『学校で「サクシード数学」っていう問題集をもらったけど、どのように使えばいいの?』『結局他の参考書で勉強した方がいいじゃん』という声が多い「サクシード数学」。このような悩みが多いため受験勉強には避けられがちな参考書です。
しかし、それはやり方をわかっていないだけ。しっかりと使えばかなり有用な参考書になります!今回はそんな「サクシード数学」の使い方について解説していきます。
学校でサクシード数学って参考書が配られたんだけど、あれって結構酷くない?
だって問題しか載っていないし、数学ができない人には無理だよ……。
そう思うのはサクシード数学の使い方がわかっていないからよ!しっかりやり方がわかれば良い参考書に変身するわ!
わかったわ!今日はサクシード数学の使い方について解説していくわ!これを押さえてどうやって勉強したらいいかを理解していきましょう!
サクシード数学の基本情報
まずは「サクシード数学」がどんな問題集かを理解するところから始めましょう!
- ページ数
- 310 ページ
- 出版社
- 数研出版
- レベル
- ~センターレベル
- オススメ度
- ★★★☆☆
「サクシード数学」は学校で配られる参考書だから、書店とかで買えない参考書なのよ!
「サクシード数学」は基本的に学校が買うことを目的に販売している参考書のため、個人で購入するのは少し難しいです。手に入れたとしてもほとんどが中古になってしまうでしょう。なので、学校で配られなかった人がこの参考書をわざわざ購入する必要は無いといえます。
あと、少しオススメ度が低いよね!やっぱり良い参考書じゃないんじゃない?
「サクシード数学」は使い方がわかりにくいからね。何も知らずに個人で使うのはあまりオススメできないわ!
その言い方は、使い方がわかれば良い参考書になるってこと?
そうよ!だから説明を聞いて使えるようになりましょう!
「サクシード数学」はこんな人にオススメ
まずはサクシード数学がどんな人にオススメなのかを整理していきましょう!
- 学校の授業と一緒に使う人
- 問題をたくさん沢山解きたい人
- 基礎を理解しているのかを確認したい人
そうよ!この問題集の最大の特徴は、『幅広いレベルの問題がたくさん沢山載っていること』なの!だから、授業で受けた部分の復習にはもってこいの参考書なのよ!
サクシード数学は、幅広い難易度の問題がたくさん沢山載っていることが特徴。自分の苦手な範囲をやるのもいいですし、たくさんの問題で解法を覚えたいという人にもオススメできます。これは授業でやった部分の問題を解いて確認することにも使えるので、学校で配られる問題集としても愛されているのですね。
問題が多いって良さそうじゃん!いい参考書なのかな?
実はあまりオススメできない所もあるのよ。どんな人にオススメできないのかと、どういうところが良くないのかを解説していくわね!
「サクシード数学」がオススメじゃない人
- 数学が苦手な人
- 独学で勉強する人
- 難関大学の問題を解きたい人
これを見ただけだと共通点がわからない!サクシード数学の弱点ってなんなの?
「サクシード数学」は学校の授業と使うことを目的にしている参考書です。なので、授業でやる内容に関しては解説されません。なので、数学が苦手だったり、独学で勉強したりする人には理解できない部分が出てくることがあるのです。
「サクシード数学」レベルの問題だと、1問でも理解できないと先の問題ができないということが多いわ!だから、数学が苦手だったり独学で勉強する人は他にわかりやすい参考書があった方がいいわね!
- これでわかる数学
- やさしい数学
- やさしくわかりやすい数学
スタディサプリもおすすめの教材よ!アプリで勉強できるんだけど、動画もあるからより頭に入るわ!
「サクシード数学」の使い方
次は使い方について解説していくわ!使い方がわからないとあまり良い参考書とは言えなくなるからしっかり確認していきましょう!
使用前に…
さっきも言ったように、サクシード数学のデメリットは「解説が丁寧ではないこと」よ!だからわからなくなった時に復習できる参考書が欲しいわね!
繰り返しですが、「サクシード数学」は解説が少しわかりにくいです。そのため自分ではわからない問題が出てくることもあると思います。
しかし、数学は理解できないとその問題が解けるようにはなりません。なので「サクシード数学」を解いていくためには辞書のような参考書があると便利です。
すぐに確認できる参考書があると、勉強のはかどり方が違うわ!教科書や「青チャート」で確認しながら勉強していくといいわね!
1周目
- step.1
- 問題Aを解く
- step.2
- 問題Bを解く
- step.3
- step.1とstep.2で間違えた問題をもう一度解く
-
2周目
- step.1
- 問題Bを解く
- step.2
- 発展問題を解く
3周目
- step.1
- 問題Bの間違えた問題を解く
- step.2
- 発展問題を解く
数学を完全に理解するためには、何度も解くことが大切だからね!大変に感じるかもしれないけど頑張りましょう!
