学習塾STRUX編集部連載


【早稲田大学法学部】入試の目標点と傾向対策。確実に点を取れるところで取り切る戦略を

早稲田大学法学部目標点数と傾向対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

 
 
 
 
 

橋本が教えている様子
 
 
 
 
 
 

こんばんは!STRUX塾長の橋本です!

 

今週も「大学入試の志望校別対策シリーズ」、今回は、「早稲田大学法学部」について見ていきましょう。

 
 
 

早稲田大学の試験情報

早稲田大学法学部では共通テスト利用入試も実施されますが、ここでは独自試験を使う一般選抜に絞って解説をしていきます。

期日 2月15日
共通テスト 不要(数学受験のみ必要)
科目 独自試験:
・英語
・国語
・選択科目
(世界史B/
日本史B/
政治・経済/
数学*)

数学を選択して受験する場合、共通テストの数学1A2Bの合計点(200点)を圧縮して利用します。他の科目は独自試験ですね。

一般選抜ではこの個別学部試験に加え、共通テスト利用入試も実施されます。

 

併願のパターン

早稲田大学内でも法学部は最難関に位置するため、比較的他の学部とも(レベル的にも傾向的にも)併願しやすくなっています。ただ逆に言うと、法学部系の学部はどの大学でも難易度が高いため、適切に併願校を決めておかないといけません。

 

早稲田内での併願先:早稲田大学政治経済学部・文学部・社会科学部など

法学部と学習領域が最も近いところ、かつ難易度的にも遜色ないのが政治経済学部。入試形式に共通テスト・数学が含まれるためそこの対策が必須となりますが、学問領域で選びたい場合、かつ数学に抵抗がない場合は視野に入れてもいいでしょう。ほかに学習領域が近いところでいうと社会科学部。幅広く社会科学について扱う学部のため、社会科学の1領域としての「法学」を扱うことができます。法学部と比べて難易度も下がるため、早稲田に行きたい、という動機で選びやすいところです。

その他文学部や文化構想学部も英作文を含め対策しやすい学部ですから、自分の興味領域に合わせて併願していく形で良いでしょう。

 

マーチレベルの法学部だと明治・中央・法政がおすすめ

マーチレベルの法学部でも抜きん出ているのが中央大学。その他法政大学ももともと法学者が建てた大学ですから、歴史のある学部で学ぶことができるでしょう。これらや人気の高い明治大学などは、入試の傾向としてもシンプルですから、受験しやすいでしょう。

早稲田大学の法学部と勝負できるレベルになるには、これらの大学は合格できるくらいの学力がほしいところですが、万一を考えると日大、成蹊大、駒大などを選択肢に入れておくのもありです。

 
 

早稲田大学法学部の配点と目標点数

早稲田大学法学部の配点と目標点数についてですが、他学部同様基本的に得点調整が実施されるため、それを踏まえて考えていくことになります。学部によって「全科目の得点調整」もしくは「選択科目間での得点調整」ですが、法学部では「全科目の得点調整」が実施されます。ここでは「一般選抜」の個別試験のみ受験する方式について見ていきましょう。

早稲田大学法学部の科目・配点

外国語 60点
国語 50点
選択 40点

*選択科目は「世界史B」「日本史B」「政治・経済」「数学」のいずれか、「数学」は共通テストの「数学1・A」「数学2・B」の点数200点を40点に圧縮

 

全科目について得点調整がなされるため、英語なども実際の点数は素点から点が下がる可能性が十分にあります。英語が配点としては高いですが、国語も比率は高めなので注意が必要です。

 
 

目標点数

かんたんに目標点数を確認していきます。

例年の合格最低点

  • 2020年度:90.295/150点(60.2%)
  • 2019年度:92.745/150点(61.8%)

各科目の受験者平均点

英語
  • 2020年度:27.736/60点
  • 2019年度:30.474/60点
国語
  • 2020年度:26.248/50点
  • 2019年度:23.938/50点
日本史
  • 2020年度:24.023/40点
  • 2019年度:26.717/40点
世界史
  • 2020年度:26.212/40点
  • 2019年度:26.183/40点
政治・経済
  • 2020年度:23.979/40点
  • 2019年度:23.160/40点
数学

*以下の点数を40点分に圧縮

  • 2020年度:144.813/200点
  • 2019年度:160.573/40点

参考:近年の入学試験結果

過去2年の合格最低点は60%〜62%(全科目の得点調整後)で、例年このあたりで推移しているため参考にはしやすいでしょう。比較的最低点は低めです。

国公立第一志望の併願として受験する人も多い(全体の25%程度)ため、共通テストのみで受験できる数学選択も例年一定数います。その分ハイレベルな平均点になっており、どんなに苦手でも共通テストで75%は超えていないと勝負できないと思っておいていいでしょう。むしろ数学で安定して9割から満点を取れるという場合は数学受験を狙うのもありです。

