数学の参考書使い方 科目別参考書解説

【黄チャート】入試で通じる数学の力がつく?典型問題に強くなれる『黄チャート』の使い方

『黄チャート』は典型的な問題を学べるいい参考書です。しかし、「周りの受験生は『青チャート』をやっているのに、自分は『黄チャート』で本当に大丈夫なのかな……」と不安に思うかもしれません。また、とても分厚い参考書なので、勉強するのが不安に思っている人もいると思います。そこで、今回は、『黄チャート』が『青チャート』よりも優れている部分を説明しながら、どのように『黄チャート』を学習するのが良いのかを解説していきたいと思います。

さきさき笑う表情
この青色の参考書見たことある!青色だから安全ってことかな?買っちゃお!
あらさきさき!参考書探しているの?
さきさき笑う表情
あ、先生!そうなの!数学のいい参考書を探しているの!この青色の参考書はみんな持っているし、青色って安全そうだからこれにしようかなって!
『青チャート』ね!確かにいい参考書だけど、さきさきにはちょっと早いかもしれないわ!こっちの『黄チャート』はどうかしら?
さきさき慌てる表情
えー!こっちの黄色いのはちょっと危なそうじゃん!うちには理解できないんじゃないの?無理無理!
いいえ!『青チャート』よりも『黄チャート』の方がわかりやすいのよ!
さきさき通常の顔
そうなの?
ええ!『黄チャート』の方が基本的な内容を詳しく書いているのよ!今回はこの『黄チャート』の魅力を『青チャート』と比較しながら解説するわよ!

1、『黄チャート』って『青チャート』と何が違うの?

さきさき通常の顔
そもそも『黄チャート』と『青チャート』って何が違うの?
いいわ!まず、『黄チャート』の基本的な内容を解説してからどういう風に違うのかを解説するわね!

黄チャート基本情報(ⅠA/ⅡB/Ⅲ)

  • 料金
  • 1,900円/2,138円/1,922円
  • ページ数
  • 480ページ/624ページ/368ページ
  • レベル
  • ~MARCHレベル
  • おすすめ度
  • ☆×5
『黄チャート』の問題を全て解けるようになると、明治大学や青山学院大学のようないわゆる「MARCH」と言われる大学の問題がわかるようになってくるわ。
さきさき通常の顔
へぇ!でもそれは青色の方でも同じなんじゃないの?
『青チャート』のことね!確かにMARCHを受ける人も『青チャート』はやってほしい参考書だわ。『青チャート』のほうがより難しい問題にも対応できるようになるわ。
さきさき慌てる表情
じゃあどうして黄色のほうがうちにはいいの?
それは『黄チャート』には別のよさがあるからよ。その疑問にも答えるために、『黄チャート』がどのような人におすすめなのかこれから説明するわね!

黄チャートはどのような人におすすめ?オススメチェックリスト

  • 学校の授業の復習をしたい人
  • 数学の公式などは覚えているが、公式を使って解く問題がわからない人
  • センター試験で平均点しか取れない人
  • 公式を丸暗記してしまっている人
  • 数学の典型的な問題だけをまずは理解したい人
逆におすすめできない人も書いておくわ。

黄チャートがおすすめできない人

さきさき通常の顔
んーいまいち黄チャートがオススメな理由がわからないなぁ……。
落ち着いて!今から説明するから!

数学が嫌いな人にどうして『黄チャート』がおすすめかというと、『黄チャート』には典型的な例題が多いからです。『青チャート』は実践的な問題も収録されているので、数学の解法を理解していないと理解すらできない問題が多く収録されています。しかし、『黄チャート』は、教科書に載っているような典型的な問題が多く収録されているので数学への理解がはかどります。

つまり、典型的な解法がわかっていない人にとって、応用問題も収録されている『青チャート』の問題は理解するのが難しいことがあるの!それよりも典型問題が詰まった『黄チャート』をやるほうが効率のいい勉強ができるわ!
さきさき笑う表情
なるほどね!より理解すして勉強をするために、典型問題が詰まった『黄チャート』がいいのね!

逆に数学の典型的な問題をある程度理解できる人には『黄チャート』はおすすめしません。『青チャート』は数学の実践的で、入試に近い内容を扱っています。そのため、大学入試のための数学の力が確実につくのは『青チャート』です。ある程度数学の解法を理解しており、数学を武器にしたい人は『青チャート』をやりましょう。

難関大学の入試は、『青チャート』の例題を組み合わせたものが多いのよ!
さきさきやる気
『青チャート』の内容をマスターできれば入試の問題のほとんどがとけるようになるのね!
『青チャート』についてもっと詳しく知りたければ下の記事を参考にしてね!

2、黄チャートを使った勉強方法

ここからは『黄チャート』の勉強法を教えるわね!『黄チャート』をどのように使えば効率よく勉強を行えるのかを話すわよ。
さきさき通常の顔
せっかくやるなら自分のためになる勉強の仕方がいいもんね!

