今回紹介する参考書は『古典文法 読解と演習56』です。Z会が出している参考書ですね。古文の演習を積む上では定番の参考書ですが、使い方がわからないままでは効果は半減、時間は倍増。しっかりと使い方を学んで手早く、そして効果的に使っていきましょう!

- 案件
『古文上達 読解と演習56』の使い方と勉強法を教えてください

『古文上達 読解と演習56』の使い方と勉強法を教えてください
ある日、マルオは本屋さんで参考書を選んでいた。

翌日、マルオは参考書の使い方に悩んでいた。









戦略01 『古文上達 読解と演習56』はこんな人におすすめ!

『古文上達 演習と読解56』の基本情報
- 料金
- ¥1,049
- 収録問題数
- 56問
- ページ数
- 176ページ
- 習得にかかる時間
- 40時間
- レベル
- センターから国立2次・上位私大レベルに対応
- おすすめ度
- ★★★★☆(記述にも対応し、考える力のつく参考書!)



こんな人におすすめ!チェックリスト
- 解説の詳しい問題集で演習したい
- 問題演習をしつつ、品詞分解の練習もしたい!
- ある程度の文学史についても勉強しておきたい
- 記述問題にも対応できるようにしたい
- 志望校がMARCH以上の私大か国公立大学


こんな人にはおすすめできない!チェックリスト

https://daigakujukensenryaku.com/kobun-sankosho-recommend/
戦略02 『古文上達 演習と読解56』の使い方・勉強法!

基本的なカリキュラムのステップ
1周目
- Step1.
- 第2章、第3章の問題を解く。
- Step2.
- 解き終わったら答え合わせをし、間違えた部分については間違えた理由を調べる。
- Step3.
- 間違えた問題や、自信のない問題について「なぜ理解できていないのか」を考える。
- Step4.
- 現代語訳を読んだ上で、本文を3回音読する
2周目
- Step1.
- 1周目で間違えた問題について、「何に気をつけて解くか」を考える
- Step2.
- 答えを見て、自分の考えたポイントがあっているか確認する
- Step3.
- 本文を5回音読
- Step4.
- 音読して、現代語訳がわからなかったり、詰まったところの訳を解答で確認する


『古文上達 演習と読解56』を使う上での注意は以下の通り!
・間違えた原因を理解しよう
・本文を理解したら音読をしよう
この2つを行うことで古文読解の実力が大きく伸びます!
まずは間違えた原因をきちんと把握しましょう。これはすべての勉強について言えることですが、できなかった事をできるようにすることで成績は伸びていきます。たとえば、主語の判定を間違えたのならば、それは直前の敬語がわからなかったからなのか、助動詞の意味を使役か尊敬かで迷ったからなのかというところまで考えます。
そして、これらの分析に基づいてあやふやになっている知識を再確認します。知識を忘れてしまうのは仕方のないことなので、忘れていることに気づいたときに覚え直しましょう!

そして、もう一つ重要なのは必ず音読をすることです。
きちんと本文の現代語訳を意識しながら音読します。音読をしていてスムーズに理解できないところや、読んでいてつまってしまったところは、理解しきれていない可能性があります。もう一度復習しましょう。


また、古文には独特のリズムがあるので、音読を繰り返すことでスムーズに読めるようになっていきます!

戦略03 こんな使い方は要注意!使い方のコツ

・単語や文法について一通り学習してから使おう!
古文を勉強する上で単語や文法は必ず身につけないといけない知識です。特にテストの点数が伸びないと焦って問題演習ばかりやってしまいがちですが、実はそれは一番やってはいけない勉強法なんです。単語や文法があやふやなまま勉強しても決して実力はつきません。
まだ、単語や文法について勉強していない……。という人はこの記事を読んで、単語や文法の勉強を始めましょう!

A君の例
文法について、『古典文法基礎ドリル』で勉強したので、文法事項はある程度身についていると思っていました。しかし、文章の中で品詞を把握する練習はしたことがありませんでした。なので『古文上達 演習と読解56』では1周目に解き終わった後、難しかった箇所について品詞分解をして理解を深めました!

まとめ

・1周目を全力で解く!2周目からはイメージで進める!
・わからない原因を徹底的につぶそう!
・音読しながら頭の中では現代語訳しよう!

- 解説の詳しい問題集で演習したい
- ある程度の文学史についても勉強しておきたい
- 記述問題にも対応できるようにしたい
- 志望校がMARCH以上の私大か国公立大学