漢文勉強法


センター漢文は満点を狙える!勉強法&解き方のコツを徹底解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

高校3年生になったらおそらく多くの人が受けることになる「センター試験」。高校1年生や高校2年生の人はまだ「センター試験」とはどういったものなのか、はっきりとイメージが湧かない人が大半であると思います。

ここでは、数ある科目の中から『漢文』に焦点を当てて徹底的に解説していきたいと思います。

特に高3生の中には、「漢文の点数がなかなか伸びない…」だとか「時間配分はどうすればいいのか?」などといった疑問を抱いているのではないでしょうか?また、「そもそもどういった問題がでるのか?」だとか「どういった勉強をしていけばいいのか?」などといった疑問を抱く高1生や高2生もいるのではないでしょうか?

この記事を読んでもらえればそういった悩みが解消されますのでぜひ参考にしてみて下さい!

センター漢文はこの記事で鉄則・勉強法をおさえることで高得点を狙える!

漢文をセンターで使うんですけど、どんな問題がでるのか全く分からなくって…。
基礎はばっちり固まったのか?
固まったので、センターの過去問を取り組もうとしてるんですよ!
おぉ!やるじゃないか!まるお君。
えへへ(笑)
じゃあ今回は、絶対知っておくべきセンター漢文のしくみと鉄則について解説していくぞ!
はい!

センター漢文・各大問の構成と対策

センター漢文過去問の出題形式

問1:漢字の読みを問う問題/8点(4点×2) 問2:語句の意味を問う問題/8点(4点×2) 問3:読解問題/8点 問4:読解問題/8点 問5:読解問題/8点 問6:読解問題/8点

出題される順番などは多少変わりますが、例年このような出題形式です。そのため、基本的にはこのような出題形式の問題を対策すればバッチリです。以下、各設問の特徴を紹介します。ひとつひとつ見ていきましょう。

まずは各設問の特徴を知ろう!

センター漢文設問1 語句の読み方問題

こちらは問題文の中の単語に波線が引かれて、その単語の読み方を答えるというとてもシンプルな問題です。問題数は例年2問出されることが多いです。
例えば以下のような問題です。

問1 波線部(ア)「蓋」のここでの読み方として最も適当なものを、次の各群の①〜⑤のうちから、一つずつ選べ。  (ア)「蓋」 ①なんぞ ②はたして ③まさに ④すなわち ⑤けだし
2017年センター試験漢文本試験より

この問題の正解は⑤の「けだし」です。この漢字はよく再読文字で「なんぞ」と読まれますが、単独だと「けだし」と読む副詞です。

よく考えてみれば当然のことですが、この設問で問題にされる漢字はほとんどが普通の日本語とは違う読み方をされたり、複数の読み方がある漢字です。なので、センター試験によく出る単語をしっかり対策しているかが勝負のわかれめです。

>対策さえしてしまえば、しっかりできるようになるぞ。

センター漢文設問2 語句の意味問題

こちらも設問1と似ている問題です。問題文の中の一節に傍線が引かれ、その傍線部の意味を答える問題です。
例えば以下のような問題です。

問2 傍線部(1)「千載之上」のここでの意味として最も適当なものを、次の各群の①〜⑤のうちから、それぞれ一つずつ選べ。
(1)「千載之上」
①高い位置
②遠い過去
③重たい積み荷
④多くの書籍
⑤はるかな未来
2017年センター試験漢文本試験より

こちらは設問1のように、「知っていれば一発で答えが出る」というほど単純ではありません。しかし、重要単語の意味をおさえていれば、選択肢をかなり絞りこむことができます。

「千載」は四字熟語の「千載一遇」(千年に一度あるかないという絶好の機会)の千載と同じ意味で「千年くらい遠いこと」を表しています。

このことがわかると選択肢は「②遠い過去」か「⑤はるかな未来」に絞ることができます。ここから先は文脈判断で解きますが、単語の知識で5択から2択まで絞ることができます。

なので、設問1同様、よく聞かれる単語をしっかり勉強してきているかが勝負のポイントです。

よく出る単語をしっかり対策しておこう。

センター漢文設問3,4,6 内容説明問題、理由説明問題

この3問は本文を読み解く読解問題です。内容説明問題では「〜とはどういうことか説明せよ」、理由説明問題では「〜である理由は何か」と聞かれます。例えば以下のような問題です。


