物理勉強法


センター物理|9割が狙える!最強の勉強法とおすすめ問題集を紹介

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

教科書レベルをしっかりマスターすれば、センター物理では高得点がねらえます。しかし、センター物理の問題は物理の本質を問う教科のため、勉強法を洗練させなければいけないのも事実です。では、センター物理はどのような部分に気を付けて勉強しなければいけないのでしょうか。今回は、センター試験に関する問題を踏まえて、センター物理を解く際のセンター物理の受験生が悩む問題から、センター試験の様々な部分について紹介していきたいと思います。

さきさき慌てる表情
ん~どうしても点数が伸びない~!!
さきさき、また50点代だったか。なんとも中途半端な点数だな……。
さきさき泣く表情
うーん……。3回連続50点台でなかなか成績が伸びない!私は80点以上を取らないといけないのにどうすればいいのぉ??
そもそもさきさきはセンター物理の解き方や勉強法について理解しているのか?
さきさき笑う表情
そういえば……わからないかも!!(笑)
……。適当にやっていたのか……。センター物理はしっかりと対策を練れば必ず高得点を取れる科目だ!しっかり対策を取らないとダメだぞ!
さきさき怒る表情
えー!めーんどーくさーい!
成績を上げるためには必ず必要になる部分だぞ!今回はセンター物理の基礎から勉強法までセンター物理の全てを紹介するぞ!

センター物理・各大問の構成と対策

物理っぽい写真

まずはセンター物理の大まかな問題の流れを解説していくぞ!
さきさき通常の顔
確かにある程度はわかっているけど詳しくはわからないかも!第1問とか何が聞きたくて問題を出しているのって感じ!
そうだろ!だから大問を1つずつ消化していくぞ!

センター物理の全体像

まずはセンター物理でどのような問題が出題されるのか、センター物理の全体像を見ていこう!

問題番号 範囲 点数 第1問 小問集合 25 第2問 電磁波 20 第3問 波動 20 第4問 力学 20 第5問(選択問題) 波動・熱 15 第6問(選択問題) 原子 15

さきさき慌てる表情
1つ1つで範囲が違う……。
そうだ!センター物理は全範囲から均等に出題される!1つの分野が苦手だと、かなり点数を落としてしまうぞ!
さきさき慌てる表情
確かにうちは波動が苦手だから、第3問でいつも落としている気がする!

センター物理は全範囲から均等に問題が出題されます。なので、1つでもできない分野があるだけで、かなり点数を落としてしまいます。逆に苦手な分野があり、その部分で点数を落としてしまっているのであればその部分を対策するだけで大幅な点数アップを望めるでしょう。

そして、センター試験の問題は3つのパターンに分かれる!下を見てみよう。

センター試験の問題の種類

①計算問題
②グラフ問題
③知識問題
さきさき慌てる表情
普通の模試では②とか③とかは聞かれないよね?
ああ!センター試験は2次試験とは聞きたいことが違うんだ。

センター物理は物理の本質的な部分を理解しているのかを聞くテストになっています。なので、物理の応用問題を解けるかどうかを求めている物理の2次試験とは内容も大きく違ってきます。なので、通常の物理のテストでは出題されないグラフ問題や知識問題も出題されるのです。

ここから、3つの形式それぞれについて解説していくぞ!

計算問題

与えられた数値や文字を使って、様々な公式を活用しながら式を立てて計算していく問題のことだ。字の通りだな!

計算問題については、例は挙げればきりがないですが、たとえば、次のような問題です。

2017年度 センター試験・物理

典型的な力学の問題ですね。計算問題ですから、極論は、ミスのないように計算しよう、というのがすべてです。

ですが、もう1つ重要なことがあります。それは、自分が導き出した答えが、選択肢の中にあっても、絶対に安心してはいけない、ということです。

さきさき通常の顔
なんで?計算したものが選択肢にあったら、すぐ選ぶっしょ?
それがセンター物理で点数をボロボロ落とす原因になるんだ。
さきさき慌てる表情
マジ!?