ちなみに、問題Aと問題Bはかなり重要な問題だから、必ずできるようになってね!
「サクシード数学」に掲載されている問題Aと問題Bは重要な問題ばかり。しっかり理解しておかないと、その先で解けない問題が出てくるほどです。実際に発展問題で解けない箇所が出現するくらいです。なので、「サクシード数学」の問題AとBは完璧にしておきましょう!
重要な問題が詰まっている問題Aと問題Bは、各周でしっかりと抑えておきましょう!1周目の問題Aと2周目の問題Bは、8割正解できることがベストね!
でも、もし1周目の流れが終わった後でも出来なかったらどうするの?
そういう場合はもう一度繰り返してみましょう!1周目に関してはStep.3を、2周目に関してはStep.1を、それぞれできるようになるまでやった方がいいわ!
「サクシード数学」の使い方のコツ
ここからは「サクシード数学」の使い方のコツについて話していくわ!どのように使えば効率的に勉強できるかを話していくから、詳しく聞いてね!
分野ごとの勉強によって理解が早まる!
しっかりと理解するためには、同じ問題に何度も出会う方がいいわ!だから分野ごとに攻略していきましょう!
解法をしっかり覚えるためには、同じ問題を短い期間で繰り返し解くことが有効です。そのため分野ごとに勉強すると、少ない問題に繰り返し取り組めるのでより効果的に勉強できます。
じゃあ例えば、三角関数の範囲だけを1週間集中してやるって感じ?
そうね!分野ごとにやることで3周を簡単に終わらせることもできるから挫折もしにくいわ!
そう!一回で終わらせようとしても良いことは一つもないわ!自分のペースでしっかりと各分野を押さえてやっていきましょ!
解説は必ず理解する
解説を理解するの本当に大変だな……。さぼりたくなっちゃう!
さぼりたくなる気持ちはわかるわ!でも、数学は問題をどう解くかを理解しないと全く意味がないの!
解説は必ず理解しましょう。数学の解説を理解しないと、解いた問題は全く意味がありません。解けた問題でも、どのように解いたのかの再確認の意味も込めて軽く目を通しましょう。解けなかった問題に関しては、次は必ず解けるように読み通してください。
でも解説がわかりにくいんじゃないの?理解できなきゃ意味ないじゃん!
そこで教科書や参考書の出番よ!解説で分からない部分を、教科書や参考書で理解するのよ!辞書代わりって感じね!
解説の部分でどうしてもわからない部分は、教科書や参考書で復習してみましょう。辞書代わりにこれらの参考書を使うイメージです。
はじめから書いている参考書の方が理解しやすくて楽かもしれません。ですが、自分で調べて理解する方が理解度が違います。時間はそちらの方がかかるかもしれませんが是非やってみてください。
この勉強方法は「サクシード数学」の弱点を逆手に取った感じよね!自分で考えた分、理解度は圧倒的だからやってみてね!
思考問題は考えて解いてみて!
さきさきはしっかりと問題を考えてから答えを見てる?
うん!しっかり全問3分くらい考えてからやっているよ!
順番に指摘していくね!まず、問題Aについてはわからなかったらすぐに答えを見ても大丈夫よ!
問題Aのような問題は、そもそも原理をわかっていらないと解けないからよ!
「サクシード数学」の問題Aは、教科書の基本問題のレベルしかありません。そのような問題は公式を覚えていないなど、基本的な部分がわからないと解けません。いわば暗記に近い部分がありますので、すぐに答えを見ても大丈夫です。
逆に問題B以降は、少し考えてから答えを見てほしいわね!
考えて解く問題が増えるからよ!問題Aの知識があればできるから、しっかりやり方を考えてから見た方が効率的に理解できるわ!
問題Bと発展問題に関しては考えなければ解けない問題が増えます。そのような問題は、考えてから答えを見た方が良いでしょう。自分の考えとどのように違ったかを考えることで、問題への理解度が違ってきます。しっかりと1問1問考えて解いていきましょう。
大体10分くらい考えるのが最も効率的よ!しっかり考えられるけど時間を無駄にしない、ベストな時間ね!
まとめ
始めはイヤ〜な問題集ってイメージだったけど、使い方さえわかるとなんかいい参考書に感じてきた!今日からこれを使って勉強するぞ!
良い調子ね!どんな参考書もきちんとした使い方を知っておくのが大切!最後に今回伝えたポイントをまとめてみるわ!参考にしてね!
- 「サクシード数学」は学校で配られる問題集である。問題数が多いけど解説があまり丁寧ではない
- 問題Aと問題Bは数学の本質的な部分について書かれている。分野ごとに周回する時はそれぞれ8割以上理解しているようにしよう
- 解説は必ず理解しよう!わからない部分については教科書や他の参考書で理解しよう
- 問題B以降の考えて解く問題に関しては、しっかりと考えてから答えを見るようにしよう!