2017年センター試験漢文本試験より

センター試験の漢文を解く場合、選択肢と本文の内容合致問題であることがほとんどです。ということは、たいていの場合、解答の根拠は設問の傍線部の近くにあります。解答の根拠を見つけて、合致する選択肢を選びましょう。

答えは本文の中にかならずあるんだね。

センター漢文設問5 返り点、書き下し文問題


2017年センター試験漢文本試験より

これは返り点などが書かれていない文章に返り点をつけて、正しい読み方を問う問題です。この問題では

  • 正しい返り点のつけ方がされているか
  • 正しく書き下されているか

の二つに注意する必要があります。

実は、この問題も設問1、2などと同じように、よく出る句法をしっかり勉強していれば、かんたんに解くことができます。日頃からよく出る重要句法を勉強しているかどうかが勝負のポイントです。

基本的には、自分が知っているよく出る句法通りに使われているかを見て、正しい選択肢を選ぶんだ!

センター漢文・設問ごとの対策をチェック!

各設問の特徴は完璧にわかったか?
はい、バッチリです。でも赤神さん、特徴をわかったのはいいんですが、どうやって対策したらいいですか?
確かにそうだな。じゃあ次は各設問の対策を教えよう!

各設問の特徴を理解したら、次は対策を考えましょう。
とはいってもセンター漢文は問題が大きく2パターンしかありません。その問題パターンに応じた対策をしていれば、漢文は攻略できます。

漢文の問題パターンは2パターンしかないんだね!

センター漢文対策|パターンA.知識暗記型問題

このパターンは先ほどの特徴の解説の中では

  • 設問1 漢字の読み方問題
  • 設問2 語句の意味問題
  • 設問5 返り点、書き下し文問題

にあたります。

これらの問題は端的に言って「知っているかどうかが勝負」となる問題です。漢文にはセンター試験でよく問われる語句、句法がありますが、それらの知識を使えば一気に答えが絞り込めます。

なので、「重要句法、語句」をしっかり勉強しきれば一気に点数を伸ばすことができます。

しかも、漢文は古文などと比べても覚えるべき知識量が圧倒的に少ないです。「重要句法、語句をまだ覚えきれていない」という人は、漢文句法勉強法のページを参照してください。

知っていれば得点できるおいしい問題だ!

センター漢文対策|パターンB 読解型問題

このパターンは先ほどの特徴の解説の中では

  • 設問3 内容説明
  • 設問4 理由説明問題
  • 設問6 理由説明問題

にあたります。

当たり前ですが、これらの問題はしっかり文章を読めないと解けません。ですが、この読解問題は現代文や古文と同様、内容と理由を問う、非常にオーソドックスな問題が出されます

内容説明問題は傍線部を説明している選択肢を選ぶこと、それだけです。

理由説明問題は「故(ゆえに)」「似是(これをもって)」などの理由を表す語句に注目しましょう。英語でいう「ディスコスマーカー」(話の変わり目に使われる単語)などと同じ役割をする単語がありますので、それらの単語に注目しましょう。

また、リード文(問題の最初に書かれている文章)や注釈にも注目です。なぜなら、リード文や注釈の中に物語のあらすじが書かれているからです。

リード文や注釈も読解の手助けをするためにわざわざ書かれています。なので、読解するためには必要な情報がちりばめられている可能性が高いです。

読解についてもこの記事でしっかり触れているから、苦手な人はぜひ読んでくれ!
リード文までしっかり読もう。

このようにパターンごとにポイントをおさえながら、勉強していきましょう。

パターン分けして勉強することが大事だね!

センター漢文の時間配分はこう考える!

たくさんの参考書

ではセンター国語の時間配分について解説していきましょう。

センター国語の試験時間は80分です。この80分の中で現代文2問、古文1問、漢文1問を解かなければいけません。

ヒエェェェェェェーー。そんなにたくさんあるのか……

センター国語はセンター試験の中でも特に時間的にタイトです。ですのでしっかり時間配分をすることが大切です。

ここからは、赤神先生オススメの時間配分と、なぜそうしたほうがいいのか?の理由を紹介します。

センター国語の時間配分はこれだ!

