「共通テスト物理の予想問題を解きたいけれど、たくさんありすぎてどれを選んだらいいかわからない……」
そんなお悩みをお持ちの受験生の皆さんに、使える予想問題をご紹介します!
入試対策をしようと思った時に、最も力になると思われるのはやはり過去問です。
しかし共通テストは始まったばかりでまだ過去問が少なく、過去問だけでは演習量としては物足りないと感じているのではないでしょうか。
そんな中、演習の量を積むのに役立つのが予想問題です。
しかし世の中には予想問題がたくさんあってどれが良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はそれらの中からおすすめのものを厳選して2冊紹介します!
共通テスト実戦模試
「共通テスト実戦模試」シリーズの物理は、2023年度本試験・追試験、2022年度本試験(第1日程・第2日程)に加えてオリジナル模試が5回収録されており、各出版社が出している予想問題の中でも特にボリュームが充実しています。
また解答解説も丁寧なので、自分で学習を進めるのに最適な一冊となっています。
大学入学共通テスト実戦問題集 物理
「共通テスト実戦模試」シリーズだけでは問題量が足りないという方は、「大学入学共通テスト実戦問題集 物理」シリーズがおすすめです。
本書では共通テスト本試験2回分に加えてオリジナル予想問題が5回分収録されています。
「共通テスト実戦模試」と共通テスト本試験分被ってはいますが、5回分ずつ追加で演習することができます。
さらに解答解説では問題の背景にある考え方や知識まで解説されているので、追加の演習を重ねたいという人におすすめです。
物理以外の科目の予想問題も一緒に購入したいという場合は、全科目分の問題の入ったパックがお得です。
予想問題のおすすめの使い方
予想問題は、ただの問題集と異なり、本番を模した出題がなされます。
そのため、本番と同じ時間や形式で解いてみるのが有効な使い方となります。
ここからは、具体的にどういった使い方をするべきなのか確認していきましょう!
- 1年分解いてみる
- 採点をする
- 解説を見て間違えた部分を確認する
- 目標点まで上げるためのアクションを起こす
STEP1:1年分解いてみる
自分が現時点でどれだけの点数を取れるのかを確認したいところです。
そこで、タイマーを使って60分間で1年分解いてみましょう。
この際、出来る限り解答用紙を用いてください。
共通テスト本番でマークミスをしないため、またマークの時間も考えて問題を解くためです。
解き終わっていないのに時間切れになってしまった場合には、時間オーバーで解けるところが増えるのであればペンの色を変えて解きましょう。
STEP2:採点をする
次に自己採点をして点数を記録してください。
この際、色を変えて解いたところはカウントしないようにしましょう。
現時点で目標点まで何点足りていないかを自分で認識することが重要となります。
STEP3:解説を見て間違えた部分を確認する
点数をつけたら、自分が正解した問題も含めて解説を全て読みます。
そして「解説を読んだ後、解説を閉じて間違えた問題を自分の手で解きなおす」という作業を行ってください。
同じ問題をもう一度解いたら必ず満点が取れる、と言えるようになるまでこれを繰り返すようにしましょう。
さらに間違えた問題にバツ印を付け、その問題の類題を解くようにしてください。
それからしばらく時間を置いてバツ印の問題を解きなおしましょう。
この際、自分の点数の推移が分かるように記録してください。
STEP4:目標点まで上げるための対策を行う
ここで一度予想問題から離れ、目標点まで上げるためにどういった行動を起こせばいいのか計画します。
具体的な内容は、以下の記事を参考にしてください。
ここまで実行できたら、STEP1に戻って、予想問題をもう1年分を解いてみましょう。
ゴールA:全部解き終わる前に目標点に到達した場合
以上を繰り返して、全部解き終わる前に目標点まで到達できた場合、ひとまず予想問題を購入した目的は達成できたことになります。
しかしより共通テストの形式に慣れるために、もし余った問題があれば最後までSTEP1~3を続けてください。
ゴールB:目標点に到達しないまま全て解き終わってしまった場合
目標点に到達しないまま、収録されている全ての問題を解き終わってしまった場合には、最初まで戻ってもう一度STEP1から繰り返すようにしてください。
また、試験までまだ一ヶ月以上残っている場合や他の科目は目標点に達している場合は、センター試験の過去問も解いてみると、成功をより確実なものにすることができます。
予想問題を解く際の注意点
予想問題を解く際には、どのような注意点があるのでしょうか。
ここでは以下の3点を取り上げたいと思います。
- 共通テスト当日までに全部終わらせる
- 制限時間を延長しない
- しっかり復習してから次に行く
注意点その1「共通テスト当日までに全部終わらせる」
せっかく量が多い予想問題を買っても、共通テスト当日までに終わらなければ意味がありません。
例えば「2021年用共通テスト実戦模試」には予想問題が4年分と、試行調査の問題が1年分の計5年分が収録されているので、最後までしっかり活用するようにしましょう。
共通テストが近い方は、ペースを逆算して、何日あたりに1年分解けばいいかを計算しましょう。
例えば、残りの問題数が3年分で、共通テストまで45日ある場合、45÷3=15日間に1年分は進められるようにしましょう。
注意点その2「制限時間を延長しない」
もう一つの注意点として、良いところで制限時間が来てしまったからといて、その問題を解き終わるまで勝手に延長する、といったことをしないようにしましょう。
模擬試験は本番と近い環境で解くから意味があるものです。
ギリギリで延長してしまう癖がつくと、本番環境に対応できるようになりませんし、実際の自分の実力で何点が取れるのか測ることもできなくなります。
誰も見ていないとはいえ、本番と違う状況を作り出すことは控えてください。
注意点その3「しっかり復習してから次に行く」
問題集と異なり、予想問題や模擬試験では、点数だけ確認して次の年度に進んでしまう人がいます。
しかしこれでは、共通テストによく出るタイプの問題を解けるようになりません。
少々面倒に思えることもあるかもしれませんが、上で紹介したSTEP1~4の順番をしっかり守り、確実に一歩ずつ進めてください。
まとめ
共通テスト物理のおすすめの予想問題に「2021年用共通テスト実戦模試」というものがあります。
この本を進める際には、4つのステップに従ってください。
- 1年分解いてみる
- 採点をする
- 解説を見て間違えた部分を確認する
- 目標点まで上げるためのアクションを起こす
更に、このステップを行う際に注意すべき点が3つありました。
- 共通テスト当日までに5回分終わらせる
- 制限時間を延長しない
- しっかり復習してから次に行く
以上のことに気をつけて、共通テストの形式に慣れていきましょう。
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