- 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。
この記事では、慶應義塾大学環境情報学部・小論文の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。
慶應義塾大学環境情報学部・小論文の出題傾向
慶應義塾大学環境情報学部の小論文は、2021年度は第1問が数学的問題を通じて合理的な答えを導かせる問題で、第2問は人間の慣習や人類と環境の関係性に関して不条理だと感じることを、理由とともに説明する問題でした。分量は1つの事例あたり1文程度と少ないですが、見慣れない問いにも臨機応変に対応し、自分の言葉で要点を押さえて表現する力が必要です。また2020年度は社会システムの変容が人間性に及ぼす影響について論じる問題が出題されました。
このように出題の仕方は年度によって異なりますが、資料を参考にしながら自分なりに課題を設定し、解決に向けたアプローチの提案力を測るという傾向は一貫しています。普段から世間の様々な事象に対して問題意識を持ち、解決策を考えるよう習慣づければ少なからず有利になるでしょう。
慶應義塾大学環境情報学部・小論文の時間配分
慶應義塾大学環境情報学部・小論文の試験時間は120分です。小論文は構成を作らずに書き始めると、修正に余計な時間がかかって内容が不十分なまま試験を終えてしまう可能性があります。特に、慶應義塾大学環境情報学部はテーマとして与えられる資料もかなり長く、2020年度は200行ほどありました。そのため、論述に十分な時間を割くためには読解にかける時間も最適化しなければなりません。
こうした戦略は入試本番でいきなり実践できるものではありませんので、模試や過去問で十分に演習を行い、試験の要領をつかんでおきましょう。
学習塾STRUXではこれらの勉強計画を
□ 受験生の今の成績に合わせて
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□ 受験生それぞれの得意・苦手に合わせて
オーダーメイドで作成して、計画の実行・改善まで毎日の勉強を管理します。
慶應義塾大学環境情報学部の小論文で必要な学力レベル
慶應義塾大学環境情報学部では、地球上の生命と人間社会のつながりを理解して未解決の課題に対する改善策を提示できる人材の育成を行っています。そのため、入試の小論文でも社会問題や人間の在り方に関する長めの文章を読解し、原因の考察や改善策の提案を行う問題が出題されます。
ポイントを把握し、かつ根拠を示しながら論理的な文章を組み立てる練習が必要です。ここでは小論文の各技能における出題レベルを分析しましょう。
レーダーチャート
ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、慶應義塾大学環境情報学部の小論文に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。
慶應義塾大学環境情報学部・小論文のレーダーチャートはこのようになります。
慶應義塾大学環境情報学部・小論文のレーダーチャートはこのようになりました。
与えられた資料を、要点を押さえながら的確に読み解き、自分の意見を組み立てて論理的に述べる能力が求められます。
直近の出題テーマ
直近の出題テーマは、合理的なものの考え方や人間性といった人間の在り方に関するものから、駐輪場の利用方法といった生活密着型のテーマまで、人間生活を取り巻くあらゆるジャンルの問題が出題されています。
慶應義塾大学環境情報学部の小論文が解けるようになるためのレベル別勉強法
ここからは、慶應義塾大学環境情報学部の小論文で合格点をとるための勉強方法をご紹介します。これから小論文の勉強を始める人は最初から順番に進めてください。あるいは基礎が仕上がっており、慶應義塾大学環境情報学部に特化していきたい人は途中から読み進めてもOKです。
小論文の基本を最短で習得するカリキュラム
小論文の学習では、まず文章執筆に関する基本的な作法を身につける必要があります。どのような文章なら点を取れるのか、また避けるべき表現や構成の注意点といった小論文の基本をここで習得しましょう。
- インプットスタディサプリ小論文入門
- インプットスタディサプリ小論文
- インプット大学受験小論文ルールブック
- インプット落とされない小論文
まずは「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、小論文の試験ではどのような内容が求められており、また採点基準としてどのようなポイントをマスターしておけばよいかといった入試小論文の概要を押さえましょう。
次に進むポイント
- 原稿用紙の使い方や文法上の注意点を理解した
- 小論文の書き方・文章構成の型に基づいて文章を書けるようになった
慶應義塾大学環境情報学部に向けてレベルUP
慶應義塾大学の小論文で合格点を取るためには、当然ながら文章の書き方を理解しただけでは不十分で、自分で文章を書く際に正しく実践できてこそ意味があります。ここからはより発展的な問題を解くことで、慶應義塾大学環境情報学部の小論文に太刀打ちするための武器を磨いていきましょう。
- 練習世界一わかりやすい慶應の小論文
- インプットちくま評論選
- インプット小論文これだけ!慶應・早稲田編
基本的な参考書を終えたら、慶應義塾大学の過去問や形式の似た他大学の問題で仕上げていきます。個別試験の問題傾向は大学によって大きく異なるため、実際に解いて解答のコツを掴みましょう。
- 過去問赤本(5〜10年分)
小論文は英語や数学などほかの科目に比べて市販されている教材のバリエーションが少ないものの、慶應義塾大学は専用の参考書が出版されているため、活用必須です。入試で問われやすいテーマを多数収録した問題集で小論文の演習を行い、得点力を高めておくとよいでしょう。
直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。出題形式が特殊なので、学校や塾の先生にお願いして添削をしてもらうのもおすすめです。秋以降は必ず総仕上げとして過去問を使っていきましょう。