古文勉強法

センター古文 徹底分析|センター古文の悩みは全て解決! センター古文分析

「大学受験オンライン戦略会議」、略して「オン戦」では、学習塾STRUX塾長である綱島将人監修のもと、第1志望校合格のための勉強法や勉強に関するコラムを、"受験計画"を通してわかりやすくお伝えしています。高校生のマルオをはじめとするキャラクターたちと、合格への"最短距離"をすすんでいきましょう。

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センター試験古文の勉強法

センター試験は受験生なら誰もが受ける試験ではないでしょうか?その中でも国語の試験、とくに古文は対策次第で結果が大きく変わる科目です。しかしセンター古文の全体像や対策を知らない高校1、2年生は多いのではないでしょうか?この記事を読んでセンター古文の概要、仕組み勉強法を学び、ライバルに一歩差をつけましょう。

先生!センター古文の過去問を解いたのですが全然解けないです。
過去問を解いたのか。感心感心!解けなかったってどんな感じだったんだ?
もうボロボロです。とりあえず早めに解いておこうと思ってやったんですが、全然です。今まで単語や文法を勉強してきたのに。。。
なるほど。でもできなくて当然だ。だってセンター古文の解き方を知らないからな。
ふぇ?? センター古文の解き方って何ですか?今まで聞いたことなかったです。
じゃあ、今日はセンター古文の仕組みと取り組み方について学ぼう。
よろしくお願いします。

ペン画像戦略01
設問の構成について知ろう

センター古文の設問は全6題。それぞれの内容と配点は以下のとおりだ。
センター古文の配点配点
設問 内容 配点
1 語彙問題 15
2 文法 5
3 内容説明問題 7
4 内容説明問題 7
5 文章読解問題 8
6 文章読解問題 8

センター古文の場合、年によって細かい変更がありますが基本的には語彙問題、文法問題、読解問題の3パターンです。読解問題のうち、和歌に関する問題が1問出題されることが多いのが最近の傾向です。

以下、一つ一つ特徴と解き方を見ていきましょう。

設問パターン1 語彙問題

特徴

本文中の単語に傍線が引かれ、その傍線部の意味を答える問題。センター以外でも良く見る問題形式です。

解き方

単語の意味一発で答えが出る問題もありますが、文法の知識が回答の根拠になる問題も多いです。なので単語暗記だけで解けると思うと大間違い!
単語の暗記だけでなく、文法の知識も含めて回答するようにしましょう。

例えば以下のような問題です。

問1 傍線部(ア)の解釈として最も適当なものを、次の各群の①〜⑤のうちから、それぞれ一つずつ選べ。

(ア)にげなきまで
①別人に見えるほど
②目立ちすぎるほど
③不釣り合いなほど
④信じられないほど
⑤並ぶものがないほど

設問パターン2 文法問題

特徴

本文の中の文法箇所に波線が引かれて回答を選ぶ問題。例年本文の中の5箇所に波線が引かれます。
この設問では各波線の意味を答えるわけではなく、各波線部で同じ意味を分類する 問題です。回答形式はセンター試験特有ですが、一般的に「識別問題」と言われています。古典文法では頻出の問題です。

実際の問題を使ってイメージしてみましょう。

〜〜目慣れ給は(a)ぬものから〜〜
       
〜〜これも尼(b)にやあらむ〜〜
      
〜〜何ばかりの心をおこしてかくはそむき(c)ぬらむと〜〜
                   
〜〜いざ、とく臥し給ひ(d)ね〜〜
           
〜〜夢なら(e)ぬ御枕上につと添いたる〜〜
     

問2 波線部a~eの助動詞を、意味によって三つに分けると、どのようになるか。その組み合わせとして最も適当なものを、次の①〜⑤のうちから一つ選べ。
① aとbceとd
② aとbeとcd
③ aceとbとd
④ adとbとce
⑤ aeとbとcd

この例は典型的な文法問題です。
「に」「ぬ」「ね」に傍線が引かれてあります。参考書などでよく紹介される「に」と「ぬ」の識別問題です。

解き方

この問題には消去法が有効です。回答が早い人は消去法を使っていますが、マルオのように慣れていない人は一つ一つ意味を考えて答えを出しましょう。

消去法が有効だからといってそれに頼ってはミスが出ます。基本的な文法知識が問われているので、基本をしっかり習得しましょう。

※古典文法については「古典文法勉強法|1か月で古典文法の基礎をマスターする勉強法」を読むことで知ることができます。

また、文法以外にも敬語が設問になる年もあります。敬語もやはり基本的な知識が問われています。敬語も合わせてしっかり勉強しておきましょう。

※古典文法については「古典敬語勉強法|敬語ができないのは致命的!点を落とさなくなる勉強法」を読むことで知ることができます。

設問パターン3 読解問題

特徴

本文中に傍線が引かれ、それについての説明として適切なものを選べという問題です。また、本文中に登場する和歌についての説明として適切なものを選びなさいという問題も出ます。

