「共通テストの物理が時間内に解き終わらない」「一番得点が高くなる時間配分ってあるのかな?」「解く順番とかって点数に関係してくる?」このようなお悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?
実はいくつかのポイントを押さえて解けば、解く順番や試験時間に悩むことなく、共通テストが解けるようになります。こちらの記事で全て解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
一番得点が高くなるための制限時間と時間配分は?【共通テスト物理】

大問構成・問題数を把握すべし!知らずに時間配分は考えられない!?
共通テストの大問構成・問題数を理解したうえで時間配分については考えていかなければなりません。
共通テスト物理(60分)
第1問 30点
第2問 28点
第3問 20点
第4問 22点
全マーク数 26
これを理解した上で時間配分については考えていきましょう。
大問1・2をそれぞれ18分、大問3・4をそれぞれ12分を目安に【1マークあたり2分以内で余裕を持って解ける】
共通テストの物理は大問4問構成、試験時間は60分になっています。
前半の大問2つがおよそ6割、後半の大問2つがおよそ4割の得点配分になっていますから、その得点配分に従って進めるのであれば、
大問1と2はそれぞれ18分、大問3と4はそれぞれ12分で解くのがベストになるでしょう。
ただし、「どの大問の難易度が高いのか」「どの大問の問題数が多いのか」といったことは年度によって変わってくるため18分や12分というのはあくまでも目安に過ぎません。
特定の単元に苦手があったり、グラフの読み取りが苦手だったりと、受験生それぞれに得意不得意がありますから、この基準を元に自分の適切な時間配分を探さなければなりません。
もちろん、年度によっては大問ごとの配点が異なる可能性もありますから、より汎用性が高い方法は1マークあたりの時間を決めておくことです。
マーク数は26個ですから、1マーク2分以内という風に考えておくと、余裕を持って最後まで解ききることができます。
試験が始まったら、最初に各大問のマーク数をチェックし、マークの数に2分間を掛け算して、大問ごとの目安の時間を出してからスタートすれば、問題数が多少変わる分には対応できます。
これまでマークの数が30を超えたのは29年度試行調査のみで、センター試験でもここ最近は20マーク少しくらいがマーク数の目安になっています。
ですから、1マーク2分を目安にしておくと、時間を余らせて解き終わり、難しい問題を考え直したり、見直しに時間を使うことが可能になります。
こういった単純計算の結果を元に、得意不得意に合わせた時間配分の例を見てみましょう。
解く順番は?得意な所から解いていこう!わからない問題は即座に飛ばそう!
次にどの大問から解くべきか、その順番について書いておきましょう。

解く順番はどの順番でも構いません。
基本的にはマークミスを避けるために前から解いていくことがおすすめです。
苦手な単元がある場合は、その部分は飛ばして戻って来るという風に決めておいてもいいでしょう。
上に書いたように1問あたりにかけられる時間は長くても2、3分程度ですから、悩まず飛ばす癖を付けておくことが重要です。
どの順番で解いても構いませんが、解く順番は本番までに決めておくことが重要です。
本番も「どの順番で解こうかな」と迷っていたのでは、迷っている時間がもったいないですから、解く順番は本番までに過去問や予想問題で練習して決めておくべきです。
【悩む前にすぐ飛ばす】ことが解く順番よりも重要!?
時間が足りないということに悩んでいる受験生はある程度は共通テストレベルの問題を解けるようになってきているという状態です。
解けるようになってきているからこそ、「どうやって解くんだっけ?」と解けない問題に対して「悩む時間」が多くなってしまいがちです。
共通テストの物理は試験の性質上、テンポ良く解く必要がありますし、そうでないと高得点は取れません。
少しでも悩むようなら飛ばして次の問題に進む癖を付けておきましょう。

まとめ
この記事のまとめです。
ピッタリ終わらせるなら大問1、2はそれぞれ18分、大問3、4はそれぞれ12分で。余裕を持って終わらせるには1マークあたり2分間で試験開始直後に計算を!
どの順番で解いても構わないけど、順番は決めてから本番に臨もう!
少しでも悩んだらすぐに次の問題に移る癖をつけておこう!