古文勉強法

古典助動詞勉強法|2週間で古典の助動詞をマスターする勉強法

「大学受験オンライン戦略会議」、略して「オン戦」では、学習塾STRUX塾長である綱島将人監修のもと、第1志望校合格のための勉強法や勉強に関するコラムを、"受験計画"を通してわかりやすくお伝えしています。高校生のマルオをはじめとするキャラクターたちと、合格への"最短距離"をすすんでいきましょう。

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助動詞が苦手な人でも、2週間で覚えられます。

古典の文法の中で一番重要になってくるのが助動詞です。助動詞がわからないとなかなか古典が読めるようになりません

しかし、助動詞は意味がいくつもあって複雑で、「どうやったら覚えられるの?」と思う人も多いはず。この記事ではそんな人の悩みを解消するべく、「助動詞が苦手な人」でも「2週間で助動詞を完璧に身につける勉強法」をご紹介します。

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  • 案件04
    古典の助動詞ってどうやって覚えたらいいの?

る・らる・す・さす・るるるる〜〜〜〜♪
……。
き・けり・たり・なり・りりり〜〜〜♪
何しているんだ…?
あっ、赤神先生!古典の助動詞を覚えていたんですよ。学校の先生に教えてもらった語呂合わせを歌ってました。
だいぶ間違っていたぞ。
まじですか??おかしいなぁ〜〜。
全然覚えられてないじゃないか。今みたいに適当に呪文唱えていたんじゃ助動詞を覚えきれないぞ。
まじですか!?やばいやばい!!
そんなマルオ君のために今回は古典の助動詞の覚え方を教えよう。助動詞は古典文法の中でも最重要項目だ。心して聞いてくれ!

ペン画像戦略01
助動詞ってどれくらい覚えればいいの?

赤神先生、それにしても助動詞ってすごく量が多くないですか?
確かにそうだな。
意味もたくさんあるし、こんなの全部覚えられない!てか、そもそも全部覚えなきゃいけないんですか?
じゃあ、まずは助動詞をどれくらい覚えなきゃいけないのか?から説明していこう!

 

マルオ君のように「助動詞って全部必要なの?」と思う人も多いと思います。確かに量は多いものの、文章の中に登場する頻度は助動詞によりまちまちです。あまり登場しない助動詞も多くあります。

しかし結論から言うと、助動詞は必ず全種類覚えるべきです。

ええぇーーーー!!!

助動詞は古典文法の大部分を占める核となる知識です。「文章を読み解くには文法をもれなく覚えなきゃいけない」というのは、英語の勉強を思い出してもらえばわかると思います。

覚えなくてもいい、なんて助動詞はありません。全種類覚えることを目標に勉強しましょう

全部やる、ってのはわかったんですけど、助動詞って活用とか意味とかあるじゃないですか?どのくらい深く覚えなきゃいけないんですか?
いい質問だ!次は、どこまで覚えればいいか?を説明しよう。

参考書を開いてみると、一つの助動詞でも覚えなければいけないことがたくさんあることがわかります。ですが、活用や接続など、何を重点的に覚えたらいいのかわからない。という人もいると思います。

実は、助動詞の中で具体的に覚えなければいけないのは限られています。それは、次の3つです。

  1. 接続
  2. 活用
  3. 意味
この3つだけでいいんだ。

助動詞の参考書を見てみると、この3つ以外にもたくさん書いてありますが、必要な知識はこの3つに集約されます。接続、活用、意味の3つを覚えれば文章を読めるようになるので、助動詞をなかなか覚えられない人はこの3つを集中的に覚えましょう

ペン画像戦略02
助動詞の効率的な覚え方を知ろう!

助動詞を覚えるって言っても意外に覚えるべき量って限られているんですね。
そうだな。助動詞は、工夫次第で、確実に覚えることができるぞ。今度は具体的な覚え方を伝授しよう!

 

2-1. 短時間勝負!2週間で一気に覚えてしまおう

そもそも覚え方の前にやる時間がないんですよ。やっぱり助動詞となると毎日コツコツ、1か月くらい継続してやっていかないといけないですよね。
そんなことないぞ!2週間で一気にやりきってしまうことができる!
え!そんな短期間で!そんなんでいいんですか?
古文の助動詞は、英語の文法に比べて覚える量が少ない。だから、短期集中で一気に覚えきってしまい、その後は忘れないように定期的に確認する程度でいいんだ。

2-2. 具体的な覚え方

助動詞を覚える上でのオススメの勉強法は2つ。

  1. 小分けにする
  2. 歌に乗せて覚える
順番に見ていくぞ!

