数学勉強法


共通テスト数学の設問の特徴を徹底解説!会話文や実用的なテーマからの出題も!?

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、共通テストの問題変更が予定されています。2024年度共通テスト終了後記事も順次更新しますが、しばらくは古い情報も含まれますのでご注意ください。詳しい変更点はこちらの記事をご確認ください。

「共通テストの数学ってどんな問題が出るの?」
「どんな特徴があるの?」
「他のテストとの違いは?」

この記事では、そんな疑問を全て解決します!

共通テスト数学の出題形式

共通テスト数学は、センター試験と同様に正解の数字をマークさせるマークシート方式となっています。

設問の形式は、大きく2つの形式に分けることができます。

直接マークシートで数字を答える問題と、選択肢に対応する番号をマークする問題です。

マークシートで数字を答える問題の一例として、共通テスト2022本試数学1Aから一部を抜粋しました。

この問題では、ア、イ、ウ、エにそれぞれ対応する数字をそのままマークすることで解答することができます。

それに対し、選択肢に対応する番号をマークする問題も出題されます。

一例として、共通テスト2022本試数学1Aから一部を抜粋しました。

この問題では、マークシートの数字がそのまま解答になるわけではなく、最も適切な選択肢に振られている番号をマークするという形式になっています。

特に指示がない場合は、マークシートの数字がそのまま解答となります。

解答の仕方には大きく分けて以上の2つの形式があるので、問題を解く際には注意してください。

問題用紙の表紙部分に細かい解答方法の解説はついているので、そちらも1度は目を通しておくといいですね!


共通テスト2022本試2Bより

共通テスト数学の設問構成

ここまでは共通テスト数学の設問の形式について説明しました。

共通テストの数学はどのような設問構成になっているのでしょうか。

数学1Aの設問

数学1Aのテストは70分間で5つの大問に答えるというものです。

大問1、大問2は全受験者が解かなければいけない問題となっています。出題範囲は数学1です。

大問3、4、5は選択問題(2問選択)となっており、数学Aの範囲の「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」に対応しています。

数学2Bの設問

数学2Bのテストは60分間で5つの大問に答えるというものです。

大問1、大問2は全受験者が解かなければいけない問題となっています。出題範囲は数学2です。

大問3、4、5は選択問題(2問選択)となっており、数学Bの範囲の「数列」「ベクトル」「確率分布と統計的な推測」に対応しています。

共通テスト数学の設問の特徴

ここまでは設問の構成について説明しました。

続いて共通テストの設問のうち、他のテストとは異なる特徴をまとめていきます!

具体的には次の5つですね。

  • 実用的なテーマから出題される
  • 会話文が織り交ぜられる
  • 1つの問題に対し、複数の解法が紹介されることも
  • グラフに関する問題が多い
  • 正解が複数ある問題も

1つずつ見ていきましょう!

実用的なテーマから出題される

共通テストの特徴として、実生活を題材とした内容が出題されるというものがあります。

2021年本試の数学1Aでは次のような設定の問題が出題されました。

小学生算数の文章題や、理科(小学生レベル~高校物理基礎)に関連するような内容も出題されるので、文章をしっかり読んで設定を把握することが重要です。

会話文が織り交ぜられる

共通テストには、生徒や先生の会話文を使った出題があります。

一例として、共通テスト2022本試数学1Aから一部を抜粋しました。

会話文が登場する問題の中には、生徒があえて間違ったことを言い、それが正しいか間違っているかを考えさせるものがあります。

書いてあることのすべてが正しいとは限らないため、書かれている情報を精査する力が問われます。

1つの問題に対し、複数の解法が紹介されることも

共通テストでは、1つの問題に対して複数の解法が紹介されることがあります。

例えば平成30年度の試行調査では、1つの証明問題に対し、登場人物である太郎さんと花子さんがそれぞれ別の方法で証明を考え、それぞれについて穴埋めする問題が出題されました。

そのため共通テストレベルの問題は、別解まで含めて対策することが重要になります。

グラフに関する問題が多い

共通テストでは、今まで行われてきたセンター試験と比べて、グラフに関する問題が多いという傾向にあります。

試行調査の29年度、30年度、また共通テスト2022本試では、2次関数のグラフをコンピュータ上に表示する設問が出されました。



共通テスト2022本試数学1Aより

今後もグラフの問題は出題されることが期待されるので、グラフに関する問題はしっかり対策しておくようにしましょう。

正解が複数ある問題も

共通テスト数学の中には、正解が複数ある問題もあります。

一例として、平成29年度試行調査数学1Aから一部を抜粋しました。

こういった問題では、全ての選択肢を正しく選んで初めて正解となります。

試行調査ではこの問題の正答率は3.2%しかありませんでした。

その分野について、正確な理解をしていない場合には難しいと感じるかもしれません。

また逆に、「正しいものがなければゼロをマークせよ」という問題が出題される可能性もあります。

しっかり対策して、特殊な問題形式に慣れておきましょう。

まとめ

最後にもう一度、共通テスト数学の設問の特徴をまとめておきます。

  • マークシートで答える形式
  • 数字を直接入れるものと、選択肢から選ぶものがある
  • 実用的なテーマや会話文が織り交ぜられる
  • 複数の解法が紹介されることもある
  • グラフに関する問題が多い
  • 複数解答があったり、選択肢に解答がない場合も

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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