①漢文(15分)→②古文(20分)→③現代文〈小説〉(20分)→④現代文〈評論〉(20分)

センター漢文の時間配分!センター漢文は「はじめに」解く!?

漢文はいちばんはじめに解いてしまうのがオススメです。

ええ!大変そう……

漢文はセンター国語の中で一番量が少なく、簡単です。句法など覚える量も少なく、他の科目・国語の他の分野と比べても圧倒的に解きやすいので、ここで早く確実に解ききれるようにしましょう。表には15分と書きましたが、実際はもっと早く終わる年もあります

東大生には10分以内で解く人もいるんだ!

国語全体のセンター試験の解き方やコツについては、こちらの記事でもっと詳しく解説しています。

ところで、センター漢文のなかでの時間配分や解く順番はどうすればいいですか?
確かにそこは解説していなかったな。じゃあセンター漢文の解く順番と時間配分について解説していくぞ!

センター漢文の解く順番攻略!

センター漢文の解く順番ですが、出題されている通りに解いていってください。基本的に本文の流れにそって出題されているので、問題に沿って解いていくのがもっとも解きやすいです。

なるほど~!では解く時間配分はどうすればいいんですか?
そうだな!時間配分についても解説していくぞ!
お願いします!

センター漢文おすすめ時間配分

センター漢文に関しては、かかっても15分程度を目標として解いていきましょう。

15分かあ……厳しいな……

その中で、各問題にどれくらいの時間をかけて解いていけばいいのか?それについて解説していきます。

漢文を15分で解く!その時間配分は?

  • 本文を読む:5分
  • 問題を解く:10分

基本的には本文を読むのに5分程度で読み、残った10分で問題を解いていけば、15分に収まります。しかし、慣れるまでは5分で本文を読むのは難しいと思います。

5分でなんて読めないよ!!
まあ落ち着け。早く読めるようになるには「音読」をするんだ!
音読ですか?
そう。漢文を速く正確に読めるためには、まず素早く「書き下し文」に直せないといけないんだ。音読は必ず前から読むだろう?そのときに、すらすら書き下し文にする力が身につくんだ。

句法などの基礎的な知識をしっかりと固めたら、速読をできるよう音読を繰り返しする癖をつけていきましょう。

スムーズに返り点を読み下せるようになれば、5分で読むのはそう難しくないぞ!
そんなに短い時間で読まなければならないんですか?
そうだな。最初は難しいとは思うが、慣れてくれば5分もあれば読めるようになるぞ!
ほんとですか~?
ああ。東大に合格する人では2~3分で本文を読み終えてしまうんだ。
2〜3分ですか?!
そう言ったじゃないか!
ぼくはまず5分で読めるように頑張ります!
そうだな!徐々に読むスピードを上げていこうな!
よ~し!やる気が湧いてきました!
その調子だ!

漢文はスピード勝負!音読で速読力をつけよう

何点取ればOK?センター漢文志望校別目標点数

センターでどれくらい取れれば僕の志望校に届きますか?
そうだな…。待て、まるお君の志望校はどこだったっけか?
早稲田商学部に行きたいです!
それなら9割は必要かな。
…。
どうした?まるお君。

ここでは志望校に合格するためのセンター漢文の目標点数をお教えします。ただし、この目標はあくまで目安です。そもそもセンター試験の点数は合否に関係せず、大学の作る入試の点数で合否が決まる大学は早慶をはじめ多くありますし、他の科目でカバーすれば、合格することはもちろんあります。

ですが、センターで何割とればいいかわからない人やGMARCH以上の難関大を目指したい人は、ぜひこの目標を超えられるよう、勉強に励んでみて下さい。

センター漢文志望校別目標はこれだ!

中堅国公立・MARCHレベル:45点 難関国公立・早慶上智レベル:50点

9割って…。まじですか!?でも早稲田って一般入試の点数だけで決まるし、センター英語でとれなくても大丈夫ですよね?
いや、その考え方は甘いぞ!まるお君!
ってことはセンター漢文で苦戦していてはダメ、ってことですか?
そう。センター漢文で9割とれない、ってことは、早稲田の漢文でも合格点がとれない、ってことになるわけだ。
うっ…。他の大学でも同じことが言えるってことですか?
その通りだ。たとえセンター試験の点数が合否に関係なくても、あなどらないことが大事なんだ。

もちろん2次試験や一般入試で漢文が出題されないのであれば、漢文に力を入れる必要はありません。しかし漢文が出題される大学を受験するのであれば、基本的な問題であるセンター試験では高得点を目指しましょう

センター試験は基本!難関大志望者は高得点を目指そう!

