漢文の参考書使い方


共通テスト漢文の過去問は読解演習にもオススメ!国語の「共通テスト赤本」の使い方や時期を解説します

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『共通テスト過去問研究 国語』は、共通テストレベルの漢文の問題をたくさん解きたい人にオススメの参考書です。共通テストの過去問やオリジナルの実戦模試など全13回分が収録されています。

『共通テスト過去問研究 国語』を1冊やり切れば、共通テスト漢文で8割以上を安定して取れるようになるでしょう。

今回の記事では『共通テスト過去問研究 国語』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!

『共通テスト過去問研究 国語』はどんな参考書?

それではまず『共通テスト過去問研究 国語』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。

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  • 料金
  • ¥1,210
  • 収録問題数
  • 13題
  • ページ数
  • 1072ページ
  • 習得にかかる時間
  • 1ヶ月
  • レベル
  • 漢文の問題をたくさん解きたい人、入試本番を想定した実戦演習をしたい人

『共通テスト過去問研究 国語』は、入試本番を想定した実戦演習をするのにふさわしい1冊です。過去問を解くことで共通テストの傾向をつかめるので、安定して高得点をとれるようになります。

「漢文に苦手意識がある」「漢文の得点が安定しない」という人は『共通テスト過去問研究 国語』を使いましょう。

『共通テスト過去問研究 国語』のメリット・デメリット

メリット

  • 共通テスト漢文の傾向がつかめる
  • 詳しい解説が載っているので理解しやすい
  • 問題量が豊富なため演習量を確保できる
  • オリジナルの実戦模試が載っている

デメリット

  • 本が分厚く使いづらい

『共通テスト過去問研究 国語』は問題量が多く、豊富な演習量を確保できます。詳しい解説が載っているので、解説を読むことで「なぜ間違えたのか」を理解できるでしょう。

また、過去問だけではなくオリジナル実戦模試が1回分載っているので、最新の共通テストの傾向をつかめます。

ただし、本が分厚く使いづらい点はデメリットです。コピーをして問題を解くと分厚さが気にならないのでオススメです。

過去問部分であればインターネット上に共通テスト・センター試験の過去問が掲載されているサイトもあるため、問題だけそこから印刷して、解説を見るためにこの参考書を活用するのもいいでしょう。

『共通テスト過去問研究 国語』がオススメな人

『共通テスト過去問研究 国語』は以下のような人にオススメです。

  • 共通テストで漢文が必要な人
  • 共通テスト漢文で安定して8割以上の点数をとりたい人
  • 問題をたくさん解きたい人
  • 入試本番を想定した実践演習がしたい人

『共通テスト過去問研究 国語』は、共通テスト漢文で安定して8割以上の点数を取りたい人にオススメの参考書です。受験勉強を始めた人が、共通テスト漢文の問題傾向を知るために利用するのもよいでしょう。

『共通テスト過去問研究 国語』は問題量が豊富なため、実践演習をしたい人にもオススメです。まだ漢文の読解問題を解いたことがない人は『共通テスト漢文 満点のコツ』を使って、読解問題の解き方を学習することをオススメします。

自分の進捗や志望校に合わせ徐々にレベルアップするとよいでしょう。『共通テスト漢文 満点のコツ』については、以下の記事で解説しています!

『共通テスト過去問研究 国語』の使い方

ここからは具体的な『共通テスト過去問研究 国語』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

『共通テスト過去問研究 国語』は基本的に以下のステップで活用しましょう。

Step1.
制限時間を気にせず問題を解く
Step2.
解説を読み間違えた問題を確認する
Step3.
問題の中でわからなかった句法・書き下し文を復習する
Step4.
登場人物を把握する
Step5.
物語の背景を把握する

学習時間の目安は1日1時間半程度です。

Step1.制限時間を意識して問題を解く

まずは、制限時間を気にせず問題を一通り解きます。

共通テストの過去問を解く段階では、どうしても制限時間を気にしてしまう人もいるでしょう。しかし、今の段階ではまだ時間を気にしすぎる必要はありません。まずは時間をかけてでも問題を正確に解く能力を身につけましょう。

