古文勉強法

助詞勉強法|古文の助詞って覚えないとダメ?0から始める助詞の勉強法

古文助詞基本の勉強法

「大学受験オンライン戦略会議」、略して「オン戦」では、学習塾STRUX塾長である綱島将人監修のもと、第1志望校合格のための勉強法や勉強に関するコラムを、"受験計画"を通してわかりやすくお伝えしています。高校生のマルオをはじめとするキャラクターたちと、合格への"最短距離"をすすんでいきましょう。

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助詞 勉強法 合格に必要な助詞を 0からマスターするための勉強法が分かります。

古文の助詞。この文法事項は、助動詞ほど目立たないけど意外に入試でよく問われる内容です。対策を怠ると思わぬ失点をくらってしまいます。けれど「助詞ってそもそもどんな時に使うの?」「助詞の何を覚えればいいの?」という悩みは多いはず。この記事では、そんな悩みにこたえるべく、0から助詞を理解する解説と勉強法とを紹介しています。

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    助詞って何ですか?覚えないといけないんですか?

赤神さん、今日学校で助詞について習ったんですけど、終助詞やら係助詞やら、何から覚えないといけないのかわからないです!というかそもそも助詞って覚えないといけないんですか?
マルオくんはどう思うかな?古典で助詞を覚える必要はあると思う?
いやあ、ぶっちゃけ覚えなくてもいいんじゃないですかね?なんとなく意味わかると思います笑。現代語と似てるし。
甘い!甘すぎる!
うわっ!
マルオくん、古典で助詞を理解していないと大きく点を落としてしまう可能性があるんだよ。
ええ、そうなんですか?
そうだ。古文には、現代語とは違う意味のある助詞、現代語には存在しない助詞があるからだ。そういった助詞を理解していないと、「文章の意味を間違えて理解してしまう」「正しく現代語訳できない」といったことになってしまう。
あわわ、それは大変だ。
でも実は、ちゃんとポイントを押さえれば、失点しないように助詞を身につけることができるんだ。
赤神さん、教えてください!
よし、まず「助詞とは何か?」ということを確認していこう。

ペン画像戦略1.助詞ってなんですか?

この記事を読んでいるみなさんは、授業や問題集で助詞の項目にあたって、助詞についての理解を深めようと思っている人が多いと思います。

そこで、まずは「助詞って何なの?」というところから解説していきます。

案外、「助詞」という言葉の定義を説明できない人は多いかと思います。
助詞をマスターするためにも、まずは助詞が何なのかを知りましょう!

1-1.助詞とは「活用しない付属語」である。

助詞とは「活用しない付属語」のことを言います。

ポイントは

  1. 活用しない
  2. 付属語である

の2つ。

①活用しない」とは?

動詞や助動詞って、使い方によって変化しますよね?「連体形」やら「連用形」やら。

一方、「翁」や「姫」といった「名詞」は文脈によって形が変化するということはありませんよね。こういった変化がないことを「活用しない」と言います。

助詞も名詞と同じく、「や」ならどんな時でも「や」、「ぞ」ならどんな時でも「ぞ」というように「活用しない品詞」なのです。

「活用しない=変化がないこと」だね!

②付属語」について。

付属語とは「その単語単体では文節をつくれない」単語。

※文節は、「言葉の意味のまとまり」と理解しておいて下さい。
(ここら辺の細かい文節の区切り方については、「」を見て下さい)

例えば、

「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり」(竹取物語・かぐや姫の生い立ち)

という文なら

「今は」「昔、」「竹取の」「翁と」「いふ」「者」「ありけり」

という風に文節は分けられます。

ここで「竹取の」「翁と」に注目してみましょう。

ここで使われている「の」と「と」は助詞なのですが、「竹取の」の「の」、「翁と」の「と」は、その助詞単体では意味が伝わりません。

「の!」「と!」とか言っても全く意味が分からないですね。

「竹取」、「翁」という単語がくっついて初めて、「竹取りである~」とか「翁と~」、といった意味ができるわけです。つまりほかの単語に「付属する」ことで初めて意味を持つのが助詞なのです。

ほかの単語にくっついて意味を持つんだね!