センター物理の選択肢は、当然、正解の1つをのぞけばすべて間違いなわけですが、間違いのうちいくつかは、受験生がよくやりがちな計算ミス、立式ミスで計算していった結果とまったく同じものになっていることがあります。

簡単に言えば、ひっかけの要素があるということです。自分が計算した結果と同じものが選択肢にあっても、それはあなたが典型的なミスをした結果なのかもしれないわけですね。

さきさき慌てる表情
そういや、今までも解けたと思ったはずの問題が間違ってたこと結構あった……。
センターの罠にしっかりはまっているな。

記述式なら、立式が正しければ部分点がもらえることもありますが、センター試験でのマーク式は残酷なことに、いくら途中まで合っていても最後のマークが違えば、0点です。物理は1問あたりの配点が4~5点と大きいので、それが3問ほどになると結構な痛手です。

よって、「解けた!」と思ってもすぐにマークをするのではなく、必ずその場で一度計算ミスがないか、立式を間違っていないかを見直すように心がけましょう。

見直すことで、「あ!ここ$mg = \sin \theta$じゃなくて$mg = \cos \theta$じゃん!」「負の方向なのにマイナスつけ忘れてた!」などのケアレスミスに気づけるようになれるぞ!

グラフ問題

とくに電磁気や波動の分野でよく出題されます。たとえば以下のような問題です。


2017 センター試験

他のテストではあまり出ないグラフ問題ですが、これも解くためのベースも結局は計算や知識になります。その力がある前提で、グラフの形状と値の両方に目を向けて考えることがグラフ問題には必要になります。

よく、形だけでなんとなく選ぶ人がいるが、それは良くないぞ!

どうして形で選ぶことが良くないのでしょうか?上記の問題で考えましょう。上の問題の図1(b)なら、$x$が$0$から$d$までは電位が単調に増加して、金属板内では等電位なので電位は一定、そして$x = 2d$ ~ $3d$ではまた電位が増加する、ということがわかっていないといけませんが、これだけだと、②と③が候補として考えられます

さきさき喜ぶ表情
うーん、じゃ②!
根拠は??
さきさき喜ぶ表情
なんとなく!!
サキサキ、見事に間違えてくれたな!
さきさき慌てる表情
え?マヂ?

この問題の答えは③です。実は、金属板が入っていても最終的な電位差は電圧$V = 0$になるのです。よって、$x3d$で$V = 0$まで値が到達している③が正解です。

サキサキが間違えてしまったのは、グラフの形だけで判断してしまったからです。それでも偶然当たることもありますが、今回の②と③のように似たようなグラフがまぎれていると、ミスをしがちです。

これは逆も言えて、値だけから判断してもだめだぞ!

物理のグラフはどのような変化で、どのような値をとるかを両方つかむことが大事で、それはすなわち、グラフの形状と値の両方に目を向けるということになります。

さきさき通常の顔
グラフ問題は「形状」と「値」がどっちも大事なのね!なっとく!

知識問題

これははっきり言ってしまえば、「知っていれば解ける。知らなければ解けない。」という問題です。たとえば、以下のような問題です。


2017 センター試験

正解は⑥なのですが、これは計算どうのこうの、という問題ではありません。同じ大きさの電気量をもった2つの点電荷があるときは、電気力線は⑥のようになるのです。自然界の法則です。

さきさき慌てる表情
ええ!?なにそれ??

これは知らないと解けませんよね。こうした物理現象の基本を問うような知識問題は、やはり教科書を読むのが一番良いです。

先ほどの電気力線の図も、教科書の電磁気の序盤に必ずと言っていいほど載っている定番の図です。いつもこうした単なる知識問題で落としてしまう、という人は、落とした問題に関連する分野の教科書を読み直しておくといいでしょう。

以上3つがセンター物理の問題だ!次はどのような問題が出題されるのか、大問1つ1つで見ていくぞ!

センター物理 第1問:小問集合

第1問では物理の基礎を理解しているのかどうかを測るための問題が物理の全範囲から出ます。問題の難易度は低いですが、知識問題からの出題も多いため、物理の本質的な部分を知らないと得点を取りにくい部分です。

さきさき泣く表情
ここで半分くらい落としちゃう!

この分野の対策としては、物理の現象を理解することが必要です。計算ではなく、どうしてそのような結果が導かれるのかがわかる必要があるため、有名な実験や現象の根拠を覚える必要が出てきます。

数学でいうと、どうしてその公式が導かれるのかを理解することが必要になるということだ!

