英検


英検2級に必要な勉強時間は?残り期間別勉強法を教えます!【1週間・1か月・3か月】

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

「英検2級受けることは決まったけど、どれくらい勉強しないといけないんだろう?」
「1か月後の英検2級を受けるんだけど、1か月で出来ることって何だろう?」
「受験まで1週間しかないんだけど、何やればいいの?」

このような疑問をお持ちではないですか?

受験日が決まっているけど、それまでにどんな勉強をすべきか分からないというあなたのために、こちらの記事では「受験日までの残り期間別」にどのような勉強をしておくべきかということをまとめました。

この記事を参考にしてぜひ受験日まで迷わず英検2級合格のための勉強を続けていきましょう!

英検2級に受かるために勉強しておくべき内容は??【過去問】は必須!!

英検2級に受かるためにはまず、英検2級で問われることをしっかり知っておく必要があります。

英検2級の【出題内容概要】4技能が全て問われる!?

簡単にまとめると次のようになります。

  1. 筆記試験
    ・文法、語彙、熟語問題
    ・長文問題
    ・作文
  2. リスニング試験
  3. 面接試験(スピーキング)

このように英検では「読む」「書く」「聞く」「話す」がバランスよく問われる問題になっています。

より細かい出題内容やそれぞれの配点などはこちらにまとめていますので、参考にしてください。

過去問が最重要!補助教材として苦手分野の参考書を利用すべし!

対策にかけられる時間はもちろん受験者ごとに異なりますが、どの方でも最も効率的な学習は過去問となります!

過去問演習が重要な理由は以下の通りです。

  • 英検は出題形式が決まっているので慣れることが可能
  • 時間配分をインプットすることが可能
  • 弱点をあぶり出して苦手分野の補強をすることが可能

それぞれ簡単に説明します。

英検は出題形式が決まっているから過去問演習が重要!

英検2級でどんな問題が出るかは事前に過去問を解いておけば分かります。

例えば、ライティングでは80語から100語の英語で問いに対する自分の意見と、その理由を2つ書くことになっています。

これを初めて見る状態の人と、過去問演習によって何度か見たことがある状態の人を比べてみると、解くスピードも正確さも大きく変わってきてしまいます。

過去問演習を通して、あなたの頭に過去問の出題形式を事前にインプットし切ることが重要です。

時間配分を意識して解けるように過去問演習が重要!

どんなテストでも各問題に何分ずつ使っていくのが最も効率的なのかの目安があります。

例えば、英検2級で単語や文法の問題(筆記試験の第1問)に30分も40分も使っている受験生はほとんどの場合、不合格に終わってしまうでしょう。

時間配分はただ教えてもらうだけでは不十分。それを知ったうえで実際に解いてみて、どれくらい急いで解かなければならないのか身をもって経験しておくことが重要です。

時間配分についての詳しいことはこちらの記事にありますので、ぜひチェックしてください!

弱点をあぶり出して苦手分野の補強をするために過去問演習が重要!

過去問演習をせず、とにかく英語力を伸ばして英検を受けてみると自分では気づいていなかった弱点が本番で見つかる可能性があります。

例えば「リスニングはそれほど苦手と思っていなかったけど、実際に受けてみるとリスニングが全然解けなかった」といったことは本当に良く起こる話です。

事前に過去問演習をしていれば、苦手な分野を見つけてその分野を多めに学習することも可能です。

逆に得意な分野に時間をかけすぎることも防ぐことができますから、効率的に学習することが可能です。

特に受験までの残り期間が長ければ、苦手分野は過去問とは独立して別の参考書を使って学習していくことも可能です。

残り期間別の勉強法一覧【1週間・1か月・3か月】

では次に英検の1次試験までの残り期間が「1週間」「1か月」「3か月」の3パターンに分けて、その期間を使って学習する場合の最善の勉強法をお伝えします。

英検2級の1次試験まで残り1週間から英検対策を始めた場合の勉強法

残り1週間しかない直前期から勉強を始めた場合には、まずは1次試験に出題される筆記試験とリスニング試験の対策に集中せざるを得ません。

とにかく過去問を時間を計って解き、完璧に復習する回数をとにかく増やすことが重要です。

後述する過去問の解き方と復習の仕方はぜひ参考にしてください。

筆記試験85分とリスニング試験25分なので過去問を全て解くのに110分、そして復習におよそ倍の時間220分かかると考えると、

1回分の過去問をやり切るのに、330分つまり5時間半ほどかかります。

もしあなたが高校生で受験勉強もこの後控えているなら、平日でも5時間半ほど勉強する可能性は高いので、

平日5時間半の勉強を5日間で5回分、休日に11時間勉強が2日間で4回分、1週間で9回分の過去問演習を目標にしてみましょう!

