朝勉強しようと朝型の生活に取り組んでいましたが、結局3年間朝型になることは叶いませんでした。
こんにちは。
STRUX編集部の橋本です。
みなさんは、毎日朝早く起きて勉強したいと思ったことはありませんか?
いつも夜遅くまで勉強してるけど、朝の方が勉強が捗るはず!と、夜型から朝型に切り替えて勉強したい人もいるのではないでしょうか?
しかし、朝型に切り替えたいけど、睡眠欲には勝てず朝起きれない……
朝スッキリ起きて勉強するのは、なかなか難しいです。
朝勉強しようとチャレンジしても結局起きれずに、また夜に勉強する生活に戻る。
私たち「夜型な高校生」は、朝起きて勉強することは難しいのでしょうか?
今回は朝、勉強したいけど起きれない高校生に向けて、夜型から朝型に変えるに方法をお教えします!!
そもそも、朝勉強した方がいい理由はなんだろう?
朝は勉強に向いていると、誰しも聞いたことはあるのではないでしょうか?
なぜ朝勉強するほうがいいのか?
早速その理由について、いくつかお教えします。
朝勉強すると記憶に定着しやすい。
朝は記憶に定着しやすい時間帯であると言われています。
記憶には短期記憶と長期記憶の二種類あります。
勉強した内容を定着させる記憶するのは、「長期記憶」にあたります。
長期記憶しやすい時刻の発見とその脳内の仕組み(深田ら,2016)によると、長期記憶に移行しやすい時間帯を発見した、という実験結果があります。
マウスを使った実験では、マウスの活動期のはじめ、つまり夜の前半が学習の刺激を受け取りやすく記憶に定着しやすいことがわかっています。
人間でいうと活動期の前半は朝。
朝勉強するということは、長期記憶に定着しやすいということです。
大学入試が行われるのは、午前中である。
大学入試は朝早くから行われます。
いつも夜遅くまで勉強して、朝は登校時間ギリギリまで寝てしまう……というようなことを続けていると、試験当日に脳が活性化していない状態のため、実力を発揮できません。
試験当日に実力を発揮するには、普段から朝型の生活をすることが大事です。
脳が活性化するのは、起床してから2時間後と言われています。
8時から試験が始まるとすると、脳が活性化する2時間前には起床して試験に備える必要があります。
いつも登校時間ギリギリまで寝ている人と、朝早くから勉強している人では、朝イチの脳の回転も違ってくるはずです。
日頃から朝型に慣れておくと、試験で実力を発揮しやすい状態を作ることができます。
登校時間までの限られた時間だからこそ、集中力が増加する。
人は締め切りがあると、集中力ややる気が向上するといった心理現象が働きます。
朝は登校時間が決まっているため、勉強時間が限られています。
逆に夜に勉強をしていると、睡眠時間さえ削れば時間を作り出すことができます。
そのために、「時間はまだある」と心に余裕が生まれ、勉強を後回しにしてしまいがちです。
これはパーキンソンの法則と言われています。
時間はあればあるだけ使ってしまうということですね。
そうすると夜の時間にだらだらと勉強時間が長引き、結果睡眠不足にも繋がってしまいます。
逆に登校時間という締め切りがあることで強制力が働き、結果的に朝の勉強が捗ったりする場合があります。
誘惑がない
朝は家族も友人も寝ている時間です。
この時間では、観たいテレビ番組もやっていません。
また、友人から連絡がきたことで携帯を触ってしまうというようなこともありません。
朝早い時間は家族も寝ていて、雑音もなく静かで勉強に集中できます。
朝は勉強の邪魔になる誘惑が一切ありません。
休みの日であればなおさら、朝からしっかり勉強すれば、かなりの時間勉強できます。
朝勉強して勉強時間を確保できたので夜の時間は休憩などで有効活用する、といった使い方もあります。
こうしてみると、朝勉強する理由は幅広くありますね。
さて、ここまでの文章を見て「朝勉強しよう!」と決めた人。
もう少しだけ待ってください。
実はあなたにとって必ずしも朝勉強する方がいいとは言い切れません。
その理由について次の章でお話ししましょう。
あなたは朝型と夜型どっちが向いているのか?
朝勉強した方がいい理由は、皆さんわかっていただけたと思います!
