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計算ミスを何度もしてしまいます。

計算ミスを何度もしてしまいます。
さきさきは、返却されたテストの答案をみていた。






戦略01 なぜ、計算ミスをしてしまうのか
計算ミスの原因は一つとは限りません。どんな計算ミスが、どの原因で発生するのか見ていきましょう。

- 高校生がやってしまいがちなミス
- ・与えられた計算式がきちんと写せていない
- ・2乗やルートをし忘れる
- ・2桁以上の計算での繰り上げのミス
- ・マイナスのところをプラスにしてしまう

それではこれらのミスが、どのようにして発生するのか、見ていきましょう。
途中式が少なすぎる
途中式が少ないということは、必要な計算を全て暗算で行なっているということ。できる人はよいですが、大抵の人は暗算でできる計算には限界があります。

戦略02でも解説を行います。
複雑な計算に慣れていない
突然ですが、1の2乗から20の2乗の値、すぐに言えますか?言えない人は、計算に慣れていないかもしれません。計算量をこなすことに加え、普段から「よく使うものを覚えよう」とする意識で問題を解くことが大切です。

集中していない
集中しよう。それにつきます。特に眠い時に数学をやるのは控えて、仮眠を取りましょう。


公式が曖昧なままになっている、理解仕切れていない






- 三角関数だけなぜか計算ミスが多い
- 数列のシグマの問題、範囲がnまででなくn-1になると計算できない
- 計算ミスの多さに加え、計算方法がわからずにいつもテストで時間切れ
こんな人は要チェック!

戦略02 改善方法を教えます!

- 計算ミスが数学の一番の問題!時間をかけてでも計算の訓練がしたい!
⇨時間をかけて改善したいあなたへ(計算ミス改善ノート) - 計算ミス改善に時間はかけられない!というあなた!
⇨時間をかけられないあなたへ(普段の勉強の注意点)
時間をかけて改善したいあなたへ
ここでは計算ミスの改善に特化した参考書を一つ紹介します!

時間をかけられないあなたへ


問題を解く時に注意すること
・時間を測って問題をとく
入試には制限時間があります。つまり一問一問にかけられる時間は限られているのです。普段の勉強の段階から時間を測って置くことで、計算スピードへの意識が生まれます。
さらにできるならば、解法を考えた時間と計算にかかった時間を分けて計測できるとベストです!

「タイムなんて測ったら余計に計算ミスをしてしまう」と思うかもしれません。しかし、計算のムダに気づき、スピードをあげるにはタイムを測って、客観的に自分の計算が早いかどうか、知ることが大切です。

・「チョビ書き」禁止!
論述するのがめんどくさいからといって、ノートの端でチョチョっと計算して、問題を解いていませんか?この行為を「チョビ書き」といいます。

このチョビ書き、教科書の例題のような単純な問題ならまだ通用しますが、入試問題のような複雑な問題には全く通用しません!いくつもの式を扱う問題では、どこまで計算したのかが後からみてわかるように残しておくのが鉄則です。なぜなら、途中式を写したり、計算し直したりする過程で、計算ミスが発生しやすいからです。

答え合わせで注意すること
・自分の解答と、模範解答の計算過程を比較する
模範解答と比べると、「自分が書いて、模範解答が書いてない途中式」と、「自分が書かずに、模範解答が書いている途中式」の2つが見つかると思います。
前者は、工夫次第で省略できるということ。計算力に自信がついたら、時間短縮のために次第に省略していくと良いでしょう。

後者は、計算しやすい計算、重要な計算を暗算でしている可能性があります。こういう場合に計算ミスは起こりやすいです!「なぜ自分は省略してしまったのか」を考えて、計算ミスが多いのならば意識的に途中式を書いていくことが必要です。



まとめ

・計算ミスの原因を特定しよう。特に公式が曖昧なままの人は、理解するまで教科書や参考書を読み込もう。
・時間をかけられる人は、専用の参考書を使って計算ミスを改善しよう。
・時間をかけられない人は、普段の勉強で計算ミスを防ぐための意識を常に持とう。