古文勉強法

古典文学史勉強法|これで古典文学史の不安は一掃!

「大学受験オンライン戦略会議」、略して「オン戦」では、学習塾STRUX塾長である綱島将人監修のもと、第1志望校合格のための勉強法や勉強に関するコラムを、"受験計画"を通してわかりやすくお伝えしています。高校生のマルオをはじめとするキャラクターたちと、合格への"最短距離"をすすんでいきましょう。

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古典文学史の勉強と聞いてどんな勉強を思い浮かべますか?多くの人は「覚える量多い」「複雑だし分かりづらい」と思いがちです。「そもそも必要あるの?」なんて思う人も少なくないはず。
この記事ではそんな悩みを全て解決します。古典文学史の知識ゼロでも身につく勉強法をご紹介します。

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    古典の文学史が覚えられないです!

竹取物語、伊勢物語、源氏物語、今昔物語……。うわわぁぁぁ〜〜。なんでこんなに昔の本が多いんだよぉ。
マルオ君、古典の文学史を覚えているのか?
そうなんですけど、めちゃくちゃ多いじゃないですか?これぜーんぶ、覚えなきゃいけないんですか?
当たり前だ。そんなところでつまずいてたら早稲田なんて行けないぞ!!
え〜〜。じゃあどうやって勉強したらいいんですか?こんなに膨大な量があったら頭がいくつあっても足りないですよ。
やれやれ。しょうがないな。今日は古典の文学史の勉強法を解説するか。
やったー。待ってました!

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そもそも文学史って必要?

勉強法を解説してもらう前に、そもそも古典の文学史は必要なんですか?そんなに得点にならないんじゃないんですか?
じゃあ、まずは「そもそも文学史は必要なのか」というところから説明していこう。

この記事を読んでいる人は、マルオ君を含めて「そもそも古典の文学史は必要なのか」を疑問に思っていると思います。

まず、結論から言うと「最低限の知識は絶対必要」です。

入試の問題として採用されている以上、必要と考えるべきです。必要ないなら設問にしないはずですね。

じゃあ「どれくらい重要なのか?」というのが疑問になってくると思います。

「どれくらい重要になってくるのか」を知るためには「受験する大学の過去問」を見ることにつきます

まずは過去問をチェックだ!

例えば、ほとんどの受験生が受ける「センター試験」では、文学史はほとんど出ません。数年に一度、基本的な知識を問う問題が出る程度で、例年文学史の勉強をしていなくても解ける問題で構成されています。よって、センター試験だけを受けるのであれば、文学史の勉強はほとんど必要ないのが実情です。

逆に、毎年のように文学史の問題が問われる大学もあります。たとえば早稲田大学の文学部などはそのいい一例です。

毎年文学史の問題が出題されていることがわかっているなら、しっかり文学史対策をしましょう。文学部などを受ける場合はしっかり対策しておくべきです。数年に一回出題されるのであれば、必要最低限の知識だけ覚えて他の重要な科目の勉強に専念しましょう

ちょっと待ってください。「必要最低限の知識」って何ですか?
そうだな。学校の教科書によく付いている「古典文学史」で赤字や太字になっている部分が、最低限と言えるな。

しかし、ここで1つ注意点があります。いわゆるMARCH以上の難関大学を狙う文系の人は、たとえ文学史がほとんど出ない入試問題であっても、「必要最低限の知識」は必ず押さえておきましょう

なぜなら、MARCH以上のレベルになってくると、たとえ読解問題でも、作問者は「受験生は最低限の文学知識を持っているだろう」と考えて問題を作ることがあります。ですので、最低限の文学知識を備えていないと、読解問題でつまずくことがあるかもしれないのです。

よって、たとえ文学史があまり出題されていなくても、あなどらず勉強しましょう。

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古典文学史の勉強法の重要ポイント

なるほど!!文学史の勉強もおろそかにしてはいけないんですね。
その通り!
やる気が出てきたから今度は具体的な勉強法を教えて欲しいです。
よし、じゃあ早速、古典文学史の勉強法の解説に入るぞ。

文学史の勉強でまず気をつけてほしいことがあります。それは「必要以上に時間をかけすぎないこと」です。

戦略01で過去問をチェックするべきだ!と言いましたが、実際にチェックした人なら分かると思います。文学史の問題は配点が高くないのです。

えーー!!そうなの!?