なんとなく、助詞が何たるかということが分かってきたでしょうか。

それでは、次は「助詞で覚えるべきことは何か?」について見てみましょう。

次の章から具体的な暗記項目の紹介に入っていきます。

助詞とは、 活用しない 付属語 である。

なるほど、助詞が何なのかはなんとなくわかってきました。でも助詞ってどれくらいあるんですか?なんかたくさんあるイメージがあって、覚えるのが大変そうな気がします。。。
勘がいいな、マルオ君。助詞の数はずばり“50個以上”ある。
それって全部覚えないといけないんでしょうか…
うん、全部知っておいた方がいい。
げえ!多すぎぃ!僕帰りますねっ汗
待ってくれ!さすがに50個以上の助詞の種類と意味を丸暗記するのは大変難しい。でも、助詞には覚えるべきポイントがちゃんとあるんだよ
なんですかそれは!?教えてください!
よし、それじゃあ次は、「どの助詞を覚えればいいの?」について解説していこう。

ペン画像戦略2.どの助詞を覚えればいいの?

先に見たように、助詞は50種類以上あります。しかも複数意味を持つものも存在しています。

「全部覚えるなんて大変。。。」

と思ったアナタ。

大丈夫です。助詞には覚えるべきものがあり、それらを押さえれば入試で迷うことはありません。

(逆に覚えなくてもいいのは、「~へ行くなど」の「へ」や「~をして」の「て」など現代語と同じ意味の助詞です。)

なるほど!
ズバリ、押さえるべきはこの3つの助詞!!
  • 現代語には無い意味をもつ助詞
  • 現代語には存在しない助詞
  • 同音で複数の意味を持つ助詞

この3つの助詞を押さえてもらえれば、「助詞が原因で失点する」、ということはほぼなくなります。

それでは、ひとつずつどんな助詞なのかを見てきましょう。

※助詞の一覧に関しては付録としてまとめてあります。記事を読んで「この助詞分からない..」ということがあれば、付録の方をチェックしましょう。

2-1.現代語には無い意味を持つ助詞について。

例えば、「の」という格助詞があります。

この「の」は、現代語には

  • 「僕のノート」というような、所有を表す意味
  • 「人の歩いている様子が見える」というような、主語を表す意味

があります。

しかし、古文の世界では、

「ある荒夷「の」恐ろしげなるが」
(訳:ある荒武者「で」恐ろしそうなのが)

というような「同格」の意味や、

「世になくきよらなる玉「の」男皇子」
(訳:世にめったにない気品のある玉の「ような」男の王子)

というような「比喩」の意味があるのです。

このように古文の世界の助詞には、形こそ現代語と同じですが、異なる意味を持つ助詞があるのです。

現代語とは違う意味を持つ助詞がある!

この「現代語には無い意味を持つ助詞」は、助詞の「役割」を問う問題でよく出題されるので、しっかり覚えましょう。

助詞例)「の」(同格、比喩)、「より」(即時(~するやいなや、~とするとすぐに)

問題例)「下線部ア~オの「の」で用法の異なるものはどれか。記号で答えなさい。」

2-2.現代語には存在しない助詞

特に覚えるべき3つの助詞の中でも、一番重要な助詞です。

例えば、「ばや」(願望、「~したい」)、「(な)・・・そ」(禁止、「~するな」)といった助詞が該当します。

現代語には存在しない助詞なので、種類・意味をしっかり覚えないと確実に問題を解くことができません

しかし覚えてしまえば、よく問われるため得点源にもなりやすい助詞でもあるのでちゃんと覚えましょう。

しっかり覚えるぞ!

2-3. 同音で違う意味を持つ助詞

この助詞の例は、「や」や「か」が分かりやすいでしょう。

例えば、

①「御子はおはす。」(徒然草・一四二)

②「はかなし枕さだめぬ転た寝にほのかにまよふ夢の通ひ路」(千載集、式子内親王)

この二つの文の訳は、それぞれ

①「御子はおはす。」(徒然草・一四二)
⇒(訳:お子さんはいらっしゃいます

②「はかなし枕さだめぬ転た寝にほのかにまよふ夢の通ひ路」(千載集、式子内親王)
⇒(訳:はかないなあ。どちらに枕を置いたかもわからないうたたねにぼんやりと思い悩む夢の中の道)

