学習塾STRUX編集部連載


【受験迫る】ここが合否の分かれ目!過去問を「何年分」「どう復習するか」

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

こんばんは!

学習塾STRUX塾長で、STRUX大学受験マガジンを監修している、橋本拓磨です。

 
 
 

あけましておめでとうございます。気づいたらもう1月ですね。センターまで1ヶ月切って、受験生の皆さんも流石に焦ってきたのではないでしょうか……

マルオ困った顔
他人事みたいにいわないでくださいよ……

 

そんな受験生ですが、センター試験以上に悩みに悩むのが「志望校の過去問」の対策。ぼちぼち解き始めたよ!という人もいれば、もうすっかり解いてしまって何やろう……なんて人、人によってはまだ手を付けられてない……なんてこともあるのではないでしょうか。

そもそも「何年分くらいとけばいいの?」「復習はどのくらいしたほうがいいの?」というところはなんとなく不安なまま……というパターンも多いはず。

 
 

そこで今回は、受験生の「過去問演習」にまつわる疑問を解消していければと思います!

 
 
 
 
 
 
 

過去問演習の効果を最大限高めるには?

そもそも、みなさんはなぜ過去問演習しているか意識していますか?

 

マルオ怒った顔
合格するためだよ!!

 

いやまあそれはそうなのですが……

過去問は、大学が出している唯一の「ヒント」になるわけです。その過去問を研究して、「本番はこういう順番で解く」「この問題多いからしっかり対策しておく」といった、点数を最大化するための戦略を練る事ができるようになるわけですね。

過去問は唯一にして最大の「研究対象」であり「情報源」なので、当たり前にみなさん解くんですね。

 
 

ただ、せっかくの「情報源」、しかも貴重な情報源であるからには、存分に活用してあげないと非常にもったいないです。

存分に活用するには、「活用の仕方」をきちんと知っておくことが重要。

これからいくつかお伝えしていくので、一つ一つ確認してみてください。

 
 

いつやる?何年分やる?赤本は必要?

そもそも過去問をやるに当たり、どのくらい解けばいいか?赤本買わなきゃまずいのか?など、準備段階でつまずいてしまうことは多いハズ。そこからひとつひとつお伝えしていきます。

 

何年分必要?赤本買わなきゃ……

まず第一に引っかかるのが、

マルオ笑った顔
過去問、何年分解けばええねん……

 

という問題。

マルオくん江戸っ子でしょう。エセ関西弁はよくないわよ。

 

「とりあえず最新の赤本を買ってみたけど、3年分しか載ってない……」とか、「ネットで調べると1990年代のまで出てくる……」とか。探し出すとキリがないですが、「1冊分で十分なの?」「結局どのくらい解けばいいの?」というところは気になるはず。

 
 

いくつかパターンごとに書いておきます。

第1志望校:「最低5年分」

第1志望校の過去問は最低でも5年分手にいれておいて解くようにしましょう。

赤本などだと2年、3年などで区切られている事が多いですが、正直2,3年だと傾向の変化やパターンを理解しにくく、十分な対策にはならないことがほとんどです。

しかも、過去問で有効な解く順番の確認や時間配分のチェックもしにくく、本番安心して臨むことができなくなります。

「学部自体が新設でそもそも過去問が少ない」等の場合は似た学部の過去問などで対処する必要はあります(同じ大学では比較的傾向が近い事が多いため)が、そうでない場合は5年分は仕入れて解くようにしましょう。

マルオ困った顔
5年以上はどうですか?多いほうがいいんですか?

 

国立大などであれば、大きく傾向が変わっていないことも多いため、8〜10年分程度解けるとなお良いでしょう。僕も東大の過去問は10年分+科目によってはそれ以上解いていました。

ただ、私大などは傾向がちらほら変わることも多く、5年以上前の過去問だと全く傾向が違うこともありますし、そもそも私大受験の場合解く大学数も多い場合がほとんどなので、無理に10年分など解く必要はないです。ちらりと古いものも確認し、傾向が大きく変わっていなければ演習用として利用しても良いですが、それよりも他の志望校・併願校の過去問を優先してよいでしょう。

 
 

併願校(優先度高め):2〜3年分くらい

併願校については、「その併願校にどれだけ力を入れているか」と「その併願校のレベルがどのくらい高いか」によって変わってきます。

第2志望・第3志望あたりの併願校で、「ある程度確実に合格したい」という大学については、第1志望校と同じくらい、もしくはそれより少ない2・3年分あたりは解いておくようにしましょう。

