古文勉強法

センター漢文 徹底分析|センター漢文で満点を取る、センター漢文の鉄則

「大学受験オンライン戦略会議」、略して「オン戦」では、学習塾STRUX塾長である綱島将人監修のもと、第1志望校合格のための勉強法や勉強に関するコラムを、"受験計画"を通してわかりやすくお伝えしています。高校生のマルオをはじめとするキャラクターたちと、合格への"最短距離"をすすんでいきましょう。

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センター漢文の鉄則・勉強法がわかる

センター試験の漢文は対策さえすれば、いとも簡単に、高得点を取れるようになります。

ペン画像戦略01
設問の構成について知ろう

赤神先生、そろそろ漢文もセンター試験にチャレンジしようと思うのですが、どんな問題が出るのか全然わかりません。
ついにマルオ君もセンター漢文を取り組めるレベルになったか!
なりました! やりたくてうずうずしています。
じゃあ今回はセンター漢文を徹底解説してやろう!各設問の解説から、時間配分、おすすめの勉強法まで紹介するぞ。
待ってました。お願いします。

センター試験での各設問と内容、配点は以下の通りです。

センター漢文の配点配点
大問 内容 配点
1 語句の読み方 8(4×2)
2 語句の意味 10(5×2)
3 内容説明問題 8
4 理由説明問題 8
5 返り点、書き下し問題 8
6 理由説明問題 8

(2017年のセンター試験の問題です)

出題される順番などは多少変わりますが、例年このような出題形式です。そのため、基本的にはこのような出題形式の問題を対策すればバッチリです。以下、各設問の特徴を紹介します。ひとつひとつ見ていきましょう。

まずは各設問の特徴を知ろう!

設問1 語句の読み方問題

こちらは問題文の中の単語に波線が引かれて、その単語の読み方を答えるというとてもシンプルな問題です。問題数は例年2問出されることが多いです。
例えば以下のような問題です。

問1 波線部(ア)「蓋」のここでの読み方として最も適当なものを、次の各群の①〜⑤のうちから、一つずつ選べ。

(ア)「蓋」
①なんぞ
②はたして
③まさに
④すなわち
⑤けだし

この問題の正解は⑤のけだしです。この漢字はよく再読文字で「なんじ」と読まれますが、単独だと「けだし」と読む副詞です。

よく考えてみれば当然のことですが、この設問で問題にされる漢字はほとんどが普通の日本語とは違う読み方をされたり、複数の読み方がある漢字です。なので、センター試験によく出る単語をしっかり対策しているかが勝負のわかれめです 。

>対策さえしてしまえば、しっかりできるようになるぞ。

設問2 語句の意味問題

こちらも設問1と似ている問題です。問題文の中の一節に傍線が引かれ、その傍線部の意味を答える問題です。
例えば以下のような問題です。

問2 傍線部(1)「千載之上」のここでの意味として最も適当なものを、次の各群の①〜⑤のうちから、それぞれ一つずつ選べ。

(1)「千載之上」
①高い位置
②遠い過去
③重たい積み荷
④多くの書籍
⑤はるかな未来

こちらは設問1のように、「知っていれば一発で答えが出る」というほど単純ではありません。しかし、重要単語の意味をおさえていれば、選択肢をかなり絞りこむことができます 。
「千載」は四字熟語の「千載一遇」(千年に一度あるかないという絶好の機会)の千載と同じ意味で「千年くらい遠いこと」を表しています。
このことがわかると選択肢は「②遠い過去」か「⑤はるかな未来」に絞ることができます。

ここから先は文脈判断で解きますが、単語の知識で5択から2択まで絞ることができます。

なので、設問1同様、よく聞かれる単語をしっかり勉強してきているかが勝負のポイントです。

よく出る単語をしっかり対策しておこう。

設問3,4,6 内容説明問題、理由説明問題

この3問は本文を読み解く読解問題です。内容説明問題では「〜とはどういうことか説明せよ」、理由説明問題では「〜である理由は何か」と聞かれます。

例えば以下のような問題です。

センター試験の漢文を解く場合、 選択肢と本文の内容合致問題であることがほとんどです。ということは、たいていの場合 、解答の根拠は設問の傍線部の近くにあります。解答 の根拠を見つけて、合致する選択肢を選びましょう。

答えは本文の中にかならずあるんだね。

設問5 返り点、書き下し文問題

これは返り点などが書かれていない文章に返り点をつけて、正しい読み方を問う問題です。

この問題では

  • ①正しい返り点のつけ方がされているか
  • ②正しく書き下されているか

の二つに注意する必要があります。

実は、この問題も設問1、2などと同じように、よく出る句法をしっかり勉強していれば、かんたんに解くことができます。日頃からよく出る重要句法を勉強しているかどうかが勝負のポイントです。

ペン画像戦略02
各設問の対策を知ろう!