センター漢文対策はこうする!目標点数別勉強法&参考書・問題集

はぁ…。はぁ~あ…。
どうしたんだ?そんなため息ばかりして。
センター漢文の対策方法がまったくわからなくって…。
えらく落ち込んでるな。俺が徹底的に教えるからそんなに落ち込むな。

センター漢文目標点数別勉強法一覧

まずは、今自分がどのくらい漢文が解けるのか?を確認するんだ!現状に合わせて勉強内容は変わってくるぞ!

センター漢文、30〜40点を目指して漢文の基礎を身につける勉強法&参考書

そもそもこれから本格的に受験勉強を始めたり、漢文が苦手でなかなか点数が上がらなかったりする人は、まずここを読みましょう!

30〜40点を目指す勉強法のポイント

マーク模試などの漢文のセンター形式試験で半分くらいしか取れていない…という人は、まだまだ漢文の基礎が身についていません。というのも、センター試験はあくまで「基本」を問う試験。漢文の基本といえば、「句法」。つまり、センター漢文でなかなか点数が伸びない人は、圧倒的に基本的な知識のインプットが足りていないのです。

むむっ!
原因がわかっただろ?「漢文句法」のもっとくわしい勉強方法はこれを見てみてくれ!
さて、具体的な参考書を見ていこう!

30〜40点を目指すための参考書①:漢文ヤマのヤマ

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学研プラス
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この参考書は、センター試験で高得点を取るのに必要な知識を完璧に網羅してくれています。これを一冊やれば知識不足になることはないので、 しっかり仕上げましょう。

Step1.
右ページの解説を読む
Step2.
例文を3回音読
Step3.
左ページの問題に取り組む
Step4.
答え合わせと解説を読む

詳しい使い方はこちらの記事にも掲載されています。

実は「音読」が意外にも1番重要なんだ!
どうしてですか?
漢文を「すらすら」読めるようになるには、見たそばから書き下し文にできる力が大事なんだ。漢文のリズムや書き下し文に直す力を身につけるには、前から声に出して強制的に先に進むことがいちばんよいことなんだ!

30〜40点を目指すための参考書②:漢文早覚え速答法

こちらも漢文を解く上で重要なエッセンスが詰まった参考書。掲載されている知識や句形は少なめなので、理系の人やセンターでしか漢文を使わない人、漢文の勉強に時間をかけられない人におすすめです。

「漢文ヤマのヤマ」だけでもいいし、不安ならこちらも取り組む、またそこまで漢文を重視しないならこちらだけサクッとやる、という取り組み方もOKだ!
Step1.
まずは解説(句法ルール)を読む
Step2.
例文を3回音読
Step3.
練習問題に取り組む
Step4.
答え合わせと解説を読む
基本的に「漢文ヤマのヤマ」と進め方は同じだぞ!

40〜50点を目指して国立大を目指す!得点源にする勉強法

40〜50点を目指す勉強法のポイント

さっきの段階は達成できました!
よし!いいぞ!そしたら次のステップに行こう!

40〜50点を目指すための参考書①:センター漢文満点のコツ

名前の通り「センター漢文で満点を取るコツ」がみっちり書かれた、センター特化型の参考書です。しっかり句形をインプットできたらさっそく取り組みましょう。

Step1.
制限時間は気にせず、納得のいく解答ができるまで問題に取り組む
Step2.
答え合わせを行い解説を読む
Step3.
解説を読む中で、解説と自分の考え方を比較する
Step4.
文章の意味を理解した上で2回音読
最初に解く際は自分が納得いくまでじっくりと解いてみてくれ!

40〜50点を目指すための参考書②:センター試験過去問(赤本)

Step1.
問題を制限なしで解く
Step2.
丸付けを行い、自身の考え方と模範解答の考え方を比べる
Step3.
問題文を2回音読する
漢文だけでなく国語全体を解いてほしい!1年分あたり80分ですべて終わらせよう!

