大学受験キホンのキ

学校の授業で補うべき
受験科目とは?
時間を有効活用して
合格に近づこう!

受験勉強では一番大切なのは「自学自習の時間」です。
なぜなら、学校の授業は集団に向けたものであり、一人一人の志望校に沿った学習はできないからです。

そのため、学校の授業だけではなく自力で志望校に向けた勉強をする必要があります。

しかしだからといって「学校の授業が全く無意味」というわけではありません。むしろ科目によっては学校の授業を役立てるべき場合もあります!

学校の授業を活用すべき科目は「理科」「社会」「数学」!

学校の授業を活用すべき科目とは「理科」「社会」「数学」の3教科です。

では、どうしてこの3科目なのでしょうか?

【理科・社会】優先すべき科目ではないから

理科・社会も他の教科と同じように教科書の範囲から出題されます。

しかしこの2教科に関しては「どれだけ細かい内容まで暗記できるか?」という側面がかなり強いです。

なぜなら、理科・社会に関しては「すでに決まっている事実」について答えることが多いから。日本史で言えば「織田信長を倒したのは明智光秀」という事実は変わりませんよね。

そのため、学校の授業だろうと自習だろうとはじめに暗記すべき「歴史の流れ」や「ある現象の原理」などの事項は一緒。

それなら学校の授業メインで勉強しても十分対応できますし、自習時間を確保することもできます。他に優先すべき科目があるので、しばらくは授業で対応すべきでしょう。

【理科社会】共通テストでしか使わないことも多いから

理科・社会は共通テスト以外では使わないことも多いです。そのためあまり多くの時間を割くべきではありません。

上記の通り、理科・社会は基本的な問題演習や暗記が中心の科目。

学校の授業を活用して勉強し、優先度の高い科目を自学自習で勉強すべきでしょう。

学校の授業だけに任せるのも危険!

もちろんだからといって「全てを学校の授業だけに任せる!」というわけにはいきません。

少なくとも高2までは、予習はしなくても授業とテスト勉強だけで対処できます。しかし、それ以降は学校の授業だけに合わせればいいわけではありません。

なぜなら、理科・社会は授業だけでは全ての範囲が終わらないこともあるからです。これは進学校でもありえます。

理想としては、夏休み後には実戦形式の問題に取り組み、12月〜は過去問などにしっかりとりくべきです。

しかし実際には、12月までに教科書の内容が終わらないこともあります。そうなってしまうと勉強計画はメチャクチャですよね。

そのため高3になったら、学校の授業も活用しつつ映像授業などを使って予習を自習メインで進めていきましょう!

【数学】独学で理解するのは大変だから

数学は独学で予習するのが難しい科目。そのためわからないことを無理に理解するよりも、まずは学校の授業で基礎的なことを学習した方がいいでしょう。

先生の解説も聞ける上に、わからない部分は質問できますからね。

こうしてしっかり学んだ基礎事項を自習時間で復習し、知識が身についているのかを確認すると効果的です。

ただし、文理で扱い方が違うので注意しましょう。

文系の場合は、高2のうちには入試に必要な範囲(1A・2B)が終わるので、授業通りのペース配分で問題ありません。

しかし理系の場合は高3の夏頃に「数IIIがギリギリ終わるかどうか?」というペースであるところがほとんどです。

そのため、高2の後半ごろから少しずつ、これもスタディサプリなどの映像授業を使いつつ、自習時間での予習をメインにしながら勉強していきましょう!

自学自習の時間で優先すべき科目は「英語」「国語」!

一方で学校の授業メインではなく自習時間で勉強すべきなのは「英語」「国語」です。ではなぜこの2教科なのでしょうか?

学校の授業は教科書の文章を読むことがメインだから

この2教科の学校の授業は、教科書の文章を読み進めるのがメイン。

そのため進行ペースが遅くなりがちで、例えば1〜2年かけて文法知識について勉強することもあるのでどうしても非効率になってしまいます。

特に英語に関しては、単語や文法などを覚えてから長文読解のスタートラインに立つので、覚えるべきことがたくさんあります。それなのに授業ペースに合わせていたら間に合いません。

国語に関しては、英語のように「単語や文法を覚えないと全く読み取れない」ということは無いですが、それでも読み取りが安定するまでには時間がかかってしまいます。

特に古文や漢文は英語と異なり「文法」というくくりでの授業がないため、どうしても授業で取り組んだ文章に出てきた文法をその度に身につけていくことになり、非効率な勉強になってしまいます。

いずれにしてもこの2教科は習得までに時間がかかるということ。そのため自学自習メインで進めるべきなのです。

自習時間の勉強の多くをこの「英語」や「国語」、そして復習が必要な数学などに割いて勉強を進めていくべきです。

特に英語はしっかり時間を確保して単語を覚えたり、文法をスタディサプリなどでまとめてインプットしたりというふうに進めていきましょう。

英語・国語の勉強法に関しては以下の記事をチェックしてください!

英語の勉強法はこちらのリンクをクリック!

古文の勉強法はこちらのリンクをクリック!

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