配点が高くないので、たくさん勉強しても、勉強の割に、合格にあまり直結しない分野だと言えますね。

このことを踏まえた上で、古典文学史の勉強には2つの重要なポイントがあります。それは、

  • ① 直前に一気にやってしまう

  • ② 必要な分だけ勉強したら、得点の高い他の科目の勉強をする
それぞれ詳しく説明していくぞ。

① 直前に一気にやってしまう

文学史の問題は「知っているかどうか」で決まります。一部頭を使って考えなければ解けない問題もありますが、それでも文学史の知識そのものを覚えていないと正解にたどりつけないことがほとんどです。

よって、「暗記しているかどうか」が勝負を分けます。すごく単純ですね。しかし、先ほど言った通り、配点は高くないので、暗記に時間をかけてもさほど合格には影響しません

じゃあどうすればいいのかというと、「直前に一気にやってしまう」のです。知っているかどうかの勝負なので試験の直前に集中して覚えてしまいましょう。

あまり合格に直結しない分野だからこそ、何ヶ月もかけてやるのではなく、直前に集中して覚えきってしまうのが得策です。

② 必要な分だけ勉強したら、得点の高い他の科目の勉強をする

これも①と言いたいことは同じです。あまり合格に直結しない配点が低い問題なので、必要な分だけ覚えたらさっさと別の配点が高い勉強をやりましょう

受験勉強はしっかり時間をかけて勉強しなければいけない分野と、短い時間で必要な知識を手に入れたらすぐ切り替えて他に時間をまわすべき勉強の2種類があります。古典の文学史は、明らかに後者です。

他の勉強としてオススメなのが、古典でいうと、助動詞や読解練習です。これらは必ず出題されますし、入試問題でも高配点です。他の科目であれば、やはり英語や世界史、日本史などでしょう。

助動詞と読解の勉強法はこの記事を参考にしてくれ!
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古典の勉強法をマスターしよう

おすすめ勉強法はこれだ!

1. 語呂合わせ

2. ジャンル・時代別に暗記

1. 語呂合わせ

暗記ものの定番と言ってもいい勉強法です。古典では、似た名前のものが多いので語呂合わせで一気に覚えてしまいましょう。

歴史物語の「四鏡」を例に、語呂合わせの威力を見てみよう!

四鏡というのは、平安時代後期から室町時代前期までに成立した「鏡物」と呼ばれる『大鏡』『今鏡』『水鏡』『増鏡』の4つの歴史物語です。この4作品の成立順を問う問題はよく出ます。しかしこの4つは名前がほとんど一緒ですし、順番がごちゃごちゃになってしまうことはよくあります。

でも、語呂合わせで覚えてしまえば、そんなことがなくなります。

(「四鏡」の最初の漢字をとって、)大(だい)→今(こん)→水(みず)→増(まし)

順番を問われたとき、「だいこんみずまし」だけ覚えていれば、簡単に答えを出すことができます。

だいこんみずまし、だいこんみずまし……。

ここで、少し考えてみてください。この4つをそのまま暗記するのと、語呂合わせで覚えてしまうのと、どちらの方が効率がいいでしょうか。そしてどちらの方が頭に残りやすいでしょうか。それは明らかに、語呂合わせですね。

ただ丸暗記するのではなく、語呂合わせを使って、効率よく、楽しく暗記しましょう。

下のリンクは文学史の語呂合わせを集めたサイトです。「だいこんみずまし」以外にたくさんの語呂合わせが載っています。ぜひ参考にして覚えてしまいましょう。

語呂合わせのまとめサイト(【古典】文学史の覚え方、語呂合わせ)

