物理勉強法

センター物理|9割が狙える!最強の勉強法とおすすめ問題集を紹介

「大学受験オンライン戦略会議」、略して「オン戦」では、学習塾STRUX塾長である綱島将人監修のもと、第1志望校合格のための勉強法や勉強に関するコラムを、"受験計画"を通してわかりやすくお伝えしています。高校生のマルオをはじめとするキャラクターたちと、合格への"最短距離"をすすんでいきましょう。

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センター物理は、教科書レベルをしっかりマスターすれば高得点がねらえますが、勉強法を洗練させないと意外と難しいです。この記事では、センター物理の問題の特徴を徹底分析し、センター物理で9割を目指すための勉強法を詳しく解説します

さきさき慌てる表情
げっ、この前のマーク模試の物理、50点だったんだけど……。
うーん、なんとも中途半端な。
さきさき泣く表情
あたし最低でも8割以上とらないといけないのに!!
そもそもサキサキは、センター物理の解き方や勉強法についてちゃんと知っているか?
さきさき通常の顔
え??あたしはフィーリングだよ、フィーリング。
いやいや、ちゃんと知って対策を練らないと。
さきさき通常の顔
ふぁーい。
よし、今日はセンター物理の分析と、勉強法について解説しよう。

戦略01 センター物理の範囲と解き方のコツを知ろう

まずはセンター物理について基本的なことを学んでいきましょう。

センター物理の範囲

物理には力学・電磁気・波動・熱力学・原子と5つ主要な分野がありますが、範囲はすべてです。

センター物理では、力学の比重が若干多めですが、大体どの分野もまんべんなくでます。よって、まずは各分野基本的な事項をおさえ、苦手分野をつくらないことが必須です。

問題数は全部で6題。最初の第1問~第4問は全員必答の問題、第5問・第6問が選択問題で、どちらか1つを選んで回答します。

選択問題は、2017年は原子と波動でしたが、2016年は原子と熱力学でした。よって、原子の分野は解かなくても、センター物理で満点をとれる、とこれまでの傾向からすれば一応は言えます。ですが、原子分野が必答問題に入る可能性もあるので、やはり5つの分野をしっかり対策すべきです。

センター物理は、5つの分野をまんべんなく対策すること!苦手をつくらないこと!

センター物理 解き方のコツ

センター物理を解く際に注意したいのは、時間配分です。

後の戦略02でも説明しますが、センター物理の大半は計算問題です。その割にセンター物理の制限時間は60分なので、だらだら計算していたり、解法が思いつくまで時間がかかったりすると、意外に時間がなくなりがちです。

そこで、コツとして、大問1つあたりの制限時間を定めるようにしましょう

具体的には、センター物理は全部で5つの大問(必答問題4問+選択問題1問)を解き、かつ最後3分ほどでマークミスの確認をするべきなので、1大問当たり11分以内に終えるようにしましょう。

もちろん、順調に解けている場合の1~2分のオーバーはやむをえませんが、わからないのに「う~~~ん」と考えて11分を超過するのはやめましょう。残りの易しい問題に割く時間がなくなってしまいます

さきさき慌てる表情
あたし気づいたら1問に20分かけてることある!で、最後の方時間なくなるんだよね~~。
それはよくないな。大問ごとに制限時間を設けて改善しよう!
さきさき通常の顔
でも、せんせー。それぞれの小問を解くときのコツとかはないの?
いい質問だ。次は問題別の詳しいコツや注意点を説明するぞ。

戦略02 センター物理 問題別の注意点

センター物理の問題は、大きく2つの種類に分かれます。

① 計算問題

② グラフ問題

③ 知識問題

とはいえ、ほとんどの問題は、計算問題です。2017年度のセンター試験なら、26題中、18題は単なる計算問題です。残りを、グラフ問題と知識問題が占めます。1つ1つみていきましょう。

① 計算問題

これは読んで字のごとくですね。与えられた数値や文字を使って、様々な公式を活用しながら式を立てて計算していく問題です。

例は挙げればきりがないですが、たとえば、次のような問題です。

2017年度 センター試験・物理

典型的な力学の問題ですね。計算問題ですから、極論は、ミスのないように計算しよう、というのがすべてです。

ですが、もう1つ重要なことがあります。それは、自分が導き出した答えが、選択肢の中にあっても、絶対に安心してはいけない、ということです。

さきさき慌てる表情
なんで?あたし、計算したものが選択肢にあったら、「やった!」と思って喜んでそれにとびつくけど。
それがセンター物理で点数をボロボロ落とす原因になるんだ。
さきさき慌てる表情
マジ!?