仮に高3生だとしても英検2級の第1回の時期だと、それほど勉強に慣れていない受験生の方が多いでしょうから、勉強に慣れていないのであればその半分の4回分、もしくは5回分くらいを目標に練習してみましょう!

部活などもあって、忙しい場合でも3回分は最低限として確保しておきたい所です。

3回分こなすためには1週間で16.5時間の勉強時間を確保すればOK。

毎日2時間をベースに休日に2時間ほど多めに勉強すれば誰でも3回分は過去問演習が可能です。

  • 平日5時間半5日間+休日11時間2日間→過去問9回分
  • 平日3時間半5日間+休日6時間2日間→過去問5回分
  • 平日2時間5日間+休日4時間2日間→過去問3回分

面接の練習はこの記事の後半の方に書いてありますので、そちらを参考にしてみてください!

英検2級の1次試験まで残り1か月から英検対策を始めた場合の勉強法

1次試験までの残り時間が1か月程度から対策を始める場合、2次試験の面接の練習は一度置いておいて、筆記試験とリスニング試験の練習をしましょう。

まずは過去問を解き問題傾向を理解するとともに、自分の得意不得意を見つけましょう。

そして自分の不得意分野を中心に、参考書を用いながら対策をしていきましょう。

ここで1つ知っておいてほしいことがあります。それは、大問1の文法・語彙パートは、短期間で点数が一気にあがるという分野ではないということ。そのため大問1を重点的に対策をするよりも、他の苦手分野に多くの時間をかけることをおすすめします。

しかし先述した通り、英検2級では問題を解く際の時間配分がとても大切になってきます。

もし大問ごとに対策をしていても、本番の試験時間内に解くことが可能かは分かりません。

過去問演習で1回分をまとめて解くことを大切にしましょう。

その過去問については、15回分解くことを目標に取り組んでください。

先述した通り、1回分の過去問をやり切るのに、330分つまり5時間半ほどかかります。

そのため15回分解くためには、82時間30分の確保が必要です。

また、リーディング/ライティング/リスニングのうち苦手な分野の参考書を1冊仕上げましょう。参考書1冊仕上げるのに50時間かかります。

過去問と参考書を解く時間を合わせると、132時間30分になります。132時間30分なんて聞くと、「そんな時間確保できないよ」と思う人もいると思います。しかし、1日ごとで換算するとそこまで大変ではありません。

では、試験当日までの1か月間、毎日どのくらい勉強すればいいのかについて解説していきます。

まず、1か月が30日だとします。平日や休日などを考慮せずに、132時間30分を30日で割ると1日4時間半ほどの勉強が必要になります。

平日は学校などがありますので休日の勉強時間を多めにするとした場合、平日3時間/休日5時間半勉強することを目安としてください。

もし参考書1冊が思ったより早く終わった場合は、参考書の2冊目に取り組みましょう。

  • 平日3時間20日+休日5時間半10日間→過去問15回分&参考書1冊

試験まで残り1か月は、長いように見えて意外とすぐに過ぎ去ります。

しっかりと初めに勉強計画を立てて勉強し始めてください。

1か月あると学校行事や部活や、家庭の用事などイベントも入って来るはずですから、それも踏まえた計画にしたいですね。

おすすめの参考書はこちらにまとめています!

英検2級の1次試験まで残り3か月から英検対策を始めた場合の勉強法

1次試験までの残り時間が3か月程度から対策を始める場合、2次試験の面接の練習も並行して行っていきましょう。

しかし、まずは1次試験に合格しなければ元も子もありません。

そのため最初の1か月間は、1次試験対策のみをしてください。

勉強の取り掛かりとしては、1度過去問を1回分解いてみましょう。どういった問題が出題されるのかを把握した後に、参考書に取り組んでください。

また試験まで残り3か月ある場合、「1か月では伸ばしにくい」と述べた大問1の文法・語彙パートも十分に対策ができ、点数をあげることが可能です。

大問1の勉強方法の順番としては、

  1. 1か月間、単語帳・文法の参考書で知識を覚える
  2. 問題演習を重ねる

です。

ゆっくり勉強を進めてしまうと終わらなくなってしまうので、サクっと①は終わらせましょう。また、1か月間という期限を自分の中で課すことによって、効率もよくなるはずです。