説明として適切なものを選ぶ選択問題ですが、これは基本的な読解問題です。傍線の意味、前後の文脈をしっかり追って考えれば解くことのできる問題です。1問ごとの配点は高いですが、難易度は決して高いわけではありません。

解き方

シンプルな読解問題ですが、ポイントは2つあります。

  • ①設問にぶつかってもその段落は読み切る
  • ②先に設問は見ても、選択肢は見ない

①設問にぶつかってもその段落は読み切る

…前後の文脈を合わせて判断しないと正解が出ない問題があるので、設問にぶつかってもその段落は全部読み切ってしまってから問題を解くようにしましょう。

②先に設問は見ても、選択肢は見ない

…先に見ておくのは設問だけにしておきましょう。何が問われるのか知った上で読解に入ると、設問を解くときに読み直す時間が短縮できるからです。

逆に選択肢は先に見ないでおきましょう。なぜなら、選択肢の多く(通常4/5)は間違った選択肢です。先に選択肢を見てしまうと間違った先入観を持って読解をすることになり、間違いをする原因になります。

よって、先に見るのは設問だけにしておきましょう。

そもそもの読解の力をつけたいという人は「古典読解勉強法|たった一ヶ月で古典がすらすら読めるようになる勉強法」を参照してください。

ペン画像戦略02
時間配分を知ろう

なるほど〜!センター古文自分でも解けそうに思えてきました!
調子にのるな。頭でわかっていてもやるのは大変だぞ。
ところで古文というか、センター国語って何分でとかなきゃいけないんですか?
80分だよ。
え〜〜〜〜!?マジデスカ?
しかもその中で古文に使える時間は単純に計算しても約20分しかない!
そーなんですかー!?全然時間ないじゃん。
でも安心してくれ。今からオススメの時間配分を解説するから。

そもそもセンター試験の国語の構成を知っていますか?

えーっと。なんだっけ?

わからないマルオのためにも確認しておきましょう。

大問1 現代文(評論)
大問2 現代文(小説)
大問3 古文
大問4 漢文

この4つを80分で解き切らなければいけません。

センター試験の国語の一番の敵は時間です。

時間に対して読まなきゃいけない量が圧倒的に多いのが特徴です。なんとか工夫して、時間を作り出すしか方法はありません。

しかし均等に20分ずつで分けようとすると、分量の多い現代文で時間が足りなくなったり、見直しする時間がなくなったりします。

なので、時間配分をしっかり意識して臨んでください。

センターの国語って時間配分大事だね。

では、本題に入りましょう。

センター国語の時間配分はこれだ!

センター試験では以下の順番と時間配分で問題を解きましょう。

①漢文(15分)
↓ 
②古文(20分)

③現代文(評論)(20分)

④現代文(小説)(20分)

最初は 漢文を解いてしまうのがオススメです。漢文はセンター国語の 中で一番量が少なく、簡単です。漢文はしっかり勉強していれば、一番得点しやすい科目です。ここでなるべく時間を使わないようにして、早く確実に解ききれるようにしましょう。表には15分と書きましたが、実際はもっと早く終わる年もあります。

まずは漢文からだ!

次にオススメなのが古文です。古文はセンター国語の中でも難しい問題です。しかし難しい一方で、知識型の問題もあり、しっかり対策していれば、コンスタントに40点以上の高得点 を狙える科目でもあります。なので早めに古文に取り組んでしっかり点数を稼ぎましょう。目標時間20分は時間的にややきついですが、時間内に終わらせるようにしましょう。時間内に終わらせられると次の現代文が楽になります 。

センター古文は「センター古文勉強法(執筆中)」を読んで対策をしましょう。

古漢でしっかり点数を稼ごう。

次にやるべきは評論文です。評論文は問題文が多い上、やや硬めの文章が選ばれます。また、出題されるジャンルも幅広いです。
現代文は点数を安定させるのが難しいですが、評論文はしっかり論理的に文章を読み解くことができれば、小説に比べて安定して点数を稼ぐことができます。また目標時間が25分と長めなのは、文章量が多く、20分だと読み切れないことがある からです。

最後に回すべきなのは小説です。なぜなら、コンスタントに高得点を取るのが難しい上に、国立二次や私立大学入試に向けて勉強している人にとっては、解き慣れない小説問題だからです。普段からあまり練習していない上、慣れていないと高得点を取るのが難しく 、評論文よりも点数が安定しないことが多いです。
小説問題は多少後回しにしてもいいので、ほかの問題で確実に点数を稼ぎましょう。小説問題で少し時間が足りなくなってもしょうがないと割り切るくらいの 気持ちでいてもいいでしょう。

