学習塾STRUX編集部連載

早稲田大学教育学部の入試分析&対策法まとめ!学科で違う配点と受験科目に要注意

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こんばんは!STRUX塾長の橋本です!

 

今回の「大学入試の志望校別対策シリーズ」は、早稲田大学の教育学部。こちらも人気の高い学部です。学科によって配点が多少異なりますので、自分がどの学科を目指すのか?というところも考えながら

 
 
 

早稲田大学教育学部(一般選抜)の試験情報

期日 2月19日
共通テスト 不要
科目 文科系独自試験:
英語・国語・社会1
理科系独自試験:
英語・数学・理科1

数学は1A2B3が出題されます。文科系の社会は日本史B・世界史B・地理B・政経から、理科系の理科は物理・化学・生物・地学から選択できます。文科系は日本史または世界史、理科系は物理または化学の選択が多くなっています。

学部によって、国語や英語の得点比率が増えるところや、文科系・理科系どちらかでしか出願できない場合、また地学選択の場合別の定員枠になるなどいろいろな選考基準があります。詳しくは「目標点数」のところで確認するようにしましょう。

 
 

併願のパターン

文系受験の場合はオーソドックスな科目なのであまり問題はありません。理系受験の場合、早稲田の理工などと比べると教育のほうが科目数が少ないため、「理工メインで教育を併願」という使い方はありますが、学ぶ内容が大きく異なるため注意が必要です。他の大学の教育学部も理系科目で受験が可能な場合があるので、しっかり調べてみましょう。

 

早稲田内での併願:文系なら社学、人科、商など、理系はあくまでサブで

早稲田内での併願は比較的しやすく、どの学部とも相性は良いです。英作文が出題されないため、教育をメインに据えるのであれば同じく英作文が不要な社会科学部、人間科学部、英作文が最小限な商学部あたりがおすすめです。ただ社学・人科は政経・地理受験ができないため注意が必要です。

教育学部内の他学科との併願はできません。

 

理系の場合は理工学部になりますが、先述の通り理工学部は理科2科目必要なので、理工メインでその抑えとして受けるという感じでしょうか。ただ、学習内容が大きく異なるため、「絶対早稲田に行きたい」という場合を除いてはあまりおすすめではありません。

 
 

教育学部の併願は難しい?教員になりたいのか、教育学を学びたいのかで考えよう

早稲田以外の教育学部は「文学部」に統合されていることも多いです。マーチレベルの大学には実は「教育学部」がなく、青学の「教育人間科学部」内に学科がある程度です。

ではマーチから先生になれないのか?というとそういうことはなく、どの大学でも基本的には「教職課程」と呼ばれる、教員になる人向けの単位が用意されているので、それを受けることで教員に鳴ることは可能です。ただし、「この科目の先生になりたい!」「小学校の先生になりたい!」などがはっきりしている場合は、その科目・学年をカバーしているかをきちんと調べた上で目指す必要が出てきます。将来やりたいことがはっきりしている人ほど、きちんと下調べを念入りにして、自分が目指す大学でほんとうに教えたい科目を教えられるのか?ということを確認しておきましょう。

「教員」という点に絞るなら、文教大学や明星大学などが教員免許の取得まで見据えた人気大学で、これらの大学は理系科目でも受験できることが多いため、選択肢として入れておきたいところです。

 

教員になる事にこだわっていない場合は、文学部内に「教育学」の授業などがあるため、そういった学部・学科を目指すのはありです。受験科目的にマーチならどこでも受けやすいですが、共通テストが不要な明治・中央・法政あたりが負担は少ないかもしれません。同じレベルの慶応大学や少しレベルを下げた日本大学なども科目的に受けやすいでしょう。

 

国公立は教育学部も充実

教育学を勉強したいという場合も、教員になりたいという場合も、国公立大学を第一志望としている場合はそちらのほうが教育課程が充実していることが多いです。有名なところでいうと東京学芸大学などですね。そもそも国公立大学を第一志望にしておいて、併願で早稲田を受ける、というのもOK。ただ早稲田を併願にするなら東大やそれこそ学芸などが第一志望で……ということになるでしょう。

 
 
 

