古文の参考書使い方


【読んで見て覚える重要古文単語315】入試必須の古文単語が身につく【古文】

kobuntango315

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

「読んで見て覚える重要古文単語315」(通称:古文単語315)は、最もシンプルかつオーソドックスでありながら、これを完璧にするだけで入試に通用する古文単語の力はつく1冊になっています。ただ、いろんな項目があって、どう暗記すればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。この記事では、その効果的な使い方を紹介しましょう。

案件 古文単語315の使い方と勉強法を教えてください。

ココにテキストを入れて下さい。「読んで見て覚える重要古文単語」買ったんですけど、「読んで」「見て」ってほぼ同じ意味ですよね笑。タイトルつけるのへたくそなのかな笑。
……。マルオ君、そんなにばかにしてるってことは、暗記は終わったのね?
いや……。終わってません……。やりかたわからなくて。
やっぱりそうでしょうね。今回はそんなマルオ君のために、正しい「古文単語315」の使い方を紹介するわね。

戦略01 古文単語315はこんな人におすすめ!

まずは基本情報をおさらいしておくわね。

古文単語315の基本情報

  • 料金
  • ¥886
  • 収録単語数
  • 315個(+関連語293語)
  • ページ数
  • 304ページ
  • 習得にかかる時間
  • 40時間
  • レベル
  • 定期テストからセンター試験・国立2次・早慶レベルまで対応可能
  • 持ち運びやすさ
  • ★★★★★(手のサイズにフィット。電車でも勉強しやすい)
  • おすすめ度
  • ★★★★☆(この1冊で入試古文の単語には対応可能!)
基本的な単語からスタートして、敬語や慣用句など、広く古文単語を学べるわ!この1冊をやりきれば、センター試験だけでなく、早慶や国公立にも対応できるわよ!
どういう人におすすめなんですか?
そうね、これからあげるチェックリストに2つ以上あてはまる人かしら。でも、絶対ということはないから、使ってみて決めるのもいいわよ。

こんな人におすすめ!チェックリスト

  • 例文とイラストを見ながら覚えていきたい!
  • 赤シートを使って覚えたい!
  • シンプルなデザインの単語帳が好き!
  • 1冊で古文常識や和歌の用法などの関連事項にも触れたい!
イラストがあると助かる!古文常識も知りたい!古文単語315を使おうっと!
逆に、いまから見せるチェックリストに2つ以上あてはまる人は、ほかの単語帳のほうがあってるかもしれないわ。

こんな人にはおすすめできない!チェックリスト

「ほかの単語帳について知りたい」「メリットやデメリットを詳しく知りたい」という人はこの記事を読んでね!

戦略02 古文単語315の使い方・勉強法!

ここでは、古文単語315の具体的な使い方について説明するわ。なんだかんだ言って量が多いから、正しい手順で進めていきましょう。
お願いします!がんばります!
ただ、あくまでここで紹介するのは基本的な使い方。志望校によってすこしずつやり方が違うから、詳しくはカリキュラムのページを参照することね。

・もっと詳しい使い方や、古文単語の勉強法の基本について知りたい

さっそくお願いします!
基本的なステップは次の通りよ!

基本的なカリキュラムのステップ

1周目

Step1.
見出し語とその意味を覚える
Step2.
見出し語の横についている単語の成り立ちやニュアンスに関する文章を読む
Step3.
Step1,2を15語に対して繰り返す
Step4.
15語の意味を赤シートで隠してテスト
Step5.
前日にやった15語をテストする。間違えたものにはチェックをつける。

1日30語 で見出し語315語+慣用句90語の計405語を覚える!2週間(14日)で1周できる!

2周目

Step1.
見出し語の意味を30語テストする
Step2.
間違えたものについてはチェックをつけ、見出し語の横についている成り立ちやニュアンスに関する文章を読む
Step3.
見出し語の下にある例文を音読する

3周目以降

Step1.
チェックがついている単語のみをテストする
Step2.
間違えたものについてはチェックをつけ、見出し語の横についている成り立ちやニュアンスに関する文章を読む
Step3.
見出し語の下にある例文を音読する
大原則は3つよ!
  • 何度も繰り返す
  • イラストと文章も読む
  • 必ずテストする!
1つ1つ見ていきましょう!
何度も繰り返す

単語暗記の基本はとにかく繰り返すことです。人間は1回見ただけのものは忘れてしまう生き物だからです。

1周目のStep5で前日のものをテストし直しているのも、まさにこの原則によります。

もちろん、1周だけでは忘れてしまうので、2周、3周と繰り返していきましょう。

とにかく繰り返すことが大事なんだね!
イラストと文章も読む

古文単語は、昔の日本で使われていた言葉です。それゆえに、現代で使われている言葉と似ていても、古文単語が持つ意味は現代のそれとはかけはなれていることがよくあります。

たとえば「むつかし」っていう古文単語は、どういう意味だと思う?
え?「難しい」
それがちがうのよ。正しくは「気味が悪い」とか「わずらわしい」っていう意味です。
ぜんぜんちがうじゃん!!