小説は後回しでもOKだ!より確実に点数を稼げる、古文と漢文を優先しよう。

また、この順番で解くときには「マークミス」に注意しましょう。最初に漢文を解くことになるので、間違えがちです。

マークミスはどうやって対策したらいいんですか?
大問が解き終わるごとにマークミスの確認だ 。細かく何度も確認することで、間違えていた時の時間のロスを減らすことができるぞ。

センター国語は時間との勝負である

ペン画像戦略03
パターン別オススメ勉強法

センター古文についてはもうかなり詳しくなりました!
そうか。なら今日はこれで終わりにしていいか?
ちょっと待ってください!!センター古文に詳しくなったんですが、どうやって勉強したらいいのかわかりません。
じゃあ最後にセンター古文おすすめ勉強法を紹介しよう!これでセンター古文は完璧だ!

早速センター古文おすすめ勉強法を紹介していきます。

センター古文対策の勉強は大きく分けて2つに分けられます。それは「知識型問題」と「読解問題」です。

どうしてそう分けられるんですか?

戦略1で紹介した問題パターンを思い出してください。設問にはこの3パターンがありました。

このうち設問パターン1,2は「知識型問題」、設問パターン3は「読解問題」に分けられます。

なるほど!そうやって分ければいいんですね。

では、それぞれの問題パターン別におすすめの勉強法を紹介しましょう。

3-1.「知識型問題」おすすめ勉強法

このタイプの問題は「知っていれば解ける問題」ですので、単語や文法をしっかり覚えましょう。

  • いつから始めるか:高三の夏休み
  • どのくらい単語を覚えればいいか:200~300単語 (マドンナ古文の場合、一冊で充分)
  • 文法はどれくらいやればいいか:一通り全部 (助動詞や助詞、敬語まで)

いつから対策を始めればいいのかというと、高三の夏休みです。
もちろんこれはセンター試験の対策のみの場合です。国立二次試験や私立大学の試験のために勉強する人は時期が異なります 。

国立二次や私立大学の試験のために勉強する場合は理想としては、高二には始めていましょう。遅くても高三に入るときには始めていましょう。

量でいうと単語であれば300単語、文法は一通り覚えていればセンター試験では十分です。

それぞれのオススメの参考書を紹介します。

単語

マドンナ古文単語230

マドンナ古文230

センターレベルの単語を勉強するのはぴったりの単語帳です。古文で頻出単語を中心に掲載されています。

より具体的な勉強法は「古典単語勉強法|単語帳1冊で大学受験の古典単語が完成する勉強法」を参考にしましょう。

文法

マドンナ古文

マドンナ古文

文法を覚えて使うためには最適な参考書です。文章の中で「どうやって文法を使うのか」を学ぶことができます。文法はただ覚えているだけではなく、文章になっても読める まで定着させることが大事です。

より具体的な勉強法は「古典文法マドンナ古文カリキュラム(執筆中)」を参考にしましょう。

また、文学史問題も何年かに一度出題されていますが、文学史問題も「知識型問題」に入ります。
「古典文学史勉強法|これで古典文学史の不安は一掃!」に詳しい勉強法が紹介されています。こちらを見て勉強しましょう。

3-2.「読解問題」オススメ勉強法

このタイプの問題は本文をしっかり読解できるようになる訓練が必要です。しかし読解問題といっても焦る必要はありません。
先ほど紹介したレベルの単語、文法をしっかり身につけていれば、苦労せずに読めるようになります。

おすすめの教材はセンター試験の過去問です。

センター試験過去問研究 国語 (2018年版センター赤本シリーズ)

ある程度覚えることを覚えたら、過去問で最近の傾向に慣れましょう。

また過去問を解く時には一つポイントがあります。それは「時間を計って問題を解くこと」です。

センター試験では時間の割に問題数が多いです。なのでしっかりと時間内に解ききる意識を持ちながら過去問を解きましょう。勉強を進めていく中で時間を短縮させるよりも、決められた時間内で解ききれるように訓練した方がセンター試験のような時間的にタイトな試験にはオススメです。戦略2でも紹介した通り、古文は20分以内に収まるのがベストです。

もちろん最初から出来る人は20分で解くべきですが、できない人は最初は25分で解ききれるようにしましょう。

そして出来るようになった人からどんどん時間を縮めていくように過去問演習しましょう。

より詳しい勉強法は「古典読解勉強法|たった一ヶ月で古典がすらすら読めるようになる勉強法」を参照しましょう。

時間内に終わらせることを意識して勉強しましょう。

ペン画像まとめ

今日の授業のおさらいだ!
  • 各設問の特徴はシンプル!センター試験特有の解き方を身につけよう。
  • センター国語は時間との勝負。戦略的に時間配分をしよう!
  • パターン に合わせた勉強をしよう!
    「知識型問題」……単語、文法をしっかり覚えよう。
    「文書読解問題」……過去問を使って文章を読み込もう。
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