2. ジャンル・時代別に暗記

次にオススメなのが「ジャンル、時代別に分類すること」です。ただ漠然と暗記するのではなく、「時代ごと」「ジャンルごと」に細かく分類して覚えるのです。

文学史はあまりの知識がたくさんありすぎて、一つ一つしっかり頭に刻み込むのはすごく時間がかかります。

ですので、「ジャンル」や「時代」ごとに小分けにして覚えることをおすすめします

具体例として平安、鎌倉時代の文学史をジャンル分けして考えてみましょう。ジャンル分けせずにあげてみると……。

枕草子、土佐日記、蜻蛉日記、和泉式部日記、紫式部日記、更級日記、十六夜日記、竹取物語、宇津保物語、落窪物語、伊勢物語、大和物語、平中物語、源氏物語、今昔物語、古本説話集、日本霊異記、発心集、宇治拾遺物語、古今著聞集などなど

わぁ、こんなに覚えられない……。

しかし、分類分けすると、一気に覚えやすくなります。

随筆 日記 伝奇物語 歌物語 説話
平安 枕草子 土佐日記
蜻蛉日記
和泉式部日記
紫式部日記
更級日記
竹取物語
宇津保物語
落窪物語
伊勢物語
大和物語
平中物語
源氏物語
日本霊異記
今昔物語
古本説話集
鎌倉 方丈記
徒然草
十六夜日記 特になし 特になし 発心集
宇治拾遺物語
古今著聞集

このように分類すると、1つの分類に入るのはせいぜい5個前後です。1か所につき5つなら暗記する作業が一気に簡単になります

たくさん暗記しなければいけないなら、このように細かく分類分けをして覚えてみると、一つ一つの分野で覚える分量が減り、覚えやすくなるわけですね。

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古典文学史のおすすめ参考書

だいこんみずまし、だいこんみずまし……。
さっそく覚えはじめたか。
赤神先生、語呂合わせや分類して覚えるのはいいんですけど、これに加えて、何かおすすめの参考書とかないんですか?語呂合わせ作るのと、分類分けするの面倒くさくて……。
じゃあ、最後に古文文学史でおすすめの参考書を紹介しよう!これを使って勉強すれば、文学史は怖いものなしだ。

国語便覧

高校の授業でほとんどの人が配られるのではないでしょうか?文学史をはじめ、平安時代の生活など紹介されている分厚い本です。

文学史の勉強でわざわざ新しく参考書を買わなくても、便覧を使って勉強すれば十分です。知識量としても豊富ですし、ほとんどの便覧では各作品の解説まで載っています。

使い方

まずはざっと文学作品の紹介を読んでみましょう。この時、各作品の特徴は大体でいいのでつかみましょう。どんなジャンルの本で、どの時代に書かれたか、作者は誰だったか、を覚えていれば十分です。

次に、便覧には必ずジャンルや時代ごとに分けられている表が掲載されているはずなので、それを使って、「どの時代に書かれたのか」「どんなジャンルなのか」「書かれた順番」を押さえましょう

先ほどの文学史の表と同じように分類されているので、先ほど紹介した、「2.ジャンル・時代別に暗記」の覚え方で覚えましょう。

ここまで覚え切れれば十分です。スキマ時間などを使って地道に復習しながら覚えていきましょう。

古文出典ゴロゴ

古文出典ゴロゴ|Amazon

「便覧を見ても、情報量多すぎてどれ見ればいいかわからない!」という人にはおすすめです。この参考書では、文学作品を「試験に出やすい順」で解説してくれます。ですので、「どの作品がよく試験で聞かれるのか」を把握できますし、頻出順が高いものを優先的に覚えることができます

使い方

この参考書では、「試験によく出る文学作品順」に紹介されています。なので、順番通り最初からどんどん覚えていきましょう。

詳しい使い方は参考書に紹介されています。そこに書いてある通りの方法で勉強していくのが一番です。

まとめ

今回のまとめだ!

・文学史の対策は過去問を見てから決めよう

・文学史勉強のポイント

① 直前に一気にやってしまおう

② 必要な分だけ勉強したら、得点の高い他の科目の勉強をしよう

・古典文学史オススメ勉強法

1. 語呂合わせ

2. ジャンル・時代別に暗記

line@

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