学習塾STRUX編集部連載


【家で受講】映像授業で休校期間を乗り切る!おすすめの使い方を科目毎に紹介

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

こんばんは!

学習塾STRUX塾長で、ストマガを監修している、橋本拓磨です。

 
 
 

休校期間、いかがお過ごしでしょうか?

登校日があったり場所によっては学校が再開していたりというところもあるようですが、もう新学期まで学校がないよ……という人もいるのではないでしょうか。

 
 

これまでは何回かに分けて「休校期間こそ勉強!」「休校期間こそ計画を立てよう!」というふうにお伝えしてきましたが、今回もその時間を有効活用する勉強のやり方を一つ紹介します。

せっかく復習しよう!とおもっても、基本が抜け落ちている……授業ちゃんと受けておけばよかった……なんてことにならないために、映像授業を受けるという選択肢はどうでしょうか?

 

今回は学習塾STRUXでも積極的におすすめしている「映像授業」について、「参考書読むのとどう違うの?」というポイントだけでなく、科目別にどういう使い方がおすすめなのか、おすすめの映像授業サービスという点にも触れていければと思います!

ちょうどこの時期は教材の見直しやカリキュラムの改善を行っている時期なので、ふだんいろいろな教材を研究している塾長という立場から、映像授業についてぶっちゃけたいと思います。

 
 
 
 
 

映像授業ってほんとにきちんと身につくの?

まず第一に気になってしまうところが「映像授業でほんとうに身につくの?」ということ。どうせなら直接授業を受けたほうがなんとなく良さそうだし、映像で受けるなら参考書で自分でやったほうがいいかなあ……と思うこともあるのではないでしょうか?

結論から言うと、映像授業も「きちんと使えば」勉強できます。

マルオ怒った顔
きちんと使えばってなんですか!わかりにくいこと言わないでください!

 
 

これは映像授業に限らず言えることですが、もちろん適切に使わないと時間を無駄に使ってしまうことになるので注意しましょう。

 
 
 
 

映像授業でも勉強できるポイント

まずはきちんと映像授業の立ち位置を理解しておく必要があります。

勉強にはインプット→定着→アウトプットの流れがありますが、映像授業はあくまで「インプット」の役割を果たすものです。

そのため、映像授業は基本的な知識が身についていなかったり、忘れてしまっていたりするときに使うもの。映像授業を受けるだけでは、「定着」以降の勉強ができないので成績は上がりません

成績を上げるには、適切な参考書を併用して使う必要がありますが、その代わり基本的な部分のインプットには最適です。

 

映像授業はどこにいても受講することができるため、一流講師の授業にアクセスしやすいというのが大きなメリットです。

スタディサプリのCMでも有名な関正生先生だったり、東進の「今でしょ」の先生だったり、有名かつ実力のある先生の授業はふつう、「その先生がいる校舎で授業を受ける」などが必要になり、場所の制約が強いです(東進や河合などの有名な先生でも、東京・名古屋・大阪などを行き来して授業するような場合が多く、それ以外の場所ではそこまで出て受ける必要があります)。

 

映像授業では、そうした先生の授業をどこからでも受けることができるようになります。

 

授業の内容自体は変わらないので、質がふつうの授業を生で受けるよりは、圧倒的に質の高い授業を映像で受けられるほうがよいです。

 
 
 

参考書じゃだめ?

マルオ困った顔
でも、参考書でもインプットできるんじゃない?

 
 

参考書でインプットもできます。例えば日本史や世界史の「実況中継」というものだったり、英文法の参考書でも「はじめからていねいに」というものもありますね。

そういったインプットに特化した参考書を使えば十分インプットできますし、そうした参考書も同じく一流の予備校講師が書いていることが多いので、質としては高いです。

 

ただし、同じ先生が「文字」と「動画」で授業をしていたら、頭に入りやすいのは圧倒的に「動画」です。

動画のほうが情報量が多く伝わる(話す内容+抑揚など)ため、文法の使い分けの細かいニュアンスや歴史の流れ・歴史上の意義などは理解しやすくなります。

 

特段の理由がない限りは、参考書は「テキスト」代わりにして、メモやわからなくなったときの参照として使うようにし、映像授業で基本的なところはインプットするのが適切です。

 

赤神決め顔
映像授業が手軽に受けれて、かつインプットにももってこいの教材というわけだ!

