古文単語帳の定番、マドンナ古文単語。詳しく解説が魅力ですが、やり方を間違えるとその強みを十分に活かすことができません。収録語数が少ない分、完璧に使いこなすことが必要な参考書ですので、正しい使い方を知るのは必須。この記事ではそんなマドンナ古文単語を使う人に「確実に」記憶に残る使い方を解説します!

- 案件
『マドンナ古文単語230』の使い方と勉強法を教えてください

『マドンナ古文単語230』の使い方と勉強法を教えてください








戦略01 「マドンナ古文単語230」はこんな人におすすめ!

「マドンナ古文単語230」 の基本情報
- 料金
- ¥972
- 収録単語数
- 230個
- ページ数
- 245ページ
- 習得にかかる時間
- 30日間
- レベル
- 定期テストからセンター試験・国立2次・早慶レベルまで対応可能
- 持ち運びやすさ
- ★★★★★(手のサイズにフィット。電車でも勉強しやすい)
- おすすめ度
- ★★★★★(古文単語帳の王道といえばコレ!自信を持っておすすめできる)



こんな人におすすめ!チェックリスト
- 古文が苦手……できるだけ丁寧な解説が欲しい。
- センター古文がちんぷんかんぷん…古文の基礎を固めたい
- 他の古文単語帳をやっても中々覚えられなかった
- 赤シートを使いたい!


こんな人にはおすすめできない!チェックリスト






戦略02 「マドンナ古文単語230」の使い方・勉強法!



・もっと詳しい使い方や、古文単語の勉強法の基本について知りたい
・「部活動で忙しくて、時間が取れない!」「受験まで時間がない!」


基本的なカリキュラムのステップ
1周目
- Step1.
- 1ページずつ見出し語(単語)を見て、「現代語訳」とその左隣にある「単語の説明」を読む。「現代語訳」が複数あるものは、太字で書かれているものだけ読めばOK。
- Step2.
- Step1が1章分終わったら、「現代語訳」を指で隠してテストを行う。単語を見て現代語訳が思い出せれば、単語の上に「〇」印をつける。間違っている単語があったら、「×」印を書く。
- Step3.
- 間違った単語の「単語の説明」を再度読む。
- Step4.
- 1章分終わったら、次の章へ進む。
2周目
- Step1.
- 1ページずつ「全て」の見出し語の「現代語訳」と「単語の説明」を読む。「現代語訳」が複数あるものは、細字のものも読む
- Step2.
- Step1が1章分終わったら、「現代語訳」を指で隠してテストを行う。間違っている単語があったら、単語帳ではなく、本の方に「×」印を書く。この時、もともと「×」印がある単語の意味を思い出すことができれば、「〇」印を書く。
- Step3.
- 間違った単語の「単語の説明」を再度読む。
- Step4.
- 次の章へ進み、Step1~Step3を行う。これを第8章まで続ける。
3周目
- Step1.
- 1章ずつ、「〇」印のついていない「×」印がある単語のみテストをしていく。単語の意味を思い出すことができれば、「〇」印を書く。間違っている単語があったら、単語帳ではなく、本の方に「×」印を書く。
- Step2.
- 間違った問題の「単語の説明」を再度読む。
- Step3.
- Step1~2を繰り返す。
4周目
- Step1.
- 3周目で「〇」印がつかなかった単語のみテスト。単語を見て意味が思い出せればOK。間違っている単語があったら、単語帳ではなく、本の方に「×」印を書く。
- Step2.
- 間違った問題の「単語の説明」を再度読む。
- Step3.
- Step1~2を8章分行い、すべての単語で「×」をつけることがなくなるまで繰り返す。

- ・最初の1周で覚えるべき現代語訳は、太字の部分だけ覚える。
- ・必ずテストすること
この2つを守ることで、記憶が定着しやすくなります。

1度にすべて覚えようとしてはいけません。まずは「記憶の軸」を作ることが重要です。特に、 最初の1周目は最重要である太字の部分の暗記に集中しましょう。
※「記憶の軸」:ある古文単語があって、「この単語はこの意味!」と1対1で対応することで記憶にとどめやすくすること。一つだけでも重要な意味を押さえられていれば、新しい意味はこの軸に関連付けて覚えやすくなる。
そして、その定着をさらに確実にするためには、かならず「テスト」することです。

受験はインプットだけではいけません。古文単語をみて、その単語の意味を頭のなかから引っ張り出す練習が必要になります。本番でも、古文単語が出てきたら即座にその意味を引っ張り出すことが重要ですから、単語の暗記をする際も必ずテストをしていきましょう。


このことについて、古文単語勉強法の記事で詳しく述べているので、読んでみてください。
戦略03 こんな使い方は要注意!使い方のコツ

1.「マドンナ古文単語230」 使用上の注意
戦略02であげた2つの原則を、もう一度思い出しましょう。
- ・最初の1周で覚えるべき現代語訳は、太字の部分だけ覚える。
- ・必ずテストすること
これ以外にも、「マドンナ古文単語230」だからこそ気をつけてほしいことがあります。
『マドンナ古文単語230』以外の参考書に浮気しないこと
マドンナ古文単語は収録語数が他の単語帳より少なめなので、「これで大丈夫かな…?」と思いがち。でも安心してください、『マドンナ古文単語230』に収録されている単語でほとんどの大学に対応できます。
『マドンナ古文単語230』は頻出単語の成り立ちから、入試での聞かれ方まで網羅していますので古文単語で落とす、ということは十分避けられます。


2.こういう使いかたもある!最大限活用するコツ!

音声データを活用する
「『マドンナ古文単語230』 耳から覚える音声講座」という公式ページでは、無料で「全ての」単語の音声をダウンロードすることができます。古文は音読をして、リズムや語感に慣れることも重要なので、ダウンロードすることをお勧めします。
Aくんの例

家では赤シートでテストしていますが、電車通学の時間に音声を聞いています。読み上げてくれるのでかなり頭に入りやすいですね!
前日にやったものを音声で再度聞きなおす、といった形で使っているので自然に定着しそうです!
カードを活用する
マドンナ古文単語は充実した解説で古文単語の理解を助けてくれますが、それだけでなく付属の単語カードで「暗記」も助けてくれます。
Bさんの例

赤シートで覚えるのが苦手なんですよね……。だから、マドンナ古文単語の「イラスト単語カード」を使って練習しています。単語カードに印をつけながら覚えていっています!

まとめ

・「最初は太字の意味を覚える」「テストをする」
・別の単語帳に移らない!「マドンナ古文単語230」で十分対応できる。
・単語カードや音声データも有効活用できる!

- 古文が苦手…できるだけ丁寧な解説が欲しい。
- センター古文がちんぷんかんぷん…古文の基礎を固めたい
- 他の古文単語帳をやっても中々覚えられなかった
- 赤シートを使いたい!
- 志望校がMARCH~難関国公立
同じテイストで古典文法も覚えたい!
⇒マドンナ古文(参考書)
古文の読解問題をとけるようになりたい!
⇒マドンナ入試解法(参考書)
古文単語の勉強をもう一度復習したい!
自分にあった単語帳を知りたい!もっと詳しく比べたい!
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