このように、現代の言葉を知っているがゆえに、混乱してしまうことがあるのです。

そこで1つ解決策があります。ただ単語とその意味をおさえるだけでなく、そのニュアンスなどもあわせて知っておきましょう。
より惑わされにくくなり、より記憶に定着しやすくなります。

そのために、古文単語315に載っている、ニュアンスや成り立ちを解説した文章と、単語のイメージを明確にしたイラストの両方を、覚えたりテストしたりするたびに見るようにしましょう。

必ずテストする!

ただながめるだけでなく、必ずテストをするようにしましょう。

理由は、より試験に近い感覚で日ごろから取り組むべきだからです。試験では、手元に単語帳はおけませんよね。自分の頭の中にある知識を引き出す必要があるのです。

よって、「なんとか思い出そう」とする訓練を日ごろから積んでおくことが、古文単語をマスターする上で、また試験で使える知識をつける上ではとても重要なのです。

日ごろから「思い出す」という練習をしておくことが大切ね。

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戦略03 こんな使い方は要注意!使い方のコツ

ここからは、古文単語315を使った勉強で気をつけてほしいこと、および使い方のコツをまとめていくわ!

古文単語315 使用上の注意

見出し語とその意味にしか目を向けないのはNG!

古文単語315は、例文やイラスト、単語のニュアンスの説明など、ただ単語とその意味が載っているだけではなく、様々な要素で構成されています。

これらは暗記をよりスムーズに進めるためのものなので、ぜひ活用すべきです。見出し語とその意味だけを機械的に暗記するだけだと、どうしても短期的な記憶になりがちですし、忘れることが多くなってしまいます。

一つの要素に複数のことを関連させると記憶が促進されることは科学的にもわかっていることなので、ぜひイラストや例文、ニュアンスの説明にもしっかり目を向けて、1つの単語に対し複数の要素をからませながら、暗記に役立てましょう。

こういう使いかたもある!最大限活用するコツ!

後ろのページにある古文常識も合わせて読む

この古文単語315は、古文でよく出てくる月の異名や方角の言い方などをはじめとする、古文常識も後ろのページに豊富に解説されています。

赤シートで隠されているようにはなっていないので、若干暗記はしづらいですが、スキマ時間で月の異名と方角の言い方くらいは読んで頭に入れておきましょう。

Aくんの例

相談者のシルエット(男)

毎日15語ずつ単語を暗記したあとに、5分時間をとって古文常識のページを読んでいます。イラストも豊富で、見やすいです。

古文常識については以下の記事をさんこうにしてほしいわ。

和歌の用法も合わせて確認する

古文常識と合わせて、和歌で出てくる様々な用法(枕詞、掛詞、修辞法など)も、十数個の項に分けて解説されています。

特にセンター試験の古文では和歌が頻出ですから、この解説を読むだけでも和歌の基本的な事項はおさえることができます。ぜひ活用しましょう。

ただしこれも赤字になっているところは少なく、赤シートでは限界があるので、特に枕詞と掛詞については、ノートに書くなどして暗記するようにしましょう。

相談者のシルエット(女)
センター試験の古文の問題で和歌の読み取りがぜんぜんできなかったので、古文単語315についている和歌の解説を1日1項ずつ読んでいます。掛詞や枕詞は、リストアップされているだけで赤文字にはなっていないので、赤シートを使う代わりにノートに書いて暗記するようにしています。
古文単語315は単語以外にも、古文の読解に役立つ要素がもりだくさん。この例を参考に、フル活用してほしいわ!

まとめ

この記事で押さえてほしいことはこれよ!
  • 古文の単語暗記は「何度も繰り返す」「テストをする」
  • イラストや例文、単語のニュアンスの説明にも必ず目を向けよう!
  • 古文常識や和歌の用法の解説も詳しいので活用しよう!
さいごにもう一度、古文単語315を使ってほしい人のチェックリストを確認しましょう。
  • 例文とイラストで合わせて覚えていきたい!
  • 赤シートを使って覚えたい!
  • シンプルなデザインの単語帳が好き!
  • 1冊で古文常識や和歌の用法などの関連事項にも触れたい!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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