各設問の特徴は完璧にわかったか?
はい、バッチリです。でも赤神さん、特徴をわかったのはいいんですが、どうやって対策したらいいですか?
確かにそうだな。じゃあ次は各設問の対策を教えよう!

各設問の特徴を理解したら、次は対策を考えましょう。
とはいってもセンター漢文は問題が大きく2パターンしかありません。その問題パターンに応じた対策をしていれば、漢文は攻略できます。

漢文の問題パターンは2パターンしかないんだね!

パターンA. 知識暗記型問題

このパターンは先ほどの特徴の解説の中では

  • 設問1 漢字の読み方問題
  • 設問2 語句の意味問題
  • 設問5 返り点、書き下し文問題

にあたります。

これらの問題は端的に言って「知っているかどうかが勝負」となる問題です。漢文にはセンター試験でよく問われる語句、句法がありますが、それらの知識を使えば一気に答えが絞り込めます。
なので、「重要句法、語句」をしっかり勉強しきれば一気に点数を伸ばすことができます。

しかも、漢文は古文などと比べても覚えるべき知識量が圧倒的に少ないです。
「重要句法、語句をまだ覚えきれていない」という人は、漢文句法勉強法のページを参照してください。

知っていれば得点できるおいしい問題だ!

パターンB 読解型問題

このパターンは先ほどの特徴の解説の中では

  • 設問3 内容説明
  • 設問4 理由説明問題
  • 設問6 理由説明問題

にあたります。

当たり前ですが、これらの問題はしっかり文章を読めないと解けません。ですが、この読解問題は現代文や古文と同様、内容と理由 を問う、非常にオーソドックスな問題が出されます。

内容説明問題は傍線部を説明している選択肢を選ぶこと、それだけです。

理由説明問題は「故(ゆえに)」「似是(これをもって)」 などの理由を表す語句を注目しましょう。英語でいう「ディスコスマーカー」 (話の変わり目に使われる単語)などと同じ役割をする単語がありますので、それらの単語に注目しましょう。

また、リード文(問題の最初に書かれている文章) や注釈にも注目です。なぜなら 、リード文や注釈の中に物語のあらすじが書かれているからです。

リード文や注釈も読解の手助けをするためにわざわざ書かれています。なので、読解するためには必要な情報がちりばめられている可能性が高いです。

リード文までしっかり読もう。

このようにパターンごとにポイントをおさえながら、勉強していきましょう。

パターン分けして勉強することが大事だね!

ペン画像戦略03
時間配分を知ろう

赤神さん、質問があります。毎回センター試験の過去問を解くたびに、時間が足りなくなってしまうんですよ。
なるほどな!時間配分に気をつけたことがあるか?
いや。そんなこと考えたこともなかったです。
マルオ君、時間をうまく使えなくて足りなくなってしまうのは、時間配分を気にしていない のが原因だ!ここからはセンター国語の時間配分について解説しよう。

ではセンター国語の時間配分について解説していきましょう。
センター国語の試験時間は80分です。この80分の中で現代文2問、古文1問、漢文1問を解かなければいけません。

ヒエェェェェェェーー。そんなにたくさんあるのか

センター国語はセンター試験の中でも特に時間的にタイトです。ですのでしっかり時間配分をすることが大切です。

ここからは、赤神先生オススメの時間配分と、なぜそうしたほうがいいのか?理由も併せて紹介します。

センター試験では以下の順番と時間配分で問題を解きましょう。

①漢文(15分)
↓ 
②古文(20分)

③現代文(評論)(20分)

④現代文(小説)(20分)

最初は 漢文を解いてしまうのがオススメです。漢文はセンター国語の 中で一番量が少なく、簡単です。漢文はしっかり勉強していれば、一番得点しやすい科目です。ここでなるべく時間を使わないようにして、早く確実に解ききれるようにしましょう。表には15分と書きましたが、実際はもっと早く終わる年もあります。

まずは漢文からだ!