その際に、制限時間内でどこまで解けたのかをわかるようにメモを残しましょう。

Step2.解説を読み間違えた問題を確認する

問題を解き終わったら解説を読み、間違えた問題を確認します。

『共通テスト過去問研究 国語』は詳しい解説が載っているので、間違えた原因を理解し、2周目以降で正解できるように復習しましょう。

Step3.問題の中でわからなかった句法・書き下し文を復習する

次に、問題の中でわからなかった句法や書き下し文の復習をします。

句法は、英文法や古文の文法より暗記量が圧倒的に少ないので、忘れている句法があれば復習しましょう。

書き下し文は完璧に「書ける」ようになる必要はなく、「頭の中で書き下し文に直せる=返り点などに従って完璧に読める」という状態であれば問題ありません。

ただし、国公立の個別試験で漢文が必要な人は、書き下し文でどこを漢字のままにするか、どこをひらがなにするかなどもきちんと分けて書けるようにしておいてください。

Step4.登場人物を把握する

句法と書き下し文の復習が終わったら登場人物の把握をします。

登場人物を見分けるために「人ごとに印をつけて区別する」作業をしましょう。

この作業をすることで、人物の登場箇所を正しく把握することができて、誰のセリフなのかを理解できます。

ここまでの作業をすると、漢文で安定して8割以上を取れるようになるでしょう。

Step5.物語の背景を把握する

漢文で満点を狙うには「物語の背景を把握する」ことが大切です。

問題にある「リード文」や「注釈」には、物語のあらすじが含まれていることが多いため、必ずチェックしましょう。

本文だけを見ても理解できないときは、注釈を確認すると納得できるケースがあります。

また、解説を読む際は出典や時代に関する説明を確認しておきましょう。

2周目以降は、1周目で間違えた問題を正解できるように意識して問題を解きましょう。問題をたくさん解くことで、登場人物や物語の背景の把握もできるようになります。

ペースを落としても良いので、毎日少しずつ続けて読解力を身につけましょう。

より細かい漢文読解の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています!

『共通テスト過去問研究 国語』を使う際のペース配分

『共通テスト過去問研究 国語』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。

入試まで時間のある夏休み前の高校3年生は、問題演習を通して自分の知識に不十分なところがないか確認します。他の科目の勉強次第ですが、1週間に1回のペースで勉強するのがオススメです。わからない句法や単語があれば参考書で復習しておきましょう。

受験まで時間がない高校3年生の場合は、問題演習を中心に進めましょう。上記で紹介したペースではなく、「1日で5か年分」などまとめて進めていくと一気に実力を高められます。制限時間を意識しながら演習を行い、15分以内で解くことを目標にしましょう。

『共通テスト過去問研究 国語』を使う際の注意点

『共通テスト過去問研究 国語』を使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 最初は制限時間を気にせず問題を解こう
  • 句法や書き下し文の復習をしよう
  • 漢文の学習に時間をかけすぎないようにしよう

まだ時間を気にしすぎる必要はありません。最初は時間をかけてもよいので、正確に解けるようになることを意識しましょう。

また、問題を解き終えたら、解説を見て句法や書き下し文の復習をしてください。漢文の句法を完璧に覚えることができれば、高得点を取れる可能性が高まります。スキマ時間を活用して句法を暗記しましょう。

ただし、漢文は他の科目と比べて配点が低く設定されていることが多いので、漢文の学習に時間を使いすぎないように注意してください。

まとめ

最後にもう一度『共通テスト過去問研究 国語』がオススメな人を確認しましょう。

  • 共通テストで漢文が必要な人
  • 共通テスト漢文で安定して8割以上の点数をとりたい人
  • 問題をたくさん解きたい人
  • 入試本番を想定した実践演習がしたい人

漢文に苦手意識がある人や漢文で安定して高得点を取りたい人などは、『共通テスト過去問研究 国語』を使って共通テストの傾向を理解しましょう!

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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