 
 
 
 

映像授業科目別おすすめの使い方・映像授業で受けるべき分野

さて、映像授業がおすすめだと分かったところで、それぞれの科目毎の活用法を書いていければと思います。

 

映像授業は先述の通りインプットに特化しているので、分野によってどのくらい使えるかどうかが変わってきます。分野ごとの活用の仕方をうまく捉えて進めていきましょう。

 
 

英語:文法・読解の基本を入れよう

英語を書く人のイラスト

まずは英語。英語でいちばん映像授業を活用できるのは「文法事項のインプット」です。

文法こそ学校でやったことを思い出しながら、参考書で解けばいいじゃん!と思いがちですが、実は圧倒的に映像授業を使うほうが効率が良いです。

 

学校の授業はどうしても、1年間〜2年間かけて文法範囲を一通り扱います。教科書での学習だと長文などの中で扱う場合もあり、どうしても飛び飛びの勉強になってしまうため体系的に文法を捉えることが難しくなります。

 

ただ、この「体系的に捉える」というのが実は高校英文法においては非常に重要です。

 

とりあえず勉強しているだけだと、分野ごとに知っている知識は増えますが、実際に問題を解く時に複数の分野を横断して考えることができなくなります。

「不定詞は句をつくるもので動名詞とはぜんぜん違うもの」「関係詞、分詞、不定詞の分野は全部同じ役割のものを勉強している」ときいても、おそらく「???」となるのではないでしょうか。でもこれが理解できていないと、長文を正確に読み進めたり、難易度の高い文法問題を解いたりするときに苦戦します。

 
 

これを映像で体系的に学び、今まで習った知識を紐付けることができるので、ぜひ映像授業を使ってみてください。

 
 

もう一つは「読解」分野。読解こそ自分で読んでいけばいいじゃん!と思いがちですが、長文を読む上でのルールや根拠の拾い方などは、なかなか参考書や独学、まして学校の授業だけではつかみづらいです。

 

こうした「長文を読むときはこれが大事」「英文解釈をどこまで丁寧にやるべきか」というところを、映像授業で実演してもらいながら身につけるのがよいでしょう。

ただこうした「解説系」の映像授業は、必ず予習をしてから臨むようにしないと無駄になってしまうので気をつけましょう。自分で問題を解いて、わからなかったところや気になった読み方などを意識しながら講義を受けていくようにします。

 
 

数学:基礎が抜けている範囲+予習に使うべし

数学は、どちらかと言うと問題を解いて復習する必要が出てくるので、復習段階ではあまり映像授業は使いません。

その代わり、学校で何をやったかすっかり忘れてしまっているような範囲や、先の範囲を予習したい場合は、映像授業を使うのをおすすめします。

 

数学は文章を読んでいても「なんでこんな解き方するの?」「どういう計算?」というのが細かいところで気になってしまいがちな科目です。特に全くやっていない範囲をゼロからやるとなるとなおさら。だからこそ、映像授業で基本の基本から教わるつもりで勉強を進めることをおすすめします。

映像授業を見て、その授業で学んだ範囲を青チャートなどの問題で定着させていく、というルートが「ゼロからの復習・予習」では王道です。

 
 

国語:現代文の「解き方」を入れる

国語は映像授業がいちばんなじまない(と思っている)ジャンルです。古文や漢文は基本的な文法を入れておけばあとは読解を進めるだけ。現代文も解けばいいでしょ?となるので、正直そこまで映像授業の出番はないです。

あるとしたら「現代文の解き方・根拠の拾い方」を学ぶ授業がよいでしょうね。

 

このサイトを監修している学習塾STRUXでも、ライブ授業形式の「演習ゼミ」で現代文の解き方、根拠の拾い方を学んでもらっています。どうしても参考書では掴みづらい部分を取り入れてもらう目的でやっていて、実際国語の点数は大幅にアップしています。

 

 
 

こういう「解き方」を身につける授業がとれるのも、映像授業の良い点ですね。

 
 
 

社会:「歴史の流れ」は映像授業がベスト

社会、特に歴史科目は逆に映像授業がもっとも効果を発揮する科目。

歴史の流れや出来事の重要度などは、文章で見ていてもどうしても読み飛ばしてしまいます。「この出来事の結果〇〇が促進され、その後の世界において〜〜が広まることとなった」といったような文章は、ふつうにナビゲーターや実況中継を読むだけだと読み飛ばしてしまいがちです。