となり、「や」の意味はそれぞれ

①…「疑問」

②…「詠嘆(~だなあ)」

です。

こういった助詞に関しては、意味を覚えたうえで「見分ける」のがポイント。

~見分け方の解説~

①活用で見分ける。
まずはこちらで。助詞には、「係り結びの法則」のように後ろの語を変化させるものがあり、文末の語の活用などを注目して見分けましょう。
②文脈で見分ける。
文の流れから使われている助詞が何かを見抜く。

押さえるべき助詞! ①現代語には無い意味をもつ助詞 ②現代語には存在しない助詞 ③同音で違う意味を持つ助詞

なるほど、助詞にもちゃんと覚えるべきポイントがあるんですね!
そうだ。上に挙げた3タイプの助詞とその意味をしっかり覚えれば助詞は完璧といって大丈夫だ。
いやあそれを覚えられないのが、悩みなんですよね笑
まあそういうと思ったよ。
さすがっす。
そんなマルオくんのために「受験に必須の助詞とその意味を覚える勉強法」をまとめてみたから是非参考にしてみれくれ。
はーい。

ペン画像戦略3.受験に必須の助詞とその意味を覚える勉強法

さて、ここまで読んできて、助詞が何なのか、助詞にはどういった種類があるのか、ということが分かってきたと思います。

ここからは、具体的にどうその助詞を理解して、得点に繋げるかということを解説していきます。

お願いします!

助詞の勉強法は

Step1.
知識をつける。
Step2.
演習をする。
Step3.
知識を補強する。

この3ステップに分かれます。

この3ステップで助詞をマスターだ!

Step1.|知識をつける。

先程も述べたように助詞は50個以上あります。
それらの助詞や、その意味をまず頭に入れないといけません。

そして、知識をつけるための手段は主に二つあります。

  • 学校の授業を使う。
  • インプット(知識を入れる)用の参考書を使う。

なのですが、ぶっちゃけ学校の授業はあまりおすすめしません。

まじですか!?
まじだ。

というのも、古文という教科は、英語の「仮定法」「分詞構文」といったように明確に文法事項ごとに授業を行うことがないのです。

多くの学校では「教科書の例文を訳す⇒文法事項の確認」や「問題演習⇒解説」といった形で授業が行われ、集中的に「助詞」や「助動詞」といった内容を扱うことは少ないのではないでしょうか。

これでは、知識がツギハギになってしまい、暗記・理解があやふやになってしまうのです。

なので、ここでは後者の「インプット(知識を入れる)用の参考書を使う」を推奨します。

そこでおススメする参考書はこの2つ。

おすすめ参考書

「古典文法ドリル(学研)」

古典文法ドリル

古典文法ドリル|Amazon

構成としては、1単元ごとに

  1. 助詞の詳しい説明(格助詞などの種類ごと)
  2. おさらい(例題の文の現代語訳など)
  3. 問題を解いて定着させる

という形になっています。4章が助詞のパートになっています。

青と白のレイアウトで、非常に見やすいです。

「基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル 改訂版(旺文社)」

基礎からのジャンプアップノート

ジャンプアップノート|Amazon

こちらも解説+問題で、知識を定着させやすい構成です。

自分に合いそうな方を選びましょう。

具体的なやり方

基本的に二つの教材どちらともやり方は変わりません。

(1)解説の部分を読む。
(2)問題を解く。
(3)間違えた問題を確認。
(4)解説で扱っている例文、及び間違えた問題の文を音読。
(特に例文は暗記するぐらいまで繰り返し読むこと)

やることはいたってシンプルです。

特にしっかりやってほしいのが
「(4) 解説で扱っている例文、及び間違えた問題の文を音読。」

解説を読んで、すぐに問題を解けば正答率は当然高くなります。

その正答率を見て、「よーしもう大丈夫!」となってしまうとキケン

古典文法は、繰り返し見て覚えるのが鉄則です。
その章で扱った内容をしっかり定着させましょう。

3周ほど繰り返せばほぼ身につきます。

例文、間違えた文を音読して、知識を身につけよう!

