学習塾STRUX編集部連載

つい勉強を後回しにしてしまうその理由と後回し癖から脱却する方法

後回しの癖がなかなか治らず、朝のHR前は課題や小テストの勉強でいつもあたふたしていました。

 
 

 
 

STRUX編集部の新人ライターの井出です!

 
 
 

勉強を後回しにしてしまい、気づいたら「もうこんな時間!?」と慌てて勉強をした経験はありませんか?

 
 
 

勉強を後回しにしてはいけないとわかっているのに、毎回無駄な時間を過ごして後悔しますよね。

 
 
 

本当に僕は何度同じ過ちを犯しているんだろう……

 
 
 

特にこの夏休みは、時間が有り余っているように感じ、後回しにしてしまいがちです。

 
 

長時間勉強できるはずなのに、後回し癖のせいで時間を無駄にしてしまうのはもったいないですよね。

 
 

こんなつい勉強を後回しにしてしまう癖がある人に、今回は後回し癖の解決方法をお教えします。

 
 
 
 

そもそもなぜ後回しにしてしまうの?

 
 
 

つい時間に余裕があると思うと、勉強を後回しにしてしまいがちです。

 
 

あなたはこの後回し癖の原因を自分の意志が弱いと精神論で片付けてはいませんか?

 
 

精神論でどうにかなると決めつけていては、後回し癖は今後も治らないでしょう。

 
 
 

さきさき慌てる表情
やる気の問題じゃないんだ!!

 
 

後回しにしてしまう理由は、気持ちではなくやるべきことへの優先順位づけや勉強時間の見積もりが甘いことにあります。

 
 
 

やるべきことの優先順位が決まっていないと、気分次第で行動が変わってしまいます。

 
 

勉強と遊び、休むことは優先度は同じではないはずです。

 
 

優先度が決まっていることで自分が「今何をするべきか」考えて行動することができます。
 
 

休むことや、遊ぶことは決して悪いことではありません。

 
 
 

しかし、優先順位がないことで気分次第で行動が変わってしまうのはあまりいいことではありません。

 
 

勉強においても今何をするべきか、という優先順位が重要です。

 
 

勉強でも優先順が決まっていないと、苦手科目を取り組むのは大変なので、つい後回しにて自分ができる勉強ばかりしてしまいます。

 
 
 

こうすると得意な範囲ばかり勉強して成績が一向に上がりません。

 
 

「今何をすべきなのか」優先順位を明確にさせていないと、やるべきことはどんどん後回しになってしまう恐れがあります。
 


 
 
 

勉強時間の見積もりが甘いことも後回しの原因の一つです。

 
 
 

やるべき勉強への時間の見積もりが甘いと、すぐに終わると考えてしまい気持ちに緩みが出ます。

 
 

今やらなくても余裕はあると考えてしまうので、ついグダグダすることを優先してしまいます。

 
 

一旦グダグダし始めると時間はあっという間に過ぎてしまい、気の緩みから切り替えて勉強する気も起きません。

 
 
 

やっと勉強を始めることができたとしても、見積もっていた時間が甘く、予定より多くの時間を費やしてしまいます。

 
 

結局、今日やるべき勉強が終わらず次の日に持ち越して、遅れがでてしまいます。

 
 
 
 

後回しにしてるけど遅れは出てないから僕は大丈夫!

 
 
 
 

そんな方は注意が必要です!

 
 

普段の学校の課題やテスト期間の勉強は量や範囲が限られているので、後回しにしてもやりきれてしまいます。

 
 

しかし、受験勉強は範囲が広く量も多いです。

 
 
 

後回しにする癖が付いていると、毎日の勉強に少しずつ遅れが出てきます。

 
 
 

こうすると受験間際に覚えることが山積みだったり、時間を割きたい科目に時間を使えない状態になりかねません。

 
 
 
 
 
 
 
 

受験勉強は長期間で勉強を進めなければいけません。

 
 

毎日の勉強を後回しにして、慌ててやりきるような勉強習慣では、やることが多い受験勉強では直前に苦労することになります。

 
 
 

今のうちから後回し癖を治して、受験を見据えた勉強習慣を身につけましょう。

 
 
 

さきさき怒る表情
わかってるんだけど後回しにしちゃうなぁ〜

 
 
 

わかっていても後回しにしてしまう理由は何故なのでしょうか?

