学校で配られる「セミナー物理」ですが、使い方がわからなくてついつい本棚の飾りになっている人は多いかもしれません。しかし、「セミナー物理」はしっかりと使えば物理の基本をしっかりと学べる大変良い参考書です。
ではどのように使っていけばいいのでしょうか?今回は物理の基本を完璧にするのにとても有効であるセミナー物理の使い方について解説していきます!






「セミナー物理」ってどんな参考書なの?



セミナー物理の基本情報
- 問題数
- 923問
- ページ数
- 352ページ
- 出版社
- 第一学習者
- レベル
- 基礎~センター
- オススメ度
- ★★★☆☆





「セミナー物理」は学校教材としてのみ販売をしている参考書です。なので、自分で手に入れようとすることはかなり難しいです。
もし、「セミナー物理」を持っていなくて別の問題集でも大丈夫だというならば他の問題集を解いてみましょう。

「セミナー物理」はこんな人にオススメ

「セミナー物理」がオススメの人
- 問題をたくさん解きたい人
- 参考書をどれにするか迷っている人
- 王道の解き方をしている解説が欲しい人
- 参考書の問題演習に使いたい人

「セミナー物理」の最大の特徴として、「問題数が多い」ということが挙げられます。物理の基本的な部分から応用問題まで理解することが可能です。
問題数が多いので、「どのような部分が自分は苦手なのか?」を理解することができ、総合的な成績を上げれるように設計されているのです!


「セミナー物理」がオススメではない人

- 化学が苦手な人
- 公式などをわかりやすく解説してほしい人
- 独学で勉強したい人

「セミナー物理」は「1から物理をやる人」にはあまりオススメできない参考書になっています。なぜなら、「セミナー物理」の中では物理の公式などについてしっかりとは解説されていないからです。
実際に問題を解いて全くわからない場合に、見直す場所がないと結局わからないままで終わってしまいます。


「セミナー物理」の使い方


使い始める前に……。



「セミナー物理」は公式の求め方があまり丁寧に解説されていないことは先ほど言いました。
なので、もし自分のやり方が間違った時にすぐに見直すことができる参考書がある方がいいです。これがあるのとないのでは勉強の質が全く異なるでしょう。



- 物理の1・2・3
- 物理のエッセンス
- 物理をはじめからていねいに


1周目
- Step.1
- 単元ごとに基本問題⇒応用問題の順番で解いていく
- Step.2
- 丸付けをして、解法を理解した後にもう一度同じ範囲を解く
2周目
- Step.1
- 1周目でできなかった問題を最初からもう一度解く



「セミナー物理」は物理の基本的な部分を扱っている参考書になっています。なので、「セミナー物理」の内容はほぼ理解していないと、この先の応用問題を解くことは難しいでしょう。
よって、「セミナー物理」の問題はほぼできるようにしておくことがベストです。





「セミナー物理」の使い方のコツ


問題は範囲ごとに解いていく!



「セミナー物理」は物理の全範囲を押さえている参考書です。先ほど見たように問題数が多く、この量を終わらせるには本当に早くて1ヶ月くらいはかかります。そうすると2,3周するときには忘れてしまいます。

そうならないためにも、範囲を絞って勉強することが大事!
セミナー物理は範囲を分けて問題が載っています。なので、その一つの範囲を2,3周していく勉強方法で攻略していきましょう。




復習はしっかりとしよう



復習はかなり重要です。自分の出来ていないところが理解できるからです。問題を解き終わったらしっかりと復習するようにしましょう。



復習は解答を読むだけにはならないように注意しましょう。どうしてそのような答えになるのかを理解していないと、復習をする意味がありません。
なぜなら、結局解答を読んで理解ができないと次に同じタイプの問題に出会ったときに解くことができないからです。





問題を考えてから解答を見よう



問題を解くときはわからなくても、しっかりと考えてから答えを見るようにしましょう。そうしないと自分が問題のどこを間違えたのかを理解できません。
自分の「わかる部分」「わからない部分」を理解するためにも、しっかりと考えることは大切です!







すべての問題に対して時間をかけて解くことはありません。例えば暗記物であったり、公式1つで導き出されたりするものはいくら考えても意味がありません。それを知らないと解けないからです。
よって、そのような問題はわからなければすぐに解答を見て理解するようにしましょう。



まとめ



- 「セミナー物理」は学校で配られる参考書。使い方を間違えなければかなり使える参考書になる!
- 分野ごとに1つ1つ理解していこう。「セミナー物理」の内容は基本的なことが多いからだ!
- 「セミナー物理」は考える問題は10分くらい考えよう!だけど公式だけでよかったりする問題は考えなくてもいい!