センター物理 第2問:電磁気

ここからは物理の各分野の標準的な問題が出題される。そして、第2問で出題される問題は電磁気の問題だ!

センター物理は第2問からは各分野で基礎問題~標準問題レベルの問題が出題されます。計算問題を中心に3つの問題の形式から出題されます。

電磁波の問題は他の分野との融合問題も出題される!回路も複雑なものが多いが、1つ1つ理解していくことで問題が解けるようになるぞ!

電磁波の問題の特徴として、「融合問題が多い」、「回路が複雑である」、「グラフ問題が多い」など、センター物理の中では難しい範囲だと思います。しかし、センター物理は基本的な部分を主に聞いてきますので、回路を1つ1つ整理すれば必ずできるようになります。練習の時から落ち着いて効率よく回路を理解する力を身につけましょう。

センター物理 第3問:波動

第3問は物理を勉強してきた学生にとって一番解きやすい問題だと思うぞ!

第3問は典型的な問題が多く、センター物理の中では一番解きやすいです。問題も計算問題が多いため、問題集を解けるレベルがあれば間違いなく高得点を取れるでしょう。

波動の範囲が苦手で点数が取れていないのであれば、波動を少し勉強するだけでかなりの高得点が望める!やらないのは損だぞ!

波動の範囲で高得点を取れない人は力学や熱量の分野を中心に学習している人が多いです。しかし、典型問題がほとんどを占める波動の分野は少し勉強するだけで点数が伸びます。波動の分野で伸び悩んでいる人はぜひ勉強してみてください。

センター物理 第4問:力学

物理の核になる力学の分野はかなりセンター物理の中でもかなり難しい範囲を扱っているぞ!

高校物理の力学はかなり広範囲を扱っているため、問題をひねりやすく、センター物理でもっとも2次試験の問題に近いものとなっています。そのため、物理の基本的な部分しか勉強していない人は落としやすい場所となっています。

さきさき泣く表情
でもうちからすると一番得点を取りやすい範囲なんだけどな……。
もちろん、センター物理の中で力学が得意という人もいるだろう。2次試験とは聞きたいことの違うセンター物理の中で一番2次試験に近いからな!

2次試験に近いということは難しいテストであるということではありません。問題の形式がセンター試験とは異なるのです。先ほども言いましたが、センター試験は主に物理の本質を理解しているのかを聞こうとしていますが、物理の2次試験に関しては、物理のひねった問題を主に聞いているのです。なので、2次試験の物理が得意であるという人は力学が得意であるかもしれません。

もし、力学が難しいと思うならば、力学の本質を理解するより、2次試験用の力学の勉強をするといいぞ!

センター物理 第5問:熱力学

熱力学に関しては熱量の問題と熱力学の法則の問題が大半を占めます。問題の難易度自体も、基本的な部分が多いので、その問題を中心に典型問題を解けば安定した点数を取れるようになります。

この範囲を落とすのは本当にもったいないぞ!

センター物理 第6問:原子

センター物理の原子は選択問題以外ではあまりでないので、やらなくてもいいやと感じるかもしれません。しかし、原子の範囲は狭いのでセンター物理の問題は毎年同じような作りになっています。なので、人によっては5番を選ぶよりも得点源になり得ます。自分がどちらの方が安定して点数を取れるのかを考えて、やってみてください。

センター物理の時間配分はこう考える!

さきさき泣く表情
実はセンター物理のテスト、毎回時間がないんだよね……。
これはセンター物理受験者に多い悩みの1つだな!確かにセンター物理は時間が少なく、時間内に問題を解き終わらないという悩みは多い!
さきさき慌てる表情
そうなんだ!みんな悩んでいることは一緒なんだなー……
そうだ!だからここではセンター受験生の悩みを中心にセンターの基本的な情報を教えよう!

センター物理の点数配分はどうなっている?

まずはセンター物理の得点配分を見てほしい!下の表を見てくれ!

問題番号 範囲 点数 第1問 小問集合 25 第2問 電磁波 20 第3問 波動 20 第4問 力学 20 第5問(選択問題) 波動・熱 15 第6問(選択問題) 原子 15

それぞれの分野の点数は年度によって変わるが、ほぼこの点数通りだ!
さきさき慌てる表情
1番だけで4分の1を占めているのが恐ろしい……。小問集合は沢山あるの?
いや、たった5問だけなんだ。つまり1問ミスすると5点マイナス
さきさき慌てる表情
え?むっちゃ厳しい!