センター物理の選択肢は、当然、正解の1つをのぞけばすべて間違いなわけですが、間違いのうちいくつかは、受験生がよくやりがちな計算ミス、立式ミスで計算していった結果とまったく同じものになっていることがあります。

簡単に言えば、ひっかけの要素があるということです。自分が計算した結果と同じものが選択肢にあっても、それはあなたが典型的なミスをした結果なのかもしれないわけですね。

さきさき泣く表情
そういや、今までも解けたと思ったはずの問題で意外にけっこうおとしてたわ……。

記述式なら、立式が正しければ部分点がもらえることもありますが、センター試験でのマーク式は残酷なことに、いくら途中まで合っていても最後のマークが違えば、0点です。物理は1問あたりの配点が4~5点と大きいので、それが3問ほどになると結構な痛手です。

よって、「解けた!」と思ってもすぐにマークをするのではなく、必ずその場で一度計算ミスがないか、立式を間違っていないかを見直すように心がけましょう

そうすることで、「あ!ここ$mg\sin θ$じゃなくて$mg\cos θ$じゃん!」「負の方向なのにマイナスつけ忘れてた!」などのケアレスミスに気づけるでしょう。

先ほども言った通り、センター物理は意外に時間制限が厳しいことを考えると、最後まで解き終わってからの見直しはあまりおすすめできません。必ずその場で、一度見直しをしましょう

② グラフ問題

とくに電磁気や波動の分野でよく出題されます。たとえば以下のような問題です。

2017年度 センター試験・物理

グラフ問題とはいえ、これも解くためのベースは計算や知識です。

注意点としては、グラフの形状と値の両方に目を向けることです。

よく、形だけでなんとなく選ぶ人がいます。たとえば、上の問題の図1(b)なら、$x$ が $0$ から $d$ までは電位が単調に増加して、金属板内では等電位なので電位は一定、そして $x=2d~3d$ ではまた電位が増加する、ということがわかっていないといけませんが、これだけだと、②と③が候補として考えられます。

さきさき通常の顔
うーん、じゃ②!
根拠は??
さきさき通常の顔
なんとなく!!

……残念ながらサキサキは間違っていて、答えは③です。実は、金属板が入っていても最終的な電位差は電圧 $V_0$ になるのです。よって、$x=3d$ で $V_0$ まで値が到達している③が正解です。

サキサキが間違えてしまったのは、グラフの形だけで判断してしまったからです。それでも偶然当たることもありますが、今回の②と③のように似たようなグラフがまぎれていると、ミスをしがちです。

これは逆も言えて、値だけから判断してもいけませんどのような変化で、どのような値をとるかを両方つかむことが大事で、それはすなわち、グラフの形状と値の両方に目を向けるということになります。

さきさき喜ぶ表情
グラフ問題は「形状」と「値」がどっちも大事なのね!なっとく!

③ 知識問題

これははっきり言ってしまえば、「知っていれば解ける。知らなければ解けない。」という問題です。

たとえば、以下のような問題です。

2017年度 センター試験・物理

正解は⑥なのですが、これは計算どうのこうの、という問題ではありません。同じ大きさの電気量をもった2つの点電荷があるときは、電気力線は⑥のようになるのです。自然界の法則です。

さきさき慌てる表情
ええ!?なにそれ??

これは知らないと解けませんよね。こうした物理現象の基本を問うような知識問題は、やはり教科書を読むのが一番良いです。

先ほどの電気力線の図も、教科書の電磁気の序盤に必ずと言っていいほど載っている定番の図です。いつもこうした単なる知識問題で落としてしまう、という人は、落とした問題に関連する分野の教科書を読み直しておくといいでしょう。

戦略03 センター物理で9割をとる勉強法&おすすめ問題集

ここからは具体的なセンター物理の勉強法を説明しよう!