『黄チャート』は一つ一つの参考書が分厚いので、「とりあえずやればいいや!」と思い、何も考えずに前からやってしまう人もいると思います。しかし、そのやり方だと問題数の多さに途中で挫折してしまうかもしれません。今回はSTRUX大学受験マガジンを運営する学習塾STRUXの推奨する、効率よく最後まで続けられる『黄チャート』の勉強方法を紹介します。

1周目

Step.1
例題に取り組む
Step.2
例題の解説を読む
Step.3
再度例題に取り組む
Step.4
演習問題に取り組む
Step.5
答え合わせを行う
Step6
間違えた場合は解説を読んだうえで解き直し

2周目

Step.1
例題に取り組む
Step.2
例題の解説を読む
Step.3
再度例題に取り組む
Step.4
演習問題に取り組む
Step.5
答え合わせを行う
Step.6
間違えた場合は解説を読んだうえで解き直し

3周目

Step.1
間違えた問題のみ例題・演習問題に取り組む
Step.2
解説を読む
Step.3
間違えた問題だけ再度解き直し
このような形で勉強すると実力がつくわ!
さきさき慌てる表情
えー!1つの問題でここまで時間をかけないといけないの??
そうね!時間はかかるけど、これだけやれば典型的な数学の問題はできるようになるわ!

数学は少し解いただけでできるようになるものではありません。新しい解法を覚えるためには、1つの問題にじっくり向き合って解いていくことが大切です。

さきさき泣く表情
でも、そういわれてもやる気が出ないよ……。
そうね、数学が嫌いな人にとってこの量はとても続けられると思わないわよね。そういう場合は分野ごとに分けて勉強することをオススメするわ!

『黄チャート』は受験で使う数学の範囲の全てを収録しているので、問題数も多いです。すると、『黄チャート』を使う人は数学が苦手な人が多いと思うので、『黄チャート』の問題を1問ずつ理解しながら進めるのは難しいと思います。

さきさき泣く表情
うちには絶対無理!

ですので、『黄チャート』を行う時は範囲を指定して学習を進めることがオススメです。『黄チャート』は分野ごとに章が分かれています。その章ごとに参考書を繰り返し解くほうが実力もつき、やりやすいです。

自分の学習したい章を決めて、その章の範囲をマスターするまでやり続けることがコツよ!
さきさき通常の顔
2次関数を学習すると決めたら2次関数の章だけをやるってことね!

また、解く問題としては例題と、その下についている練習問題だけで十分です。各分野の最後についている演習問題A・Bをやるとより力は付きますが、長続きしません。まずは例題を完璧にして、時間があるときに演習問題A・Bに挑戦するようにしましょう。

さきさき笑う表情
例題だけでいいならこんなに分厚くても何とか終わらせることができそう!

3、『黄チャート』を使う際の勉強のコツ

ここからは、『黄チャート』を勉強していく際の勉強法を教えるわ!

はじめは答えを見ずに解いていこう

さきさき怒る表情
え?この問題難しくね?考えても絶対にわからないし、あんま時間たってないけど答え見よっと!
さきさき!わからないからってすぐに答えを見るのはダメよ!しっかり考えなさい!

『黄チャート』を解いているとわからない問題に出会うこともあると思います。しかし、すぐに問題を解くことをあきらめて、例題を見ないでください。教科書などを見ながらでもよいので、自分で解く努力をしましょう。

問題がわからなくても、10分くらいは考えることが大事よ!
さきさき笑う表情
はーい!

解法のパターンを理解して暗記をしよう

解法をただ覚えるのではなく、一つ一つ理解しながら覚えることが大切ね。

数学の解法は、社会のようにただ暗記すればいいというものではありません。解法のパターンを理解することで初めて力が付きます。ですので、数学の問題を解く際にはどうしてそのようになるのかを常に考えながら問題を解いていきましょう。

さきさき泣く表情
数学の成績を上げるのは大変なんだなぁ。

解答を白紙の状態から書けるようにする

さきさき笑う表情
解答読み終わったー!さ、今日の勉強はおしまいっ!
さきさき、じゃあ、もう一度同じ問題を解いてみて!
さきさき慌てる表情
余裕余裕!さっき読んだこと書けばいいんでしょ!……ってあれ?全然できない……。

解答を読み終わった後はもう一度同じ問題を解くようにしましょう。スポーツはやり方を理解したら、実際に練習してできるようになります。それは数学でも同じで、やり方を理解したら同じ問題を解いて、できるように練習をする必要があります。

読むだけだと理解した気になっている可能性もあるわ!その日だけでもいいから、同じ問題は解けるように何度も解きましょ!

どうしてもわからない問題は?

さきさき泣く表情
うーん3時間同じ問題を考えているけどわからない……。
一つの問題に時間をかけすぎているわ……。

『黄チャート』を解いているとどうしてもわからない問題に出会うこともあるかもしれません。そのような問題を何時間も考えることはいい時間の使い方ではありません。貴重な時間を浪費するのであれば、一度その問題から離れることも必要になってきます。20分ほど考えてもわからなければ、その問題から一度離れましょう。

さきさき笑う表情
じゃあ、わからない問題はずっとできなくってもいいんだ!
それは違うわ。黄チャートの問題は受験生ならできるようにしたい問題よ!だから、いつかできるようにはならないといけないわ。
さきさき泣く表情
じゃあ、どうすればいいの?
そうね!わからない問題はその日は一度飛ばして、別の日に学校や塾の先生に聞くようにしましょう!

4、まとめ

最後に今回の記事のまとめを書くわ!
  • 『黄チャート』は典型的な問題が沢山のっている。
  • 問題はわからなくても10分ほど考えよう。
  • 問題の解説を読むとき、どうしてそうなるのかを理解しよう。
  • 解説を読んだ後はもう一度解いてみよう。
さきさきやる気
典型的な問題を解けるようになって数学の力を伸ばすぞ!
『黄チャート』をマスターしたら、数学の力はものすごく上がっているはず!頑張って!
 記事中参考書の「価格」「ページ数」などについては執筆時点での情報であり、今後変更となることがあります。また、今後絶版・改訂となる参考書もございますので、書店・Amazon・公式HP等をご確認ください。

監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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