2-2-1. 小分けにして覚える

最初のテクニックは「小分けにして覚える」ことです。

簡単に言うと、「同じ接続、意味でまとめて覚えてしまう」ことです。小分けにしたほうが頭の中が整理されやすいです。特にこの勉強では「接続」と「意味」を覚えるのには有効です。

接続の覚え方を例に、まとめて覚えてしまうとどれほど簡単に覚えられるか、見ていきましょう。

る・らる・す・さす・しむ・ず・じ・む・むず・まし・まほし

つ・ぬ・たり・けむ・けり・たし・き

べし・まじ・らむ・めり・なり・たし

なり・たり・ごとし


この文字の並びを見て何かピンとこないでしょうか?

なんかどっかで見たことあるような。

これは助動詞を接続別にまとめたものです。

上から順に未然形、連用形、終止形、連体形、已然形です

接続を覚えるときは、「『ず』は未然形接続で、『まじ』は終止形接続で……」というように、一つ一つの助動詞ごとに接続を暗記していくのではなく、「る・らる・す・さす・しむ・ず・じ・む・むず・まし・まほしは未然形接続!」というようにまとめて覚えてしまうことがポイントです。一つ一つ覚えるのは非常に労力がかかりますし、どれがどれだかわからなくなってしまいますからね。

また、意味を覚えるときも同じように小分けにして覚えていきましょう。

たとえば、過去の助動詞と言われたら「き」と「けり」が挙げられます。この二つは細かく分別すれば「き」が体験過去で「けり」が伝聞過去です。

やばい。わからない…。
これから勉強すれば大丈夫だ。青い顔するな。

確かに、これら二つの使い分け方がわからなければ問題を解けないことがあります。しかし、助動詞をこれから覚える人は、とりあえず、過去の助動詞といえば「き」と「けり」だとわかるようにしましょう。

過去の意味の助動詞に限らず他の助動詞でも同じです。意味ごとにセットで覚えていきましょう。一つ一つの助動詞を細切れにして覚えるよりも、意味ごとにセットにして小分けにした方が頭が整理され、定着しやすいです。よって、まずは小分けにして頭を整理しながら覚えていきましょう。

体験過去と伝聞過去のような細かい区別はあとからつけていくものです。最初は「過去」という意味だけ覚える、というように、頭に残りやすい単純な小分けにして覚えましょう。

2-2-2. 歌に乗せて覚える

次に紹介するのは替え歌に乗せて覚える方法です。古典ではおなじみの勉強方法ですから、多くの人は学校などで一度は聞いたことあるのではないでしょうか。

歌で覚えることは、助動詞の「接続」を覚えるのに特に効果的です。

あっ。僕がさっきやってた勉強法だ。
あの歌は間違って覚えているぞ。新しくちゃんとしたやつを教えよう。

歌に乗せて何度も繰り返しましょう。繰り返す目安は、

1日10回以上 です。

暗唱できるまでは何度も繰り返しましょう。人によって差はありますが、1か月繰り返せば必ず覚えられます。好きな歌を覚える感じで楽しく覚えましょう。

毎日歌うぞ!

たとえば、YouTubeにはこんな動画がアップされています。ぜひ、参考にしてみてください。

ヨドバシカメラの替え歌ver.

もしもしかめよの替え歌ver.

以上の例でもいいですし、学校で先生から教わったものでも、自分で作ったものでもなんでもいいです。歌に乗せて効率よく覚えましょう。

歌でしっかり接続を覚えていると、次のような問題も説けるようになる!

☆次の空欄に助動詞「ぬ」を適切な形に活用させて入れよ。

人にも、おほやけにも、失せかくれ(   )たる由を知らせてあり。
(2016年 学習院大学)

え〜っと。ちょっと時間ください!