単語帳をマスターするためには、4-5周ほどする必要があります。

そして単語帳を4-5周する場合には、100時間ほどはかかると見積もっておきましょう。1か月30日間で仕上げようとすると、1日当たり3時間半くらいの勉強が必要ということです。

次に1か月暗記を徹底的に行ったら、問題演習に取り掛かりましょう。ある程度暗記した段階では、問題の中で知識を覚えていくことが効果的になるからです。

他の大問に関しても、残り2か月になった段階で対策をはじめましょう。ここでは、自分自身の苦手な分野から取り掛かることがポイントです。

文法・語彙の参考書は1冊するのに50時間ほどかかります。また、他の分野の参考書も1冊あたり50時間だとすると、リーディング・ライティング・リスニングの3分野で150時間です。

つまり、問題演習のために200時間必要です。

これに加え、残り時間が1か月の場合と同様に過去問を15回するとした場合、82時間半別途かかります。

全てを合わせますと、282時間半です。これを2か月60日間で割ると1日あたり5時間の勉強が必要です。

5時間ですと平日でも確保できると思うので、毎日5時間を目安に勉強してください。

部活などで平日に5時間の勉強時間を確保することが難しい人は、平日4時間/休日6時間などと休日を上手に活用していきましょう。

  • 始めの1か月
    毎日3時間半→単語帳1冊
  • 残り2か月間
    毎日5時間×60日→過去問15回分&参考書4冊

もし1次試験の対策時間のほかに、勉強時間の余裕がある場合、2次試験対策もしましょう。

面接の対策については、後ほど詳しく説明します。

必要時間だけを考えると、過去問を解くのに30分、復習に1時間だとして、過去問1回分するのに1時間30分かかります。

1時間30分は、毎日の勉強時間にプラス出来る日に行ってください。1次試験後も2次試験の対策をする時間があることを考えると、過去問を5回分ほど取り組めているといいです。

最後に、「3か月間あるから大丈夫」と思っていると、あっという間に過ぎてしまうので、残り3か月の場合でも、きちんと上記したような勉強計画は立てるようにしましょう。

特に定期テストや模試、学校行事なども踏まえた計画が必要です。

【英検2級】過去問の解き方と復習の仕方

先ほど過去問を何回分も解くように述べましたが、その過去問の解き方と復習の仕方について説明していきます。

過去問の解き方

まず、過去問を解く際には、必ず時間を測って解くようにしましょう。過去問を解く目的として、「大問ごとにどれくらいの時間がかかるのか」を把握することがあげられます。

またマークシートが過去問の問題集にはついていますから、必ずマークもしながら進めましょう。マークをするのでも全問合わせれば5分程度はかかってしまうことが多いので、その分も合わせて時間を管理しないと意味がありません。

またマークをする練習をしておかないと、せっかく合格点に達しているはずなのにマークミスでほとんどゼロ点、といったことも起こり得ます。

そのため試験同様に時間を測って、マークシートにも記入しつつ解くようにしましょう。

復習の仕方

では、次に復習の仕方について説明します。

絶対にしてはならないことが解きっぱなしにすることです。復習をするということは大前提ですね。

復習の仕方としては以下の4段階を最低限踏むようにしてください。

ステップ1
解説を全て読む
ステップ2
覚えていない単語・熟語を全て覚える
ステップ3
ライティングは模範解答を暗記する
ステップ4
リーディングとリスニングは英語の語順で理解しつつ音読を繰り返す

これを毎回きちんとすることで、過去問をフルに活用したと言えます。

基本的に解くのにかかった時間の倍は最低でもかかるものと思っておきましょう。

全ての項目をクリアしたらそれでも時間が足りない場合もあるかもしれません。そんなときは時間のかけすぎにも注意です。

試験時間の倍以上の時間がかかってしまっている場合には、復習もスピード感を持って進めることがおすすめです。

面接の練習

面接に関しては、かなり不安を感じる人も多いはずです。

実際に、学校では英検2級の面接のような授業はほとんどないはずですから、それもそのはずですよね。

学校の授業で対策が出来ない分、音源を用いてかなり丁寧に学習しておく必要があります。

では、どのように面接対策をすればいいのかについて説明していきます。

過去問演習が最も効果的であることは間違いありませんので、まずは過去問演習の方法をまとめておきます。

ステップ1
過去問を音声を使って、自分の解答を録音しながら解く
ステップ2
模範解答を全て読み込む
ステップ3
自分の解答の改善点を書き出す
ステップ4
模範解答を暗記する