過去問の使い方についてはこのあとの章でも触れています。

以上が各目標点数の勉強法だ!まるお君、わかったか?
わかりました!何をどのように勉強していけばいいのか、が分かったのでやる気がでてきました!!
お!その調子だ!頑張れまるお君!
ありがとうございます!頑張ります!

音読を必ずする!レベル別に自分にあった参考書を使おう!

今回紹介できなかった参考書はこちら!

センター漢文の総仕上げ!過去問(赤本・黒本)の使い方!

「赤本」と「黒本」ってなにが違うんですか?過去問を解こうと思ったんですけど、どっちを使えばいいかわからなくて。
出版社が違うだけで、中身は変わらないからどっちでもいいぞ。

赤本?黒本?どっちがいいの?過去問題集の選び方

過去問を選ぶときに鍵になるのが、

  • 10年分以上掲載されているか?
  • 解説が詳しいか?

の2点です。ただ、分厚い過去問であれば基本的に10年分以上は掲載されているので、解説が詳しいか、本屋でぱらぱらとめくってみてしっくりくる方を選べば問題ありません。

「どう使うか」が一番大事だ!これから説明するルールを守って使おう!ところでまるお君はセンター漢文の過去問の対策はもうしているのか?
あ~…はい!もちろんしましたよ~
あやしいな。(じー)。
いや…してませんでした(笑)。
そうだろうと思ったよ。
だってよくわからないとやる気がわかないんですよ~
わかった!徹底的に解説していくからよく聞いてるんだぞ!

センター漢文は過去問で攻略!直前期に対策せよ!

ここではセンターの過去問を本格的に対策していくタイミングについて解説していきます。

過去問を本格的に解説していくタイミングは、「漢文の句法と文法の知識を詰め込んで、問題集などを解いて文脈がとれる(ある程度自信を持って問題を解ける)ようになったら」です!

えー!早く解きたいです!

なぜならなにも知識が入っていない状態で問題演習を行っても、あまり意味がないからです。必ず段階を踏んでからやっていきましょう。

基礎知識はもうインプットしたので、過去問対策していこうと思います!
よし、いいぞ!他になにか分からないことは?
そうですね~、過去問の使い方がわかりません。
使い方?具体的に教えてくれ!
時間の使い方とか教えてほしいです!
わかった!教えていくぞ!

センター漢文過去問の上手な活用法

次にセンター漢文の過去問をどう活用していけばいいのかについて解説していきます。

まず、過去問を解いていく中で必ず意識してほしいのが「時間配分」です。なぜ「時間配分」を意識してほしいのか?それは、本番で余裕を持った時間配分で臨める準備をしてほしいからです。「時間配分」を意識しようと思っている人の大半は、直前期で「時間配分」をつかみたいと思っている人だと思います。ですから、序盤で解くのではなく、直前期に時間を意識して解くようにしましょう!

必ず時間を計るんだぞ!まるお君。
もちろんですとも!
時間内に解ききれなかったら、解ききれなかった分が何分くらいかをメモしておいて、時間外で残りの問題も解いてから答え合わせをしてくれ!これを繰り返していけば、少しずつ時間内に解けるようになっていくぞ!
分かりました!ありがとうございます!

次に「解く時期」についてです。先ほども説明しましたが、過去問を解く時期に関しては、直前期です。過去問はあくまで時間配分を立てたり、傾向をつかんだりなど、戦略を立てるための道具なのです。ですから、実力のついていない序盤に解くのではなく、実力がつき、センターに向けての戦略を立てる直前期に解きましょう!

直近5年分である必要は必ずしもではないが、12月末~1月末までに5年分残っている状態がベスト!

センター試験は「時間配分」と「解く時期」に気を付けよう!

マーク模試・センター同日試験はこう活用する!漢文マーク模試の復習のやり方!

あわわわ……おろおろ……
なんだマルオくん、マンガみたいな慌て方をしているじゃないか。
ぎくっ!赤神さんきいてくださいよ!このあいだのマーク模試で、漢文全然できなかったんですよ……。僕もう終わりです。
なんだそんなことか。いいかよく聞いてくれ。

センター漢文のマーク模試、点数のとらえ方

マーク模試で悲惨な点数をとってしまったからといって、悲観する必要はありません。何のために模試を受けるのか?を確認しておきましょう。

模試を受ける理由は主に3つ!
  • 自分の現在地を知る!
  • 目標との差を知る!
  • 時間配分などのシミュレーションをする!

