河合塾から出版されている「得点奪取漢文」、漢文の読解演習に使っている人も多いのではないでしょうか?この記事では、具体的な使い方や注意点をお伝えします。これから買おうかどうか悩んでいる……という人も、この記事を見て自分に合っているかどうか参考にしてくださいね!

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「得点奪取漢文」の使い方と勉強法を教えてください

「得点奪取漢文」の使い方と勉強法を教えてください






戦略01 「得点奪取漢文」はこんな人におすすめ!

「得点奪取漢文」の基本情報
- 料金
- ¥967
- ページ数
- 172ページ
- 習得にかかる時間
- 30時間
- レベル
- 国立2次・MARCH~早慶レベル
- おすすめ度
- ★★★★☆(記述対策を自分でやりたい!という人にはぴったり!充実の一冊)


こんな人におすすめ!チェックリスト
- 志望校で漢文の記述問題が出題される!
- 早慶レベルの漢文に対応できる力をつけたい!
- 記述を自分でしっかり採点したい!
- どんな答案を書けばいいのか?どんな答案はダメなのか?知りたい!
- 問題と関連した句法や知識は完璧にしたい!





こんな人にはおすすめできない!チェックリスト
- まずは読解の基本を叩き込みたい!
まずは漢文読解勉強法から! - そもそもまだ句法があやしい……。
「漢文ヤマのヤマ」がおすすめ! - センター漢文に特化した対策をしたい!
「センター試験満点のコツ漢文」がおすすめ! - センター漢文で30点くらい。センター試験で満点を狙いたい!
「センター試験満点のコツ(漢文)」がおすすめ!



戦略02 「得点奪取漢文」の使い方・勉強法!




基本的なカリキュラムのステップ
1周目
- Step1.
- 制限時間を15分間に設定して例題(または類題)を解く。
- Step2.
- 解答を見て答え合わせ。このとき採点基準を参考にする。
- Step3.
- 間違えた問題を中心に「なぜ、まちがえてしまったのか?」理解する。
- Step4.
- 誤答例がのっているので、「どこで減点されてしまうのか?」理解する。
2周目
- Step1.
- 問題は解かない。1周目の演習で間違えた問題を中心に、「その問題を解くうえで気をつけないといけないこと」を頭のなかで浮かべる。
- Step2.
- 解説をみて、「気をつけるべきこと」が正解だったか確認する。
- Step3.
- 本文を見ながら、5回音読する。
- Step4.
- 音読していて現代語訳が浮かばなかったところの訳を解答で確認する。




「得点奪取漢文」を使った詳しいカリキュラムはこちら
戦略03 こんな使い方は要注意!使い方のコツ

1、「得点奪取漢文」使い方の大原則

- 必ず解説を熟読!わかるまで調べる!
- 解説をよみおわったら音読!
必ず解説を熟読!書いていないところはわかるまで調べる!
解きっぱなし!では意味がありません。必ず解説を熟読しましょう。「得点奪取漢文」の解答には、設問ごとにおさえるべき読解のポイント(主語・話し手は何か?どういうことが書かれているか?など)が盛り込まれています。この部分を熟読して、次に見るときには思い出せる!というくらいにしましょう。



解説をよみおわったら音読!
解説を見終わって本文全体を理解したら、本文を音読しましょう。

漢文をスムーズに読めるようになる最大のポイントは、「書き下し文がすらすらいえるようになる」こと。返り点や送りがながついている「訓読文」の状態で、いかに早く書き下し文に直せるかが、漢文の解答時間にもかかわってきます。
漢文はほかの古文・現代文と比べて難易度が低い場合が多いので、解く時間は短縮したいところ。そのためにも「音読」は必須です。


たとえば、
という訓読文があったら、これを上から読んでいって、
「われじゅうゆうごにしてがくにこころざす」
と、きちんと返り点にそって読める早さで読むのです。
このとき、必ず意味がわかるかどうかをたしかめながら読むようにしましょう。

- 漢文の音読はスピードアップに効果バツグン!
- 必ず詰まらず読める早さで、なるべく早く!
- 意味もその早さでわかるようになるまで特訓!
2、いきなり「得点奪取」は禁物!?




- 1. 何が書いてあるのかわからない
- 句法、書き下し文、主語がわからない
- 2. 問題が解けない
- 記述問題ができない。記号問題で選択肢を絞れないなど。






2、こういう使いかたもある!最大限活用するコツ!

短期集中!
漢文は、現代文や古文と比べてもコスパのいい科目。覚えることもすくなく、コツさえつかめばすぐ点数が取れます。だからこそ、短期集中で一気に成果を出すことも可能!特に「得点奪取漢文」は、問題数も少なめ。高3でどこか2週間くらいとって、1日2章ペースでガンガン進めていくのもあり!漢文全体を1か月で終わらせちゃいましょう!
Aさんの例:
吹奏楽部だったんですが、夏の大会が終わるまではあまり受験勉強もできなくて。どうしても英語とか社会とか、配点が大きいところの勉強をこつこつ……という感じになっていました。つい先日やっと部活が終わったので、1週間でみっちり句法を覚えて、今週は「得点奪取」をどんどん進めています。覚えることが少ないので、力がつくスピードも早いなと実感しています。
音読教材として活用する
先ほども少しふれたとおり、「音読」は漢文の読解において効果の高い演習です。2周解き終わった後も、音読を毎日やるための教材として活用できます。
Bくんの例:
すでに2周ときおわったんですが、漢文を読むスピードがどうしても上がらないので、毎日音読しています。意味がわかるまで音読をしているので、模試などで解くスピードも早くなってきました!
まとめ

- 2周目は解かない!頭の中でイメージ!
- 解説はわかるまで熟読!
- 意味を思い浮かべながら音読しよう!

- 志望校で漢文の記述問題が出題される!
- 早慶レベルの漢文に対応できる力をつけたい!
- 記述を自分でしっかり採点したい!
- どんな答案を書けばいいのか?どんな答案はダメなのか?知りたい!
- 問題と関連した句法や知識は完璧にしたい!