「4step」は学校で配られる問題集です。ついつい忘れられがちですが、「せっかく学校で配られた問題集だから受験勉強でも使ってみたい!」って思いませんか?
解説があまり丁寧ではなく、受験勉強に向いていないのではと感じる人もいるかもしれませんが、「4step」も正しく使えばしっかりと力になってくれる参考書です。
今回は、あまり受験勉強では避けられがちな「4step」をどのように使えば効率よく利用できるのかを紹介します。
あら、さきさきが相談なんて珍しいわね!どうしたの?
実はね、学校で「4step」って問題集を今まで使っていたの!
そうそう!受験勉強でもこれを使いたいなって思っているんだけど、他の人は「青チャート」とか使っているし、どうなんだろうなと思って……。
それはそれでいいんじゃないの?でも、「4step」が向いている・向いていないは人によって違うわ!
それなら今から使い方など「4step」について沢山教えるわ!すこし長いかもだけど、聞いてね!
4STEPなど、学校から配布される参考書の使い方については、以下の動画でも解説しています!
4stepとは?
基本情報


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- ページ数
- 200ページ前後
- 出版社
- 数研出版
- レベル
- 基礎レベル~早慶
- オススメ度
- ★★★☆☆
そうね!この問題集は自分で買うことはオススメしないわ。というかそもそも買うことが難しいと思うわね!
この参考書は学校の授業と一緒に進めることを目的として作られているからよ!だから学校に向けて販売されているの!
「4step」は学校で配られることが多い参考書です。なぜなら、授業と併用して利用されることを目的として発行されているから。
なので、書店などではあまり売っておらず、個人ではかなり手に入りにくい問題集となっています。
お店であまり見ないと思っていたらそういうことだったのね!
そして後で詳しく話すけど、あまり丁寧に解説はされていないの!自分で買うなら「青チャート」とかの方がいいわ!
もちろんよ!この参考書にもいいところはしっかりとあるのよ!だからそれについて解説していくわ!
「4step」はこんな人にオススメ
じゃあ、「4step」がどんな人にオススメなのかを紹介していくわね!
- 授業と一緒に復習したい人
- 理解しているのかを確認したい人
- 問題を沢山解きたい人
- 幅広い難易度の問題を解きたい人
「4step」は教科書レベルの問題から入試問題までの問題まで載っているの!
そうね!しかも分野ごとで難易度によって分けられているから、わからない範囲は簡単な問題をやって、得意な範囲は難しい問題に挑戦するとか工夫して使えるわね!
「4step」は自分のレベルによって解く問題を変えられることが最大の特徴です。
教科書レベルの典型問題を「4step」で復習することができたり、受験レベルの難問を「4step」で挑戦できたりします。
自分のレベルに合わせて解くこともできる上に、かなり長い期間で使うことができる参考書です。
でも、ダメな部分もあるわ!次は「4step」のデメリットも教えるわ!
「4step」がオススメではない人
- 数学があまり得意ではない人
- 独学で勉強しようとしている人
- 1冊だけで勉強する人
そうね!「4step」の最大の弱点は解説が、丁寧ではないということよ!
確かに!自分で勉強していたらあまり理解できなかったもん!
「4step」は学校に向けて販売されている問題集のため、解説はあまり丁寧ではありません。なぜなら、学校の先生が解説してくれる前提で作られているからです。
なので、独学する人や、数学が苦手な人などは解説がわかりにくくて挫折しやすいです。
いいえ!使い方次第ではいい参考書になるのよ!だから次は使い方について解説するわね!
「4step」の使い方
次は「4step」の使い方について解説するわ!どのように使えばいいのかを解説するわね
「4step」は解説が丁寧ではない問題集なので、使い方を間違えると効率のいい勉強ができません。どのように使うといいのかをしっかりと確認していきましょう!
まず、この参考書を独学でやる場合は、すぐに復習ができる参考書が欲しいわね!
独学で行う場合は、「4step」の解説だけでは解説がわかりにくく、いい勉強はできません。
わからない問題がすぐに復習できて、しっかりとその分野を理解できる参考書や教科書を用意しましょう!
一緒に勉強する時にオススメな参考書をいくつか紹介しておくわ!
1周目
- ステップ1
- 問題Aを解く
- ステップ2
- 問題Bを解く<
- ステップ3
- step.1とstep.2で間違えた問題をもう一度解く
1周目では、問題Aを8割解けるようになるイメージでやることが大切ね!
問題Aは、その分野の教科書の基本問題レベル!ここから先は、問題Aは解けることが前提なの!
ということは、できないとこの先に進めないってこと?
そうね!step.1で問題Aの正答率が6割以下だったり、step.3で問題Aの正答率が8割以下だったりしたら、もう一度そのstepをやり直した方がいいわね!