この4つのステップを可能な限り繰り返すのがおすすめです。

出来れば全体を通して、自分の解答はスマホなどで録音しておくことがおすすめです。録音をすることによって、繰り返すごとに上達していくことが可能です。

自分の録音を聞き、直した方が良さそうな部分があれば、積極的に直していきましょう。

最後に、2次試験の入室から退室の流れについては、英検のホームページに「英検バーチャル二次試験」というものがあります。

また、「【CD+DVD付】10日でできる! 英検2級二次試験・面接完全予想問題」にも、実際の面接の様子を映像で体験できるDVDが付いています。

これらを体験しておくことで、実際の会場の雰囲気をイメージして本番に備えることができます。2次試験を受けに行く前には1度確認をしておきましょう。

おすすめ参考書

英検2級合格のためのおすすめの参考書を紹介します。

また、旺文社はこれまで英検対策の参考書を多く出してきています。参考書を選ぶ際には、ぜひ出版社も参考にしてみてください。

英検2級過去問

created by Rinker
旺文社
¥1,870 (2024/12/10 07:00:52時点 Amazon調べ-詳細)

英検2級・1次試験


created by Rinker
¥1,100 (2024/12/09 18:33:18時点 Amazon調べ-詳細)

英検2級・2次試験


created by Rinker
¥1,540 (2024/12/09 23:08:23時点 Amazon調べ-詳細)

今回はそれぞれの項目で2冊ずつ提示しました。

まとめ

この記事では、英検2級の試験までの残り期間別に、対策方法をみてきました。

最後に、もう1度確認をしておきましょう。

試験まで残り1週間の場合→出来る限り多く過去問を解く
試験まで残り1か月の場合→筆記試験とリスニング試験の対策
試験まで残り3か月の場合→1次試験対策と、2次試験の面接の練習も並行して行う

おすすめの参考書も紹介しましたので、ぜひ活用してください。

この記事では試験まで残り1か月の人のための対策方法も紹介したので、ぜひ参考にしてください。とはいえ、勉強せずに受かることはかなり難しいので、受かるための最善の努力を今すぐにでも始めることをおすすめします!

英検2級の勉強は大学受験の勉強と被る部分もありますから、勉強して損になることはありません。

こちらのLINEもぜひ参考にしてください!

【ストマガ読者限定】
10日間で大学受験の計画を立てる!
ストマガLINE集中講座

記事サムネイル

勉強法を読んで理解できたけど、結局どういうペースで勉強すればいいかわからない、という状態では不安になってしまいます。
こちらのLINE講座では

  • 受験のプロがやっている計画作成方法を10日で配信
  • 毎月のおすすめ勉強内容や合格のポイント定期配信
  • 計画作成用ワークシートを限定配信

しています。

友だち追加

これさえ登録しておけば、自分にぴったりの計画を作成することが可能!受験についての情報、勉強の注意点もすべてわかるので、
ぜひ、受験当日までの勉強のペースメーカーとして活用してください。

ストマガを監修する学習塾STRUXとは?

学習塾STRUXは
毎日の勉強を「分析」「改善」し、
完全個別で「指導」する塾。

STRUX無料体験

「計画を立ててもその通りに勉強できない」
「参考書の使い方を間違っている気がする」
「参考書の使い方を間違っている気がする」

そんな悩みを無料体験で解決しませんか?

  • 年間計画
  • 週間計画
  • 参考書リスト

を学習トレーナーが作成します!

無料体験の詳細はこちら!

保護者の方向け!公式メールマガジン

STRUX無料体験

大学受験は複雑で、子どものために何から始めればいいのか、何をやってあげればいいのかわからない……

そんな方向けに、「とりあえずこれさえ読めば大学受験がすべてわかる!」というメール講座がスタート!毎日送られるメールを読むだけで、受験に向けて保護者がやるべきことがすべてわかります。

メール講座の詳細を見る

ストマガYouTubeチャンネルもチェック!

ストマガのYouTubeチャンネルでは、今日から役立つ効率的な勉強法や、受験に関する知識をわかりやすく配信中!大学の傾向分析や計画の立て方、各科目の勉強法だけでなく、ストマガで振れられない時期ごとの勉強法もチェック!

記事中の参考書や教材については編集部の基準でおすすめできるものを掲載していますが、リンクにはアフィリエイト広告を利用しています。また、各教材やサービスの「価格」「ページ数」などについては執筆時点での情報であり、今後変更となることがあります。また、今後絶版・改訂となる参考書もございますので、書店・Amazon・公式HP等をご確認ください。