センター物理を受験する人は、まずほとんどが理系の人でしょう。

ですので、まず結論を言ってしまうと、センター物理は、理系の人なら二次試験の対策をしているだけでも7~8割はとれます。

ですが、9割以上、ひいては満点ともなると、二次試験の勉強に加えてセンター物理向けの対策をする必要があります。たとえば、物理が得意な人で、記述模試で偏差値65を超えている人でも、先ほどの戦略02で説明した知識問題のような基本の基本が抜けていることや、時間が足りない!ということが意外にあるからです。

よって、ここでは9割を目指すためのプラスアルファのセンター物理対策について説明します。

さきさき通常の顔
でもさ、そもそも二次試験の物理の対策ってどうするの??
二次試験の物理の勉強の王道コースは決まっている。『物理のエッセンス』→『良問の風』→『名門の森』という順番で問題集を解いていくことに尽きるぞ。これについては、以下の記事で詳しく解説しているから、ぜひ読んで見てくれ!

物理 問題演習レベル2 カリキュラム(執筆中)
物理 問題演習レベル3 カリキュラム(執筆中)
物理 問題演習レベル4 カリキュラム(執筆中)

センター物理の勉強法

二次試験の物理の勉強に加えて、進めるべきセンター物理の勉強法について解説していきます。

まず、センター物理対策を始める時期は、

物理が苦手でマーク模試で7割に到達したことがない → 11月から

物理が得意でマーク模試で7割以上         → 12月から

です。もちろん、不安であればすでに8割をとっている人が多少早めにはじめても問題ありません。

やるべきこととしては、次の2つです。

  • マーク式実戦問題集と過去問を解く
  • 教科書を読む

それぞれ説明しましょう。

マーク式実戦問題集と過去問を解く

やはり、センター物理に慣れるなら、センターと同じマーク式の問題に多く当たった方がいいです。おすすめは、河合塾と駿台が出している以下の2つのマーク式問題集です。

マーク式総合問題集物理 2017

大学入試センター試験実戦問題集物理 2017

どちらか片方で問題ありません。レベルも両者でそこまで差はないので、どちらを選んでもいいです。

全部で5回分、センター物理と同じ形式の問題が収録されています。最初の2回は制限時間70分ほどで解き、時間に慣れたら、残りの3回は本番と同じ60分で解くといいでしょう。

さきさき通常の顔
いきなり60分でやるのはタイヘンだからか!
そういうこと。

加えて、センター試験の過去問にも取り組みましょう。

ただし、一つ注意が必要で、学習指導要領が変わったため、現行のセンター物理と同じ形式なのは、2017~2015の3年分しかありません。2014年以前もセンター物理は存在しますが、たとえば原子は範囲外なので、出題されていませんし、選択問題もありません(すべてが必答問題)。

あまりさかのぼりすぎても意味はないので、せいぜい2017~2012の6年分ほどを解けば良いです。

さきさき通常の顔
ところでさ、時間計って解くだけでいいの?
解いて間違えた問題にはチェックをつけて、センター直前期にもう一度解き直すといいぞ!センターの物理は、割と過去に出た問題と似た形の問題が出ることも多いからな。それに何より、前間違えたものが解けていると、自信になる
さきさき喜ぶ表情
おっけー!60分で解いて、間違えたものはもう一度直前期に解くのね!!

教科書を読む

これは、先ほど説明した知識問題の対策用です。代表的な図や物理現象を中心に、息抜きのつもりで教科書に目を通すといいでしょう。

ぜんぶ読むのは大変でしょうから、マーク式問題集や過去問でミスをした分野や、自分が意外と基本的なことがわかっていないような印象をもっている分野を中心に読めばいいです。

息抜きがてら教科書にも目を通そう!

まとめ

今回の記事でおさえてほしいことのまとめだ!
  • センター物理は分野関係なくまんべんなく出題される!苦手をつくらないことが重要!
  • 大問1つあたり11分以内には解こう!
  • センター物理は、計算問題・グラフ問題・知識問題の3種類。
  • 基本は二次試験の対策で対応可能!プラスアルファで、マーク式問題集や過去問を解き、知識問題対策として教科書を読もう!
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