「やさしいと書かれているから初心者の僕でもできるでしょ!」というノリで「やさしい理系数学」を手に取ったあなたは、この参考書をわかっていません。
この参考書、MARCH等の中堅大学を受けようとしている大学生が応用問題の練習をするための参考書なのです!
逆にやさしいという言葉で買うのをやめた人こそこの参考書はオススメ!かなりの良問揃いであなたの受験の助けになります。
今回はやさしい理系数学はどういう参考書なのか、そしてやさしい理系数学をどのように使っていけばいいのかを攻略していきましょう!
やさしい理系数学のメリット・デメリット
やさしい理系数学の基本情報
- 値段
- 1361円
- ページ数
- 135ページ前後
- 出版社
- 河合出版
- レベル
- MARCHレベル~早慶レベル
- オススメ度
- ★★★☆☆
やさしいという言葉に惑わされてはいけません。この参考書は重要典型問題50問と演習問題150題から構成されているのですが、問題の多くは実際の入試問題から出されています。
なので、参考書の内容自体は典型問題が終わった人に向けた参考書になっているのです。
やさしい理系数学がオススメの人
- 入試の問題を解きたい人
- 難しい問題をたくさん解きたい人
- 過去問演習に移る前の最後の確認をしたい人
- わからない難しい問題について、回答を見る以外の力で解決できる人
「やさしい理系数学」は典型問題を終わらせた受験生が次のステップに進むために用意された問題がたくさん載っている参考書です。
だからこそ受験で出題される難しい問題を解きたいという人にはかなりオススメの参考書になります。
実際に問題集に載っている問題は偏差値60くらいの人から見たら良問ばかりです。この参考書はきっとあなたの助けになってくれます。
やさしい理系数学がオススメではない人
- 基礎ができていない人
- 定石問題を理解していない人
- 解答が詳しくないと理解ができない人
「やさしい理系数学」はあまり解答が丁寧でないことが1つオススメできないところです。確かに問題の質としてはいいものが揃っているのですが、解答はわかる人に向けた形で書かれています。
結果、指標などのいろいろなコラムと一緒に解答を理解している人からするとわかりにくい部分が多いものとなっています。
やさしい理系数学の勉強の進め方
1周目
- step.1
- 例題を解く
- step.2
- 演習問題を解く
- step.3
- 間違えた部分を確認・解き直し
2周目
- step.1
- 間違えた例題の部分を解く
- step.2
- 演習問題を解く
- step.3
- 間違えた部分を確認・解き直し
3周目
- step.1
- 間違えた部分の演習問題を解く
- step.2
- 間違えた部分を確認・解き直し
数学の問題は何度も解かなければ自分の身につかないです。なぜなら人間は何度も解かなければ忘れてしまうからです。
また、「やさしい理系数学」は応用問題ということは忘れてはいけません。かなり難しい参考書になっているので、もしできないという人は他の参考書に移りましょう。
やさしい理系数学の使い方のコツ!
わからない問題は絶対に解決しよう
「やさしい理系数学」は解答があまり丁寧ではないです。なので、理解するのが面倒でわからない問題をそのままにする人もいるでしょう。
しかし、それではこの参考書に取り組んでいる意味がありません。
わからない問題を放置するということは、「わかる問題の理解を深める勉強」しかしていないことになります。
わかる問題をずっと解き続けても、自分のできる範囲を広げることはできません。わからない問題の復習をしないと無意味です!
別解までみてもわからない場合でも諦めないでください。そのような場合は周りにいる人たちに聞けば良いです。
学校の先生や塾の先生など聞くことができる人は沢山います。そのような周りの人に聞いて解決することが、この本に求められている能力の1つでしょう。
すぐに答えを見ない!
問題はわからなくても10分~20分ほど考えるようにしましょう。数学の問題を考える時間は問題を解く際の思考力を養うのにも使えます。考えて解くことで、数学の力は必ず上がりますよ!
問題を考えるクセを身につけると、入試本番でも通用するようになります。
普段から解答をすぐに見てしまう人は、入試でわからない問題が出てきた時にも考えようとせず終わってしまいます。
普段からしっかり考えて学習している人は、わからない問題が出ても必死に取り組み解法が見つかるでしょう!
問題集を一度に終わらせようとしない!
問題集は一度に解くよりも何個かの区域に分けて、その区域を3周終わらせるようにしましょう。なぜなら少ない期間で問題に取り組む方が覚えやすいからです。
まとめ
- 「やさしい理系数学」は典型問題を理解し終わった人用の参考書!
- 別解は多いが、解説があまり丁寧ではないから、周りの人に聞きながら進めていこう!
- 一気に終わらせるのではなく、一定の範囲ごとに進めていく方がより定着する!
もっと具体的に「このとおりに勉強すれば数学の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!
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STRUXの「参考書マップ」は、受験までにやるべき勉強を「順番通りに」すべて洗い出したもの。「いつまでに」「どの順番で」勉強をすればいいかがひと目で分かるので、あとはこの通りに勉強するだけ!という状態になります。
- 「どの順番で」参考書に取り組めばいいかひと目でわかる!
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