古文の参考書使い方


『古文上達 基礎編』は古文の読解力を上げたい人にオススメ!正しい使い方や注意点なども解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『古文上達 基礎編』は、共通テストレベルの古文の読解演習をしたい人にオススメの参考書です。さまざまなジャンルの問題が載っており、受験に必要なポイントを効率よく学べます。

『古文上達 基礎編』を1冊やり切れば、古文の基礎力を固めて私立中堅大学レベルの問題は解けるようになるでしょう。

今回の記事では『古文上達 基礎編』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!

『古文上達 基礎編』はどんな参考書?

それではまず『古文上達 基礎編』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。

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  • 料金
  • ¥1,100
  • 収録問題数
  • 45題
  • ページ数
  • 192ページ
  • 習得にかかる時間
  • 1ヶ月半
  • レベル
  • これから古文の読解の勉強を始める人、志望校が日東駒専レベル以上の人

『古文上達 基礎編』は、古文読解の基礎を固めるのにふさわしい1冊です。古文単語と文法の学習を一通り終えた人であれば、問題なく取り組めます。古文基礎、基本〜標準のさまざまなジャンルの問題に触れられるのが特徴です。

「古文の読解をこれから勉強する」「単語・文法を覚えたけど文章になるとわからなくなる」という人は『古文上達 基礎編』を使いましょう。

『古文上達 基礎編』のメリット・デメリット

メリット

  • 古典文法の知識を読解問題を通して完璧にできる
  • 解説が詳しくわかりやすい
  • 基本事項と頻出問題を網羅できる

デメリット

  • 品詞分解や細かい意味の使い分けは載っていない
  • ハイレベルな演習はできない

『古文上達 基礎編』は、古文の読解問題の参考書です。そのため、基本的な古文単語や助動詞、その識別の知識があることを前提に作られています。

参考書内にはGMARCHや関関同立の過去問も掲載されているため、1冊解くことで古文の基本事項と頻出問題を網羅できます。

『古文上達 基礎編』は、共通テストの準備運動として活用してほしいので、高校3年生の5〜7月には1冊終わらせるように進めましょう。

ただし、ハイレベルな読解の演習はできないので、別の参考書を使うことをオススメします。のちほどオススメの参考書をご紹介します!

『古文上達 基礎編』がオススメな人

『古文上達 基礎編』は以下のような人にオススメです。

  • 古文単語・文法の勉強を終えた人
  • 読解の勉強を始めたばかりの人
  • 読解の演習をしたい人
  • 文法の復習をしながら読解力をつけたい人
  • 解説が丁寧な参考書がほしい人
  • 簡単な問題から段階的に力をつけたい人
  • 受験に必要なポイントを効率よく学びたい人

『古文上達 基礎編』は、基礎から入試問題レベルまで徐々にレベルアップしたい人にオススメの参考書です。今までに学んだ単語や文法を復習しながら、読解の基礎力を身につけられます。

『古文上達シリーズ』は、レベルごとに『古文上達 基礎編』と『古文上達』にわかれています。

『古文上達 基礎編』は共通テストから中堅私大レベル、『古文上達』はGMARCH以上の私大か国公立大学レベルまで対応できるため、自分の進捗や志望校に合わせ徐々にレベルアップするとよいでしょう。

『古文上達』については、以下の記事でも解説しています!

『古文上達 基礎編』の使い方

ここからは具体的な『古文上達 基礎編』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

『古文上達 基礎編』は基本的に以下のステップで活用しましょう。

Step1.
時間を計って問題を解く(約20分)
Step2.
時間内に解き終わらなかったらそこまでで印をつけ、時間をかけて残りの問題を解く
Step3.
採点をして解説を確認する前に「なぜ間違えたか」を考える
Step4.
解説を読んで、自分の考えと照らし合わせる
Step5.
間違えた文法や単語を調べる

毎日の1時間の学習で、マスターするのにかかる時間は約1ヶ月半です。

Step1.時間を計って問題を解く(約20分)

まずは、時間を計って問題を解きましょう。

入試本番で「時間がなくて問題が解けなかった」とならないよう、練習のときから時間配分やスピードを意識して解くことが大切です。また、時間制限を設けることで集中力も上がり、効率よく学習を進められます。