 

まず、着眼すべきは空欄の後ろです。後ろには、助動詞「たる」があります。「たる」の接続を歌から思い出してみると……。そう。「たる」は助動詞「たり」の活用形で、「たり」は歌の中で、接続は連用形だ、と覚えましたよね。

つまり、「ぬ」を連用形に直せば正しい形になります。よって、答えは「ぬ」の連用形である、「に」です。

なるほど!歌がわかればすぐわかりますね。
だから歌で覚えるのもバカにできないだろ。
たしかにすごいです。でもまだ気になることがあって。接続と意味以外に、活用の覚え方はどうすればいいんですか?
もちろん、活用の覚え方も教えるぞ。

 

活用の覚え方といっても、実はそんなに労力を使わなくても覚えられます。

動詞や形容動詞で活用を勉強しませんでしたか?実は、助動詞も例外なく、動詞や助動詞の活用のルールにのっとって変化していきます

なので、「各助動詞の活用が何活用にあたるのか?」をしっかり覚えておけば、効率的に覚えることができます

なんだ!動詞や形容動詞とあんまり変わらないんですね。

詳しい覚え方は「古典活用勉強法」の記事を参考にしてください。

古典活用基本の勉強法
古典の「活用」と聞いてピンと来ますか?「こんなの重要なの?」なんて思っている人も多いのではないでしょうか?意外と意識せずに忘れがちな人が多い分野でもあります。しかし侮ることなかれ。活用がわから ...... 続きを読む≫
 

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助動詞暗記にオススメの参考書

る・らる・す・さす・しむ・ず・じ・む〜〜〜♩
早速歌で勉強しているな。
これでもうバッチリですね。歌いまくって覚えます!
でも、ただ覚えただけではダメだぞ。やはり試験で問題がちゃんと解けないといけない。問題集や参考書を使って勉強することも必要だ。
そうなんですか?
インプットして覚えるだけではなく、実際にアウトプットして使えるようにならなければならない。しかもアウトプットした方がより効果的に覚えることができるぞ。
なるほど!じゃあ、問題集や参考書もやらなきゃいけないですね。
そうだ。だから最後にオススメ参考書とその使い方を教えよう。ここまでやれば助動詞は完璧だ!

 

ここからは参考書を使った具体的な勉強法を紹介していきます。やはり歌などで覚えるだけでは、試験で得点できるようになりません。参考書を効果的に使って助動詞をものにしましょう

ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル

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助動詞だけではなく、文法全体を紹介してくれている参考書です。助動詞は意味ごとに小分けにして紹介してくれています。また練習ドリルで実際の古文で使いながら覚えられるところもおすすめです。

古典文法ドリル

古典文法ドリル|Amazon

こちらも文法全体を紹介してくれている参考書です。「覚える!」アイコンの中に覚えなければいけないことがまとめてあり、とても見やすいです。また練習問題もついているので、しっかりアウトプットできます。

上で紹介した2つの参考書のどちらも同じ使い方です。使い方としては、

  1. 問題を解く。(書き込まずコピーを取ること)
  2. 答えあわせをする。
  3. 文法事項がまとめられているページを見て知識を確認。
  4. 間違えた問題はもう一度解く。

という4つの手順をふみましょう。

これらの参考書は、1回やって終わりにするのではなく、頭に残るまで何周も繰り返すことをおすすめします。

2週間で暗記できた後も、1ヶ月に1回は参考書を使って復習しましょう。何度もやることで頭に残ります

1ヶ月に1回の復習の時に注意すべきポイントがあります。それは、もう一度全部の問題を解き直すことです。

1ヶ月も触れていないと、忘れてしまうことがほとんどです。「できた」と思っている分野も抜け落ちていることがあるので、以前正解した問題も含めて解き直しましょう


 

覚えることも、参考書を使ってアウトプットするのも、繰り返すことが大事だ!
わかってます!1ヶ月に1回は復習ですよね。
そうだ。短期間で一気に覚えた後は定期的に復習して、頭に定着させるんだ!
よっしゃ!!もうバッチリです!早く勉強したいです。
今度は歌間違えるなよ!
はい!

まとめ

・助動詞は必ず全部覚えよう。覚えるポイントは以下の3つ!

  1. 接続
  2. 活用
  3. 意味

・古典の助動詞は短期集中!2週間で一気に覚えきってしまおう!

・助動詞を覚える上でのオススメの勉強法は……「小分けにする」「歌に乗せて覚える」

・記憶を持続させるために、参考書を1ヶ月に1回は復習しよう!!

line@

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