併願校とはいえせっかく受けるわけですから、対策はできる分はしておかなければなりません。その反面、そちらに時間をかけすぎて第1志望の対策が疎かになるのは本末転倒です。

 

第2志望・第3志望も第1志望並みに行きたく、かつ第1志望がちょっとレベル高めのチャレンジ校……というのであれば、第2志望以下もある程度厚めに5年分程度対策してもよいでしょう。

 
 

それ以外の併願校:1〜2年分

それより下の志望校で、「ある程度今でも合格点取れる」というくらいのレベルであれば、いちど過去問を解いて、解き方や傾向を確認しておくくらいで十分でしょう。ただし、科目毎の配点や落としてはいけない問題などの見極めは、注意深くやっておくようにしましょう。

 
 
 

赤本買ったほうがいい?

ただ、これだけ過去問が必要となると、「どうやって手に入れよう……」というふうになるわけです。

結論から言うと、「手に入れられる分はなるべく赤本で過去問を手に入れる」がおすすめです。

ネット上にも大学の過去問はちらほら転がっていますし、無料で閲覧できるものも多くあります。

ただ、そういった過去問の多くは解答のみで解説はついていないため、解いたあとに復習をすることができません。

せっかく過去問を解いたのに復習できない……となると、ちょっともったいないですし、過去問を解く意味も半減してしまいます。

 
 
 
 

よほどお金がなくて買えない場合や、予備校などで「その大学の」「その学部の」対策をしてくれる場合以外は、第1志望〜第3志望あたりの過去問はきちんと赤本で仕入れるようにしましょう。

(お金がなくても、第1志望校の過去問は5年分くらい赤本で購入するのを絶対的におすすめします。他の参考書を2,3冊削ってもそちらのほうが重要です。)

 
 

赤本は2〜3年分、多くても6年分くらいしか載っていませんが、年度をずらして中古のものを買ったり、先輩に譲ってもらったり、場合によっては学校の進路指導室などにあるものを借りたりして揃えていくようにしましょう。

中古の赤本などは場合によってはものすごく高値になっていることもありますが、仕方ないです。情報の価値は高いので……。それだけ払ってでも価値のあるのが過去問なんです。

 
 

逆にそこまで志望度が高くなければ、東進のデータベースなど無料のものを使っても良いでしょう。

 
 

過去問は全部さっさと解いちゃっていい?いつ解く?

さて、過去問が揃ったら「いつ解くか?」という話。

すでに解き始めている人は問題ないですが、まだの人はもう解きはじめてOKです。

遅くとも12月中旬には過去問を解き始め、だいたい1月いっぱいまでをかけて過去問を使い切るイメージをもちましょう。

国公立志望などでもっとふんだんに過去問がある場合は、より早い段階(11月中旬〜12月頭)で解きはじめてもらってもOKです。

 
 

実際の例をもとにスケジュールをチェック!

いくつか実際の生徒さんの例を交えつつ、「どういうペースで過去問を解いていくか?」について見ていきましょう。

1. 東大文系志望

今年の生徒ですが、なかなかギリギリまで基礎固めをしていたため、過去問を解けるレベルになった科目から順次「東大の〇〇27カ年」に移って、ひたすら東大形式を解かせています。

直近10年分は解かずに確保しておき、夏や11月末など事あるごとに経過観察で解いてもらい、12月中旬(ちょうどこの時期)から週1〜2年分解いてもらっています。

特に冬休みはガッツリ解いてもらい、特に東大入試で重要な時間配分について感覚を研ぎ澄ましてもらうようにしています。

 

このペースで行けばセンター後にはあらかた過去問を解いてしまっているので、残った過去問と難しめの問題の2周め、社会の論述や知識の詰めを行っていきます。

 
 
 
 

2. 看護学部志望

こちらは去年の生徒ですが、看護系の大学学部をいくつか出願。

第1志望(北里)、第2志望(杏林)の過去問は5年分ほど厚めに解き、それ以降は他の志望校やセンター試験の対策をちらほら。

同じように12月末〜1月の期間を使い過去問を2周しています。

 
 
 
 

今回挙げているのは一例ですので、「悩む!」という人はぜひTwitterなどで質問してください。

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復習の仕方と、受験までの勉強内容をチェック

さて、せっかく解いた過去問ですが、復習して次に生かしていかないと意味はありません。

ここからは「実際に過去問を解く際の注意点」と「過去問後の復習法」をお伝えしていきます。

なお、過去問の復習については以下の動画でも解説しています。

 
 

