学習塾STRUX編集部連載


【質問回答】新学期!受験生になったらまずやるべきことはこれだ!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

こんばんは!

学習塾STRUX塾長で、ストマガを監修している、橋本拓磨です。

 
 
 

今回の記事では、最近よくある受験生の悩みに答えていければと思います!

いよいよ年度も変わって、受験生になった!という人も多いはずですが、「まず何から始めよう……」と悩んでいる人も多いはず。

 
 

そんな中で、こんな質問をいただきました。

4月になっても休校が続きそうで、あまり外にも出歩けないので、これを機に勉強に本腰を入れようと思っています。
ちょうど年度も変わり受験生になったので、勉強しよう!ととりあえず手元にある参考書をやっているのですが、あまり良くわからないし、このまま勉強を進めていっていいのか急に不安になりました……どうすればいいでしょうか?

 
 
 

たしかにこのまま4月も休みが増えそうだし……再開されてもあまり外に出れないし……ということで、ここでガッツリ勉強を進めておきたい!という人や、ちょうど受験生になってSNSとか見てても「がんばります!」みたいな人増えてて、焦ってきた!という人もいるでしょう。

 

ということで、今回は「この4月、受験生になってまずはじめにやるべきこと」を伝えていきます!受験生になって勉強を頑張りたい!という人や、これから勉強を進めていくけど何をすればいいかわからない……という人はぜひ読んでください!

 
 
 
 

新学期、絶対にやってはいけない「とりあえず〇〇」


 

まずはじめに伝えておきたいのは、新学期になって「これだけはやるな!」というものがあるよ、ということです。

 
 

それは、とりあえずこの勉強を始めよう!と進めてしまうこと。

 

せっかく勉強時間があっても、勉強するものを間違えていたり、優先順位を間違えていたりするとその時間が無駄になってしまいます。

だからこそ、まずはじめに「正しい順番でやる」ための準備をしましょう。

 
 

マルオ困った顔
その準備ってなんですか?

 

まずこれをやってほしい!というのは、「志望校を決めよう!」そして志望校が決まっていたら志望校について深く知ろう!ということ。

 
 
 
 

受験勉強をする上では、「何を勉強するのか?」がとても大事です。

 

なぜそれが大事なのか?かんたんなたとえ話からできればと思います。

みなさん、いまから(このご時世じゃ厳しいですが)旅行に行こう!となったらどうするか?想像してみてください。

例えば東京から北海道に行きたい!となったときに、いきなり西に歩き始めても、絶対北海道にはたどり着かないですよね。

マルオ怒った顔
ばかにしないでください!北にいかないと北海道にはつかないですよ!

 
 

マルオくんの言うとおりです。

はじめに進む方向を間違えてしまうと、絶対に目的地にはたどり着くことができません。途中で間違っていると気づいても、時間を大きくロスしてしまいます。

何事もこれは同じで、最初にやることを間違えると時間をロスしてしまうことにつながります。受験勉強でもこれは同じ。

 
 

もっというと、実際の入試では勉強できる時間が限られています。受験は1年後、というのが決まっているわけですから、そこに間に合わないといけません。

 

間に合うためには、適切な手段を使って目的地に向かわなければいけません。

北海道に行くのに「歩いて」行っていたら、いつたどり着くかわからないですよね。

 
 

でも、正しい手段をきちんと選ぶことができれば、制限時間内にたどり着くことができます。北海道なら飛行機を使えばOK、というふうにわかっていればいいわけです。

受験勉強は「正しい方向に」「正しい手段で」向かうことです。

この「正しい方向」と「正しい手段」をつかむには、目標までの距離を知ることが大事になります。

だから、はじめに目標を決めて、次にその距離を調べていく、ということが必要になるわけです。

 
 

受験における目標は「志望校に合格する」ことですよね。

 

だから、まず志望校が決まっていない人は決めよう!という話なんです。

せっかく時間があるわけですから、色々調べたり話を聞いたりして、志望校を決めましょう。

 
 

赤神決め顔
こういったものを参考にして決めるといいぞ!

 

  • オープンキャンパス(このご時世じゃ行けないけど……)
  • 大学のホームページ・受験生向け情報ページ
  • その大学にいる先輩の話

 
 

こういったものを見ながら、志望校を決めていきましょう。志望校が決まることで、どういう勉強をしていけばいいか?がわかるだけでなく、目標ができるのでモチベーションの維持にもつながります

 

この時に大事なのが、必ず具体的な大学・学部まで決めようということ。

 

なぜなら、学部によって入試形式が違うこともあるから。学部は正直「何に興味があるか、何を学びたいか」で決めればOK。「文学部だと就職が〜」とかは正直日本だとほぼ関係ないです。一部の専門職(法曹、医者など)以外は、学部に関わらず進むことができます。その一方で大学で学ぶことは、興味がないとなかなか向き合いづらいですから、「どういうことを学んでみたいか?」で決めてよいでしょう。

 
 

志望校が決まっているよ・決まったよ!という人は、その志望校について調べましょう。

 
 

調べるときはこんなことを中心に、大学ホームページなどで見てみるようにしましょう。

  • 志望学部で必要な科目
  • 志望学部の各科目の配点
  • 共通テストが必要か
  • (国立の場合)2段階選抜(いわゆる”足切り”)はあるか
  • 英語の外部試験が必要か
  • 前年と制度が変わっているか
  • 過去3年の合格最低点
  • 過去問の問題数と試験時間
  • 過去問の難易度