しかし、全員が朝勉強した方がいいとは限りません。
結論から言いましょう。
朝と夜どっちが勉強に適しているか?と言う質問の答えは、「その人次第」です。
人間には、1日の周期でリズムを刻む「体内時計」と言われるものがあります。
この体内時計のおかげで、自然と夜眠くなったり、朝は目が覚めたりします。
実は、この体内時計は24時間よりも少し長い時間の周期になっています。
そのため普通に過ごしているだけで、自然と体内時計がずれるといった現象が起きます。
体内時計がずれることで、夜になっても眠くなりません。
そうなると就寝時間が遅くなり、朝早く起きることが難しくなってしまいます。
体内時計がずれているので、夜型の人が無理やり朝型に変えようと思っても、かえって勉強中眠くなってしまいます。
夜の方が集中して勉強できるのであれば、その方が勉強の効率も上がります。
朝勉強するのが向いている人もいれば、夜の方が向いている人もいます。
自身が一番集中できる時間を見つけるためにも、朝に勉強してみたり、夜に勉強をしてみましょう。
人によって集中できる時間は違うはずです。
ちなみに、高校生は夜型の人が多い傾向にあります。
学生の睡眠不足について調査した結果を見ると、学年が上がるにつれ、睡眠時間は減少していく傾向にあり、高校生の睡眠時間は最も少ない傾向にあります。
ベネッセが調査した学生の生活時間によると、高校生の44%は朝起きれないと答えています。
高校生は塾や部活などで帰宅時間も遅いです。
就寝前に携帯を触っている時間も長いため夜型になってしまう人が多いです。
このままでは朝勉強したくても起きれない生活のままでしょう。
- 夜型を抜け出して、朝型に切り替えたい!
- 朝勉強する習慣をつけたい!
という人に、「朝型に切り替えるための方法」と「何としても朝起きる方法」をお教えします。
どうしたら朝起きられるようになるのか?
どうしても朝型になりたい人のために、夜型から朝型に体内時計を戻す方法をお教えします。
スマホは寝る2時間前からは見ない
早起きができるかどうかは、寝る前の時間の過ごし方でも変わってきます。
就寝前にスマートフォンを触ってから寝る人も多いでしょう。
寝る前の時間にブルーライトを浴びることで体が昼の時間と勘違いしてしまい、睡眠を促すメラトニンが抑制されます。
これによって脳が覚醒状態に入り、なかなか寝付けません。
テレビの液晶や、LEDライトなどが使われている照明もブルーライトが含まれているので、就寝前はブルーライトに気をつけてください。
毎朝日光を浴びる
朝の日光には体内時計をリセットする効果があります。
毎日決まった時間に体内時計をリセットさせる事で、夜決まった時間に眠くなる生活サイクルを作ることにつながります。
朝から正午までの時間帯の日光には、体内時計をリセットする効果があります。
逆に休日にお昼まで寝てしまったり、登校時に寝不足でありながら日光に当たる時間が少ないと、体内時計がずれてしまいます。
朝早く起きるには、体内時計を整える事が大事です。
朝は起きたら日光を浴びて、体内時計をリセットすることを心がけましょう。
早起き早寝
朝型に切り替えるには、まず夜早く寝なくてはいけません。
しかし夜型になると夜全く眠くならないので、就寝時間が遅くなってしまいます。
早く寝ようと布団に入ったとしてもなかなか寝付けません。
そんな人にとっての「夜早く寝るための解決策」は、まずは朝いつもより早い時間に起きてしまうことです。
夜型の人は朝早く起きると、睡眠不足の状態で1日過ごします。
そうすると夜になるまでに疲労が溜まるため、通常よりも眠くなる時間が早くなります。
まずは早く寝るために一度早く起きてしまうこと。
「早起き早寝」が、朝型習慣になるきっかけになります。
それでは最後に、自分の力ではどうしても朝起きれない方に向けて早起きできるツールをご紹介しましょう。
目覚まし時計の質をあげる!
なんだよ目覚まし時計か!と思った人もいるかと思います。
目覚ましで起きれない、携帯のアラームが鳴ったか覚えていない……
なんて経験、もうしたくないですよね。
なんとしても朝起きるために、おすすめの目覚まし時計を紹介します。
これは光で起きる目覚まし時計です。
朝は日光を浴びろと紹介しましたが、この光が体内時計をリセットし、脳を覚醒させてくれます。
従来の目覚ましの音や振動で起こされると自律神経の乱れにつながりますが、この目覚まし時計は光で起こしてくれるため、夜の睡眠の質をあげる事にもつながります。
音がないと心配な人には、音で起こしてくれる機能も搭載しています。
目覚まし時計と考えるとかなり高額ですが、相応の機能がついた目覚まし時計です。
毎朝なんとしても起きるために、普段の目覚まし時計から乗り換えてみるのはいかがでしょうか?
今回は、朝に勉強したいけどなかなか起きれない高校生に、朝早く起きる習慣づくりについてお教えしました!
朝早く起きて勉強する習慣を身につけるためにも、体内時計のズレを整えることから始めましょう!
ただ、人によって体内時計の周期は変わります。朝勉強するよりも、夜の方が集中できる場合もあります!
自身が一番効率よく勉強できる時間を見つけて勉強に取り組んでみてください!