1周目は20分を目安として問題を解きます。2周目以降では、物語の内容をなんとなく覚えている状態になるので、制限時間を短くして10〜15分で解きましょう。

Step2.時間内に解き終わらなかったらそこまでで印をつけ、時間をかけて残りの問題を解く

制限時間内に問題が解き終わらなかった場合は、印をつけて残りの問題を最後まで解きます。残りの問題を解くときも時間を計っておくのがポイントです。

最初は、少し時間を過ぎてしまってもいいので、自力で最後まで問題を解くことを意識してください。

Step3.採点をして解説を確認する前に「なぜ間違えたか」を考える

問題を解き終えたら採点をして、解説を確認する前に間違えた問題の原因を考えましょう。

これを考えることで、自分の思考の癖や強み・弱点を見つけ、受験の武器にすることができます。さらに「考える習慣」と「論理的思考力」が身につくので、効率的に学習を進められるようになります。

間違えたらすぐ解説を見たい気持ちはわかりますが、ここでは我慢して「なぜ間違えたのか」を考え自分と向き合ってみてください。

時間をかけすぎずに5分ほどで考えたら解説を読みましょう!

Step4.解説を読んで、自分の考えと照らし合わせる

次に解説を読み、自分の考えと照らし合わせます。

自分の考えと解説の内容が違っても、この場で覚えれば問題ありません。解説を読んで、理解度を深めましょう。

Step5.間違えた文法や単語を調べる

最後に、問題の中でわからなかった文法や単語を調べます。

文法や単語は、単純に覚えるだけでは意味がありません。文章の中で使えるようになることが必要です。

特に古文上達では、45の文章それぞれで文法テーマが決まっているため、「正答率が低い部分=文法の理解や暗記が不十分な部分」という可能性が高いです。

忘れている文法や単語があれば、参考書を使って覚え直しましょう。ノートにまとめておくのもオススメです。時間があるときに見返すことで、知識を定着させられるでしょう。

毎日1時間、4つのステップを学習することで古文の読解基礎力を身につけることが可能です。

2周目に取り組むときは、時間制限を10〜15分と短くして、スピードを意識して解きます。2周目でも間違えた文法や単語は、ノートや単語帳にまとめていつでも見返せる状態にしておきましょう。

より細かい古文読解の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています!

『古文上達 基礎編』を使う際のペース配分

『古文上達 基礎編』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。

まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合は、古文の基礎知識である文法や単語をしっかりと固めてください。また、古文常識などにも触れる習慣をつけましょう。

学校の宿題や予習復習をこなしても余裕がある高校生は、『古文上達 基礎編』を週1〜2回のペースで勉強することをオススメします。過去のセンター試験(共通テストの前身)やGMARCH・関関同立の過去問も載っているので、実戦レベルの知識が身につきます。

部活動で忙しくて時間が取れないという人は、まずは単語や文法を完成させることを優先しましょう。高校3年生の夏休み前には、古文の基礎・基本〜標準レベルの問題を解けるようにしておくとよいです。

受験まで時間がない高校3年生の場合は「1日に2時間」取り組むことで、約20日で完成させます。ただし、このやり方は知識を短期的に詰め込むため、相当な覚悟が必要です。「高3の秋だけど読解の基礎が固まっていない」など、受験まで残りわずかな人のみ取り組みましょう。

『古文上達 基礎編』を使う際の注意点

『古文上達 基礎編』を使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 毎回必ず時間を意識して問題を解こう
  • 正答率を記録しておこう
  • 間違えた問題は参考書を使って復習をしよう

問題を解くときは、必ず時間を意識しましょう。受験本番は制限時間があるので、普段から時間を意識しておくことで本番でも落ち着いて問題を解けるようになります。

正答率は記録しておき、間違えた問題が2周目以降で理解できているか確認しましょう。

問題で単語や文法がわからなかった場合は、時間がかかってもいいので参考書を使って調べましょう。1つずつ学習していくことで確実に点数がとれるようになります。

まとめ

最後にもう一度『古文上達 基礎編』がオススメな人を確認しましょう。

  • 古文単語・文法の勉強を終えた人
  • 読解の勉強を始めたばかりの人
  • 読解の演習をしたい人
  • 文法の復習をしながら読解力をつけたい人
  • 解説が丁寧な参考書がほしい人
  • 簡単な問題から段階的に力をつけたい人
  • 受験に必要なポイントを効率よく学びたい人

古文単語と文法の学習を終えた人やこれから本格的に受験勉強を始めたい人などは、『古文上達 基礎編』を使って受験に対応できる読解力をつけましょう!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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