『出口のシステム現代文私大対策編』は、中堅~難関私大で頻繁に出題される問題を解きながら、現代文の基本的な解法から応用的な論述・記述問題までマスターできる参考書です。
一つひとつステップを踏みながら解説してあるため、『出口のシステム現代文私大対策編』を1冊やり切れば、根拠を持って現代文の問題に解答できるようになるでしょう。
今回の記事では『出口のシステム現代文私大対策編』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『出口のシステム現代文私大対策編』はどんな参考書?
それではまず『出口のシステム現代文私大対策編』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,320
- 収録問題数
- 8個
- ページ数
- 248ページ
- 習得にかかる時間
- 15時間
- レベル
- 難関私大、中堅私大志望者向け
『出口のシステム現代文私大対策編』は、中堅~難関レベルの私大を志望している人にうってつけの参考書です。私大の入試に頻出する形式の問題に絞ってあるため、効率的に点数を伸ばすことができます。
『出口のシステム現代文私大対策編』のメリット・デメリット
メリット
- 私立大学でよく出題される抽象度の高い文章の解法が詳しく掲載されている
- 解答の解説が充実しているため、根拠を持って正解を導けるようになる
- 選択式問題から論述問題まで、多彩な形式の問題を解ける
- ステップアップ方式なので無理なく学習を続けられる
- 入試と同じ形式で問題が出されているため実践力が身につく
デメリット
- 実践レベルの問題が多いため、基礎固めには向かない
- 東大レベルの難関国公立を目指す人にはやや物足りない
『出口のシステム現代文私大対策編』は、中堅~難関私大で多く出題されるタイプの問題を何度も解けます。解説も充実しているため、やり込んでいけば自分なりの根拠を持って正解を導く力が身につくでしょう。
ただし、東大などの難関国公立レベルを目指す人は『出口のシステム現代文私大対策編』では傾向が異なるため注意が必要です。
『出口のシステム現代文私大対策編』がオススメな人
『出口のシステム現代文私大対策編』は以下のような人にオススメです。
- 現代文の基礎固めが終わった人
- 中堅~難関私大を志望している人
- 実践レベルの問題を解いて、問題形式に慣れたい人
- 根拠を持って正解を導けるようになりたい人
- 難関私大レベルの現代文の力をつけたい人
『出口のシステム現代文私大対策編』は、現代文の基礎固めが終了して、中堅~難関私大レベルの問題に対応できる力を身につけたい人にオススメの参考書です。
まだ基礎固めが終わっておらず現代文に自信がない人は、現代文の基本的な解法が掲載されている『出口のシステム現代文ベーシック編』や『出口のシステム現代文バイブル編』がオススメです。この2冊を読んで現代文の基本的な解法を身につけてから『出口のシステム現代文私大対策編』に挑むとよいでしょう。
『出口のシステム現代文ベーシック編』と『出口のシステム現代文バイブル編』については、それぞれ以下の記事でも解説しています!
『出口のシステム現代文私大対策編』の使い方
ここからは具体的な『出口のシステム現代文私大対策編』の使い方をチェックしていきましょう!正しい使い方を知ることで、効率的に現代文の力を伸ばすことができます。
『出口のシステム現代文私大対策編』は以下のステップで活用していくことをオススメします。
- Step1.
- 各段落でもっとも筆者が伝えたい部分に1本の線を引く
- Step2.
- 各段落を要約しながら文章を読む
- Step3.
- 各段落が果たす文章上での役割を意識しながら文章を読む
Step1.各段落でもっとも筆者が伝えたい部分に1本の線を引く
現代文の点数を伸ばすにあたって、もっとも大切なのが「筆者が伝えたいことを正確に理解する」ということです。
筆者は何か伝えたいことがあって文章を書いています。そのため、現代文の文章において意味のない段落はありません。
段落ごとで「筆者がもっとも伝えたい部分」に線を引くことで、筆者がこの段落を書いた意図を理解しましょう。
Step2.各段落を要約しながら文章を読む
筆者の意図を正確に理解するために、20字から40字程度の各段落の要約を書くと良いでしょう。
これは、自分の理解を促すために行うメモ書きのようなものなので、「筆者が伝えたいことはだいたいこんな感じ」と大雑把なもので構いません。
Step3.各段落が果たす文章上での役割を意識しながら文章を読む
筆者は、相手に自分の意見を伝えようという意思をもって文章を書いています。
そのため、それぞれの段落には必ず役割があります。その役割を意識しながら文章を読むことで、文章のつながりや筆者の伝えたいことが理解できるようになるでしょう。
段落の役割は、次の5つのいずれかに分類されることが多いとされています。
- ①転換(いままでとは別の視点で意見を述べる)
- ②追記(1つ前の意見に対して追加情報を加えていく)
- ③具体例(自分の意見に説得力を持たせるための例を述べる)
- ④理由(前の段落の理由を述べる)
- ⑤主張 (筆者が文章全体を通して最も伝えたいこと)
その段落がどんな意味を持っているのか意識するためには、該当する段落に上記の役割を書いておくと良いでしょう。例えば、読んでいる段落が「転換」の役割を果たしていると思ったら、段落の上に「転換」と記載するなどです。
以上のように、文章を論理的に読み解く勉強を積み重ねていくことで、根拠を持って正解を導く力が身に付きます。
また、文章を論理的に読もうとすると「根拠を見つけるためにしっかりと読み込まないと」と思うようになるので、集中力も上がりやすくなります。
『出口のシステム現代文私大対策編』を使う際のペース配分
まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合は、1日1時間の学習時間を確保し『出口のシステム現代文ベーシック編』や『出口のシステム現代文バイブル編』に取り組むとよいでしょう。高校1・2年生の段階から継続的に学習する習慣をつけることで、ライバルに大きな差をつけられます。
『出口のシステム現代文私大対策編』を使う際の注意点
『出口のシステム現代文私大対策編』を使う際は以下の点に注意すると良いでしょう。
- 問題を解いたら必ず解説を読む
- 解説通りの解き方を意識して問題を解く
- レビューも読んで例題も解く
『出口のシステム現代文私大対策編』にはレビューや例題が掲載されていて、問題の考え方・解き方が書かれています。
レビューを読んだり例題を解いたりしてから演習問題に取り掛かることで、「演習問題を解くときに気を付ける点」や「考えなくてはいけない点」がより明確になりますよ。
まとめ
最後にもう一度『出口のシステム現代文私大対策編』がオススメな人を確認します。
- 現代文の基礎固めが終わった人
- 中堅~難関私大を志望している人
- 実践レベルの問題を解いて、問題形式に慣れたい人
- 根拠を持って正解を導けるようになりたい人
- 難関私大レベルの現代文の力をつけたい人
中堅~難関私大を志望していて、現代文の解き方を確立させたい人に特にオススメの参考書です。ぜひ手に取ってみてください。
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