 
 
 

後回し癖についてもう少し考えてみましょう!

 
 
 
 

後回し癖はサボりではない。

 
 

勉強しなくてはいけないとはわかっているけど、後回しにしてしまう。

 

 

自分の苦手な勉強や難しい問題につまづいて時間がかかってしまうことありますよね。

 
 

志望校合格のためや成績を下げないためにも勉強をしなければいけません。

 
 
 

皆さんは勉強に根気が必要であることを理解しているはずです。

 
 
 

後回しにすると、勉強に遅れが出たり成績が上がらなかったりすることはわかっています。

 
 
 

最悪、偏差値が足りず志望校に行くことができない場合も想定できるはずです。

 
 

それなのに後回しにしてしまう理由は、単なるさぼりではないのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

後回しにしてしまうことは、ストレスや不安からの逃避行動です。

 
 
 

人は、ストレスをや不安なことが目の前にあると「恐れ」を感じ、思考停止してしまう傾向にあります。

 
 
 

「恐れ」から一旦逃げたい、考えたくないと他のことをして勉強を後回しにしてしまうのです。

 
 
 

携帯で動画を見たり、グダグダすることは、ストレスもなく勉強することよりも気楽に行うことができます。

 
 
 
 

目標のために勉強をしなくてはいけないことは、自分でも自覚しています。

 
 

しかし「恐れ」を感じたくないために勉強と関係ないことを選択し、逃避行動に走ってしまうのです。

 
 
 
 

確かに勉強するのは大変だし、考えることから逃げてたかも。

 
 
 

「目標のためにやらなくてはいけない勉強」と「勉強の邪魔になる目先の誘惑」の間で葛藤することを「自己統制葛藤」と言います。

小林, 2013, 学業場面における誘惑対処法略尺度の作成

 
 
 

動画を見たり携帯を触ったり、目先の誘惑を我慢して勉強に取り組むには「自己統制」が必要です。

 
 

しかし人の脳は、長期的で高次な目標を達成したいと思う時、かえって短期的で低次な望みが魅力的に感じるようになっています。

 
 

さらに勉強は志望校に受かりたいという「長期的」で「高次」な目標であるため達成のイメージも湧きづらいです。

 
 
 

一方、SNSを見るや動画を見るなどの「短期的」で「低次」な欲求の方が、達成イメージは容易にイメージできるはずです。

 

 

こうなると、自己統制が発揮できず、勉強よりも目先の誘惑に流されてしまいます。

 
 

後回し癖の理由は、そもそも高次な目標を目指すときはかえって低次な誘惑が魅力的に見えてしまうという脳の仕組みによるものなのです。

 
 
 
 

さきさき慌てる表情
後回しの癖はどうすれば治るの??

 
 
 

そんな後回し癖に悩むあなたに、次の章で後回しを防ぐ方法をご紹介します!

 
 
 

やったー!待ってました!!

 
 
 
 

後回し癖を防いで勉強に集中する方法は?

 
 

後回しにする癖は、気持ちだけでは解決することはできません。

 
 
 

後回し癖を放置し続けると、勉強に遅れが出てしまいます。

 
 

受験直前に後悔することを防ぐためにも、この夏で後回しを防ぐ勉強習慣を身につけましょう。

 
 
 

勉強の意義を明確にする

 
 

優先順位をつけるとき、勉強の優先度が高くなり、遊びや休憩よりも勉強時間も多く確保することは大学受験を考えている全ての人が思うことでしょう。

 
 
 

なぜなら勉強に対して義務感があったり、やらなければいけないものという認識を持つ人が多いからです。

 
 
 

改めて優先順位や勉強時間を考え直したところで、ただ決めるだけになってしまいます。

 
 
 

これでは目先の誘惑に負けて後回しに癖は変わりません。

 
 
 

優先順位や勉強時間の見積もりを行い、後回しにしないためには志望校にどうしても行きたい理由を作ることです。

 
 
 

大事なのは「勉強への意義づけ」ができることです。

 
 
 

目の前の勉強を後回しにしたくなった時、志望校に行きたい理由がはっきりしていれば「自己統制」が働きやすくなります。

 
 
 

例え誘惑に流されることがあっても、志望校へどうしても行きたい欲求から長い時間誘惑に流され続けることを防ぐことができるでしょう。

 
 
 

志望校に行きたい理由はなんでも良いです。

 
 
 

ただ、自分が本気でその目標を目指すことができる理由をつくることを意識しましょう。

 
 
 

さきさき喜ぶ表情
勉強の意義が計画とか行動にも表れるだね!