これがセンター試験や私大受験だけならまだしも、国公立受験で論述が必要となるとなおさら必要な知識になります。

ここをわかりやすく、流れに沿ってインパクトをもたせて教えてくれるのが映像授業です。

 
 

赤神決め顔
東大生も、学校の授業で先生の余談や教科書外の話を聞いて歴史の流れが想像できた、と感じている人が多いんだ。それを映像授業で補えるのは良いポイントだな。

 

学校の授業は受験ギリギリまで通史をやっていることが多いので、これも予習するという観点で映像授業が役に立ちます。夏頃までに映像授業で一通り受けきることができればものすごく強みになるでしょう。

 

理科:基礎の復習+予習で使おう

理科科目も数学に近い立ち位置。基礎が身についていない、学校の授業であまり入れられていない、というのであればぜひ映像授業で入れましょう。

理科も社会同様受験ギリギリまで授業をしていることが多いので、これも予習のために使えるといいですね。最後に回ってしまいがちな物理の電磁気、有機化学などをやっていきましょう。

 
 

手軽に受けられる、おすすめの映像授業サービス&おすすめ講義

科目毎にどの分野をどう映像授業で受けるとよいか?というところをお伝えしていきました。最後に、実際にSTRUXの生徒さんにもおすすめしている映像授業を紹介しておければと思います。

 

スタディサプリ

スタディサプリを見る

1つ目は言わずとしれた「スタディサプリ」。2020年の2月から値上がりしてしまいましたが(月額1980円)、依然として良質な授業が受け放題なのでおすすめです。

おすすめの講座としては……

  • 高2スタンダード英語<文法編>
  • 高3スタンダード英語<文法編>
  • 高3ハイレベル英語<読解編>
  • 高2スタンダード数学
  • 高3スタンダード日本史<通史編>
  • 高3スタンダード物理
  • 高3スタンダード化学

 

マルオ笑った顔
全部じゃん。

 
 

まあそうですね。どの科目も、予め紹介していた「英語文法・読解」「各科目の基本的な理解」のための講座をおすすめしています。

ただ、世界史に関しては歴史の流れをただ単になぞって用語の説明をしているだけ……というような回がおおいため、合わない人も多いのではないかなと思います。他にも講師によって癖が強いことがあるので、「合わない……」という場合はほかの映像授業に切り替えるといいでしょう。

 
 

Try IT

tryit
Try IT

こちらは「家庭教師のトライ」を提供している会社が出している無料の映像授業

YouTubeにも一通りアップされていて、無料で質の高い講義が受けられます。

世界史や化学については、こちらの講座のほうが受けやすく、きちんと基本から丁寧にやってくれるので、映像授業の恩恵をフルに活用したい人は使い分けるといいですね。

 

ただし、こちらはテキストがないため、世界史などやる場合にも別途テキストになりうる教材(ナビゲーター世界史など)を手元においてから見るようにしましょう。ただ眺めているとどうしても集中力が続かず時間が勿体有りません。

 
 

YouTubeの講義

ほかにもYouTubeにはさまざまな講義があります。ただ、大学生が解いていたりするものも多く慎重な吟味が必要です。体系的に教えるにはやはり相応の時間とリソースが必要なので、予備校の提供する映像授業などのほうが受けやすいのは事実です。

YouTubeを見て勉強する!という場合は、休憩時間で暇つぶしに見るようなイメージでいるといいかもしれません。世界史のムンディ先生やWeb玉塾など、有名なYouTube上の先生もいるので、苦手払拭や基本の基本をインプットする目的で使うのが良いでしょう。

 
 
 
 


 
 
 

今回は、「映像授業」について細かくお伝えしました!学習塾STRUXでも映像授業を取り入れながら計画を立てています。映像授業はサクサク受けられるので、アウトプット・問題演習との時間バランスに十分注意しながら使っていくようにしましょう!

 
 

さて、学習塾STRUXはいつでもオンラインでの無料体験&授業も実施しています。あと土曜夜にはYouTubeライブを実施しているので、急に時間が出来て勉強で困ったことが……という場合はいろいろ聞いてくださいね!

学習塾STRUX無料体験
 
 
 

それでは!

 
 
 
 

ライター:橋本拓磨

東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。

詳しいプロフィール・サイトにかける思いはこちらから!
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