましょう。
- 過去問赤本(5〜10年分)
直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。