次にオススメなのが古文です。古文はセンター国語の中でも難しい問題です。しかし難しい一方で、知識型の問題もあり、しっかり対策していれば、コンスタントに40点以上の高得点 を狙える科目でもあります。なので早めに古文に取り組んでしっかり点数を稼ぎましょう。目標時間20分は時間的にややきついですが、時間内に終わらせるようにしましょう。時間内に終わらせられると次の現代文が楽になります 。

センター古文は「センター古文勉強法(執筆中)」を読んで対策をしましょう。

古漢でしっかり点数を稼ごう。

次にやるべきは評論文です。評論文は問題文が多い上、やや硬めの文章が選ばれます。また、出題されるジャンルも幅広いです。
現代文は点数を安定させるのが難しいですが、評論文はしっかり論理的に文章を読み解くことができれば、小説に比べて安定して点数を稼ぐことができます。また目標時間が25分と長めなのは、文章量が多く、20分だと読み切れないことがある からです。

最後に回すべきなのは小説です。なぜなら、コンスタントに高得点を取るのが難しい上に、国立二次や私立大学入試に向けて勉強している人にとっては、解き慣れない小説問題だからです。普段からあまり練習していない上、慣れていないと高得点を取るのが難しく 、評論文よりも点数が安定しないことが多いです。
小説問題は多少後回しにしてもいいので、ほかの問題で確実に点数を稼ぎましょう。小説問題で少し時間が足りなくなってもしょうがないと割り切るくらいの 気持ちでいてもいいでしょう。

小説は後回しでもOKだ!より確実に点数を稼げる、古文と漢文を優先しよう。

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漢文センター用の勉強法

ところで、そもそもセンター試験用にどんな勉強をすればいいですか?

確かにそこは解説していなかったな。じゃあ最後にセンター試験用のおすすめ勉強法を教えよう!

では最後に具体的な勉強法を教えましょう。
これを読むことで「いつから」「どんな勉強をすればいいのか」「おすすめの参考書」がわかります。

ここでは戦略2で紹介した、2つのパターンにあわせてそれぞれの勉強法を紹介します。

パターン別に説明していくぞ!

パターンA「知識暗記型問題」の勉強法

このタイプは「知っていれば解ける問題」ですので、重要句法や語句をしっかり覚えましょう。

いつから始めればいいのかというと、高3の夏休みです。
なぜなら、覚えることが非常に少なく、重要句法でいうと『漢文ヤマのヤマ』の66句法を 覚えれば十分だからです。重要単語も約100単語も覚えれば十分です。

66句法でいいのか!?楽勝だ!

ですので、焦って勉強しなくても大丈夫です。また、夏休みはまとまって時間が取れる絶好の機会です。まとまって時間が取れる時に一気に勉強して覚えてしまいましょう。

おすすめ参考書

『漢文ヤマのヤマ』

この参考書は、センター試験で高得点を取るのに必要な知識を完璧に網羅してくれています。これを一冊やれば知識不足になることはないので、 しっかり仕上げましょう。

より詳しい勉強法を知りたい場合は、「漢文句法 勉強法」を参照しましょう。

パターンB 読解型問題

このタイプはただ知っているだけでは答えが出ません。本文をしっかり読解できるようになる訓練 が必要です。しかし読解問題だからといって焦る必要はありません。こちらもある程度の知識を覚えていればそんなに苦労せずに読めるようになります。

はじめる時期としてはこちらも高3の夏休みに対策すれば十分に間に合います。句法や語句を覚えたらすぐ取りかかるのがおすすめです。読解まで一気に勉強してしまいましょう。

おすすめの教材はセンター試験の過去問です。

『センター試験過去問研究 国語 (2018年版センター赤本シリーズ)』

ある程度覚えることを覚えたら、過去問で最近の傾向に慣れましょう。

また過去問を解く時には一つポイントがあります。それは「時間を計って問題を解くこと」です。

センター試験では時間の割に問題数が多いです。なのでしっかりと時間内に解き終わる意識を持ちながら過去問を解きましょう。戦略3でも紹介した通り、漢文は15分以内に収まるのがベストです 。

でも、15分で解くのってキツイですよ!

マルオ君みたいに15分で解き切るのが苦しいという人は、最初は20分で練習しましょう。15分に戻すのは4~5年分過去問を解いて慣れてきてからで大丈夫ですが、どっちにしろ「時間を計って問題を解く」という意識だけは常に持って過去問に取り組みましょう。

より詳しい勉強法は「漢文読解勉強法」を参照しましょう。

時間内に解き切ることを意識して勉強しよう!
センター漢文について解説したが、これで明日から勉強できるか?
バッチリです。もう今から勉強始めます。
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まとめ

最後にまとめだ!
  • センター試験の問題構成を知ろう!
  • 漢文の問題形式は2パターン。それぞれに適した対策をしよう!
  • 時間配分に気をつけよう!漢文は15分で解いて現代文や古文の問題 に時間を使えるようにしよう!
line@

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