自分の現在地を知る

模試はあくまで、「自分が今どこにいるのか」を確かめるためのものです。「どの分野がでいていないのか?」「不安なところはなかったのか?」などを模試ごとに確認していきましょう。

だから「復習」が大事なんだ。

目標との差を知る

模試を受けると必ず判定がでます。

早稲田大学E判定でした…。もうだめだぁ~!!

この判定ですが、気にしなくて大丈夫です。

ほんとですか!?

あくまで「今回の模試ではこのくらいできた」という目安でしかありませんし、本番の受験者はもっと多いので、マーク模試で判定を見るのはナンセンスです。

それよりも、本番で必要な科目や能力と比べて足りないところを補う、といった風に、自分に今足りていないが、志望校で必要とされる能力を把握するために使いましょう。

時間配分などのシミュレーションをする!

特に、高1、2年生のうちは、なかなかセンター試験を解く機会がありません。模試のタイミングでどういう問題が出るのか、どのくらい時間が足りないのか実感しましょう。

直前期の「センタープレ」は、本番を想定して解くこと!

模試会場では適度な緊張感が味わえるので、本番に近い状況で時間配分のシミュレーションができます。

センター漢文のマーク模試、復習の仕方は?

なるほど!くよくよしてる場合じゃないですね!さっそく復習します!

マーク模試の復習をする時に気をつけることは、学年によって異なります。

高校1・2年生:文法問題を中心に!

高校1・2年生のうちは、まだまだ基礎が身についておらず、本文の内容がつかめなかった…。というケースが非常に多いです。よく読めなかった問題を答えを見ながら復習することは、時間がもったいないですし、意味がありません

それより、基礎となる「句法」と「文法」の知識をつめていこう!

高校3年生・受験生:すべて見直す

これに当てはまる人には、間違えた問題を中心にすべての問題を見直してほしいです。毎回の模試で自分の出来なかった弱点をつぶしていくことで、点数アップにつながります。

解きっぱなしがいちばんもったいない!

センター同日試験で気をつけることは?

高校2年生は「センター同日試験」を受ける人もいるだろう!受ける時のポイントや受けた後の復習についてもまとめていこう!

目標点数は?受ける時の心構えは?

高校2年生でも多くの人がセンター形式の問題は初めて解くことになるでしょう。何に気を付ければいいのか?ということはなかなかわからないと思います。

全然解けない!うわあああああ!

でも、それで大丈夫です。そもそもまだ解けない問題が多いはずなので、点数などをむやみに気にする必要はありません。

それよりも、「1年後は実際にこれを入試会場で解いているんだ……」と想像してモチベーションを上げよう

一方、難関大を志望している人は、本番このくらいとりたい!という点数を意識しながら解きましょう。本番にとりたい点数の7割以上を目標点数にするのが目安です。

本番を意識しながら解くことでモチベーションも上がるぞ!

解き終わったらどう復習するの?

復習は、先ほども説明した通り「句法」と「文法」を中心に進めましょう。すでに読解問題をある程度できている人は、全ての問題を復習するようにしましょう。

高校2年生は必ずしも全ての問題を復習する必要はない!

また、必ず自己採点の練習をしましょう。高校によっては授業中にすることもありますが、ない場合は自分で採点をします。

センター試験の正式な結果は出願の後にならないとわからないから、国立大に出願する前に自分で採点して、どのくらい点数か知る必要があるんだ。その練習をいまのうちからしておこう、ということなんだ。

自己採点ができるように、センターでは必ず選択肢に〇をつけます。その答えを元に自己採点を進めないといけないので、メモを忘れないようにしましょう。

模試は必ず復習しよう

まとめ

今日は細々と教えて頂きありがとうございました!
これからの勉強に活かしてくれ!
はい!
漢文は15分で解く!
国語全体の中でも簡単!短い時間で解けるようになろう。
速く読めるように音読が必須!
漢文は音読がカギ!すらすら書き下し文にできるようにしよう!』
たくさん話したが、どれもセンター漢文ができるようになるためには大切なことだ!逆にここにあることを全てやりきれば、必ずセンター漢文の点数は伸びる!頑張れ!

その他の国語センターについての記事はこちら!

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