センター物理の問題はほとんどが1問4~5点です。つまり、8割以上点数を取りたい場合は4問以上のミスは許されません。物理を2次試験中心に勉強している人は知識問題などで点数を落としてしまい、8割を切ることが多いです。どのような問題も同じくらい価値があることを意識して知識問題などで点数を落とさないようにしましょう。

さきさき喜ぶ表情
点数配分が高いから、全範囲をまんべんなく勉強する必要があるね!

センター物理の解く順番攻略!

次はセンター物理の解く順番について説明する!とはいってもこだわりがないのであれば前から解いていくことをオススメするぞ!

センター物理は問題を解く順番を意識する必要は全くありません。どのように解いても構いませんが、特にこだわりがないのであれば前から解いていいでしょう。時間があまりない物理で問題を飛ばしながらやる方が大変だからです。

さきさき笑う表情
でもうちは力学からやる方が気合入るかも!
そういうこだわりがある人は構わない!ルールはないからな!!ただ、必ずこうしなければいけないというものもないから、自分のルールがないなら前からやることがオススメだ!

前から解くことでうっかりのマークミスを減らすこともできるので、特に焦りやすい人は前から解くようにしましょう。

センター物理おすすめ時間配分

次にセンター物理の時間配分について解説するぞ!

センター物理の大半は計算問題です。その割にセンター物理の制限時間は60分なので、だらだら計算していたり、解法が思いつくまで時間がかかったりすると、意外に時間がなくなりがちです。
そこで、コツとして、大問1つあたりの制限時間を定めるようにしましょう。

ギリギリにならない55分で解き終わるように大問ごとの時間を設定しよう!

具体的には、センター物理は全部で5つの大問(必答問題4問+選択問題1問)を解き、かつ最後3分ほどでマークミスの確認をするべきなので、大問1つあたり11分以内に終えることがオススメです。

もちろん、順調に解けている場合の1~2分のオーバーはやむをえませんが、わからないのに「う~~~ん」と考えて11分を超過するのはやめましょう。残りの易しい問題に割く時間がなくなってしまいます。

さきさき慌てる表情
あたし気づいたら1問に20分かけてることあるかも!それで時間がなくなるのか!
そうだな!大問ごとに制限時間を設けて改善しよう!

センター物理の選択問題はどうする??

センター物理には第5問と第6問で選択問題があります。しかし、どちらがオススメなのでしょうか?

さきさき通常の顔
うちもどっちがいいのか決められない!

センター物理の第5問は熱量の問題です。問題自体は熱量の問題と熱力学の法則を中心に典型的な問題が出題されます。センタ―物理の第6問は原子の問題です。原子の選択問題は1つの典型的な形があり、毎年似たような問題が出題されています。

結局どっちを選べばいいのかは本人次第だ!好きな方で構わない!

熱力学が得意な人であれば5番を選ぶことをオススメします。しかし、物理が苦手であったり、熱力学がわからないという人は、毎年似たような問題が解ける6番を選択してください。しかし、最終的には好みの問題なので、3年分ほど両方やってみて、好きな方を選ぶようにしましょう。

1番ダメなことは、毎回選択を変えてしまうことだ。対策できる年度が減ってしまいもったいないぞ。1度選択したら、なるべくその選択のまま受験に臨もう

何点取ればOK?センター物理志望校別目標点数

さきさき笑う表情
あ、うち結局何点取ればいいんだろう??
おい、それを知らずに勉強していたのか?
さきさき慌てる表情
んー何となく勉強しちゃってたかな……。やっぱダメだった?
ダメではないが、目標を設定することで勉強のモチベーションが上がるぞ!目標点数は簡単に確認することができるから自分の志望校と比べて設定してみよう!

センター物理志望校別目標点数はこれ!

下に志望校別目標点数を書いたぞ!確認してくれ!

大学 点数 難関国公立大学 100点 早慶 90点 GMARCH 80点

さきさき慌てる表情
コどこもかなりの高得点だ……。
ここら辺の大学を目指すのであれば、ほぼ満点を取らなければいけないというわけだな。だが、ほとんど基本的な内容だから大丈夫だぞ!

