- 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、共通テストの問題変更が予定されています。2024年度共通テスト終了後記事も順次更新しますが、しばらくは古い情報も含まれますのでご注意ください。詳しい変更点はこちらの記事をご確認ください。
「共通テストの数学で8割は超えていて、いよいよ満点を目指したいんだけど、どうやって勉強すればいいの?」「良いときと悪いときの波があって安定しない」「模試や予想問題でも満点だけは取ったことがない……」「数学の点数だけ他の科目と比べると微妙……」
このように考えている人が、共通テストで満点を取るために必要なことや、勉強法などを具体的に解説します!
この記事を読んで、その通りに勉強すれば必ず満点に手が届くようになります!
ぜひ最後まで読んでください。
共通テスト数学で満点が取れない原因
共通テストの問題は、志望している大学の二次試験や一般入試の問題と比べれば「そこまで難易度は高くない」という印象があるのではないでしょうか。
そのため、二次試験や一般入試の対策をしていれば、自然に共通テストの対策にもなるように思えます。
それにも関わらず、満点を取ることができないことには4つのパターンが考えられます。
- パターンA:共通テストの形式に慣れていない
- パターンB:二次試験や一般入試で問われにくい分野に穴がある
- パターンC:どうしても計算ミスをしてしまう
- パターンD:そもそも共通テストを甘く見すぎている
それぞれのパターンについて、順番に見ていきましょう。
パターンA:共通テストの形式に慣れていない
まず1つ目は、共通テストという少々特殊なテストの形式にまだ慣れていないというパターンです。
共通テストでは会話文が登場したり、実用的なシチュエーションが登場したりと、通常の定期テストや問題集では見慣れない形式となっています。
そのため、誘導と異なる解き方を考えてしまい空欄に当てはまる数字が分からなかったり、状況を理解するのに時間がかかったりしてしまうことがあります。
問題で想定されている解き方が自分の得意な解き方と異なる場合もありますが、共通テストの文章題では、「問の誘導に乗る」ことが重要になります。
この技術を身につけるには、共通テストの予想問題に多く当たるのももちろんですが、問題集を解く際に、複数の解法が載っているものはどちらも使えるように覚えていきましょう!
問題演習を行う際には、別解や参考書に載っている細かな追記情報まで確認するようにしておきましょう。
パターンB:二次試験や一般入試で問われにくい分野に穴がある【データの分析に注意!】
志望している大学の二次試験や一般入試の対策ばかりしていると、穴になりやすい分野があります。
例えば、データの分析という単元は共通テストでは頻出ですが、二次試験や一般入試で問われることはほとんどありません。
そのためグラフの読み取り方や共分散・相関係数の関係性など、基本的なところの復習ができていないままを放置してしまっていませんか?
また、図形問題に苦手意識を持っていて、記述テストでは座標で置いてベクトルとして扱うことで乗り切ってきたという受験生は、「補助線をどこに引けばいいの?」「方べきの定理がうろ覚えで……。」などと誘導に乗れず苦戦してしまうということもあるでしょう。
これにあてはまるあなたは、今一度自分がどこで点数を落としやすいのか確認して、二次試験や一般入試対策の合間に、あくまで共通テスト対策としてその分野の演習を重ねるといいでしょう。
形式は少々違うとはいえ、センター試験の過去問も苦手な分野はすべて解き切りましょう。
もう落とさないという自信がつくまで、共通テストにしか登場しない分野の補強をしてください。
パターンC:どうしても計算ミスや凡ミスをしてしまう
どうやって解けばいいのかは分かっているのに、どうしてもつまらない計算ミス・凡ミスをしてしまう、というパターンの人もいるでしょう。
解く速度を早めて見直しの時間を作ることで、うっかりしやすい性格の持ち主でもミスを最大限減らすことができます。
一見すると、解く速度を早めると計算ミスが増えてしまいそうに思えますが、実のところ、多くの受験生は必要ないところに時間をかけすぎていることが多いです。
過度に慎重になることをやめれば、結果として見直したり、もう一度解いてみたりする時間ができれば、それによって減らせるミスの方が多いのです。
自分がどういった場所でミスをしてしまうのか把握するために、ミスの種類をまとめたノートを作りましょう。
自分では毎回違う所でミスをしてしまっているような気がしていても、パターンを書き出してしまえば意外と数え切れる程度の個数に落ち着くはずです。
模試に限ってミスが頻発してしまうという場合、制限時間に焦って精度が落ちている可能性があります。
しかし共通テストは制限時間に対し問題数がそこまで多くはなく、コツさえ掴めれば十分な時間を余らせて最後まで解答することができます。
時間で焦らなくて済むよう、少し早めに解き終わる練習をしましょう。
具体的には、共通テストの予想問題を、日頃から本来の0.8倍程度の制限時間で解いてみるようにしましょう。
制限時間70分の数学1・Aのテストであれば、70×0.8=56分で解くことになり、結果的に14分の時間が余ることになります。
本番であれば、その余った14分で、計算を見直すことができるというわけです。
また、見直しの練習をすることも必要です。
ミスを見つけられなかった場合、なぜミスを見つけられなかったのか原因を探らなければなりません。
例えば、見直してもミスを見つけられない原因には以下のような場合が考えられます。
- 計算式の位置関係が整理されていない
- 文字が雑で読みにくい
- 図が小さくて見づらい
- 同じ符号のミスを繰り返してしまう
- 九九に間違えやすい項目がある
自分なりの「ミスを見つけられなかった原因」を洗い出し、順番に潰していきましょう!
パターンD:そもそも共通テストを甘く見すぎている
意外と多いのが、この「そもそもの共通テストの難易度を甘く見すぎている」というパターンです。
「1月に入ってからでもいいや」と考えていませんか?その甘い考えを見直してみましょう!
共通テストは難関大学の二次試験や一般入試と比べれば確かに難しいことは問われにくいですが、問題の癖自体は強く、専用の対策をせずに満点を取れるようにはできていません。
そのため、数学で満点を狙うなら最低でも10回分は共通テストの形式で演習してください!
具体的には、過去問演習や予想問題集を解いて対策するようにしましょう!
他の科目の演習も考えると、12月や1月の前半はほとんど共通テスト対策に時間を使っているという状況も当たり前です。
共通テストだからといって甘く見ず、しっかり点数を取れるように労力を惜しまず勉強しましょう!
おすすめの教材
満点をとれるレベルまで点数を上げたい場合には、以下のような教材がおすすめです。
「センター試験」「共通テスト」の過去問演習
なんといってもやはり過去問を演習することが一番の対策になります。
直前になってからやればいいや、と思わず、早めに解き始めましょう!
遅くとも11月からは週1以上で解き始めて、12月はほとんど共通テスト対策に専念しても構いません!
「共通テスト」の予想問題集
共通テストは新しく始まった制度のため、過去問だけでは演習量が不十分です。
そのため、各出版社の出している予想問題集で演習を重ねましょう!
予想問題集についてはこちらでも詳しく解説しています!
まとめ
共通テストの数学で満点を取るための勉強について解説しました。
- ミスが多い場合、勉強法を見直す
- 二次試験や一般入試で問われにくい分野も多少復習しておく
- 計算ミスがなくせない場合、早く解いて見直しの時間を作る
- 専用の対策をしていない場合、過去問や予想問題集を解く
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