 
 

なぜこんなに細かく調べるのかというと、何から勉強するか、どのくらいのレベルまで勉強するかが変わるから。

これらを調べ尽くして、志望校の情報については「誰よりも詳しい!」という状態を目指しましょう。

 
 
 
 

いちばん大事な勉強は人によって違う!自分の現状を知ろう

 

志望校が決まったら、自分の現状を知りましょう。

スタート地点がわからないことには、志望校までの距離もわかりません。

現状はこうやって知るのがおすすめです。

  • 模試の点数、学校のテスト点数、今まで習った範囲をどのくらい覚えているか
  • 各科目で
  • 時間がある今だから過去問を解いてみてもOK

 
 

特に、過去問を解くことは効果大。過去問を解いたらモチベーションにもつながりますし、志望校の傾向がなんとなくでもわかります。

マルオ困った顔
でも、過去問なんて今解いても解けないよ……

過去問は解ける必要はありません。解けるなら今受ければいいんだし、解けなくて当たり前ですから、心配は無用です。「全く歯がたたないんだ」「意外と解ける問題もあるな」というところがわかるだけでもモチベーションに繋がるので、ぜひ取り組んでみましょう。

 
  
 

距離がわかったら勉強を始めよう

志望校までの距離が決まったら、早速勉強をはじめましょう。受験生になったみなさんなら、どの科目も本腰を入れて勉強し始めるべきです。

文系

文系なら英語メインにしつつ社会に取り組みます。

社会は特に、学校の授業が冬頃まであるところが多く、学校だけだと受験勉強まで終わらないため、ある程度先取りする意識をもって取り組む必要があります。具体的には「実況中継」シリーズやスタディサプリの映像授業などを使って受講していきましょう。

国立志望で数学が必要であれば、1A2B範囲の復習をこの春のうちに完璧にしておきましょう。数学は特に勉強にも時間がかかる科目ですから、早めの対処が鍵になります。

 
 

理系

理系なら、数学・物理・化学の学校でやった範囲をまず完璧にすることからやりましょう。

これらの科目は勉強量も多く、学校の進度もぎりぎりになってしまうことが多いため、最後まで点が伸びづらいからです。

英語はこれらの3科目に比べると劣りますが、これも大事です。

どちらも2年生までの内容がおろそかなら、ちゃんと復習しておきましょう。

 
 

詳しい勉強の仕方はストマガの各ページを参照してくださいね。

 
 
 
 

勉強するときに注意すること

ここまででだいたい「何をやるべきか?」「何を勉強すべきか?」ということがわかったと思います。

最後に「実際に勉強する上での注意点」をお伝えしておければと思います。

ここでは2つ紹介しておきますので、改めて確認をして守るようにしましょう。

 
 

1:計画を立てて勉強するべし

旅行の例に戻ります。

旅行をするとして、せっかく方向と手段が決まっても、どの便に乗るか、どこを経由するかで使える時間が大きく変わりますよね。

勉強もこれと同じで、どういう順番で勉強するかがその成果に影響してきます。

そして、時間を有効に使う上でも、旅行で旅程を予め組んでおくように、勉強でやることをきめて洗い出しておくことが大事なのです。

 
 

マルオ困った顔
いまいちピンとこないなあ……

 

ピンとこない丸尾くんにもう一つたとえ話。

もし仮に、あと1日で世界が終わるとしたら、どうしますか?

マルオ驚いた顔
え!とりあえず野球して、友だちと遊んで、ラーメンとカレー食べて、あと……

……というふうに、何をするかめちゃくちゃ考えますよね。そして、なるべくやりたいことが全部できるように、なんとか予定に詰め込むはずです。

勉強も同じで、やるべきことを時間が限られている中で詰め込まないといけないのです。

そして、実際に勉強する上でも、具体的にやることが決まっていたほうがやりやすいに決まっています。

だから、計画をたてて勉強すべきなのです。

 
 

計画は細かすぎる必要はありません。今週はこれだけやるとか決めて取り組むだけでも十分効果があります。

 
 

2:長時間勉強の習慣づけ(のための休憩のとり方)

もう一つは、この時期で是非長時間勉強の基礎をつくってほしいということ。

具体的には毎日9時間以上、学校があっても3〜5時間くらいはやるようにしましょう。

受験までで高3でやるべき勉強時間はだいたい2000〜2500時間くらいだと言われていますから、1日あたりだと8〜9時間平均で勉強する必要があります。

いきなりこの時間を勉強するのは難しい!という場合は、徐々にこの勉強時間に近づけていくのでも大丈夫です。

 
 

そして、この長時間勉強を達成するためには、「休憩」が大事です。

長時間勉強をする時は必ずこまめに休憩しましょう。

具体的には、「50分に1回」は少なくとも休憩をとるようにして、休憩時間を「10分」と決めたらきちんとタイマー等で測ることです。

長時間勉強のやり方については別の記事でも話しているので、参考にしてください!

 
 
 
 

赤神決め顔
今日書いたことを早速実践して、受験生のスタートを切ろう!

 
 
 
 

さて、学習塾STRUXはいつでもオンラインでの無料体験&授業も実施しています。志望校は決まったけどやることがわからない……という人はぜひお気軽にご相談ください!

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それでは!

 
 
 
 

ライター:橋本拓磨

東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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