センター物理が求めている点数は高得点ですが、内容としては基本的な問題が多いです。なので、基礎がしっかりしているならば必ずこの点数は取れます。
しかし、2次試験の問題では良い点数を取れているが、センターでは悪い点数という人がいるかもしれません。それは物理の本質を理解していない可能性があります。行き詰った場合は基礎から見直してみてください。

さきさきやる気
んー、うちはまずGMARCHレベルの80点代を目指してみる!

センター物理対策はこうする!目標点数別勉強法&参考書・問題集

よし、次はセンター物理の勉強法について解説するぞ!ちなみにさきさきはどんな勉強方法を実践している?
さきさき通常の顔
んーとりあえず簡単な参考書をやっているかな……
それもいいが、センターに向けた勉強が足りないのもさきさきが足りない所かもな。今回はセンターに特化した勉強を教えるぞ!

センター物理目標点数別勉強法一覧

まずは以下の表から、自分の現状に合う目標を見つけてくれ!

センター物理でまず60点(6割)を目指すための勉強法

60点を目指す勉強法のポイント

さきさきやる気
まずはここから!
そうだ!センター物理で半分取れていない人は、基礎がまだまだ身についていない人がほとんどだ!基礎からきちんとみなおそう!

60点を目指すための参考書①:スタディサプリ

スタディサプリを見る

さきさき慌てる表情
スタディサプリ?参考書じゃないじゃん!
まあまあ。いちばん基礎の部分を身につけるには、じつは講義形式がうってつけなんだ。

スタディサプリは、月額980円でたくさんの映像授業を見ることができるサービス。物理では「高3スタンダードレベル」が基礎の習得におすすめです。

さきさき笑う表情
他の科目も見れるからお得感ある!
そうだな!使い方はこんな感じだ。
Step1.
テキストを用意して授業を見る
Step2.
授業を見終わったら、テキストをざっと見返す
Step3.
確認テストに取り組む
Step4.
間違えた部分のテキストを再度見直す
必ずテキストを買うか、印刷してから受講しよう!でないと「理解した気」になってしまう!

60点を目指すための参考書②:物理のエッセンス

物理のエッセンス

Amazonで詳細を見る

「物理のエッセンス」は、物理入門にうってつけの参考書。図や絵で物理の原理がていねいに、かつ端的に描かれているので、いちばんはじめの参考書としても、授業の復習としても最適です。

Step1.
問題に取り組む
Step2.
間違えた問題の解説を読む
Step3.
もう一度問題に取り組む

センター物理、80点〜85点(8割〜8割5分)をとって理系学部を目指す勉強法

80〜85点を目指す勉強法のポイント

さきさきやる気
エッセンス、おわった!!でもってセンターの点数もあがってきたの!
着実に成果がでているようでよかった!まだまだ上を目指すぞ!

80〜85点を目指すための参考書①:物理良問の風

物理良問の風

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「良問の風」は言わずと知れた物理の名参考書。物理の基本問題・典型問題がたっぷりつまった参考書で、これ1冊を完璧にするだけで相当物理の力はUPします。

Step1.
問題に取り組む
Step2.
間違えた問題の解説を読む
Step3.
もう一度問題に取り組む
問題集だから取り組み方は基本的に変わらない!わからない問題がないようになろう!

センター物理、難関国立大狙いで満点を目指す!勉強法

満点を目指す勉強法のポイント

さきさき笑う表情
これでもうセンター物理は満点?
いや、最後の詰めは「過去問」でやろう!

満点を目指すための参考書①:センター試験過去問(赤本)

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センター試験は冒頭でも説明したように特殊な出題形式だったりする。そうした出題形式に慣れて、点数をアップさせるのには過去問が手っ取り早いんだ。詳しくはこの後で説明する!

センター物理の総仕上げ!過去問(赤本・黒本)の使い方!

さきさき泣く表情
赤神さん!最近思うんだけど、過去問を使って勉強する必要ってあるの?
確かにめんどくさいかもしれないが、過去問は大切な参考書だぞ!
さきさき泣く表情
けど、物理のセンター対策はいろいろあるじゃん!過去問って分厚いしめんどくさーい!
そういうことを言っていると成長できないぞ!なら、ここではさきさきのようなセンター物理の過去問をする必要がないと言っている人に向けた過去問の大切さを教えるぞ!

