物理勉強法


物理定石理解|教科書レベルの一歩先へ!物理勉強法

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    教科書レベルを超えた物理力を身につけたい!

さきさき泣く表情
うえええええええんんん赤神さんんんんーーー(´;ω;`)
そんな取り乱してどうした。
さきさき泣く表情
模試……物理……だめ……。
模試の物理が全然解けなかったんだな。
さきさき慌てる表情
そうーーーー教科書の問題は解けるのになんでーー?
なるほど、教科書レベルの問題は解けるが模試になると歯が立たないか。それはズバリ定石の理解が不足しているのが原因だな。教科書レベルを超えた物理力を手に入れるのに必要な定石理解の手法を紹介しよう。

戦略1. 模試の問題が解けない理由は?

まずはなぜ模試や問題集の問題が解けないかを明らかにしよう。模試や教科書レベルを超えた問題集の問題が解けない理由には大きく分けて次の2つがある。
  • 公式や用語が覚えられていない(教科書レベルの理解が十分でない)
  • 公式や用語を理解し覚えているがうまく使えていない

1つめの理由はそもそも教科書に書いてある公式や用語の理解や記憶が十分でないという理由です。この場合に関しては教科書の勉強法からしっかりと見直すのが良いため、次の記事を読んでみてください。

物理教科書理解(執筆中)

2つ目の理由は先ほどあげた1つ目の理由はクリアしていて教科書レベルの理解はできているが、少し上のレベルの問題を解くときにどのように公式を使ったらいいかわからないというような場合です。

さきさき慌てる表情
自分がどっちの理由で解けていないのかってどうやって判断したらいいの?
教科書の章末問題などを教科書の説明や解説を見ずに自力で解くことができれば1つめの理由はクリアしていると考えていいだろう。ポイントは「なにも見ずに」問題を解けるかどうかだ。
さきさき通常の顔
公式とかをチラ見して問題が解いてるうちはまだダメってことね。
ああ。さきさきの場合は教科書の問題は解けているみたいだから2つ目の理由が原因と考えられるな。
さきさき通常の顔
確かに公式をうまく使えている自信はないなー。
最初にも説明したが公式をうまく活用できていない場合は定石の理解が不十分であると考えられるぞ。
さきさき慌てる表情
そう!定石ってなに?
定石とはつまり解き方の王道のことだ。典型的な解き方やよく使う解き方と言い換えてもいいな。

物理の入試問題は多くが典型問題と言われるもので典型的な解き方=定石をしっかりと身に着けていないと解けなかったり、解くことができても時間がかかったりすることが多いです。逆に定石をしっかりと身につけることで入試物理は断然有利になります

次は定石を身につけるのに何をすればいいかを紹介するぞ!

戦略2. なにをすればいい?

ここからは、具体的に何をすればいいのかを見ていきましょう。

2-1 教材は何を使えばいい?

定石を身につけるには問題演習をこなすのが一番です。演習教材としては教科書の一歩上の問題集が最適です。

具体的には次の2冊がおすすめです。

物理のエッセンス

物理のエッセンス 力学・波動

教科書の次の1冊に丁度良い難易度、また問題量が豊富なので定石を身につけるための演習教材に最適です。

・物理重要問題集―物理基礎・物理

物理重要問題集 2018―物理基礎・物理

こちらも問題量が豊富なので演習教材として優良です。難易度は物理のエッセンスよりも少し高いです。

さきさき通常の顔
私はまだあんまり自信がないから物理のエッセンスからやりはじめようかな。

2-2 どうやって勉強すればいい?

次に先ほど紹介した演習教材を使ってどのように勉強していけばいいのかを解説していきます。

定石理解は次の手順で!
Step1
やる分野・範囲を決める
Step2
問題を一通り解く
Step3
解説を読んでわからなかったポイントをチェックする
Step4
解けなかった問題をもう一度自力で解いてみる
Step5
後日すべての問題をもう一度解く

①やる分野・範囲を決める

問題集1冊に掲載されている問題の量は膨大で冒頭から最後まで一気に解いていくのは大変なので、目標を細かくしましょう。

そのためには、その日やるべき分野・範囲をしっかり決めることが重要。例えば「力学の単振動の範囲をやる」といったような形で、その日学習する範囲をしっかりと決めていきます。

②問題を一通り解く

やる問題が決まったら問題をまずは自分の力で解いてみましょう。解いている途中で公式が思い出せなくなった場合は、すぐに教科書を見るのではなく、自分でしばらく考えてみて、それでも思い出せなければ一度教科書を見て問題を解き進めていきましょう。

また、解答の指針が全く立たないと感じた場合は、とりあえず5分間解説を見ずに考えてみることが重要です。それでも全くわからないときは解説の最初の方針の部分を読んで、ここからは自分で解けそうだなと思ったら再度自力で解いてみるようにしましょう。

さきさき喜ぶ表情
公式が思い出せない時も方針がわからない時もまずはしばらく自分で考えるのがポイントなのね!

③解説を読んでわからなかったポイントをチェックする

問題が解き終わったら解説を読んでわからなかったポイントを明確にしていきます。このとき、答えが合っていた問題でも必ず解説を一度は読むようにしましょう。これは解説に載っている解き方の方がより簡単に解ける場合があるためです。

わからなかったポイントをチェックし終わって必要だったら教科書の説明に戻ってみるのも重要だぞ。

④解けなかった問題を再度自力で解いてみる

解説を読んで十分理解できたと思ったら、すぐに再度自力で問題を解いてみましょう。すぐに解くというのが、自分に身についていなかった解き方を自分のものにするのに有効です。できる限り間を空けないようにしましょう。

ここでは自分が解けなかった問題だけをやり直すので十分だ。

⑤後日すべての問題をもう一度解く

解けなかった問題はもちろんだが、最初のときに解けた問題もここでもう一度解いて完全に自分のものにしてしまおう

ここでまた解けなかった場合は③に戻ってしっかりと復習するようにしましょう!

2-3 いつ始めればいい?

さきさき慌てる表情
さっき紹介してた問題集っていつ頃始めればいいのー?
過去問演習をする前には定石理解を完璧にしておかないといけないということを考えると、最低でも高3の夏までには完璧に終わらせなければいけない。そこから逆算すると、高2の秋ごろには始めたいな。
さきさき慌てる表情
そんな早くから対策しなきゃいけないのー。高3に入ってからでいいもんだと思ってたー。
確かに理科は高3からしっかりとした対策を始める人も多いが、少し先に始めることで多くの人よりもリードをとった状態で高3をむかえられるぞ。自分で計画を立てて進めるのが苦手な人は、学校の授業の進度に合わせて進めるのがおすすめだ。
さきさき慌てる表情
あ、でも学校の授業だと高3夏までに全範囲終わらないみたいなんだけど……。
その場合はどの範囲が間に合わないかを調べておいてその分だけ先回りして学習を進めよう!
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まとめ

・定石を理解すると公式がうまく使えるようになり教科書の一歩先の問題が解けるようになる!

・過去問演習が始まる前に定石理解を完璧にしよう!

定石の勉強が終わったキミは、問題演習に進もう!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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