「数学は記号ばかりで何をやっているのかさっぱりわからないという人」や「これから数学の勉強を始めようと思っている人」は多いと思います。そんな人達におすすめしたい参考書が『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズです。読みやすい内容で数学の基本的な内容をていねいに解説しており、数学が苦手な人でも楽しく読める内容になっています。今回はそんな『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズの使い方を詳しく紹介しましょう。
1、こんな人におすすめ
基本情報(Ⅰ/A/Ⅱ/B)
- 料金
- 1,080円/1,080円/1,188円/1,188円
- ページ数
- 126ページ/98ページ/172ページ/105ページ(解答別)
- 単元数
- 54分野/40分野/65分野/46分野
- 習得にかかる時間
- 45時間/34時間/54.5時間/39時間
- レベル
- ~基本的なセンター試験の問題
- おすすめ度
- ★★★★★
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 数学の勉強をこれから始めようと思っている人
- 学校の定期テストの点数が悪い人
- 数学の授業がさっぱりわからない人
- センター試験で40点以下の人
- 数学に対する苦手意識を無くしたい人
こんな人にはおすすめできない!チェックリスト
- 学校の教科書レベルはできる人
『黄チャート』がおすすめ! - 数学は得意科目だ
『青チャート』がおすすめ! - センター試験の難しい問題を解けるようになりたい
『青チャート』がおすすめ! - 難しい問題に挑戦したい
『良問プラチカ』シリーズがおすすめ!
2.「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズの使い方・勉強法
「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズは書き込み式の参考書です。なので、1周だけ書き込みながらやっていけばいいやと思う人も多いはずです。しかし、数学は1回解いただけでマスターできる科目ではありません。ではどのようにマスターしていけばいいのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
1週目
- Step1.
- 左ページの解説を読む。
- Step2.
- 右ページの問題に取り組む。
- Step3.
- 答え合わせを行い、間違えた問題に関しては左ページに戻って確認する。
2周目
- Step1.
- 右ページの問題に取り組む
- Step2.
- 間違えた問題の解説を左ページで確認する
「書き込み式の問題集なので1周だけでいいや!」と思うかもしれませんが、本当に基礎を身に付けたければ最低2周はしましょう。
どんなことでも、1回だけで覚えられる人はいません。現在、難しい問題を解ける人も、最初は基礎的な問題を何度もやっています。書き込み式だからといって、1回だけではなく、何度も練習することを意識しましょう。
「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズは左側のページに解説と穴埋め問題があり、右側のページに練習問題があります。右側のページは自力で問題を解かなければいけないため、わからない場合は飛ばしてしまうかもしれません。しかし、右側のページがわかっていないということは、その単元を理解できていないということになってしまいます。
わからない問題は飛ばすのではなく、理解できるまで挑戦しましょう。
3.使い方のコツ
本当に成績が上がるの??
数学をずっとやっていると、本当に実力がついているのか不安に思うこともあるかもしれません。社会などの暗記科目は、覚えたものがすぐに点数に反映されるため、力がついていることが実感できます。しかし、数学はなかなか力がついているのかわからない科目です。
下の図は、人がある物事を学ぶ時にどのように成長するのかを表した図です。
この図によると、人は初期にはあまり成長しませんが、ある日急にできるようになるということがわかります。数学もこの図のように、最初は成績が伸びませんが、ある日急に成績が上がる科目です。しかし、グラフのように成長したい場合には、やり方を変えずに勉強をすることが大切になります。
問題集のやる気がおきない
「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズをやるということは、数学に苦手意識をもっている人がほとんどだと思います。なので、1日目は順調に進めたとしても、日にちが立ってしまうとやる気がなくなるかもしれません。
そのような場合は、ノルマを決めることをおすすめします。自分がどれくらいの期間で終わらせたいのかを決めて、その範囲を終わるために1日どれくらいの量をやればいいのか考えましょう。
公式は暗記しちゃダメ?
数学はたくさんの公式が出てきます。数学が苦手な人は公式を全て覚えようとしますが、丸暗記はおすすめしません。なぜなら、数学は公式を覚えるだけでは応用問題を解けるようにならないからです。難しい問題を解けるようになりたいのであれば、公式がどのように導かれたのかを理解していないといけません。「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズの場合は、左のページに公式の求め方が書いてあります。自分のペースでいいので、理解しながら進みましょう。
丸付けだけじゃだめ?
問題を解き終わったら、「はい、おわり!」ではダメです。間違えた問題はどうして間違えたのかを確認することが必要です。問題を解くというのは、自分が学んだ単元を本当に理解しているのかを確かめるということです。ですので、自分がどうして間違えてしまったのかを理解するためにも解説をみることが大切です。
問題を間違えたからと言って落ち込むことはありません。間違えることで自分のわからない範囲がわかるからです。「自分はダメだな」と落ち込むのではなく、「この単元の問題を解けるようになって、成長してやるぞ!」という気持ちで問題に取り掛かりましょう。
こんなやり方もある
数学に苦手意識があると、どうしても覚えられず、何周しても前回やった部分を覚えられない人がいると思います。
そのような場合は、問題集を一度にすべてをやろうとせず、いくつかのパートに絞ってやるのがいいでしょう。例えば、「2次関数」をマスターするまでは「2次関数」だけを行い、理解できたら先に進むという形で学習を進めます。
4.まとめ
- 「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズは数学の基礎をおさえており、苦手な人でも安心して使える問題集です。
- 数学は何度もやって身に着けるものです。1周だけで満足するのではなく、最低2周はしましょう。
- わからない問題を飛ばしたり、丸付けだけで終わらせたりしないことが大切です。わからない問題や間違えた問題は理解するまであきらめずに勉強しましょう。
- 公式を覚える時はどうしてそのようになるのかを理解することが大切です。公式を丸暗記するのではなく、公式の原理を理解するようにしましょう。
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