Step2.|演習をする。

次は頭に入れた知識を「活用する」ために問題を解きましょう。

自分がしっかり文法事項を理解できているのかを確かめるつもりでやりましょう。

オススメ教材はこちら。

おすすめ参考書

「基礎から学べる入試古文文法」

基礎から学べる入試古文文法

基礎から学べる入試古文文法|Amazon

解説が詳しく載っている問題集です。アウトプット用の教材としてはちょうどいいでしょう。

具体的なやり方

(1)問題を解く。
(2)間違えた問題の解説を読む。
(3)間違えた問題の音読。

Step2の目的は、知識がちゃんと問題を解けるレベルまで身についているかを確認するためのもの。

間違えた問題を重点的に復習しましょう。基本的にはやり方は、Step1の「(2)問題を解く。」以降と同じ流れです。

といっても、問題集の解説だけでは、実は不十分

問題集の解説は、主に「その問題」についての解説を行っており、「文法事項」全般を復習することには向いていないのです。

なので、問題集だけの解説で満足してしまうと、知識のヌケモレが発生したり、その問題を解けるようになるだけ、という状態になってしまいます。

問題集の解説だけでは不十分なのか!

では、文法事項全般を復習するためにはどうするか?というと、それがStep3の「知識を補強する。」なのです。

Step3|知識を補強する。

問題集の解説を読み終わったら、その間違えた問題の箇所の知識を補強しましょう。

そこで、活用してほしいのがこの教材。

「荻野文子の 新修 古典文法」

荻野文子の 新修 古典文法

荻野文子の 新修 古典文法|Amazon

この教材は、英語の「Evergreen」(※英文法書「Forest」の後継本)のように辞書的な役割で使いましょう。

例えば、問題集で、終助詞の部分で間違いがあったら、この本の終助詞のページを見ましょう。
かなり詳しく解説が載っているので、改めて文法知識を整理できます。

なんか普通ですね。もっと暗記テクニックを紹介してくれるかと思いました。
残念ながら、古典文法はコツコツやっていくしかないものだ。もちろん参考書には語呂合わせは載っているけど、結局インプット(知識を入れる)→アウトプット(問題をといて定着させる)を繰り返していくしかないんだ。
厳しいですね。。。
でもね、マルオ君。助詞って古典単語よりも数が少なく、かつ入試でよく問われる問題なんだ。
ってことは、しっかり覚えたらかなり有利ってことですか?
その通り!できれば高3が始める前に身につけておくといいかな、遅くとも高3の夏まで。高3の夏以降は、文章問題の演習をやっていかないといけないから、助詞含め文法事項は高3の夏までにはしっかり身につけよう。
わかりました!

ペン画像まとめ

最後に助詞のポイントをもう一度確認しましょう。

  1. 助詞とは活用しない「付属語」である。
  2. 助詞には、「関係を示す助詞」と「意味を添える助詞」がある。
  3. 押さえるべき助詞は、①現代語には無い意味をもつ助詞、②現代語には存在しない助詞、③同音で違う意味を持つ助詞の3つ。
助詞とは何か?を理解したうえで、助詞を覚えていこう!

この記事で紹介している教材を使って助詞を身に着けていきましょう!

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ペン画像付録.助詞ってどんなものがあるの?

この章では、助詞の種類についての解説になります。

記事を読んでいて、「この助詞ってどんな種類の助詞だっけ…?」となったら、ぜひ読んでみましょう。

助詞はこのように

  • 関係を示す助詞
    • 格助詞  例)「の」、「が」など
    • 接続助詞 例)「ば」、「ども」、「して」など
  • 意味を添える助詞
    • 係助詞  例)「ぞ」「なむ」「や」「か」「こそ」「は」「も」
    • 副助詞  例)「だに」、「まで」など
    • 終助詞  例)「(な)・・・そ」、「ばや」など
    • 間投助詞 例)「や」、「よ」など

大きく分けると2種類、細かく分けると6種類に分かれます。

ひとつずつ見ていきましょう。

すべての助詞がこの分類に分けられるぞ!

関係を示す助詞

関係を示す助詞というのは、「ある単語や文章を繋ぐ役割を果たす」助詞のこと。

そして、この関係を示す助詞はさらに、

  • ①格助詞
  • ②接続助詞

に分かれます。

①格助詞とは

格助詞とは、「上の語に資格を与え、下の語と繋ぐ」助詞のこと。

「資格」とは、「主語」や「述語」などの文章中の役割のことです。

例えば、「が」という助詞があります。

この助詞は、上の語を「主格」にすることができる助詞です。

例えば「水が流る」なら、「水」が文の「主語」になりますよね。

他にも、「(私が)水を流す」なら、「水」は文の「目的語」になります。

格助詞は単語に役割を与えるのか!