 
 
 
 

勉強はすぐに片付いてしまうものを開始時に持ってくる

 
 
 

後回しにしてしまう理由として、勉強は根気がいるものという面倒な印象がついてしまっていることが挙げられます。

 
 
 

勉強のやりはじめに、英語の長文や数学の難しい問題などを取り組むと勉強開始早々でつまづいてしまいそうですよね。

 
 
 

勉強がなかなか進まないので、「携帯触りたい!」「一旦休憩したい!」と誘惑に負けて後回しにしてしまいがちです。

 
 
 

こんな後回しを防ぐために勉強開始の5分〜10分で済むような簡単な勉強から始めましょう。

 
 
 
 

勉強開始時の内容をつまづかないものに変えることで勉強にスムーズに入ることができます

 
 

例えば、比較的簡単な計算問題や、古文の助動詞の暗唱長文の音読などでも構いません。

 
 
 

深く考えたり、時間がかかるものを最初に避けることで、勉強の入りでつまづき後回しにするきっかけを無くすことができます。

 
 
 

勉強に入りやすい科目は人それぞれです。

 
 
 

自分が労力を使わずに、一番勉強に入りやすい勉強内容を見つけましょう。
 
 

最初の入りで挫折しちゃうこと多いから何から始めるかも大事なんだね!

 
 
 

誘惑になるものは触る時間を決めるか、触れないようにする

 
 

勉強を後回しにすると、携帯やテレビなどに夢中になってなかなか勉強を再開することできませんよね。
 
 

勉強をしなくてはいけないと理解しているはずなのに、誘惑に勝つことがなかなかできません。

 
 
 

特に勉強に行き詰まったり、勉強を始めようとすると手元に携帯があると気づかないうちに携帯を触ってしまいます。

 
 
 

そんな勉強の阻害となる携帯などの誘惑に負けないようにするためには、勉強中は誘惑になるものを部屋に持ち込まないようにしましょう。

 
 
 

手元にあると、どうしても携帯などの誘惑は気になってしまいます。

 
 
 

後回し癖を防ぐためにも自分の周りから誘惑を排除して、勉強から離れにくい環境づくりをすることが重要です。

 
 
 

勉強中携帯を触ってしまう理由とその詳しい対処方法が知りたい方はこちらの記事を合わせて読んでみてください。
 

勉強中ついついスマホを触ってしまう……なぜ受験生はスマホを手放せないのか

 
 

人は脳の仕組み上長期的で高次な欲求を実現しようとすると、低次かつ短期的な欲求が魅力的に見えてしまいます。

 
 
 

これは仕方がないことですが、低次な欲求に流され続けては、勉強に集中することはできません。

 
 
 

目先の誘惑に打ち勝ち、目標のため目の前の勉強に集中するには、誘惑に流されない環境づくりをつくることが重要です。

 
 
 

勉強する時には勉強だけに集中できるように、なるべく目のつきやすい所に誘惑になるものを置かないように心がけましょう。
 
 

さきさき喜ぶ表情
携帯や漫画は部屋とは別の場所に置くようにしたよ!

 
 
 
 
 

後回し癖を防ぐ方法をご紹介しました!

 
 
 

後回しにする癖は、気持ちだかではなかなか治すことはできません。

 
 
 
 

なぜ後回しにしてしまうのかを理解して後回しにしづらい環境作りを普段から心がけましょう。

 
 
 
 

後回しを防ぐポイントは以下にまとめておきます。
 
 

  • 志望校にどうしても行きたい理由をつくり勉強の意義を明確にする
  • 勉強はすぐに片付くものをはじめに持ってくることで勉強のペースを作る
  • 誘惑になるものは触る時間を決めるか、触れないようにする

 
 
 

つい後回しにして、勉強に集中できないあなたはぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

 
 
 
 

この夏で後回し癖を克服し目の前の勉強に集中できるようになりましょう!

 記事中参考書の「価格」「ページ数」などについては執筆時点での情報であり、今後変更となることがあります。また、今後絶版・改訂となる参考書もございますので、書店・Amazon・公式HP等をご確認ください。

STRUXマガジンYouTubeチャンネル開設!

監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

STRUXの詳細を見る