過去問の使い方と復習法

まずは過去問を解くときの注意点から。せっかく貴重な過去問を使うわけなので、特に直近5年分を解くときは気をつけてほしいことがあります。

 
 

必ず時間を測って解く

大大大原則です。過去問の目的の一つに「どのくらい時間がかかるか把握する」「時間配分や本番解く順番を見極める」という部分があるので、必ず時間を測って、本番通りに解くことを意識しましょう。

その際、本番の試験時間を把握した上で、「いつもどおり、こういう順番で解く」とか「前回解いたときに時間が足りなかったから、今回はこの解き方を試してみる」といったふうに、テーマを決めて過去問を解くことを心がけましょう。

 

本番を意識する

なるべく本番を意識して解くようにします。時間を測ることはもちろん、解く環境も意外と重要です。できれば自宅などではなく普段と違う緊張感のある環境(学校の教室や自習室、図書館など)でといてみるとよいでしょう。

本番同様時計も手元に置き、マークシート式の問題はマークシートに転記する時間も考慮に入れて解いていきます。解答用紙の見本などがある大学は、その解答用紙も活用するとなお良いです。本番は少しでも環境が変わると普段の力を発揮しづらくなるので、少しでも「普段どおり」の力を出せるように対策しておきましょう。

 

復習は問題だけでなく「解く順番」も反省

実際に解き終わったら、採点をして復習をしていきます。

復習の仕方としては、

  1. そもそも時間が足りたか、足りなかったら何が問題だったのか
  2. 解けたと思っていたのに間違えた問題の解説を見直し、解き直す
  3. 本番忘れていて解けなかった知識に印をつけ、覚え直す

の3段階は最低限踏むようにします。

 
 

1の「時間への反省」は特に忘れがちなので注意。過去問でいちばん大事な部分と言っても過言ではないので、「どこで時間をかけてしまったのか」「想定していた時間配分とどこがずれたのか」、うまくいったら「どこで時間を巻くことができたから良かった」「今回はたまたま」など、細かく反省をして、次回どう解くべきか、今の解き方で問題ないか、というところを分析していきましょう。

2と3は解けなかった問題の中でも、「すぐに点が上がりそうな部分」に絞っています。入試までの期間には限りがあるわけですから、全ての間違った問題をできるようになるには無理があります。もちろん間違った問題には一通り目を通してほしいのですが、その中から「次はきちんと解けそう」「これを復習すれば点が上がりそう」というところだけを復習していくことで、本番の得点率は効率よく上がってきます。

 

これが入試直前の「過去問をやりきった」段階で活きてくるので、きちんと見直しておきましょう。

 
 
 
 
 

過去問が終わった!受験までにやるべきこと

さて、このペースでどんどん過去問を解いてくると、入試前、特に2月あたりは「やることがない!」な状態になります。

いや、もちろんやることはいくらでもあるんですが、そこで「過去問の2周めを解くべき?」なのか「細かい知識を埋めていくべき?」なのかは悩みどころ。

 
 

この期間は、基本的には細かい知識を最後まで埋めていく期間にすべきです。

過去問が余っていたり、1周目をはるか昔に解いた過去問があったり、そもそもといた過去問が2〜3年分しかなかったりする場合は2周めを解くのもありですが、その場合は「1周目でできなかった問題ができているか」だけでなく「1周目より時間の使い方を改善できているか」を細かく見るようにしましょう。

一度解いた問題なので、1周目より解けるのは当たり前です。ただ「解ける」だけでなく、「時間配分は完璧だったか」というところを意識するだけで、本番のイメージトレーニングに繋がります。


 
 

過去問も5年分〜10年分解いているよ、という場合は、過去問を解いていて点数が足りていない科目や、知識を埋めればもっと点が上がる部分を埋めるのに使いましょう。

それだけ過去問を解いていれば、おのずと「ここはもうすこし頑張れば解けるようになりそう」という部分が出てくるはずです。化学の構造式、歴史用語、英語の文法・語法部分……。この部分を見極めて、最後まで詰めていくだけで、点数は5点も10点も上がります。

 
 

直前期は「ただ過去問を解く」のではなく、点が上がりやすい部分を集中的に対策する意識を持ちましょう。

そのためにもやはり、過去問は1月のうちに片付けておくのが最適です。

 
 


 
 
 

今回は、「過去問の使い方」に絞ってお話していきました。正月休みは受験生もなんとなくソワソワしてしまいますが、少し休んだらどんどん過去問を解いて、バリバリ点数をあげていってください!

 
 

ライター:橋本拓磨

東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。

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