そしてもう一つの関係を示す助詞が、②接続助詞。

②接続助詞とは

接続助詞は、文節と文節を繋ぐ役割を持っています。

接続助詞は、

  • 順接の接続助詞・・・原因・理由などを示す(~ならば、~なので、~ところ、~するといつも)
  • 逆接の接続助詞・・・前の事柄と反することを結びつける(~としても、~けれども、~のに)
  • 単純接続の接続助詞・・・ことの起こった順番に文節動詞を繋ぐ(~して、~ないで、~ながら)
  • ※()内の表現は多々あります。

の3つに分かれます。

「順接」、「逆説」、「単純接続」の3つだ!

例を挙げると、

・順接の接続助詞「ば」

「四日、風吹け、え出でたたず」(土佐日記 一月四日)
(訳:四日、風が吹くので、出発することができない)

・逆接の接続助詞「ども」

「親のあはすれども、聞かでなむありける」(伊勢物語 二三)
(訳:親が結婚させようとするが、承諾しないのであった。)

・単純接続の接続詞「して」

「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」(方丈記・一)
(訳;(流れて)ゆく川の流れは絶えることがなくて、しかももとの水ではない)

関係を示す助詞のまとめ 「格助詞」・・・単語に役割を与える 「接続助詞」・・・文節と文節を繋ぐ。

意味を添える助詞

もう一つの大きなグループは、意味を添える助詞。

「関係を示す助詞」は、あくまで「単語と単語、文と文を繋ぐ」という役割で文章自体の内容には何も変化をさせるものではありませんでした。

一方、「意味を添える助詞」は、「~なのか?(疑問)」「~だけ(限定)」といったように文章に新しい意味を付け加えます。

意味を添える助詞は「意味を付け加える」んだね!

そしてこの「意味を添える助詞」は4種類あります。

  • ①係助詞
  • ②副助詞
  • ③終助詞
  • ④間投助詞

の4つです。一つずつどんな種類の助詞なのか見ていきましょう。

①係助詞とは

係助詞とは疑問・反語などの意味を文に加え、文末の活用を変化を起こす助詞です。

特に「ぞ」「なむ」(強意)、「や」「か」(疑問・反語)は文末を連体形に、「こそ」(強意)は、文末を已然形にします。これらの変化を「係り結びの法則」といいます。

(参考)
「その人、かたちよりは心なむまさりたりける
「生きとし生けるもの、いづれ歌をよまざりける

(参考)
「折節のうつりかはるこそ、ものごとにあはれなれ

これが「係り結びの法則」ってやつか!

②副助詞とは

副助詞は、副助詞の上の語に新しい意味を与え、下の用言を修飾する助詞です。

例)

・類推(~さえ)の副助詞「だに」

「光やあると見るに、蛍ばかりの光だになし」(竹取物語・仏の御石の鉢)
(訳:光があるのかと見ると、蛍ぐらいの光さえない)

・限度・程度の副助詞「まで」

「梅の木などには、かしがましきまでぞ鳴く」(枕草子 鳥は)
(訳:梅の木になどには、(うぐいすが)うるさいくらいなく)

このほかにも、「さへ(~までも)」、「すら(~さえ)」など多くの副助詞があります。

副助詞は、「傍線部を現代語訳せよ」といった類の問題でよく見られるので戦略4で紹介する教材でよく確認しましょう。

副助詞は、上の語に意味を与えるぞ!

③終助詞とは

終助詞は、文末につくことで意味を加える助詞です。

例)

・(な)・・「そ」は「禁止」を示す終助詞。

「声高に、のたまい」(竹取物語・かぐや姫の昇天)
(訳:大きな声で、おっしゃる。)

④間投助詞とは

間投助詞は、終助詞と同じく文末につき、詠嘆や強意などを表します。

例)

・詠嘆の間投助詞「や」

「をかしの御髪。」(源氏物語・若紫)
(訳:美しいお髪だなあ)

意味を添える助詞 ①係助詞 ②副助詞 ③終助詞 ④間投助詞

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