2周目
- ステップ1
- 問題Bを解く
- ステップ2
- 発展問題を解く
- ステップ3
- 章末問題を解く
3周目
- ステップ1
- 問題Bの間違えた問題を解く
- ステップ2
- 発展問題を解く
- ステップ3
- 章末問題を解く
2周目からは、「4step」の難しい問題を解いていく段階に入るわ!問題Bを通して数学の典型問題をしっかりと解けるようにして、応用問題に備えましょう!
難しいわ!だけど、問題Bができれば発展を解けるレベルにはなっているはずよ!復習を意識してできるようになりましょ!
「4step」の問題Aと問題Bは確実に解けるようになりましょう。
この2つのレベルの問題が解けるようになると、数学の教科書を完全にマスターしているレベルと同じくらいの力をつけることができます。
この段階になると発展問題や章末問題も理解できる段階に入ります。
逆に問題Aと問題Bを理解できていない段階だと、発展問題や章末問題を解くことは厳しいわ!両方とも8割くらいはできるようにしましょうね!
「4step」の使い方のコツ
最後に「4step」の使い方を簡単に解説するわ!どのようにすると効率のいい勉強が行えるのかを紹介するね!
分野ごとにやるのも攻略の近道!
この問題集って問題数が多いから、1周終わるのにかなり時間がかからない?
そうね!1周を終わらせるのにはしっかりと理解をしないといけないから、時間はかかるわ!そうすると前回やったことを覚えられないってこと?
うん……。うちには覚えておくことなんて無理だよ……。
それなら分野ごとにやることをオススメするわ!例えば「二次関数の範囲だけを3周終わらせるまで他の分野を勉強しない」って感じで、分野ごとに完璧にするイメージよ!
数学の参考書はかなりの範囲があるため、1周を終わらせるのにかなりの時間をかけてしまいます。
この参考書もそれに当てはまり、かなりの時間をかけなければ終わらせることはできません。なので、それを解決するためには分野ごとに分けて理解することをオススメします。
たしかに!分野ごとに理解するんだったらうちでもできそう!
分野ごとにやると、1週間で同じ問題に出会う確率が高くなり、確実に理解できるようになります。勉強の効率としても、分野ごとの方がはるかに高いです。
しかし、ゆっくりやりすぎると、試験までに間に合わない可能性があります。勉強計画はしっかりと立てましょう。
分野ごとに理解するとしても、試験当日までに理解できなければ意味がないわ!章末問題とかは受ける大学によってはやらなくてもいいから、自分のペースでしっかりと計画を建てて確実に覚えていきましょ!
できるまで解説は読む!
んー、ちょっと適当に読んでいるところはあるかもしれない……。
それはだめよ!解説が少しわかりにくいかもしれないけど、しっかりと理解できるまで取り組みましょ!
解説は理解できるまで読み解きましょう。解説が理解できずに放置するというのは、その問題を解いていないのと同じです。それではかなり効率が悪いので、解説は理解できるまで読み解くようにしましょう。
でも、解説が丁寧じゃなくって理解できないもん……。
そういうときは、さっき紹介したような他の参考書を見たり、学校の先生に聞いたりしましょ!
特に他の参考書で理解することは、自分で調べるってことだから理解した後の理解度は他の方法で理解するよりもはるかに高いはずだわ!時間が他の方法よりもかかってしまうけど、是非やってみてね!
問題はしっかり考えて!
問題はわからなくてもしっかりと考えてみましょう。
問題を考えることで、解説を見た時に「どこを間違えてしまったのか」「どこで失敗してしまったのか」など、問題を解いた後の吸収力がかなり違います。
「どこがわからなかったのかわからない」よりも、「この場所がわからなかったから解けなかった」の方が学べることは多いわよね!しかも、解き終わった後の印象も違うはず!
わからない問題は10~15分ほど考えることが一番オススメです。わからない問題を1時間や2時間も考えるのは逆に時間がもったいないです。10~15分が効率よく学べる丁度いいラインであるのです。
考えないのもいけないけど、考えすぎるのもいけないのね!
そう!だっていくら考えてもわからないのに、永遠に考えるっていうのはもったいないでしょ!ほどよくっていうのがちょうどいいのよ!
まとめ
「4step」はかなり特徴があって使いにくい問題集かもしれないわ!だけど、使い方次第ではかなり化けるのよ!
うちも始めは使いにくいのかなって思ったけど、聞いているうちにいいなって思ってきちゃった!
でしょ?どんなものでも使い方をしっかりすればいい参考書になってくれるわよ!最後にまとめについて話すわね!
- 「4step」は数学の基礎から応用まで幅広い範囲の問題を解くことができる問題集
- 難易度ごとに問題が分かれており、自分の力に合わせて問題を解ける
- 学校で配られる参考書のため、解説が丁寧ではない。ほかの参考書と組み合わせて使おう
- 問題Aと問題Bができると数学の典型問題ができていることになる。これができると応用問題がとけるように!
- わからない問題でも10分くらい考えて、解説は理解できるまで読もう!