早稲田大学教育学部の配点と目標点数

つづいて、早稲田大学教育学部の配点と目標点数について確認していきましょう。

早稲田大学教育学部の科目・配点

文科系

外国語 50点
国語 50点
地歴・公民 50点

文科系で受験できる学科・専攻は以下のとおりです。

  • 教育学科教育学専攻教育学専修
  • 教育学科教育学専攻生涯教育学専修
  • 教育学科教育学専攻教育心理学専修
  • 教育学科初等教育学専攻
  • 国語国文学科
  • 英語英文学科
  • 社会科地理歴史専修
  • 社会科公民市民学専修
  • 複合文化学科

理科系

外国語 50点
数学 50点
理科 50点

理科系で受験できる学科・専攻は以下のとおりです。

  • 教育学科初等教育学専攻
  • 理学科生物学専修
  • 理学科地球科学専修
  • 数学科
  • 複合文化学科

 

初等教育学専攻と複合文化学科は文科・理科どちらでも受験可能です。

 

学科による配点の傾斜例

原則どの科目も50点なのですが、ここから学部によっては配点の傾斜がかかります。

  • 国語国文学科:国語の得点を調整後1.5倍
  • 英語英文学科:英語の得点を調整後1.5倍
  • 数学科:数学の得点を調整後2.0倍
  • 複合文化学科:外国語の得点を調整後1.5倍

また、これらの学科のうち複合文化学科以外は、指定の科目において受験者全員の平均点以上を満たさない場合は不合格となります(例:英語英文学科の場愛、英語がその学科の全受験者の平均点以上でないと不合格)。

少し考えるポイントが多いため、ここは注意が必要です。

 
 

目標点数

早稲田大学教育学部ではほかの学部同様得点調整が行われます。全教科について成績標準化による調整がされ、その後学部によっては前述の通り得点を1.5倍〜2倍するという形です。

受験者平均点が合格基準点の指標として使われているため、この平均点は公表されていません。ここでは合格最低点のみ確認しておきましょう。

 

2020年度の合格最低点

  • 教育学科教育学専攻教育学専修:94.623/150(63.1%)
  • 教育学科教育学専攻生涯教育学専修:94.882/150(63.3%)
  • 教育学科教育学専攻教育心理学専修:98.202/150(65.5%)
  • 教育学科初等教育学専攻:91.746/150(61.2%)
  • 国語国文学科:108.651/175(62.1%)
  • 英語英文学科:109.081/175(62.3%)
  • 社会科地理歴史専修:97.133/150(64.8%)
  • 社会科公民市民学専修:96.849/150(64.6%)
  • 理学科生物学専修:92.217/150(61.5%)
  • 理学科地球科学専修:87.090/150(58.1%)
  • 数学科:124.206/200(62.1%)
  • 複合文化学科:112.245/175(64.1%)

2019年度の合格最低点

  • 教育学科教育学専攻教育学専修:95.913/150(63.9%)
  • 教育学科教育学専攻生涯教育学専修:92.224/150(61.5%)
  • 教育学科教育学専攻教育心理学専修:100.304/150(66.9%)
  • 教育学科初等教育学専攻:94.254/150(62.8%)
  • 国語国文学科:108.371/175(61.9%)
  • 英語英文学科:109.548/175(62.6%)
  • 社会科地理歴史専修:98.178/150(64.8%)
  • 社会科公民市民学専修:96.495/150(64.3%)
  • 理学科生物学専修:91.425/150(61.0%)
  • 理学科地球科学専修:85.995/150(57.3%)
  • 数学科:120.495/200(60.2%)
  • 複合文化学科:117.270/175(67.0%)

得点の傾斜がついている学科は、厳密には「175点満点」「200点満点」ではないのですが、ここでは目標点をわかりやすくするために便宜上そうしています。どこも65%前後の点数は求められます。

 

受験者平均点について

受験者平均点は公表されていません。ただ、どんなに平均点が高いほかの学部でも60%程度ですから、合格最低点ラインをしっかり狙っておくことがまず何より重要だと思って良いでしょう。基準とされる科目が苦手で、他の科目で稼いで点を取る、という人は注意が必要です。

 
 