センター物理の直前期対策は「過去問」一択!

まず、センターの過去問はセンター対策の最高の問題集だということは言っておく!

センター試験の過去問はかなりいい参考書になります。過去問からセンター試験がどのような形で出されているのかがわかったり、センター試験がどのように変化しているのかを理解することができたりします。センター試験について様々なことがわかるセンター試験過去問をやらないということは、しっかりとセンターに向けて対策していないことと同じになります。

受験する大学の過去問は解くのに、センターの過去問だけをやらないのなんておかしいだろ!受験する大学の過去問と同じようにセンターの過去問からもセンター試験についてたくさんのことが学べるんだ!
さきさき喜ぶ表情
確かに!そう言われるとセンターの過去問をセンター対策としてやらない手はないかも!
ああ!センターについて知ることのできる最高の参考書だからな!実戦形式の問題に慣れるためにも、やらないほうがもったいないぞ!

また、センター試験の過去問は解けるだけ解きましょう。最低10年分を解くことが望ましいです。さまざまな年度の問題に触れることで、センター試験についてより深く知ることができ、勉強対策や、自分の苦手な部分の理解をすることができるようになります。大変ではありますが、12月くらいから1週間に1~2分解くようにしましょう。

ちなみに、たくさん解くことはいいが、センター直前まで問題は取っておくこと!短期間で一気に解くよりも、長い時間をかけて、センターの形に慣れていった方がいい!
さきさき通常の顔
試験前に感覚を忘れても嫌だもんね!

センター物理 過去問の上手な活用法

さきさき慌てる表情
でもセンター物理の過去問をただやるだけでいいの?
もちろんそれでも力は付くが、より自分のものにするための方法を教えるぞ!

センター物理の問題は、2次試験対策の問題集に載っている問題を出題するのではなく、物理の本質に迫るセンター試験独自の問題型式でした。そこで、まずはセンター物理の問題に対応するためにも復習は欠かさずに行うことを意識することは大切です。

物理ができる人でも、感覚で解いていたら落としてしまうのがセンター物理だ。

センター物理は、物理の本質的な部分を問題で出すため、1つ1つの問題から物理の本質が理解できます。そのため、間違えた部分を理解するためにも解説がわかりやすい参考書を購入することをオススメします。読んで、復習をスムーズに行える過去問にしましょう。

間違えた問題や、わからなかった問題を必ず復習するようにして、物理の本質を理解していこう!
さきさき喜ぶ表情
はーい!

問題は本番の試験のように、1年分を60分かけて解くようにしましょう。1回過去の問題を解くことで、自分流の解き方を理解出来たりします。ある程度物理ができる人ならば、過去問を解くことで自分の弱い部分を理解することもできますよ。

過去問を60分で解ききることで、今の自分に足りないものを理解することができるわけだ!

マーク模試・センター同日試験はこう活用する!センター物理マーク模試の復習のやり方!

マークシートの図

最後にマーク模試の復習の仕方を解説していく。さきさきはどのような意気込みでマーク模試を受けているんだ?
さきさき慌てる表情
んー成績が一番気になるかも……。それ以外気にしない!
マーク模試を受ける姿勢としてはあまりよくないな。あまり成績は気にしてはだめだ!
さきさき慌てる表情
え?でも一番大事じゃない?
それは受験生がはまりやすい罠だ!ここではそんな受験生に向けたマーク模試の姿勢や活用方法などを教えていくぞ!

センター物理のマーク模試、点数のとらえ方

まずはどうしてセンター模試を受けるのかを確認していくぞ!

模試を受ける理由は主に3つ!

  • 自分の現在地を知る!
  • 目標との差を知る!
  • 時間配分などのシミュレーションをする!

自分の現在地を知る

これはどの科目でも同じ。自分の点数が今どのくらいで、あとどのくらい点数を取ればいいのか、さらにいうとどういう分野が苦手かを知るために、模試を受けましょう。

物理は特に、大問ごとに分野が分かれているから分野ごとの苦手もわかりやすい!だから「復習」も大事なんだ!