勝負の分かれ目になるのは意外と国語・社会で、英語より配点は少ないものの平均点は高くなる傾向があり、これら2科目で着実に点をとり、かつ英語で高得点をとれた人、もしくはこれら2科目が得意で満点近くを狙えた人が合格に近づくとみていいでしょう。

目標点の例:合計100/150点(67%)

英語 42/60点
国語 30/50点
選択科目 28/40点

得点調整により英語や国語は素点から下がる可能性もあります。そのため、基本的には合格最低点+5〜10%を目標にしておくべきです。そうなると、各科目65%〜70%を目指し、得意科目で7割近く、苦手科目で60〜65%に収まるようにという配分がベスト。この場合は安定しづらい国語を低く見積もり、それ以外で7割確実に取れるようにと言う計算にしています。

 
 
 

早稲田大学法学部 科目別の勉強法と問題攻略

最後にかんたんに早稲田大学法学部の勉強法と傾向対策を見ていきます。高い総合力が求められる試験のため、きちんと対策して臨む必要があります。

時系列・やるべき科目と対策

基本的な勉強のステップは他学部同様「英語を最優先→直前期で社会」というステップです。国語は古文・漢文にしぼりできれば学校の授業等で基本的な読解はできるようになっておきたいところです。高2のうちには共通テストレベルの英語は確保できるようになっておき、そこから社会にシフトしていくという方針をとりましょう。

 

英語

早稲田大学法学部の英語は例年通りであれば大問8つ構成で、1000語前後の長文から図表の説明の穴埋め、文法問題、自由英作文問題など多岐にわたります。問題文も全て英語、かつ長文の内容も専門的で難易度が高いため、スピードを意識して読みつつきちんと解く総合力も求められてきます。

時間は限られているため、やはり長文を早く正確に読むスキルが最重要になります。特に単語のレベルも高く難しい単語が多く出されること、かつ文章のテーマ自体も難しいもの(政治思想など)が出されるため、早くから単語・文法や速読力を鍛えて、高3になったタイミングではすでに「リンガメタリカ」などでテーマごとの難易度の高い単語やテーマの背景知識を押さえておけるようにしたいです。その他さまざまなジャンルの長文を読み慣れておくことも求められるでしょう。

長文が非常に長く難易度も高い分、英作文や文法問題では確実に点を取れるように問題の解答順にも気をつけたいところです。

 

国語

国語は大問4つ構成で、古文・漢文・現代文2つ。古文・漢文は比較的標準的ですが、現代文は抽象度の高い文章ばかりで読みづらくなっています。さらに専門的な用語や現代文の難単語も含まれているため、こうした背景知識も拾いながら演習を進めていく必要があります。

さらに記述式問題も近年出題されています。本文全体を踏まえて筆者の考えをまとめる問題が多く、180字以内と字数もまとまって必要になります。記述問題に苦手意識を感じている人は国公立の問題や、共通テストなどの記号式の過去問の解答を自分で作成する練習などをするとよいでしょう。

 

社会

文学部・文化構想学部入試は歴史(日本史・世界史)・政治経済から選択可能です。政治経済を選択する人は少なく、高得点も狙いづらい、かつ教材も少ないため、基本的には歴史選択(もしくは数学選択)をおすすめします。難易度はものすごく高い、というわけではなく、もちろん細かい知識も出題されますが、一問一答や教科書などできちんと確認していれば取れるものがほとんどです。

日本史は語句の記述問題と記号問題のみですが、世界史では論述問題が出題されます。指定語句を使い歴史の流れを記述するもので、教科書などをしっかり読み込みながら表現を知っておくことが求められます。夏以降時間をとって対策できるよう、夏前には基本的な単語・歴史の流れは完璧にしておきましょう。

 

数学

数学は共通テストの問題です。問題のレベルはそこまで高くなく、高2までに数学2Bまで一通り履修していれば、高3の夏前までにそれらが一通り解ける状態にしておくことでそこからは演習中心に切り替えられます。できれば高3に入って緑チャートなどで形式に慣れつつ、不安な問題は青チャートなどに戻って確認するようにしましょう。秋以降はセンターの過去問や共通テストの予想問題を使い、時間内に正確に計算を処理する練習を繰り返します。何より時間が足りない、かつ問題文も長くなっているため、正確に問題文の趣旨を掴む練習も過去問でしておきたいところです。

 
 

まとめ

今回は2021年度以降の「早稲田大学法学部」の入試の傾向と対策についてお伝えしました。大きく傾向は変わらないと予想されますが、記述式問題がさらに増えるなどは予想されます。何より早くから英語などをきちんと固めておくことが効果的ですので、今から狙う高2生はぜひできる勉強から一つずつ始めて、直前期に社会を詰められるようにしたいところですね!

 
 

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それでは!

 
 
 
 

ライター:橋本拓磨

東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。

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