目標点の例(教育学科教育学専修の例):105/150点

ほとんどの学部で最低点が7割は超えないこと、また得点調整が入ることで素点から下がることが多いのを考えると、まずは7割超えを最低ラインに目指しておくことが重要でしょう。

英語 38/50点
国語 30/50点
地歴・公民(日本史・世界史の例) 37/50点

国語の点数は安定しづらいため、それ以外の英語・地歴で点を取りたいところです。地歴は地理・政経を選ぶ場合はこれより素点は確実に下がりますが、調整が入るためあまり気にしなくてもOKです。

目標点の例(数学科の場合):105/150点

数学科など理系学部の場合も基本的に目指す点は同じく7割。

英語 30/50点
数学 38/50点
理科 37/50点

文科系と比べると不安定な国語がないため、英語より数学・理科で着実に点をとることを目指しましょう。

 
 

早稲田大学教育学部・科目別の勉強法と問題攻略

最後に、科目別の勉強方針を軽くまとめておきましょう。

時系列・やるべき科目と対策

文系・理系によって変わってきますが、原則はやはり英語(と必要があれば数学)を確認していくことになります。レベルは高いため高2のうちに英語の文法・解釈まで、数学も1A2Bまでは完璧にしておきたいところです。それ以外の科目は高3の夏前までにセンターレベルまでは仕上げておき、そこからさらに夏〜秋で入試レベルに底上げをする、という順番になります。

 

英語

英語は基本長文または会話文ですが、長文内に空所補充・並び替えなどの文法問題が出てくる、というスタイルです。2019年には突如並び替え問題が単体で出題されたということもあり、文法・長文ともに高いレベルまで仕上げておきたいところです。

時間も足りないため速読も重要。なるべく早い段階で英語の長文読解のスキルは身につけておきたいですから、高2の間に「イチから鍛える300」などのレベルは問題なく読めるようになっておき、高3の夏前には共通テストレベルは難なく読めておくべきでしょう。文法も「全頻出英文法語法問題1000」のレベルは極めておきたいです。

 
 

国語

国語は現代文2つと古文・漢文の融合問題、というパターンがほとんど。ただ融合問題と言っても1つの大問で2つが出るというだけで、問題自体は個別ですから、基本的な対策を進めていけば問題はありません。

ただまれに専門的な問題が現代文で出ることがありますから、言葉の意味などはきちんと確認をしておき、抽象度の高い現代文に慣れておくべきです。

 
 

地歴・公民

地歴・公民は一般的な私大の入試に近く、穴埋め問題から選択肢問題まで幅広く出されます。ただいずれも難易度は高いため、高2の冬くらいから少しずつ予習をスタートさせ、夏休みには本格的に難易度の高い文章にチャレンジできるようにしていくべきでしょう。

 
 

数学

早稲田大学教育学部の数学はすべて記述問題で4問出題です。高得点を狙うには2問完答・2問部分点は最低ラインとなります。中には非常に難しい問題も出題されますので、どの問題で点を取るか?という点はきちんと計算しておくべきです。解き始めるときに必ず全ての問題を見渡して、解けそうなところからてをつけていきましょう。

出題範囲は数3が多めなので、早めにその基礎になる1A2Bは固めきり、その上できっちりと数3の問題演習ができるようにします。

学校の授業は数3が入試ギリギリまでかかるところも少なくないですから、数3については1A2Bがある程度目処が立ったら予習を始め、「青チャート」の基本的な問題や「大学への数学」シリーズ「1対1対応」などで演習を重ねていきましょう。

理科

理科も学校の授業のペースが遅く、進学校でも9月〜10月に終わるということが少なくありません。英語・数学と比べ優先度がものすごく高いというわけではないため、高2のうちはテスト勉強のたびに、というくらいでよいですが、高2の夏明けくらいから他の科目の仕上がり具合に応じて「スタディサプリ」などで先の範囲を予習します。高3の夏前には一通り全範囲終わっており、かつセミナーなどの問題は完璧に解けるという状態にしておきましょう。

 

 
 

まとめ

早稲田大学教育学部は早稲田の中では比較的目指しやすいところなので、きちんと対策を重ねることで着実に合格を狙えます。傾向を確認した上で、早めから取り組んで生きましょう。。

 
 

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それでは!

 
 
 
 

ライター:橋本拓磨

東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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