目標との差を知る

模試を受けると必ず判定が出るが、この「判定」はあまり気にしなくていい!
さきさき慌てる表情
そうなの?

判定はあくまで「今回の模試ではこのくらいできた」という目安でしかありません。それよりも、「本番はこのくらいの点数を取りたいから、あとこのくらい足りない」「この大問が点数取れなかったということは、この分野が苦手なんだな……復習しよう」といったふうに、自分に今足りていないことを把握するために使いましょう。

だから低くても落ち込むことはないぞ!落ち込むなら次にどう繋げるのかを考えるべきだ!

時間配分などのシミュレーションをする!

本番に近い形でシミュレーションを行えることができるから、そこで時間配分をシミュレーションすることも大切になる!

とくに高校1、2年生のうちは、なかなかセンター試験を解く機会はありません。模試のタイミングでどういう問題が出るのか、どのくらい時間が足りないのか実感しましょう。

さきさき喜ぶ表情
過去問解くより1回分くらい多くできんじゃん!
何事も早めにやることが大切だというわけだな!

センター物理のマーク模試、復習の仕方は?

センター物理の復習の方法は先ほどの物理の勉強方法と変わりません。しっかりと解答を読んで物理の本質を理解していくようにしましょう。

さきさき泣く表情
でも、まだわからない所も多いし……。そういう人はどう復習すればいいの?
そういう部分があっても大丈夫だ!復習が難しいが、基礎から身についていない分野は基礎に戻って勉強し直そう!自分の弱点がわかるだけでもいい収穫になるぞ!

高校1、2年生は特に物理の問題でどこを復習すればいいのかがわからないかもしれません。しかし、物理のマーク模試は分野ごとに分かれてくれています。なので、自分がどの範囲がわからないのかを理解することはできると思います。苦手な範囲がわかったらその範囲を復習すればいいのです。

さきさきやる気
つまり、苦手な範囲がわかるから、わからなかったらその部分を復習すればいいってことね!
そうだ!ちなみに問1をよく間違えるのであれば、物理の現象を理解していないことになるぞ!
さきさき慌てる表情
そういう人はどういう勉強をすればいいの?
教科書の実験などの部分を確認することがおすすめだな。

センター同日試験で気をつけることは?

高校2年生は「センター同日試験」を受ける人もいるだろう!受ける時のポイントや受けた後の復習についてもまとめておこう!

目標点数は?受ける時の心構えは?

高校2年生にとっては全然解けない人もいると思うぞ!
さきさき泣く表情
物理なんて解けるわけない!!まだぜんぶならってないもん……

「解けなくて当たり前」なので、心配しなくていいです。センター同日の物理については「気にしない!」これが一番です。

ただし、東大や京大、医学部など難関大学を志望している人は、本番にこのくらいの点数を取りたい!という点数を意識しながら解きましょう。

モチベーションにもつながる!

解けた人も解けなかった人も、必ず自己採点の練習だけはしておきましょう。

というのも、センター試験本番では自己採点をしてその点数で出願する大学を決めることになるんだ。
さきさき慌てる表情
それはたいへん!

そのため、センター試験やその模試では必ず問題冊子に自分が選んだ答えを書き込み、自己採点が必ずできるようにしましょう。

まとめ

以上でセンター物理の全てをつたえたはずだ!これでさきさきも高得点を取れるんじゃないか?
さきさき喜ぶ表情
うん!取れそう!今までセンター物理は自信なかったけど、今回の模試はいけそう!
模試?さきさき、近々模試あるのか?
さきさき慌てる表情
うん、確か1週間後…って模試今日じゃん!やば!今から行ってくるわ!
……。さきさきらしいな……。
センター物理の出題方式
センター物理は物理の全範囲から出題。そして、2次試験のような応用問題を解かせるのではなく、物理の本質を理解しているのかを問う問題が多い。
センター物理の時間配分、選択問題、解く順番
これで解いた方がいいというルールは存在しない。練習の時にどのようにとけばいいのかを考えながら解くようにしなければいけない。自分なりのルールを決めよう。
センター物理の解く順番
大学によって目標点数は違います。上を見て確認してください。
復習を必ず行う
センター物理を解き終わったら、復習を忘れずに行いましょう。復習を行わなければやる意味がありません。自分が解けるようになるまで学習しましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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